20210620 第19節アウェイ相模原戦

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アウェイ相模原戦。ヴェルディ保持時2-3-5非保持時4-4-2。相模原保持時3-3-4非保持時5-4-1。

ジャイルトンがボールが動く前にセンターラインを越えてるので正確にはやり直しになるキックオフからスタート。

ヴェルディのビルドアップはSB両上げの2+3。相模原はユーリが加藤を見張りWGが最終ラインに寄せてSBに出すとWBが寄せてくると比較的オーソドックスなんですが、IHが降りてくるとDHが追ってくるので中央でビルドアップの出口を作られるのを防ぎたいようです。それとWBの戻りが速いのでヴェルディのWGを警戒している様子。

相模原はGK含め4人がいるんですが井出と端戸2人で寄せにいってしまってるんですよね…端戸が外を切りながら寄せてはいるんですけどちと無謀な気がします。その後も2トップ間の背後で川上が受けて和田→多田と繋がれてスムーズに前進されていました。

相模原はどちらかと言うと人を掴みにきて噛み合わせてくるのでレイオフをから前進した方が良さげに見えます。

相模原のビルドアップはDHが降りてきてもう1枚のDHからサイドに展開するかユーリや背後に蹴ってくる事が多いです。2トップのプレスに後ろが3枚いるんですけどDHが2人共降りてきて中盤がいなくなるシーンがありますのでビルドアップは整備中といった印象です。

10分位から相模原はミドルゾーンで待ち構えてから寄せてくるようになりました。ミドルプレスではユーリもサボらず寄せにいきます。ユーリが寄せにいく時はDHの窪田が加藤を見張り縦にマークを受け渡してますね。当然ライン間にスペースができるんですけどヴェルディのビルドアップの出口を塞ぎ奪ってからのショートカウンターを狙ってるようです。

ゴールキック時に2CBと加藤に3トップがついたので福村へ飛ばして窪田の背後に落として佐藤優平が運びスルーパスからチャンスメイクできました。オフサイドルールの関係上相手CBはセンターラインを越えられない分中盤にスペースができるのでここを上手く使って前進できました。

井出は寄せられても剥がして展開できているので相模原としては面倒くさいでしょうね。

相模原のDHから左WBの星を使う事が多く運んで前進するのはこちらからがメインの様子。

ヴェルディは押し込む時にIHが2枚とも上がると奪われた時に中央のスペースを使われてしまうのでリスクをかけて枚数かけてる時はシュートで終わるようにしてもらえたらなと。

まだ20分も経ってないんですがカウンターの打ち合いでかなりオープンな展開(^^;)

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高木監督イヤホンしてますね。おそらく上の方で見てる分析官からの報告があるんでしょう。

飲水タイム後ンドカから端戸に縦パスをつけましたが、DHが加藤を見る分ライン間が空くから狙っていこうみたいな指示があったんでしょうか?

相模原は右WGの和田とWBの多田がポジションを入れ替える時はハーフスペースから強襲するか起点になるかで使い分けしてるように見えます。

左WBの星は小池へのマークの意識が高いので十分警戒するようにと監督からの指示なんでしょう。

ボールが行ったり来たりする忙しい展開が続いてます(^^;)

44分、コーナーキックを端戸がニアで合わせて先制!ニアストーンやGKとニアポストの間をつくのは珍しい形ですね。端戸は難しい体制でしたけど、これは点で合わせないと難しいので佐藤優平のキック精度も高かったです。

先制して少し余裕が出てきたのかボール保持が安定してきました。

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オープンな展開でしたのでシュート数やボール支配率はこんなもんでしょう。プレーエリアもヴェルディの方が後ろで繋いでた分自陣が多かったです。アタッキングサイドも直接やCF経由でサイドに展開する形だったので両チーム共よく似てます。

相模原の平均ポジションはダイレクトな攻撃が多かった分縦長になるんですけどユーリのサポートが少なく孤立しているシーンが目立ちました。安藤やDHが少し低い印象です。

ヴェルディの平均ポジションは綺麗な形なんですがビルドアップの出口に蓋をされてた分全体的に低めでした。

お互いの狙いは違うんですけど、かなり早い段階からオープンな展開だったのでそりゃあ似たようなデータになりますよね?って感じの前半。



後半、相模原の寄せが少し遅くなる時にはスムーズに前進できるシーンも出てきましたが基本的には前半と同じような展開。

48分に山口が高い位置でクロスを入れてきましたけど、中央で井出と佐藤優平がフリーだったのでこっちを選んだ方が良かったかなと。ここの判断はもっと上げていきたいですね。

前半から若狭が手を焼いてますがユーリは本当に強いですしボールの隠し方も上手いですね。

57分にコーナーキックから窪田のクロスを和田が落としてユーリに打たれたシュートを若狭が足でブロックしましたが、これはほぼ間違いなく失点してたでしょうから実質得点と同じですね。

少しずつレイオフを使ってプレスを剥がして前進できるようになってきましたがその先が中々合いません。

相模原はDHが高い位置を取るようになった分WGが中で関わる回数が増え攻撃に厚みをつけられるように修正してきました。

60分くらいから相模原の寄せが遅くなってきたのでポゼッションが安定してきて落ち着いた展開になってきました。ここまでボールが行ったり来たりが多かったですからね(^^;)

63分、安藤と和田→平松と藤本へと交代。高さ強さとライン間で違いを作れるWGに代えてきました。

66分、ビルドアップからマテウスに戻してからのフィードを右サイドで佐藤優平→小池→端戸と繋ぎ中央の井出がスルーパス受けて運んでる間に佐藤優平が背後に走った事でできたスペースで井出が切り返してニアに打ち込み追加点!井出の切り返しにキレがありましたしスペースメイクした佐藤優平のランも効いてました。

井出がカードを貰ったシーンは自らのミスでボールを失った時に奪い返しにいく時はファウルをする事が多い分審判はアラートを効かせてますので気に留めておいてもらえたらなと。

69分、クンデ→石田へと交代。右WBに入り多田が右CBへ移動。

相模原が前からしっかりハメにいってるのもありますが、高い位置で奪われてる回数がちと目立つんですけどバックパスの成功率は100%である必要がありますのでここは気をつけてもらいたいなと。

石田と多田が高い位置を取りより前線に人数をかけられるので押し込められるようになってきました。

78分、ヴェルディ佐藤優平→晃樹へと交代。相模原は星と窪田→中山と稲本へと交代。

82分、ジャイルトンと端戸→佐藤凌我と持井へと交代。

83分に横パスを稲本にインターセプトされ前進されたのは流石と言うべきではあるんですが、横パスを奪われると出し手受け手2人が置いていかれる事が確定してしまうので、真横より斜めのパスになるようにしてもらえたらなと。

持井が中外中と切り返してエリア内に侵入しましたがここの仕掛けは良かったですね。

安定したポゼッションでシュートまでいけるようになってきました

88分、福村と井出→富澤と理仁へと交代して3-1-4-2に代えて非保持時は5-4-1になります。

このまま耐えきって終了。



最後に、相模原がヴェルディのビルドアップの出口を塞いできた対応は流石でしたけど、それなら背後を狙おうとするヴェルディと相模原がユーリを起点にする攻め手も相まってオープンな展開でバスケみたいになってた時間が多かったですね(^^;)

端戸の先制点で落ち着けましたけどあれが無かったらどうなってたことやらって感じでしたし、若狭のブロックが無かったらどっちに転がってたかわからなかったんじゃないかなと。

持井や井出のいい切り返しがありましたし、個の良さは出てましたけどチームとしてやりたかった形はあまり出せてなかったように見えます。

ここまでクリーンシートが続いての4連勝はインテンシティの違いがあった試合はありますけど文句なしの快勝!って程の印象ではないので目の前の一戦一戦に取り組んでいってもらいたいですね。

マテウスとユーリが親しげにしてましたけどフィゲイレンセでチームメイトだったようですね。