20200711第4節アウェイ大宮戦

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実質リモートマッチ第3節アウェイ大宮戦。

大宮保持時3-2-5非保持時5-4-1。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2

スローインを戸島に預けてリターンを貰った酒井のグラウンダークロスがファーに流れた所を渡部に決められて早々に失点。戸島に若狭、近藤に福村がついていって空いた所を使われ、小池も背後から来る渡部を見れてませんでした。それとスローインになる所に至るまで三門に自由に運ばせてしまっていたのは気になりました。

ここの所立ち上がりの失点が多いので本来のゲームプランが見えにくくなるのもあるんですけど、高木監督のチームに立ち上がりに失点は想定できる中では最悪のシナリオですね…

保持時は3-2-5なんですが、今日の左サイドは福村が中に絞って潮音を押し出し小池が幅を取ります。福村の特長を活かすにはこの形の方がいいでしょうね。

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大宮のブロック守備は基本5-4-1なんですが、ミドルゾーンではシャドーが出てきて5-2-3になります。形は違いますが、ヴェルディに中央~ハーフスペースライン間を使わせず、大外に出した時はWBが寄せてくる対策は前節の栃木と同じです。

大宮の攻め筋は酒井からのクロスを戸島に合わせるシンプルな形がメイン。まあこのスタメン見た段階でこうなるのは予想はつくんですけどね。

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前節にもありましたけど、大外に開いて受けた時のハーフスペースでのサポートが遅いのは気になります。ここはおそらくDH(前節は佐藤、今節は福村)が入る設定になってると思うんですが

最終ラインができるだけ意図的に相手を引きつけてからパスを出そうとしてる姿勢はよかったです。まあ高木監督のチームなんでスムーズに運ぶのは並大抵の事ではないのでそんなに上手くいってはいませんが、後もう少し引きつけられるともっと良くなると思います。実際6分に寛也のシュートまでいったシーンも右サイドに引きつけ平から左サイドの小池へのフィードが起点になってましたので

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このシーンなんですが、三門→小野へとパスした時に潮音が小野に寄せるんですが、小池がスペースを埋めに戻ってないんですよね。実際ここから戸島の落としを近藤にフリーで受けられてしまいます。セットディフェンスは問題なくできるチームのはずなのでこういう所はきっちりやってもらいたい所

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平が戸島の脇から運んでいった時に潮音が寄ってきてスペースを潰し進めなくなってしまったので平が注意してます。最終ラインは運べる時は運び相手を引きつける意図はあるので中盤もしっかりサポートしていきましょう。

平がまずサイド奥にいる小池を見て相手を牽制してから降りてきた福村に時間を渡して渡部を引っ張ってから平に戻し、ライン間にいる佐藤のレイオフで潮音が逆サイドを使って前進と狙い通りの形がようやく出てきました。

18分に佐藤の見事なミドルシュートがありましたが、スペースがあったので積極的に狙っていきましたが元々得意な選手ではありますけど前節ので自信になった部分もあるんでしょうね。

ここまで低い位置からビルドアップする時にマテウスを組み込まないのに違和感があるんですけど、何か問題あるんですかね?

大宮は無理する必要ないので持たせて縦パスが入ったら潰し、引っ掛けたらカウンター、持ったらロングフィードで戸島を狙うのがメインになります。まあそうなりますよね

酒井がマテウス接触して負傷したんですが、5-3-1になります。ヴェルディも3の横を狙う意図はあったんですけど終了が安定してますね。33分に翁長が入ります。

大宮は割りきって守ってきますね。こうなると高木監督のチームは本当に固い…
なのでこの辺りから展開としてはあまり変わってこなくなりました。

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高木監督のチームに早々に失点したらこうなりますよねってスタッツですね。アタックサイドは大宮は酒井黒川、ヴェルディは山下の所はあっという間に潰される事が多かったのもありますが潮音小池福村の所からでした。

縦パス入れた所を潰されて中々進めず、立ち上がりの失点でペースを握られてしまったなと思う前半。



後半頭から小池と潮音→井出、譲瑠へと交代。譲瑠がアンカー、左IHに佐藤で井出は左WGに入ります。

大宮がハイプレスをかけてきた時はマテウスを使って回避するシーンがありましたが前半にはなかったですね。

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最終ラインで廻す時に、受けたら一旦後ろに下がりトップ2シャドーを引っ張り出し大宮の守備を間延びさせようとしてきました。直後に奈良輪も同じ事をやっていたのでチームとしての修正なんでしょう。

ここも奈良輪が少しだけ下がり黒川を引き出して譲瑠→寛也へと渡し5-2-3の2の脇から前進できました。

保持時の形をコンパクトに縦圧縮して縦パスを狙いながらのネガトラ対策をして危ない時は大きく蹴り戻してマテウスに戻すようにする設計のようです。

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保持時を2-3-5にして前線の人数を増やしてきました。相手が1トップなら2枚残しで対応してもらえればいいなと。

詰まったら譲瑠へ戻して逆サイドを使いIHがチャンネルへ進入する形も出てきて前半より押し込められるようになってきましたし、大宮の選手間を使えるようになってきましたけど、大宮はハードワークができ対人に強い選手が揃ってるので中々崩すには至りません。

58分の大宮のコーナーキックマテウスがキャッチして素早く山下にスローしましたが、山下の見張り役が三門なんですよね…山下をしっかり潰すのは監督から厳命されてるんでしょう。

後ろを2枚にしたのはいいんですが、大宮が前3枚で寄せてきた時の対応がまだまだといった感じで寄せてくる枚数プラスワンの意識づけはもう1つですね。

60分過ぎから端戸の裏抜けはあるんですけど全体的にデスマルケ(マークを外す動き)が減ってきてボールホルダーの選択肢が減ってきました。夏開幕で今までよりシンドイと思いますが繋ぐサッカーをやる以上モビリティは意識してもらいたい所です。

62分黒川→イッペイへと交代。前プレやプレースバック、深くまで運べて陣地回復できる選手の入れ替えでしょう。

63分に寛也→晃樹へと交代左IHに入り佐藤が右IHへ

中々進めなくなりボールを失った後の即時奪還もできなくなってきて前半と同じようになってきましたね…

それとここまで何回かあったんですけど、サイドチェンジで前進やチャンスメイクをする時は、大外→大外だとボールの移動に時間がかかり相手のスライドが間に合ってしまいますので(特に大宮は5バックですから尚更)中継するかハーフスペースから出せたらいいなと。

佐藤のコーナーキックがミスになったのはここまでの運動量もあると思うんですよね。やはり疲労が溜まってくるとミスも多くなるので任せるとこは任せるでもいいんじゃないかなと。

前半と同じように進めず奪えなくなってるのでミドルゾーンでの守備もかなり怪しくなってますね。もちろん疲労もあるでしょうけど組織としての方向性が合わなくなってきてる印象

保持時もブロックの中に入っていけずに外でUの字で廻させられてる状況ですね
。まあ大宮は入ったとこをしっかり潰してきますしハードワークを怠らないので崩すのは大変なんですけど

84分に左サイドで佐藤晃樹井出の三角形を回転させて相手の基準点をズラして井出のハーフスペース~ハーフスペースのクロスが山下に通りフリーで奈良輪が撃てたシーンは崩せましたけどこれはどこまで仕込みだったかはわかりませんがアイディアはよかったです。

この直後に山下→クレビーニョと交代。

ここからは崩せずにクリアされるか逆襲を喰らうかの繰り返しになってきてこの展開のまま終了。



最後に、5バックをどう崩すか?のトレーニングをしてきたんだろうなと感じましたが、高木監督のチームに早々に失点したらどうなる?の教科書のような展開でした。後半頭は修正が効いてた時間帯がありましたけど、段々モビリティが無くなり足元に欲しがる悪癖が出てしまいました。最終ラインが運べる時は運び相手を引きつける所は良くなってきてるんですけどね。

後半の後半はメンタル面にも影響出てた印象ですし、結果内容共に完敗でしたけどすぐに次が来ますので頑張っていきましょう。

20200705 第3節アウェイ栃木戦

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リモートマッチ第2節アウェイ栃木戦。

ヴェルディ保持時3-2-5非保持時端戸と寛也が並び奈良輪が最終ラインに降りる4-4-2。栃木保持時3-3-4非保持時4-4-2。

栃木は2CFがヴェルディの2DHへのコースを切りSHが大外に出るシャドーへのコースを切るのがプランの様子でしっかりカバーシャドウ(パスコースを切りながらボールホルダーに寄せる)ができる時はCBにも寄せてきます。

シャドーの井出が大外に出てきて奈良輪が前線に張ってるのでこれならFW登録なのも納得できます。

中々繋いで進めないので山下を狙ったフィードが多いです。ここで瀬川と勝負して抜ければ一番いいしそうでなくても相手を押し下げる事ができますからね。

奈良輪へのフィードの時は井出がハーフスペースを上がってきて2人のポジションが逆の時も同様なので相手を寄せてからのフィードは準備されてます。

10分に山下と寛也のワンツーでポケットに進入したのは前節のカウンターでもありましたし狙いの1つなんでしょう。因みにこれは足が掛かったというよりは当たったの方が近いので取ってもらうのは難しいかなと(^^;)

栃木の攻撃ははロングフィードロングパスでサイドに起点を作ってDHがサポートしてくる形とショートカウンターがほとんどといった様子。

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平がここまで深く運んでハーフスペースの奈良輪から大外の井出へと渡ったシーンなんですが、端戸が少し平に寄りすぎてて深さを取れなかった分奈良輪のスペースが狭くなってしまいました。平がここまで深く運んでくれれば山下へ距離が短くなり逆サイドへの展開が効果的に使えるのでありがたいです。後は深さを取りながらもいつ降りてくるのかの意思統一の所をもう1つといった所。

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冒頭に書いた栃木の守り方なんですがここでも明本が井出の位置を確認しながら平に寄せてます。

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こちらも4-2-4になってますけど縦パスを通させずヴェルディにハーフスペースのライン間を使わせないのは重要なプランの1つなんでしょう。

それと前節より即時奪回はできてませんが明らかにネガトラの反応は良くなりましたね。

平が降りてきた端戸に当ててレイオフ(落としのパス)を佐藤に落とし、端戸が空けたスペースに入った奈良輪へ当てて潮音に落として寛也へ渡し、ポケットへスルーパスを出して山下のマイナスクロスまで。いい崩しでしたしポケットからのマイナスクロスはワイドストライカーの約束事ですからね。

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井出が大外で受ける事が多いので奈良輪と並ぶシーンがあるんですが、この時空いてるハーフスペースに入ってくるのが端戸なのか佐藤なのかがはっきりしてませんでした。ここも深さとサポートのとこを擦り合わせていってもらいたいです。

ここまで深さが取れてない分相手が上がってくるのでライン間にスペースが作れてないシーンが多いように見えます。

右は森の裏に寛也が降りてきて山下端戸と三角形を作って前進する形が出てきてから今までより安定してきたんでが、山下を使うサイドチェンジは相手にスライドする時間を与えない為にもできるだけ到達時間が短い低く速いボールを使っていきたいです。

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ボールポゼッションは67%と高い割にはシュート数が少なかったですし、栃木にハーフスペースのライン間へのコースを遮断されてロングフィードとカウンターがメインでした。今日はSH裏に寛也が降りて山下端戸と三角形を作る事が多かったので端戸は右寄りです。

栃木は奪ったらシンプルにサイドを使ってきてミドルゾーンで守る事が多かったのでボールポゼッションの割には平均ポジションは前目。形は違えどお互いサイドから攻めるのが圧倒的に多かったです。

カウンターでいいシーンはありましたがライン間のハーフスペースを塞がれてサイドに誘導されてプレスを受け前進できなかったので、相手が対応してきた時どうする?が足りなかった印象がある前半



後半頭から潮音→晃樹へと交代。まだ無理をさせられない寛也とニコイチで考えてるのかと思いましたが潮音でした。そのまま左DHに入ります

ロングボールの応酬で落ち着かなかった中での48分、柴崎から佐藤へのパスを明本に奪われて撃たれたシュートが柴崎をかすめブロックに入った祥平の腕に当たってしまいPK。肩より上にある腕に当たっており決定的な得点機会の阻止になってしまうので祥平は退場。決して故意ではないので祥平を責めるべきではないですね。

若狭を使ったり2DHがもう少しサポートしてもよかったかなとは思ったんですが(佐藤は右サイドを指してたので若狭を
使えって事だったんでしょう)、繋ぐサッカーをやる以上こういう失点はトレードオフになるので仕方ないです。このPKを榊に決められ失点。

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この直後の51分に寛也→福村へと交代して4-4-1-1へ。保持時は福村とDH片上げ3-1-4-1非保持時は4-4-1

得点して数的優位になり元気になった栃木が積極的に前からプレスをかけてくるようになりSHの森が空けた所に山下が降りてきて晃樹端戸山下の三角形で瀬川の裏を使ってクロスまで。晃樹のサポートが早かったのもありますが、ようやく相手SBを引っ張り出せるようになりました。

この直後にも山下へのサイドチェンジで瀬川が出てきた時に井出がサイド奥に流れてましたのでようやく狙い通りの形が出てきたんですかね?

これが失点して1人少なくなった危機感からなのかハーフタイムの修正なのかはわからず終いだったのでここは次節以降という事で

57分、晃樹と榊が競ったこぼれ球を佐藤が山下へフィード。縦へ仕掛けてからのクロスを逆サイドの福村が拾って佐藤に落とし逆足での技ありシュートで数的不利な中で追いつく!シュートは佐藤を誉めるしかないですし、山下が仕掛けた所で後ろから奈良輪がハーフスペースを上がってきてサポートしてたのも大きかったと思います。

晃樹が入ってきてから明らかにパスや判断の速度が上がってるんですよね。相手が出てきてくれた方がやりやすそうなのは前節も感じてましたが、晃樹がサイドに流れた所で端戸が降りてきたりしてたのが個人戦術か組織戦術かわかりませんが徐々に真ん中を使えるようになってきました、

65分に岩間と榊→禹とエスクデロへと交代してポジションはそのままDHとCF

飲水タイムで栃木は森→和田へと交代。ポジションはそのまま

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端戸がファウルを受け靴が脱げたので履いてる間に山下を使い縦に早く仕掛けても当然誰もいないので状況の判断をもっとしていってほしいなと

佐藤と晃樹がかなり動く分空いたスペースを端戸が使えるのでハーフスペースに常に人がいた3-4-2-1と噛み合わせが変わったのも大きいのかなと。

ここからオープンになってきたんですがこういう展開は栃木の方が得意そうな印象です。もちろん1人多いのもあるんですが戦術兵器矢野貴章がこの時間でもハードワークを怠らないですね。

83分に井出→譲瑠へと交代。晃樹が1列上がり佐藤と並びDHへ。保持時は佐藤が上がりアンカーになります。

89分に奈良輪からのフィードが端戸に通り、山下にホケットを使わせてから晃樹に合わせたクロスや、90+2分に譲瑠→端戸→山下と完全に抜け出したシーンもあったんですがモノにできませんでした。

このまま引き分けで終了。



最後に、柴崎だけでなく巻や井林もそうでしたけど、ヴェルディにいる間に足元の技術はかなり向上してるんですよね。

低い位置から繋ぐスタイルをやるのはおそらく上福元以上にめちゃくちゃ怖いでしょうからチャレンジした上でのミスは仕方ないと思ってます。得失点の違いはありますけど現象としては前節の端戸と同じですからね。

それより失点した後にも安易に蹴らず怖がらずにしっかり繋いでたのは凄くよかったと思いますよ。

チャンスは皆カウンターとか速い攻撃でしたけど、ポゼッションではなくプログレッションなんだと言われればその通りなのでにんともかんともといった感じでしたけど、人数が減った中ではよくやったと思います。11人の時にもお願いしますよにはなりますが(笑)

おそらく今節のレビューも多種多彩になるんでしょうね。

20200627 第2節ホーム町田戦

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初のリモートマッチとなったホーム町田戦。

ヴェルディ保持時3-2-5非保持時端戸と佐藤が並び奈良輪が最終ライン小池が2列目に降りる4-4-2。町田保持時3-3-4非保持時4-4-2。

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開始早々のこのシーンからすると、町田の両CFとSH4枚で寄せてくるから3CB+2DHで数的優位を作ってビルドアップをする予定なんでしょう。

この直後に平から潮音に通った所で外に動く井出を髙江、端戸を佐野が掴みにいくのは想定内なので、この中盤にできたスペースを佐藤に使ってほしかったなと。

町田は奪ったら縦に速いのは変わってませんが、相馬監督時のようなワンサイドアタックではなくサイドチェンジで相手を揺さぶって前進する形で前進してきます。

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それと、相手のSHが1枚又は両方が寄せて来ない時も同じ形なんですが、後ろに人数をかけ過ぎると当然前の人数が足りなくなって進めなくなってしまうので、相手が寄せてくる枚数プラス1でビルドアップできるようになればもっとスムーズになると思います。

サイドで相手を寄せてから逆サイドに振って前進したい意図やロングフィードで裏を使いたい意図は感じるんですが、単騎突破できるのが右の小池だけなのでそこまで相手に怖さを与える事はできていないように見えます。

3分。平戸に起点になって吉尾に落とした所からのサイドチェンジがジョンチュングンに通って若狭を引っ張り裏のスペースを平戸が使ってサイドに流れた外をジョンチュングンがサポートして小池が引っ張りスペースから平戸の見事なミドルで失点。平戸のミドルやジョンチュングンの縦パスと外を廻るサポートが素晴らしかったので得点も平戸とジョンチュングンで0.5点ずつかなと。難しい対応でしたが後手に廻ってしまいフリーで撃たせてしまいましたね…

ここまで書いてまだ3分しか経ってない…(^^;)

得点した町田は無理する必要が無いのでミドルゾーンでのブロック守備に切り替えてきます。DHが町田の2トップ裏にいるのはいいんですけど、2DHを配置するならシャドーへの縦パスに反応してレイオフ(落としのパス)を受け相手がリアクションで空けたスペースを狙う意図もほしかったなと思いました。

それと、HV(3バックの両端)に2DHの1人が寄ってしまいHVが前進するスペースを潰してしまうシーンがありましたが、これだとスムーズな前進ができなくなってしまいますしのでここは修正かなと。

それに2DHだと4+4ブロックに対して5枚しか配置できないので片方のDH(狭い所でも前を向ける潮音の方がいいかな)を前に出し、譲瑠が2トップ間でピン止めしてHVに時間とスペースを与えて前進させられればもっと楽になると思います。去年アウェイ横浜FC戦でやられましたよね?

こういう展開だと攻め急いで無理やり縦パスを入れて奪われ逆襲を喰らうパターンになる事が多かったですが、縦パスを入れられる時は入れるって感じで落ち着いたゲーム運びができていたのはよかったですね。

町田の寄せが速いのでワンタッチツータッチで廻して構いませんが、そうでない時に前を向いて運んだりと使い分けができるかどうかはまだわかりません。

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ここが気になったんですが、奈良輪がクリアボールの競り合いで中に入った後に代わりに幅を取る選手がいないんですよね。奪われたらスムーズにカウンターに移行できてしまうのでここは徹底してほしいです。

それと、HVが時間とスペースを得て前進できた時にボールホルダーに寄ってしまうシーンが出てきますが、ボールホルダーがフリーで持って運べる時は離れてスペースを作ってあげる事が真のサポートになるのでここもやっていってほしい所です。

町田のコーナーキックの守備で、ヴェルディはサイズがある方ではないのに真ん中に2枚ストーンを置くのは珍しい形。

祥平から平に出した所に吉尾が寄せにいったスペースを井出が使い、運びながら端戸に出して井出がいたスペースにいた潮音に落としGKの前でバウンドするいいシュートまでいったとこなんですが、監督が反対に廻せといってるので左に寄せ小池が突破するのがゲームプランの1つだったようですね。井出が中を向いて同サイドへ縦パス入れたのは失点シーンでジョンチュングンが入れた縦パスとほとんど同じでした。

ある程度町田を押し込めると潮音が井出や端戸が動いたスペースに入っていき選手間を使っていくので序盤ほど持たされてる感は無くなってきました。奈良輪のクロスに小池がポケットに入っていったり、幅を取る小池に入った時に奥山が寄せていきCBSB間が拡がった所に佐藤が入っていくシーンはあるんですが崩す所までは至りません。

下村さんがブラッシングについて解説して下さいましたが、これは数的優位を作るものなんですが有料で販売してる書籍なので触れません。岡田メゾットの本を持ってる方はP29を参考にしてください。狭い所を打開するのに効果的なので監督から指示が出てたんでしょう。中継では聞こえにくいので、SHを引っ張り出せも含め監督の声を解説してもらえるのはありがたいです(^^)

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早いうちに先制し無理をする必要がない事でボールを保持する時間が長かったですけど決定機はあまり作れませんでした。

平均ポジションは奈良輪と小池が幅をとり他の選手は4-4-2の内側に入り楔を受け、相手を寄せたらサイドチェンジで小池を使う形で、町田はジョンチュングンと流れてきた平戸が起点になるのがほとんどでした。これはアタッキングサイドにもよく表れてますね。

ビルドアップに人数をかけ過ぎてる印象があり、もっとレイオフ(デカラって言った方がいいんですかね?)を効果的に使ってもいいかなと思いましたが、失点後にバタつかずに攻め急ぐ事が無かったのは収穫ですし、ネガトラ(攻→守の切り替え)にアラートを効かせて譲瑠や平が潰したり回収ができてました。

それにある程度押し込めた時は敵や味方が空けた所を使って相手を動かしダメージを与えられてた時間帯もあった思います。

お互い早々にゲームプランが変わったので何とも言えない所はあるんですが、そう悪くはなかった前半。



後半頭から井出→寛也と小池→山下へと交代して寛也は右シャドーに入り佐藤が左で山下はそのまま右WB。ハーフタイムは交代回数を使わずに済みますからね。

若狭が運んだ時に山下が積極的に裏を狙っていきましたが、こういうプレーは相手を押し下げスペースを作れますし、譲瑠も前半より寄らなくなったので若狭が高い位置まで運べてます。

47分にボール持ってる平に向かって寛也がかなり降りてきたんですけど、こういう時は潮音が寛也がいたスペースに入っていくんじゃないんですかね?ここの所はよくわからないんですけど、前半はある程度進んだ後はシャドーやトップが動いた所に潮音が入っていってましたので

平から潮音への縦パスはちと急ぎすぎましたね。柴崎が上手くカバーしてくれましたけど今までのヴェルディはこういう形での失点が目立ってるので気をつけてほしい所です。

コーナーキックを柴崎が弾いたボールを佐藤が右サイドに繋ぎ、山下が運んで寛也に預けてから一気にスピードを上げてスルーパスをポケットで受け中央の端戸へのグラウンダークロスで決定機。右サイドからの3レーンだけを使い、時間をかけずにリバプールのようなカウンターを仕掛けられたのは大きいんですけどもったいなかった…

攻撃時に密集してるので、ボールを失った時に当然味方の距離が近くすぐ切り替えて奪い返すシーンがここまでいくつかありますけど、これは元々こういう設計なのかどうかわかりませんがいい反応だと思います。奪われても密集を突破させなければ相手は攻撃できませんからね。

60分に平戸にアフターで足が入る形になってしまったんですけどこれノーファウルですか…確かにフィジカルコンタクトの判定をもう少し甘めにしてほしいとは以前から思ってましたけどこれはカードが出てもおかしくないんじゃないかなと。

平も運べる時は運ぶシーンが出てきました。両HVがこれをやってくれるとビルドアップが楽になるのでありがたいです。それによってロングフィードも活きてきますので

佐藤と奈良輪のコンビネーションでの崩しがありましたけど、端戸とのマリノストリオはユニット優位(阿吽の呼吸のような連動性で作れる優位性)が作れるので左サイドからの攻撃も活性化してきました。

ここまで端戸は結構サイドに流れての起点作りや中央にスペースを空けるプレーが目立つんですけどこれって陵平の得意技なんですがどうなんでしょうか?

75分に祥平のバックパスの処理がミスになりましたが、ここは連携の問題だったのでしっかり擦り合わせをしていってほしいです。

縦パス入れてターンできればそれで良し。ダメなら戻して逆サイドを使う形は見えてるんですが相手を振り回す為にもここはもう少しパススピードを上げていきたいですね。そうなれば左はマリノストリオユニットや右は山下の突破がもっと活きてくると思いますので

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78分に潮音→河野へと交代して4-3-3に変更。

83分に吉尾→中島へと交代。中島に山下を見張らせるんでしょう。

残り時間が少なくなってきたからなのか攻撃が単調になってきましたね…

88分に譲瑠→クレビーニョへと交代。右WGに入り河野が右IHで寛也が左IH佐藤がアンカーへ移動。

ここからの町田の交代は疲労した選手を代えていった感じです。

90+1分。奈良輪のフィードを左サイドに流れた端戸が受けて起点を作りポケットにカットインしてきた山下がエリア内で倒されPKゲット!それを寛也が決めて追いつきます。

なんとか追いついて引き分け

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ボールポゼッションが74%でパス本数は900本近く、マリノストリオや山下をもってきて後半は左サイドを使う事も増えました。



最後に、潮音はカチッとハメるといまいちなんですが遊びの部分があると躍動しますね。規律と自由の塩梅がよかったんでしょうか。

これから過密日程で暑くなっていく中ではボールが持てると省エネサッカーができるので目指してる方向が追い風になるかもしれません。

今日は失点して沈んだり攻撃を急ぎすぎてバランスを崩す事が無かったのでクラブとして積年の課題に取り組めてきてる印象がありましたけどここはしばらく様子を見てみましょう。

それとネガトラの反応が良く町田に密集を突破されずに奪い返す事ができていたのは大きな収穫ですね。

HVに時間とスペースを渡して運ぶ事がもっとしっかりできると人数をかけずにビルドアップが安定すると思います。

まだ粗削りな印象はありますが、色は出せたと思いますので永井監督的には半分成功って感じなんでしょうかね?

最後になりますが、リーグ戦再開に向けて多くの方の努力と助けがあったと思います。本当にありがとうございます!

20200223 第1節アウェイ徳島戦

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アウェイ徳島戦。徳島保持時藤田片上げの3-2-4-1非保持時垣田を前に出した4-4-1-1。ヴェルディ保持時奈良輪片上げの3-2-5非保持時大久保を前に出した4-4-2。

ヴェルディはまさかのCBが逆足配置。ここは後述します。

徳島は後ろ3枚で数的優位を作りながら回して相手を引き込んでDHから逆サイドの浜下や藤田を使って前進してCFに斜めのパスを入れてくるのが基本線の様子ですが浜下を使う事が多いようです。

ヴェルディロングフィードで大外に張る小池をターゲットにする時は奈良輪がインナーラップでハーフスペースに侵入してくる形といつも通り小池が絞り奈良輪が幅を取る形もありますが前者の方が多く、右は大久保の時もありますが、クレビーニョが幅を取り大久保が絞る事の方が多いですね。

徳島は最終ラインにはあまり行かずにミドルプレスで待ち構えヴェルディはGKまで追うハイプレスが基本線。

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福岡が上福元に戻したシーンなんですが、レアンドロが上福元に寄せて小池が内田。大久保がドゥシャンと福岡を見張れる中間に立ち2DHは佐藤とクレビーニョと前からプレスをかける形は整備されてきたようですね。佐藤が降りてきた杉森に気づいたんですが寄せきれずにポストプレーをされてしまいましたが、ここは譲瑠が行く所だったんでしょうけど頑張りましょう

岩尾のヒールパスを譲瑠がカットした後大久保へのスルーパスが弱くチャンスにならなかったんですが、こういった決定機を潰されると大久保はめっちゃ怒るんで気をつけてほしい所です。

8分に上福元からのフィードを垣田が梶川に落とし、そこから西谷への縦パスを理仁が奪いとりましたが、こういったしっかり寄せて奪い取るプレーができてきたのは前進ですし続けていきたいですね。

9分に岩尾から対角パスを受けた浜下がカットインからのクロスを上げ西谷に合わせたのはオフサイドになりましたが柴崎はきっちり反応してますし、セービングはさすがといった所。17年もノーチャンス以外はほぼほぼ止めてくれてましたからね。

岩尾のシュートの跳ね返りを小池が拾って運んだシーンなんですが、ここは大久保に出せば福岡の外から運び内田の外側から入ってきたレアンドロに合わせて決定機を作れたと思うんですよね。この2人は決定力はもちろん人を使う事もできますし、預けてもよかったかなと。

いざとなったらこの2人の連携と質でぶん殴ってもいいと思います。実際この後も大久保が福岡から奪い返してからクレビーニョの決定機まで繋げられましたのでシンプルな形を増やしてもいいと思うんですよね。

保持してても中々ブロックの内側に入っていけないシーンが続いてますが、相手選手間にいてもボールが入ってこなかったり逆にスペースになってる所に誰も入っていかなかったりとここの判断の所は長い事課題になってますが少しずつでも進めていきたい所です。

18分に小池が幅を取り奈良輪と入れ替わって祥平がハーフスペースに入ってきましたが、その分奈良輪が絞っていたのでバランスは崩れてませんでしたがこれは選手の判断だったんですかね?

20分くらいから徳島は上福元を中心に後ろで繋いでヴェルディを引き込んで一気に裏を狙いにくる姿勢が強くなってきました。GKまで寄せに行くと中盤にスペースができる事が多くなるのでリスク監理は怠らないようにしたい所。

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大久保が降りて受けにきた時にできたスペースに譲瑠が入っていかなかったのでこの後大久保に叱られます。もちろん譲瑠だけではないんですが、こういう所の判断でブロックの内側を使えない事がヴェルディは本当に多いですからね…

ただ、理仁のとこでも書きましたが、しっかり寄せたり奪われた時に奪い返す事はできてましたのでここは成長ですね(^^)

簡単にプレーしていい所を自分達で難しくしてしまってるシーンが目立ってきて大久保の立ち位置が下がったりボールサイドに寄ったりするシーンが出てきました。賢い選手ですし気の効いたプレーができるんですがそうなると本来やってほしい事とは離れていってしまうんですよね…

30分くらいからハイプレス時の距離間が空いてきてスペースができてきます。全ての時間帯でハイプレスをするのは無理なのでどこで行きどこで行かないのかの切り替えの整備が欲しい所。

33分。福岡からのフィードのトラップが大きくなってしまったのを杉森に奪われて運ばれて垣田へのスルーパスからのシュートを柴崎が弾きますがそのこぼれを西谷に押し込まれて失点。

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祥平もミスではあるんですがそもそも福岡のフィード時に中盤がすっからかんでしたし、ビルドアップ時にスペースがあれば運び相手を引き付けてリリースはしっかりやってくれていましたからね。

得点後徳島は元気になってきたのか寄せが速くなりボールを奪われるシーンが増えてきて、ヴェルディのハイプレスでの間延びも大きくなってきました。

37分。澤井のバックパスを受けた柴崎のキックがミスになり杉森に拾われてたこぼれをまたしても西谷に押し込まれて失点。このスタイルのサッカーをやる以上こういったミスはある事なので飲み込まないといけない部分は間違いなくありますからね。柴崎も一回止めてる訳ですし

徳島の判断や寄せが速くなったのもありますが、ヴェルディが浮き足だってバランスが崩れてきました…

40分に徳島のパスミスを譲瑠が拾って小池に出したスルーパスは大きくなりましたが十分なスピードがありましたので試合中に改善してきましたね。

ヴェルディが間延びしてスペースが空いてきたのでそこを使われかなり自由に前進できるようになり、2点リードしたのもあって徳島に余裕が出てきて伸び伸びプレーされるようになってきます。非保持時の約束事がはっきりしてない様子です。

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ボール支配率では上回りましたが、持たされてた印象が強いですし、平均ポジションでもヴェルディを自陣に引き込んでサイドや間を使う徳島の意図がはっきり出てました。

ヴェルディは逆足CBでの対角線フィードで藤田の裏を狙い起点を作る意図が結構早い段階で徳島にバレて攻撃を封じられてしまい再現性のある形を作れませんでした。(ヴェルディの平均ポジションが左寄りなのはそれが理由です)

逆足CBで同サイドへのフィードが使えなくなった分自らの首を絞める形になってしまい、プレスに行く行かないの判断が曖昧な分疲弊して自滅した印象が強かった前半。



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後半頭から澤井→河野へと交代してこうなりました。全然機能しなかった逆足CBを元に戻しクレビーニョをSB降ろし河野が右WGで大久保がIHに入り、保持時は大久保が前佐藤が後ろになりクレビーニョ片上げの3-2-5になりました。

徳島の狙いは基本的に変わりませんが押し込んだ時にもレイオフ&ゴーで裏を狙ってきますし整備されてますね。

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ここまで触れてませんでしたが、コーナーキックの守備は基本ゾーンで垣田に理仁、ドゥシャンに祥平、福岡に奈良輪とヘディングの強い選手にはマンマークと去年と同じですね。

祥平が持ち上がってからのフィードでクレビーニョが裏を狙ったボールは短くなりましたが、同足CBならこれができるんですよね…

まあこの後クレビーニョがいた所を浜下に使われてしまったんですけどね(^^;)

51分に河野のサイド奥から佐藤に戻した時に逆サイドのポケットに突っ込んでくる形はここまでかなり練習してたんですが出せませんでした…ブロックの内側を使えないのはよくありますがここまでやってきた事が出せないのはちょっと………

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52分にヴェルディは後ろを3枚にして3-4-3へと変更します。

大久保がスペースに入って指示をしてるんですが消極的なプレーが多く、メンタリティの部分に影響が出てるのかもしれませんが保持時のバランスが悪く意思統一できてないように見えるので大久保とレアンドロに託してしまった方が形が作れそうな感じです。まあ徳島の守備が非常に固く対人も強いのもあるんですけどね。

56分。コーナーキックを岩尾がクリアしたボールが垣田に繋がり西谷へのスルーパスで裏を取られて失点…垣田のスルーパスで勝負あったかなと。

ヴェルディのバランスに問題があるのはありますが、徳島が人についてコースを消してくる守備が上手いですね。リードしてて精神的に余裕があるのも大いに関係してるのかもしれませんが

それとここまでクロスやパスの前に1つプレーが入る事で出し手と受け手の呼吸が合わないシーンが散見されますが、何か1つ挟んでしまうと受け手はいつボールが出てくるのかのタイミングがわからなくなるのでクロスはシンプルにした方がいいかなと。

リードされてるので前から行かざるを得ず、そうなると引き込まれてスペースを使われる展開は変わりません

71分に奈良輪→井出へと交代。そのまま左CBに入る。もちろん3点を追いかけなくてはいけないんですが最終ラインに本職が祥平しかいなくなりました(^^;)井出に運ばせてチャンスメイクをしようという事なのかと。

80分にクレビーニョ→山下へと交代。ポジションはそのまま右WB

山下がサイドを独力で突破していったシーンがありましたが、幸輝を泉澤のような起用になるんでしょう。

山下の良さは出ましたがこのまま終了。結果内容共に完敗でした。



最後に、逆足CBに関して理仁はCBではないので垣田とのマッチアップを避けさせて西谷にぶつけたかったんしゃないかなと思ってます。西谷は栃木では基本的に左シャドーでしたし直前の非公開TMも栃木だったそうなのでそこでインスピレーションを得たのかもしれませんね。

ロドリゲス監督も理仁が左CBだと踏んで去年のチーム得点王だった河田ではなくフィジカルで殴れる垣田を起用したんじゃないかと思います。

逆足CBは対角線のフィードは視野を広く確保できるんですが、当然同サイドには身体を外側に向ける必要があってやりにくいので対角線フィードを狙ってるのがかなり早めにバレて対応されてしまいましたね。「あー山本が右CBって事は藤田の裏を小池に使わせたいんだね」って感じで

逆足CBのメリットを全く感じなかったので理仁を戦術的に守る為の手段だったんじゃないかなと。永井監督はポゼッションよりプログレッション(前進)を求めますから手数をかけたがりませんので理仁のフィード能力を重視したんじゃないかと考えてます。

それと、もちろん勝ち負けは大事ですがリーグ戦では得失点差も大事になってくるので理仁をCBで起用するなら平や若狹のようなCBタイプのSBを1枚置いておきたいですね。

徳島は新加入選手が7人ピッチに立ってましたが、それぞれ前所属チームで与えられてたタスクとあまり変わってないんですよね。西谷、浜下、福岡の栃木トリオも横山監督の時と似てたので連携が良く躍動感が出てましたので。だからこそ1クラブから複数人を引き抜くのかもしれませんね。(まあそれはそれでエグいんですが…)

それなら当然適応も早いですし、ロドリゲス監督のやり方を習得するには時間がかかるのでそこまでの繋ぎにもできますので見事なパッチワークをした監督だけでなく的確な補強をした強化部ももっと誉めてあげて下さい(笑)

ティーナ体制1年目だった17年の開幕戦もボロ負けだったのでこの1試合だけでは判断できませんし

このような声があるので、ネルシーニョ監督が言う経験の差もあってやりたい事を完璧に封じられてた可能性もあったんじゃないかなと。

まあこの答え合わせができるのは3/18以降になりますので修正もそうですがやりたかった事を見せてもらえればいいかなと思っております。

ロゴデザインを変えてリブランディングをしていくクラブ戦略について考えてみました

東京ヴェルディブランドをTOKYOから世界へ


東京ヴェルディのブランド化~ロゴデザイン変更

 
企業の起源、関わる人々、ビジョン、オフィス… すべての環境が情報となり、ブランドとして形成される時代。徹底した統一感がなければ共感は生まれません。

そこで、50周年を迎え総合クラブとして変貌を遂げようとする東京ヴェルディも、ロゴデザインを一新します。

ユベントスリバプールFCなど世界のビッグクラブも世界的なマーケティングを意識してロゴを変更し、ブランディングの再構築を行っています。エンブレム枠を外してシンプルに再構成したロゴを開発し、歴史を継承しながらファッションなどのカルチャーに導入しています。

東京ヴェルディも日本で初めてこの運用を導入し、他競技を同じグッズで応援・協力し合う一体感を醸成してブランドを強化しながら、ヴェルディブランドを表面化できる他領域でニュース性と新しい売上の拡大を図ります。

ロゴデザインの変更にあたり、

①デジタル・マーケティングへの対応

ヴェルディだけが持つ価値の再表現

③総合クラブで展開できる新システム

④ファッションとして成立するクオリティー

をポイントに、世界の名門クラブと同等レベルのクオリティを投下するために、ロゴ・タイポグラフィの巨匠『 Neville Brody 』を起用しました。世界から見た『TOKYO』を表現します。

ロゴデザインを変えてリブランディングをしていく中で4つの柱がありますが、それぞれのクラブ戦略について考えてみました。


①デジタル・マーケティングへの対応


今は情報収集源が新聞や雑誌って方は少数派でしょうし多くの方がweb媒体だと思うんですが、web上ではシンプルなロゴ方がわかりやすく使いやすいと思うんですよね。

それに、これからこの国は人口が減っていくので外に向けたアプローチも必要になってくるでしょうけどそういう方々はweb媒体しかないのもありますし。


ヴェルディだけが持つ価値の再表現

ここは正直よく理解できてないんですが、全ての競技にアカデミーを持ちたいとの事なので、フロンティアスピリットの精神や今まで培った育成のノウハウを他競技にも生かしていきたいんでしょう。


③総合クラブで展開できる新システム


総合型クラブへの転換は色々な競技をやる事でタッチポイントを増やすのもありますが、今の学校では教員の負担軽減と部活動の維持を課題にしてる所が多いので、外部委託を検討している東京には色々な競技をやっているのは大きなアピールポイントになるでしょう。

もちろんいくばくかのお金は頂戴する事になりますが、こういうケースでは自治体からの補助もあり得ますし、関係を強化できる可能性もありますね。


④ファッションとして成立するクオリティー


ここが一番書きたかった所なんですが

プロスポーツクラブ経営において勝つ事やタイトルを獲る事が最も効果があるのは事実ですが、お金をかければ必ず結果が出る訳ではないですし、当然資金力には限界があります。

勝敗に関しては経営努力で何とかなる訳ではないですし、収益が大きく左右され来年の予算も不透明な中ではどうしても正社員より契約社員が多くなってしまい待遇面で恵まれてるとは言えない環境なので長期的な展望を共有しにくい面はあると思います。

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エンブレムやロゴを含めデザインに時間やお金をかける事は強化には直接関係ないんですが、デザイン性を高めた「カッコよさ」で多くの方に訴求し、色々な競技をやる事でより知ってもらう(タッチポイントを増やす)その為に情報や流行の発信地である渋谷で勝負するのを選んだのかなと。もちろんその他の理由もあるかもしれませんけどね。

それと、ワールドカップとかで若者達が何故わざわざ交通費をかけて渋谷まで来るのかを考えると「嬉しい・楽しい・悔しい」等の感情の共有をしたいからだと思うんですが、これって交通費やチケット代を使ってスタジアムまで来るサポーターと同じなんじゃないのかなと。それならあの若者達は比較的サポーターになりやすいと言えますので「カッコよさ」を起点にして巻き込める可能性も十分あり得ますね。

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このイベントもおそらくその一環なんでしょう。


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その為にはファミリーでデザインを統一する必要がありますが、競技のメーカーさんがバラバラなのでクラブがデザインを持ち各メーカーさんと調整してユニフォームデザインを統一させたのはスタッフさんは大変だったでしょうけど、この効果はファミリー全競技に波及させられますのでその分相乗効果も期待できます。

デザインを起点として多くの方に手にとってもらう事で露出宣伝効果を生む考え方をコーポレートパートナーの皆さんにスタッフさんが丁寧に説明をしてご理解していただけたので色を統一できたんだんでしょうし、ここまで触れてきた内容を含め収益の多角化を計れれば経営を安定させられますのでデザインに投資をしてる理由の1つなんでしょう。

残念ながらJクラブはやりがいの搾取のようになってしまってる部分もあるのが現状ですが、経営を安定させて優秀なスタッフさんが1000万くらい貰えるような環境していければご家族を安心させられますし、安心して夢や希望を持って仕事できるようようになれるんじゃないかなと思ってます。

20191124 第42節ホーム岐阜戦

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5得点したのに完全に柏の影に隠れてしまったホーム岐阜戦。ヴェルディは両WGと梶川藤田が逆配置。

ヴェルディ保持時2-3-5非保持時4-4-2。岐阜保持時3-2-5非保持時4-4-2

前節と同じく最終ラインからのロングフィードを使い裏を狙って深さを作るのは継続してます。

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今まで構造上CFが降りるのもありクロス時に中に人がいないシーンが散見されましたが、IHCF逆サイドWGでニア・中央・ファーとバランスよく配置できてますしここは改善されてますね。

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奈良輪からのフィードで梶川が裏をとってからのクロスからレアンドロのヘディングシュートでの決定機でも同じでした。

序盤に藤田がボールと相手の間に身体を入れたのと縦パスのインターセプトでカウンターの芽を潰すプレーが2つ続きましたが、中盤で刈って直ぐに味方に預ければ2次攻撃がしやすくなるのでペースを握りやすくなるんですよね。ボール支配率8割で相手を圧倒する為には奪い取る形やスキルは必須になるのでここの強化はしていってほしいかなと。

右サイドのクレビーニョがレアンドロに当てて溜めてから戻したり、クレビーニョが持ってる時に梶川がハーフスペースに走り込んだり狙いの形は出せてはいるんですがまだタイミングが合ってないですね。最前線の選手にオープンな状態でボールを持たせる所まではデザインしてほしいので目を揃える為の整備をしていけたらなと。

ヴェルディのネガトラ時の出足が良く奪えてるのはありますけど、岐阜の安易なパスが目立ちます。寄せや球際が甘く非保持時の約束事もいまいち定まってない様子ですし北野監督のチームらしくないですね…

アタックゾーンで押し込んでのパス回しはまだまだ中央に密集してしまいますが、サイドチェンジで幅を使ったり裏を狙って深さを作る意識は上がってきてる様子です。今まではこういうシーンではモビリティが少なく足元足元ワンツー大会になる事が多かったですからね(^^;

中盤ラインの前でジャイルトンが受けるシーンが多いですが、落としを奈良輪が裏に狙う他にも4-4-2は構造上アンカーが空くので保持している時にDHが寄せてくればIHが空きSHが寄せてくればSBかWGが空くので空けたスペースから前進する形もできたらいいなと。もちろん初スタメンの藤田くんにそこまで要求するのはどうかと思ってますがあくまでも骨格に肉付けしていく部分としてやっていければ武器になりますからね。

いい流れの時に取れないと相手のターンになってしまう事が多いので田村の縦パスをレアンドロがフリックして梶川が抜け出した決定機は決めてほしかったですね…

ヴェルディのネガトラや非保持時も決して安定してはいないんですが、岐阜のインテンシティがあまり高くないのが助けになってる部分はあります。ここは監督がどうこうではないんですが少しずつ進めていくしかないですからね。

岐阜の保持時はカウンター以外では密集作ってパス回しで突破を計る形なのでその分サイドにスペースができるんですけどこれはヴェルディでもありがちなんですよね。ただ、リアクションが悪いので保持時もチームとして共有してる形がはっきりしてない印象が強いです。


レアンドロが阿部へのコースを切りながらビクトルに寄せる事でパスコースを限定して晃樹に手で合図して當間に寄せさせてロングボールを蹴らせたシーンなんですが、レアンドロはこうやってコースを切って相手にスムーズに前進させないプレーが上手いんですよね。


ボールを保持してペースを握りながらも点が取れなかった中での39分。縦パスを藤田がカットしたこぼれを梶川がスルーパスで小池に通し、落ち着いてビクトルの股を抜いて先制!裏を狙う小池に梶川がピンズドのタイミングで出しました。これでループシュートの分帳消しですね。

岐阜はリードされたので前から奪いにくるんですが後ろが連動しておらず中盤にスペースができていた中での44分、ゴールキックを平が跳ね返した落としを晃樹が拾い、スペースを持ち上がってフレデリックを引き付けてからジャイルトンに渡し、グラウンダークロスを梶川がフリックしてフリーの小池がファーポストを巻くシュートで追加点!逆足で技ありのゴールでした。

続いて45+1分、川西のパスをインターセプトしたジャイルトンがそのまま駆け上がりキックフェイントで相手を引き付けてフリーのレアンドロに渡してファーに流しこんで3点目!まああの位置でレアンドロをフリーにすればそりゃあこうなりますよね(^^;

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岐阜の約束事やインテンシティに疑問符がついたのは確かですが、支配率62%シュート11本枠内8本とこれ以上ない内容でした。

前節同様平均ポジションも保持時の綺麗な2-3-5でしたし、アタッキングサイドを見てもバランスよく使えてました。

アタックゾーンで51%ってそうそう見る数字ではありませんが、それだけ押し込んでボールを支配し非カウンターから決定機を作られたシーンもほぼありませんでした。

得点はカウンターでしたが、永井監督のサッカーはポゼッションではなく空いてる所から前進するスタイル(プログレッション)なのでカウンターやパス数が少なくても問題ありませんし、中央に密集する所があった以外はパーフェクトな内容と言っていい前半。



後半、岐阜のインテンシティや連動性に難があるのはありますが、最終ラインにSHが寄せていったスペースにIHが流れて受けたりシンプルに裏を狙いスペースを見つけて前進する形は整備されてきてます。


レアンドロが降りた時に代わりに晃樹が中央に入り、大外でジャイルトンが起点を作ってハーフスペースに奈良輪が進入しクロスの形は良かったです。相手が最も警戒する中央に人がいないとハーフスペースやポケットを使う効果が半減してしまいますのでここはテコ入れしてきたようですね。これで懸念材料だった立ち上がりでペースを掴めました。

ちなみにレアンドロがいない時に逆サイドWGが入る事も多いのでここは共有されているようです。

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この後藤田がインターセプトしてカウンターになるんですが、パスを出せるコースが無いんですよね。意図的に出させて回収するような配置は今まで見られませんでしたのでどうなんでしょうか?

岐阜が2枚代えで守備の連動性を高めにきましたが、サイドに流れるIHを掴まえられてないですし寄せが緩く連動性も高くはないので前進はスムーズにできてます。最後の崩しの共有に課題はありますが自分達のやりたい事が体現できてる時はほんと伸び伸びプレーしてますよね。

保持時の岐阜に連動性が少なく単発になっているので対応ができてるんですが、北野監督のチームらしい躍動感がないんですよね…メンタル面での影響もあるでしょうけど

62分にクレビーニョ→佐藤へと交代して左IHに入り晃樹が右SBへ移動。小池もそうですが前線で効いている選手を降ろすのはもったいないですしここは補強ポイントになるでしょうね。(もちろんサイドバックを軽んじてる訳ではありませんが)

幅をとってポケットを狙ったり中央に起点を作って相手を寄せてからサイドを使ったりシンプルに裏を狙ったり深さと幅を作れてるので押し込みながらも停滞感はないですし、カウンターの芽を潰せているので安定して保持できてます。

前田はプレスのスイッチを入れるのが上手くライン間で受けてチャンスメイクもフィニッシュもできるので効いてますね。何でもできるので個人的には欲しいなと思ってる選手の1人です。

74分、平からSHが前に出ていたスペースでジャイルトンが受けて佐藤が大外に流れてSBを引っ張りチャンネルを拡げた所をジャイルトンがパワーとスピードで突破しグラウンダークロスを小池が合わせてハットトリック達成!

その直後の75分に梶川→潮音へと交代。そのまま右IHに入ります


カウンターにいこうとした所を三島にカバーされたんですが、レアンドロはビクトルに真っ直ぐ寄せずにCBの阿部へのコースを切りながら曲線を描くように寄せてロングボールを蹴らせます。直線的に寄せていたらフリーの阿部につけられて簡単に前進されてしまいますしレアンドロのインテリジェンスが垣間見えたシーンでした。

84分にレアンドロ石浦へと交代してJリーグデビュー。右IHに入り潮音が左IHで佐藤がCFへ移動。キャプテンマークは田村の腕へ


石浦が奪って左サイドのジャイルトンに渡して時間を作り、その間に石浦がポケットに走り込みスペースを作ったタイミングでジャイルトンのカットインからのシュートが決まって5点目!相手のSBCBのマークの受け渡しのピンズドのタイミングでしたし、崩しの形の共有が進んでいけばこういうシーンも増えていくんじゃないかなと。

その直後に馬場の落としのパスを三島がフィードして前田に渡して起点を作ってから馬場に叩いてからのクロスをファーから飛び込んできた塚川に決められてしまいます。得点直後に少し緩くなっていたので引き締めてほしい所です

この後はボールを保持されてカウンターの展開になった所で終了。

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結果内容を伴った完勝と言っていいと思います。



最後に、非保持時が安定しなかったり中央で密集状態になってしまうシーンはありましたが、幅と深さを作って相手を広げながら前進できてましたしクロス時のエリア内やレアンドロが降りた中央の配置が整理されてました。大外で起点を作った時にハーフスペースに入ってくる形やタイミングも良くなってきてますしネガトラの出足が良くカウンターの芽を潰して二次攻撃に繋げられていたのは来季に繋がっていくでしょう。

岐阜が失点してから機能不全のようになっていたのはありますが5得点と結果も出ましたのでいい締めくくりができたと思います。

今季はポジション別での人数に偏りがあり似たようなタイプの選手が多く監督としては難しい舵取りを余儀なくされたと思いますので編成の修正をやってもらいたいんですが、それより監督の右腕のコーチが不在の緊急事態を長い間放置したり、またしても根回しをせずユース監督をトップに据えるような信義則が反する事をやっていたら優秀な人ほどこのクラブに近づこうとしなくなってしまうのでここは本当にお願いしますね

20191116 第41節ホーム徳島戦

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3年連続で最終盤での対戦となったホーム徳島戦。

ヴェルディ保持時2-3-5非保持時4-4-2~5-3-2。徳島保持時3-2-5非保持時5-2-3~5-3-2

理仁が上がりクレビーニョが降りて徳島の前線3枚に対して数的優位を作り、寄せてきた所で上福元から空いた理仁→梶川から奈良輪に寄せにきていた竜士の裏をジャイルトンが使い、CBの内田をサイドに引っ張って空いたハーフスペースにクレビーニョが入ってくるといきなり相手のいない所から前進する事ができました。4-3-3と3-4-2-1では噛み合わせ上SBが浮き、サイドにはWB1枚しかいないのでここを上手く突けたと思いますし、逆サイドでも小池がCBの石井引っ張った時に晃樹や理仁がハーフスペースに入ってくるのでここはチームとしての狙いなんでしょう。

ただ、徳島もそれはよくわかってるようでWGにCBが寄せて時間を作り、空いたCB-CB間にWBが入ってきますのでケアができています。

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徳島が5-2-3の時は2の横が手薄になり(監督がそのスペースを指してますね)ここをクレビーニョに使わせれば竜士がクレビーニョとジャイルトン2枚を見なければいけないのでここの狙いもはっきりしてますね。

今日は時間とスペースに余裕のあるSBを使う事もありますが、ロングフィードでWGの所で起点を作りIHがハーフスペースを攻略するか、ライン間に降りたレアンドロが捌く形が目立ちます。ライン間にいる選手が徳島の最終ラインの間に立ち、降りた時にWGが裏を狙い深さを作る事を徹底しているので空いたスペースを活用できてます。

徳島はロングフィードを河田が受けて起点になるかロングフィードやサイドチェンジからWBのクロスが多いです。クロス時に逆サイドのWBも入ってきて中に4枚いる事もあって型が整理されてますのでいつもやってる事なんでしょう。

押し込みながらも中々ブロックの内側に入っていけませんが、そういう時はサイドからクロスと使い分けもできていて主導権を握れてます。

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いつもならこの支配率とパス本数ならシュート数で下回る事が多いですが、ここまでシュートを許してない事からしてもボールを保持しながらもネガトラの出足がよく非カウンター面での改善も見られますしビルドアップも安定しているので点が取れると一気に楽になるんですが

保持時の徳島は前線3枚+WBで5枚になるので最終ラインで数的不利になってしまうので1枚降りてくるんですが、WGのジャイルトンなんですよね。チームとしての約束事でポジトラ時にクレビーニョを中継点にしたかったんでしょうけど足が速くカウンター要員にできる選手が最終ラインなのはもったいない気はしました。

自分達がやりたい事を体現できてる時はほんと伸び伸びとプレーしてます。それと前からのプレスでハメに行くのはいいんですけど、ロングボールを蹴られた時に簡単に剥がされて決定機までもっていかれてしまったシーンがあったように、アラートを効かせるという所や耐える時に辛抱して耐えるという部分をもっとやっていければ一段も二段も上にいけると思うんですがここが難しい所なんですよね。ただ、ここをしっかりやっていく事が今後に繋がっていきますのでやっていけたらなと

ここまでほぼほぼヴェルディのペースだった43分、内田からのパスを受けた竜士がカットインして一度野村に預けてポジション入れ替わってマークがズレた所からブレ球ミドルを決められてしまいます。シュート自体は竜士を誉めるしかないんですがほんともったいない…

ですが、失点後にヘッドダウンしたりバタついたりするのではなく、圧力かけてゴールを奪いにいく姿勢だったのは前進ですね。

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こういったサッカーをやる以上ビルドアップのミスは許容しなければいけませんし(多すぎるのは困りますが)危ないシーンを作られましたが支配率とシュート数で上回れた分失点がもったいなかったです…

ヴェルディはアタッキングサイドでも今までなかった中央突破もあってまんべんなく使えてますし、平均ポジションでも保持時の綺麗な2-3-5でした。

徳島の平均ポジションはその分低めになりますがWBやサイドCBが高い位置をとり保持時にやりたい形がとれてるのはさすがといった所。アタッキングサイドは河田が右サイドに流れる事が多かった分右サイドを使う事が多かったです。

後ろ3枚と梶川(プラス上福元)でのビルドアップも安定していてWGを狙って深さを作り、浮いたSBや梶川から空いたスペースを使って前進もできてましたしスコア以外はかなりの出来だった前半



後半の立ち上がりにインテンシティが緩くなったなと思ってた中で47分、アタックゾーンで横に動かされ野村が受けた時に背後に田向もいて理仁が数的不利になってしまっている所からのクロスをファーにいた河田に決められてしまいます。徳島に綺麗に崩された形なんですがパワーを出さなきゃいけない時に出ないといった感じでインテンシティが安定しないんですよね…


・守備でもっと厳しく相手にいくこと
・後半立ち上がりが重要だそ
という両監督のコメント通りになってしまいました…

2点目を取った事で徳島が守備ラインを自陣まで下げて深く守るようになり引いた時の非保持時陣形も5-4-1に変えてきました。徳島としてはなんとしても勝点3が欲しい訳ですし、ヴェルディは5-4-1ブロックを敷くと攻めあぐねるというのはロドリゲス監督が気づかない筈がないので当然なんですけどね。

後ろからのロングフィードでWGが裏を狙うのは継続してやれていますが最終ラインが深くなり背後のスペースを使いにくくなってきます。

徳島としては引いてカウンターを狙うというプランでいい訳なんですが、ポジトラ時に前線3枚と両WBが飛び出してきてクロス時と同様カウンターの形も整備されてますね。保持時も無理をしなくていいのでゆっくり回してスペースができたらそこを突くといった感じで余裕をもたれてしまい形勢逆転といった所。

57分にレアンドロ→佐藤へと交代して左IHに入り晃樹がCFへ移動

今日はWGが背後を狙う意識が高いので後ろに戻して相手を引き出してから裏を狙う形は狙っていっていいと思いますし、中央への縦パスであわよくば突破を計りながら相手を中央に寄せてからサイドを使うというプレーもあり退いた相手をどう崩すかという部分では一歩前進かなと。

コーナーキック時はゾーンで守るのはいつも通りですが、徳島はGKの正面に2枚入ってくるんですね。確かに上福元の守備範囲は広いんですがGKに枚数を割いてくるのは珍しいですね。

https://youtu.be/P9T4kGe7pfM
平からの縦パスを佐藤がスラしてジャイルトンのシュートと中央突破の形から得たコーナーキックから70分、ニアで弾き返された所から理仁がファーでフリーになってる小池を見つけてクロスを入れトラップしてからのシュートで1点返します。空いてる小池をよく見てたと思いますし、この時間帯に得点できた事は流れを奪い返すきっかけにもしやすいですからね。

しかし徳島は慌てずに河田を起点にして捌いたりサイドチェンジで前進してきますし、メンタル面でのコントロールもしっかりできてるんでしょう。

76分にクレビーニョ→藤田へと交代してアンカーに入り梶川が右IHへ移動

藤田は首を振って浮いたポジションどりをしてますしここの心配をする必要はない様子

82分にジャイルトンと晃樹のポジションを入れ替えます。フィジカルが強いジャイルトンを中央にして起点を作りたかったんでしょうけど強引に中央突破を計るといったプレーも目立つようになってきます。ふかばさんが指摘していたように地上戦でのパワープレーなんだと思いますが、時にはそういった形もいいですけど中央に人が寄る分サイドに大きなスペースができてカウンターを受けやすくなってしまい浮いたボールではないのでポジションを整える時間も無いのでハイリスクなんですよね。サイドを使うのと組み合わせるにはいいですけど中央突破の意識が強すぎると収支マイナスになってしまうんじゃないかなと。

89分に奈良輪→新井へと交代して左WGに入り小池が右SBへと移動

今までより退いた相手を崩すアイディアはありましたが崩せずに終了。

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支配率やシュート枠内シュートで上回り内容はよかったと思います。



最後に、リスク管理やインテンシティが安定しないというのはありましたが、安定したビルドアップから浮いたポジションを使って前進してWGが裏を狙って深さを作り起点になった時にはハーフスペースにIHやSBが入ってきてポケットを狙いコンビネーションでの中央突破と前進や崩しのバリエーションが増えましたので内容はよかったと思いますが、エグい位選手を引き抜かれた中でもこの順位にいるだけあって徳島は勝負強かったですね。

個人的には昇降格がなくなった時点で結果より内容重視なので満足とまではいきませんが概ね印象はよかったです。

次節はお互いに順位が確定している同士の対戦になりますが来年に繋げられる内容を期待してます。