20210228 第1節ホーム愛媛戦

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ホーム愛媛戦。ヴェルディ保持時3-3-4非保持時4-4-2。愛媛保持時3-3-4非保持時4-4-2。

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まだ序盤ですが、愛媛は相馬監督時の町田のように横圧縮をしてきます。川井前監督の時より縦志向が強いようですね。

愛媛はヴェルディゴールキック時のビルドアップに前線4枚を噛み合わせながら理仁に入ったら後ろから潰しにいく形にしてきたので蹴る事にしたんですが、佐藤優平が降りて川村を引っ張って空いたスペースにいる若狭を狙う所は整備されてますしチームとしてのプランなんでしょう。

晴也からこのDH脇を使う時にIHが開いた時にパスコースが狭く引っ掛かるシーンがあるので1枚は中央にいるとかでもいいのかもしれないなとは感じました。

愛媛が前から寄せてくるのでバックパスの後は背後を狙うフィードを優先する形がスムーズなのでポゼッションよりプログレッションが共通意識として落とし込めてる印象があります。なので全体的に迷いが少ないですね。

ヴェルディのビルドアップは左CBの加藤が中盤に上がって3-2-2-3のWMの形になります。今までこの形は福村の偽SBでしたが、この形だと可変に時間がかかりませんし、3バック化した時の左CBを左利きの福村にできてビルドアップをスムーズにでき、展開力のある加藤を中盤に置けかつ理仁がプレスから解放されやすくなるのでよく考えられてると思います。平が不在で左利きCBがいない対応なのかもしれませんが、相手の守備の基準点をズラして理仁や加藤に斜めのパスが入ってます。

WGが積極的に背後を狙うシーンが目立つんですが、この形はWGに負担がかかりやすい反面相手のSBを押し込めるので陣形を間延びさせやすくなりますので(SBはCBより前に出られますが逆は難しい分ラインの高さは実質SBが決める事になります)やっていってほしいですね。相手のプレスが弱まれば普通にビルドアップしていけばいいので。

WGの負担問題はベンチに優安、橋本君、山口がいて戻ってくれば山下もいるので人数はいますし、今期も5人交代ができるのでローテーションでもいいのかもしれません。

マテウスまで戻して愛媛のSH背後DH脇のスペースを狙って蹴るのは正しい判断ではあるんですが阿野君にエアバトルをさせるのはちょっと(^^;)

ビルドアップ時にも愛媛のSHの背後のスペースを狙っていく共通意識はしっかりしてます。

ヴェルディは背後を狙いながらのビルドアップ、愛媛はハイ~ミドルプレスからのカウンターとシンプルに背後を狙うとお互いやりたい事ができている印象。

愛媛は去年までのようなポゼッションというよりはミドルゾーンで回しながら背後を狙ってチャンスを作る方が多くあまり無理をしない印象があります。ヴェルディも押し込んだ時に5レーンを埋める事が少ないので同じなんですけどリスク管理の部分なのか開幕戦の堅さかなのかはわかりません。

左サイドで密集を作った時に菱形を形成しながら回してポケットを狙う形は昨年より前進してると思います。

ヴェルディオフサイドにかかる回数が多いんですが、今まではまず背後を狙うといった所が少なかったのでここも改善されてます。もちろん愛媛のラインコントロールがしっかりしてるのもありますが

3-2のビルドアップをSBが上がって絞るのと加藤が上がるのでは可変にかかる時間が短くなるのでここの隙を突かれるシーンはここまでないですね。最終ラインが晒されるようになってしまうとリスクが高くなってしまいますがここまではカウンタープレスで防げてます。

37分、理仁と晴也で奪い返した所から福村→理仁と繋いで佐藤優平がターンで田中を剥がして小池に渡し切り返して茂木を剥がしてからファーポストをかすめたシュートで先制!奪い返して相手を剥がした所はチームとして連動してましたし、あのシュートは小池を誉めるしかないですね。一進一退の攻防の中で先制点が取れたのは本当に大きい!

守備時のプレス強度はいいんてすけど陣形がちと間延びしてて寄せにいった選手の背後をケアする動きが少ないのでライン間や中央に寄せて空けたサイドを使われるシーンが結構あって相手の前進を阻めてないシーンが目立つのは気になります。

オープンな展開にはなってませんがお互い縦志向が強いのでスタミナ面が大変そうなのでどこで落とすかが大事になってきそうな感じなんですが、このハイテンションな中でペース配分をどうするのか?はお互いまだ見えてこないですね。

45+3分、理仁から中央の佐藤優平が右サイドを上がっていた若狭に叩いてファークロスを小池が下がりながらの胸トラップからのシュートで追加点!佐藤優平のフィードで浦田の逆をとったので若狭に大きな時間とスペースを渡せましたし、愛媛は右サイドを向いてたのでファーの小池は見れてないでしょうからそこを選択した若狭と狭い所を打ち抜いた小池と個々の判断と技術が活きた得点でした。

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ヴェルディは愛媛のハイプレス時にはDH脇のスペースやシンプルに背後を狙う形とバックパスで引き出して背後を狙うのがメイン。

愛媛は中盤で回して背後を狙うのとハイプレス~ミドルプレスで奪ってカウンターとお互いやりたい事ができてました。

ヴェルディのアタッキングサイドは去年とほとんど同じなんですが平均ポジションは縦のプログレッション志向が高くなった分今までのような目一杯幅を取る形ではないですね。

愛媛は2トップも右サイドに流れる事が多かったので攻撃は右からが多く、中盤で回す分幅を取ってました。

プレーエリアでヴェルディ陣内が多いですけど、愛媛に押し込まれてたというよりビルドアップとハイプレスの攻防での位置関係でこうなったんじゃないかなと。

お互いやりたい事ができてて一進一退の中で小池のゴラッソで流れを作れた前半。



小池のキャプテンマークの色が変わって後半、加藤は最初から理仁と並んで非保持時は最終ラインに降りてくる逆サリーのような形とSBが理仁と並ぶ去年と同じ形も出てきました。

後半もまずは背後を狙い無理ならポゼッションの順番ではあるんですけど前半からこれだけハイテンションだとミスが増えてきますね。ただ相手も疲れてるのでポゼッションで動かしてダメージを与えていくのはいい選択だと思います。

前半にもありましたが、プレスに引っ掛かってショートカウンターを受ける事はあるんですけどここはビルドアップとトレードオフになるので飲み込む必要があります。もちろん剥がして前進できれば一番いいのは間違いないんですが

58分、端戸→優安へと交代。左WGに入り小池が右WGで阿野君がCFへ移動。

後半も非保持時にブロックの内側を使われて前進されてしまってますね…

佐藤優平が右サイドで時間作って相手を引きつけてから左に出してフリーの梶川へとポゼッションでいい崩しの形が作れてました。自分達もシンドイでしょうけど2点の貯金があれば精神的な余裕を持てますし、相手のスタミナを奪ってからポゼッションをしてある程度休みながら相手を動かす方が良さげな感じです。梶川あそこはダイレクトでいこう

実況の西さんはハーフスペースを左中間右中間って言うんですけどこっちの方がわかりやすいかもしれません。

後半は理仁とどちらかのSBが並びIHが大外に流れWGが絞る形が多くなってました。ここは整備されてきたと思います。

64分、山瀬と前野→前田と内田へと交代。

66分、佐藤優平から左サイドへのフィードを大外で福村が受けてからポケットの優安に渡しグラウンダークロスのこぼれを理仁が押し込み追加点!理仁は優安の落としを受けにいったと思うんですがいい所にこぼれてきましたね。

70分、藤本→吉田へと交代。

身体的なものと精神的なダメージを与えたのが効いてるのもあるように見えますがポゼッションが安定してきました。

79分、佐藤優平→橋本君へと交代してJリーグデビュー。右WGに入り小池がCF阿野君が右IHへ移動。

81分に阿野君のインターセプトからのスルーパスで小池が抜け出しグラウンダークロスに橋本君が合わせたんですけどね…もちろん奥の優安に打たせた方が確率が高かったですけど、小池がハットトリックを譲ったパスのようにも見えるのでやむ無しかなと。

83分、小暮と田中→西岡と森谷へと交代。

晴也は前半にもターンでかわしたシーンがありましたが、自陣エリア内ではリスクが大きいので慎重にプレーしてほしいなと。

90+2分、福村と小池と梶川→富澤と佐藤凌我と奈良輪へと交代。富澤は右CB佐藤凌我はCF奈良輪は左SBに入り理仁が左IH加藤がアンカーへと移動。

安定したポゼッションから崩す事もできてましたしペースを仁田たまま終了。

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後半は背後を狙いながらもポゼッションで決定機を作れてましたしエリアをまんべんなく使えてて理想的な展開でした。前半のハイテンションから2得点できたのが大きかったかなと。



最後に、攻撃ではまず背後、ダメならライン間、ダメなら2トップの背後、それもダメなら横パスバックパスとここの共通意識がクリアになってきて迷いながらボールを保持するシーンがかなり少なくなってましたし、WGが積極的に背後を狙う事でライン間を広げてCFやIHがプレーするスペースを作る事ができてました。

ただ、ボールを速く進めると失う事も多く戻ってくるのも速くなるので非保持の時間が増えると思うんですが、ブロック作った時に寄せにいった選手のスペースを埋めたりラインコントロールが曖昧な所があるので相手の前進を阻めないシーンが目立ったのは気になりました。

ボールホルダーに寄せる所は改善されてますしカウンタープレスは引き続き効いてますが、ディアゴナーレとスカラトゥーラは問題なくできると思いますのでやっていってもらいたいなと。相手が使いたいスペースを使わせない事はスペースの支配にも繋がってきますので。

左利きCBがいないと逆サイドへの展開やパスがピッチの内側を通りやすい等ビルドアップ時に不利になるんですが、展開力と奪取力に優れる加藤を中盤に上げる偽CBで可変の時間を短くして3バックの左CBを左利きの福村にしてかつ2DHになった事で理仁がプレスから逃れやすくなる形はとても興味深い形ですしうまく機能してたと思います。

今節は佐藤優平が全得点に絡み小池のゴラッソに助けられた部分が大きかったですね。これがなかったら展開がどうなってたかわからなかったかなと。

以前、優安は下がって受けにいって永井監督に怒られてましたが、まずは背後を狙い相手のSBを押し下げるのはこなせてました。阿野君は仕掛けたり受けたりする所やプレスバックもしっかりやってましたし、橋本君も果敢に仕掛けてて頼もしかったですね(^^)

20201220 第42節ホーム水戸戦

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色々な事があり過ぎて試合の存在を忘れてたホーム水戸戦。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。水戸保持時3-3-4非保持時4-4-2

水戸はハイプレスでくるので中々前進できませんが、真縦のパスを背面で受けるシーンが目立つのは気になります。前を向けない状態では相手はおもいきり寄せてきますからそれを耐えてキープしてというのは難しいので斜めのパスで半身で受ける方が相手やピッチ内も見やすいと思うんですが

4分に譲瑠のスルーパスに佐藤が抜け出してマイナスクロスから決定機を作れました。ヴェルディは味方を探しながらパスコースを見つけようとする傾向が高い分カウンターが苦手なんですけどここはうまくいったと思います。

左SBの理仁がはっきり譲瑠と並ぶと左IHの井出が大外に開くんですが左WGの潮音も同じレーンにいるんですよね…このレーン被りは結構前からあるんですけどこれも背面受けになってしまう原因の1つなので修正してもらいたい所です。

お互いハイプレスからのショートカウンターが決定機になってるんですけど全体的に狭い所でガチャガチャやってるのが目立ち空いてる所を使って前進する事があまりできてません。ただ、ハイプレスに対して背後を狙う事はできているので深さを作る事はできてます。

水戸はショートカウンターとCFに当ててサイドに叩き深い所からGK-CB間かマイナスクロスを入れてくる形がメインですが外山がオーバーラップしてくる事が多く攻撃の多くは左サイドから作っていきます。

ヴェルディはハイプレス回避にGKも使って空いたサイドを使えてますしビルドアップの所は改善されてると思いますが、GKとCBが横並びになると相手も出し手受け手が同時に見られる分寄せやすくなるので三角形を作っていきたいですね。

https://www.instagram.com/p/CJIuW8_jtqP/?igshid=1j0zfalnhhw1h

相手が食いついてきた所でレイオフで剥がしてスムーズに前進できました。相手が寄せにきてるのか間合いをとってるのかで叩くか前を向くかの使い分けができてくるともっと楽になるんじゃないかなと。

https://www.instagram.com/p/CJIud69j_IV/?igshid=1mbhr6eff71bq

馬場が2トップ脇からDH-SH間まで運んで引きつけてから若狹に渡して小池とスムーズに前進できました。この運ぶ、相手を引きつけるのはポゼッションを志向するチームには必須なので続けていってほしいですね。(坪井さんはおそらくこれをコンドゥクシオンとフィハールって言ってると思います)

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馬場が出場するようになってから左SB片上げの3バック+譲瑠で菱形作ってビルドアップすら事が増えましたね。この形は相手からすれば譲瑠に縦パスを通させたくないので真ん中を塞ぎにくる分若狹や平が時間とスペースを得て運びやすくなります。もちろん奪われたらCBが1枚しかいないのでリスクもありますが

相手の寄せがそうでもない時は空いた所を探しながらパス回しをするんですが、もっと相手やその目線を動かす、振り回す意識がほしいかなと。パスは相手にダメージを与える為の手段でもありますので

それと繋ぎながら味方を探す事が目立ち時間を無駄にしてしまう所も改善点かなと。

しっかし播戸は相変わらず解説する気がないみたいですね(^^;)

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ハイプレスを剥がして前進できてますし深さを取りながらパスを繋げてて悪くはないんですが何かこうギクシャクしてますし空いたサイドを使えてないのは気になりました。

アタッキングサイドはいつも通りですが平均ポジションは晃樹も左寄りにいるんですけど効果的に右サイドを使えたシーンはあまりありませんでした。

水戸はハイプレスとショートカウンター、左サイドからのロークロスマイナスクロスとシンプルな分やる事が整理されてました。外山が上がってくる事が多い分アタッキングサイドは左寄り。

悪くはないんですが背面で受けて相手のプレスを受けたり空いた所を使う部分はまだ道半ばかなと感じた前半。



後半頭から小池→山下へと交代。

ヴェルディはハイプレスで行くんですけどコースを限定しきれてないので取り所が定まってないのと相手のプレス強度に押されて低い位置で奪われているので中々ペースを掴めません。プレスに行くブロックを組むの判断の所も改善点ですね。

52分、低い位置で奪われてショートカウンターを受けシュート2本がクロスバーに当たったんですが3本目を鈴木に押し込まれ失点。繋ぐサッカーをやる以上このようなミスは仕方ないんですが後半同じように奪われてるんですよね…

失点後ボールは持ててある程度いつもの形は出せたんですけどプレス強度やフィジカルでゴリゴリこられて押し込まれます。こういう展開になると苦しくなるのはいつも通りではあるんですがプレス耐性をつけていくしかないですからね。

後半は理仁がシンプルにアーリークロスを入れてくるシーンがありますがここまで効果的に左右に揺さぶる事ができてなかったのでいいと思います。

59分、鈴木→安東へと交代。

奪った時に前線との距離が遠くなってるのもあるんですがカウンタープレスで失って二次攻撃を受け押し込まれる時間帯が続きます。

水戸は幅を使いながら前進してからのクロスをメインにしながらやりたい事ができているように見えます。

ヴェルディはモビリティが落ちて繋ぐにま足元足元になってきたので中々前進できなくなってきました。ここも悪癖の1つなんですが…

ハイプレスがバラバラ連動できてないので水戸にスペースを与えるだけになってますしこれでは押し込まれますよね(^^;)

74分、井出→奈良輪へと交代。左SBに入り理仁が右IHへ移動。

https://www.instagram.com/p/CJI94HuDHQU/?igshid=13hz33jg53imc

晃樹からのパスを受けて潮音が抜け出しタメてから譲瑠に繋げスルーパスから山下の決定機を作れました。ここは潮音が相手に当てられてもバランスを崩さず繋げられたのが大きかったんですが、これくらいのプレス耐性をつけていければやりたい事がもっと体現していけると思います。

78分、松崎と深堀→山田と山谷へと交代。

水戸も疲れて来たんでしょうけどオープンな展開になって空いてきたスペースを使って前進していけるようになりましたけどそれは相手も同じですからね。

83分、馬場と佐藤→近藤と大久保へと交代。大久保はCFに入り晃樹が左IHに移動。

平が近藤にキャプテンマークを渡しますがうまくつけられずにプレーオンになってましたね(^^;)

オープンな展開でノーガードの殴り合いになってます。まあ終盤ではやむを得ない所はあるんですが

86分、中山と森→村田と木村へと交代。

スペースがある分押し込めるようになってきましたけどボールは行ったり来たり
となってます。その分深さをとれるようになりましたが

90+1分、理仁→河野へと交代。

晃樹と大久保に決定機がありましたけど決めきれずに終了。



最後に、相手のプレス強度や連動性が高くプレッシャーを感じるとプレス耐性の問題と相まってワンタッチパスやミスが増えるのは引き続きの問題なんですが、そうでもない時にもいまいちぼやけてたのは気になりました。まあここは今現在のクラブ状況が状況なので影響がない訳ないんですけどここは分けてもらいたいですね。もちろん難しいのは百も承知ですが

気合いが入りすぎてから回りする事もあるのでメンタリティをコントロールする匙加減が難しい部分もあるかもしれません。



今シーズンの総括を

永井監督下で特にカウンタープレスの精度は劇的に改善されましたし、ビルドアップや相手を引き出す所や崩しのアイディアも用意されてました。

メンタル面においては改善は見られますがまだまだといった所。ただ、ここはクラブとしての長年の課題なので永井監督云々というのはアンフェアですね。

ただ全体像がはっきりしてないのか選手に伝わりきってないのかがわかりませんがまだまだ曖昧な所があるのは気になります。

かなりの頻度で同じような事を書いてますし、過密日程を考慮しても正直進捗度に不満はあります。

来季の編成がどうなるのかわかりませんので順位=永井監督の手腕とは言い切れない所はあるんですが、現実的に勝ち点を拾う事も大事になってくると思いますのでここはしっかりやっていってほしいですね。

この尋常じゃない過密日程の中チーム、スタッフ、関係者並びにファンサポーターの皆様お疲れ様でした!

因みに12/20まで試合やってほぼ例年通りの1/14始動ってシンドくないですかね?(^^;)

20201216 第41節アウェイ松本戦

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マイナス3.3度とJリーグ史上最も寒い中で行われたアウェイ松本戦。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。松本保持時3-2-5非保持時4-4-2

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松本の保持時がIHをアンカー脇に降ろしてWBを上げる形になるのは珍しいですね。それで非保持時には左WBの高橋を最終ライン、右WBの鈴木を2列目に降ろして4-4-2になります。

松本は基本的に繋ぐよりはシンプルに背後を狙いサイドからのアーリー含めたクロスがメイン。

ヴェルディは奈良輪片上げのビルドアップはいつもの形ですが松本がそこまで寄せてこないので比較的楽にボールを持ててますし、ボールが走る分やりやすそうな印象。

踏ん張りが効かないので慎重にボールを受けてる選手が多いんですが井出はあまり苦にしてないように見えます。山形でのプレー経験があるからなんでしょうかね?松本の方が足をとられないように注意しながらプレーしている様子なのでプレス時に急停止が難しいのもあまり寄せてこない要因なのかもしれません。

ヴェルディは攻め急がずに無理をせず戻して逆サイドを使ったりときより背後を狙ったりして相手を走らせる事はできてますし立ち上がりは上々ですね。若狹が絞ってIHの理仁が大外に張る形もオートマティズムにできてますし、松本のWBが比較的高い位置をとるのでIHやWGが大外をとるのは狙いの1つなんでしょう。

11分、晃樹が橋内と入れ替わりCBが左サイドに寄った所を奈良輪が右サイドの山下に出し外に逃げながらGKを倒してからループで決めて先制!ファーストタッチでのボールの置き方が良かった分GKを見れる余裕があったような感じですね。

この後松本は寄せてはくるんですけど強度がさほどでもないのでその背後のスペースを使いながら押し込んでいきます。

カウンタープレスも効いてるのでやりたい事が概ねできてる様子ですが最後の所はもう少しシンプルでもいいかもしれません。

https://www.instagram.com/p/CI9BUC5jwQF/?igshid=sxueem700upi

理仁が運んで山下が中に入りHVを引っ張って広げたHV-WB間にスルーパスを入れましたがこれが理仁らしいセンスですよね。これを自分のテンポでない時にどれだけ体現できるかが課題になるのかなと。

今節は飲水タイムで紙コップで飲んでる選手がいますが暖かいもの飲んでるんですかね?

降雪量が増えてきてかなり見ずらくなってきました…

飲水タイム後は松本のプレス強度が上がってきましたがそんなに苦にしてる感じではないんですが高木が降りて2列目を厚くした分ここでボールが収まる事は増えてきました

今節は急がずビルドアップをしながらも山下が背後のスペースを狙い深さを作るシーンも多いので使い分けはできてますがこれを時間とスペースを削ってくる相手に同じようにやれるか?が課題ではあります。

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松本のプレス強度や連動性の部分はあるんですけど余裕があった分相手を見る所含めやりたい事は概ねできてました。

ヴェルディは早い時間帯に得点した事もあり無理せず後ろで回してる時間帯が多かったのでいつもより平均ポジションは低いですが形はいつも通り。

松本は繋ぐには選手同士の距離が遠くダイレクトをやるにも前線が孤立していてうまく機能してなかった印象です。

プレス強度がそうでもなかったり連動性がいまいちな相手だと時間とスペースを得られるので相手を見て空いた所を使う事ができる分強さ発揮できゲームとボールを支配できていた前半。



後半頭から高木→塚川へと交代。

松本はやはりプレス強度を上げてきましたし前から果敢にプレスをかけてくるように修正してきました。それを含めての選手交代だったんじゃないかなと。

50分に潮音が倒されてフリーキックになった時に主審の柿沼さんがバニシングスプレー使ってましたが見えるんでしょうか(^^;)

後半の松本は前線に当てて収めてから前進する事の方が多く、ヴェルディのプレスの背後を使いながらフィジカルで押し込んできます。背後を狙うよりこちらの方が慣れてますしヴェルディの弱みを突く方がいいという判断なんでしょう。

ちょっとした接触でも積極的にアピールしてきますしここは相変わらずですね(^^;)まあこれがクラブアイデンティティーでもあるんでしょうけど

押し込まれて耐える時間帯が続きますが、守る事では踏ん張れてるんですけど奪った後前線が急ぎ過ぎて間延びしてきたのでその分松本がスペースで収めてからの前進がスムーズになってきました。

61分、阪野→韓勇太へと交代。

松本のプレス強度が上がってきてプレッシャーを感じてきたからか球離れが早くなりミスも増えてきましたし、ロングボールを跳ね返しても中盤でセカンドを拾えずに二次攻撃を受けてしまいます。ここは一貫した課題ではあるんですがしっかり寄せる、競る、球際で戦う、試練に耐える所は乗り越えていかなければいけない壁ですからね。

66分、右サイドで鈴木が奪って運び上げたクロスを塚川に合わせられ失点。耐えきれませんでした…

66分、晃樹と井出→小池と佐藤へと交代。流れを変えたいのはわかるんですけど飲水タイム前で代えれば相手も対応してきますのでこのタイミングでの交代は悪手なんじゃないかなと。

プレスを受けて蹴らされて回収されるのが続いてますし、中々敵陣の深い所まで入っていけません

75分位から佐藤が譲瑠と並んで起点を作るようになってからプレスを剥がして前進できるようになってきました。

75分、久保田→山本へと交代してヴェルディは奈良輪→石浦へと交代。右IHに入り理仁が左SBへ移動。

小池と山下が積極的に背後を狙う事で松本の陣形を広げるようになってきて流れを引き戻せてきました。もちろん松本が疲れてきてプレスがそこまで効かなくなってきてるのもあるんですけど、このままズルズルいく事も多かったのでここは改善されてきてるかなと。

82分に理仁のスルーパスを潮音が中央で受けたシーンで山下と被ってしまったのがもったいなかったんですけどあまりこういう形をやってないのもあるんでしょうか。

90分、韓勇太と杉本→田中と藤田へと交代。

90+1分、潮音と馬場→近藤と澤井へと交代。

最後のセットプレーを耐えましたが攻めきれずに終了。



最後に、相手のプレス強度や連動性に疑問符がつく時はやりたい事がほとんどできて、強度や連動性が上がってプレッシャーを感じるとプレス耐性の問題と相まってワンタッチパスやミスが増え攻め急いで間延びしする分スペースを使われると今季を象徴するような試合でした。

今節は失点してヘッドダウンした感じではなかったのと再度背後を狙う事で中盤にスペースを作り押し返せたのは収穫かなと。

時間とスペースを削られると相手や空いてる所を見る余裕がないのでまず背後ダメなら中盤みたいに優先順位をつけてしまうのも手かもしれないですね。

今節結構雑なんですけどわかりにくいんですよね…

20201213 第40節ホーム長崎戦

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平と馬場の区別がつきにくいホーム長崎戦ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。長崎保持時3-3-4非保持時4-4-2。

序盤はお互い中盤でガチャガチャとやる事が多くヴェルディはともかく長崎はこういうスタイルでしたっけ?にはなりますね。シンプルに前線に当てるサイドを使うフィジカルでゴリ押しする方が機能しそうな感じがするんですが。

長崎が繋いでる時にヴェルディはミドルブロックで待つとDHに当てて戻す事が多くハイプレスでヴェルディを自陣に引き込んで盤面ひっくり返したいようなポゼッションをしてます。

4分に二見が運んで米田に渡しルアンが絡んで気田が突破しましたが、馬場がルアンを追ってサイドまで引き出されるような格好になってたので潰せない時はもう少し慎重にプレーしてほしいなと。まだ序盤ですからね。

アタックゾーンでの長崎はカイオがスルーパスに抜け出したプレー以外はサイドからのクロスが多くポゼッションで崩すって感じではないですね。

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今節は平-馬場-若狭-譲瑠で菱形作ってのビルドアップ。ルアンが譲瑠についてますし、これなら平若狭には大きなスペースがあるので運びやすくなります。ビルドアップがやりやすくなりますが今までこの形は無かったんじゃないかなと。

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絞った福村が降りてきましたが、これならSHの大竹は平と福村を見張らなければいけなくなりますので平か福村の空いた方から前進しやすくなりますし、大竹の背後で晃樹が受けてもいいと思います。そこにSBがついてくれば新井、DHがついてくれば端戸が空きますので。

実際やってたのは新井が降りて晃樹がパラレラ(サイド奥を狙う動き)が多いですが、WGIHで大外を使ってる分内側への侵入か難しそうな様子。

ヴェルディは長崎が前から奪いにこないので後ろで持つ事はできてますが、サイドから前進する事が多く中央をあまり使えてないんです。福村がいるので譲瑠がもっと前に行ってルアンを引っ張ってもらえるとスペースを使いやすくなると思いますし、WGが背後を狙う事で深さを取る動きももっとほしいなと。

https://www.instagram.com/p/CIx9kP0jceN/?igshid=l1koi9zk7paq

馬場から譲瑠へ縦パス→秋野を引きつけて端戸に縦パス入れて相手を中央に寄せてからサイドに展開とやりたい形が出せてました。こんなにうまくいかなくてもいいんですけどここまで無かったですからね。

今節は戻してからファー狙いのクロスが目立ちます。シンプルな攻撃をするのはいいことですが変な奪われ方をして逆襲を受けるリスクを勘案してるんでしょうか。

21分に自陣サイド奥から繋いでプレスを剥がしにいこうとしてあわやというシーンがありましたが、ここはプレーエリアが90゚しかなく奪われたらまずシュートまでもっていかれてしまうので相手のプレスが強力なら蹴ってしまうのも1つの手なんじゃないかなと。

28分、コーナーキックを角田に合わせられて失点。ゾーンで守る以上隙間にドンピシャを止めるのは難しいんですけど譲瑠と馬場2人でいった競り合いの所でも部が悪かったのは痛かったですね。

得点して長崎はあまりプレスにもこなくなりましたし、少し余裕が出てきたような印象。ヴェルディはちとパス回しを急ぐような感じが出てきました。

32分、毎熊からカイオ→ルアン→気田と繋いでカットインからのこぼれを大竹に押し込まれ失点。気田の腕にボールが当たってましたがセルフジャッジをして一瞬止まってしまいましたね…

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◦ 偶発的であっても、ボールが自分や味方競技者の手や腕に触れた直後に

・ 相手競技者のゴールに得点する。
・ 得点の機会を作り出す。

偶発的に腕にボールが当たったいるのでボールを手や腕に触れてた直後なんですけど判定するのはあくまでも審判ですからね。。今回は不運でしたけど逆に得する場合もありますので

この後のヴェルディは元々多くなかった仕掛けが減ってビルドアップが詰まるようになり、速い攻撃もいまいち噛み合わずネガトラ時のバランスが崩れてる分カウンターを受ける事が増えました。連続失点はもちろんダメージでしょうけど失点してトーンダウンする悪癖が出てきてますし、プレスにも寄せきれないというか怖がってるような感じがありますね…もちろん長崎が以前より余裕が出てよりコンパクトなブロックで構えてくるのもあるんですけどメンタル面での要因で相手を見れてないようになってきたような印象です。

最後二見の所で端戸が奪ったチャンスはもったいなかったですね…

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途中まではいい感じでしたが失点して流れが変わりメンタル面に影響が出ていたように見えました。

ヴェルディは譲瑠がもう少し前目の方がいいかなとは思いますがやりたい事は概ねできていたのでいつも通りの平均ポジションとアタッキングサイド。

長崎は中盤のスペースやセカンド回収から左サイドを使って気田米田にルアンが寄っていってからのクロスが多かったです。

戦術云々より失点するとトーンダウンして沈む悪癖も絡んで球際で戦う、競り合う意識が減り怖がる、逃げる部分が見えてきてクラブとしての長年の課題の克服にはまだまだ時間がかかりそうだなと感じた前半。



後半頭から佐藤と新井→井出と山下へと交代して井出が左IHで晃樹が右IHへ移動。もう少し仕掛けの部分を出していきたいとの事なんじゃないかなと。

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後半は晃樹が大外に張り小池がハーフスペースにいて晃樹が受けたら端戸が降りて小池が背後を狙うとさすがにここは手を入れてきました。

https://www.instagram.com/p/CIx9ugWDhNu/?igshid=1ds7yndwbqoif

福村が受けた時に井出が大外に開いて大竹を引っ張ったので譲瑠が空き、そこからのフィードで小池を使う形も出てきました。前半はこういうシーンをほとんど作れませんでしたからね。

50分、端戸→潮音へと交代。端戸は止まった時にハムストリンクを痛めてしまったようです…

左サイドでも大外で受けたらハーフスペースが背後を狙う又は大外で仕掛けるとこちらは井出と山下が仕掛けられるのでこちらの方が優位性を作れそうです。新井の場合はもっと押し込んだ時の方が良さが出ますからね。

ヴェルディが繋ぐサッカーをやる基本に立ち返って修正してきましたが、長崎は余裕がある分無理に攻めずに戻して逆サイドを使って前進する形も出てきました。

チャンスを作られたシーンはありましたが、後半はしっかりボールホルダーに寄せるようになりました。背後を使える時はシンプルに使うべきてすけど、背後を狙って相手を押し下げスペースを作って前進し、奪われたらボールホルダーにしっかり寄せて奪い返しにいく。繋ぎ倒して圧倒したいのであれば基本中の基本なのでここは忘れないでもらいたいですね。

長崎がロングフィードを入れてきたり中盤でフィジカルでゴリ押しされると部が悪いのでむしろ繋いでくれてた方がやりやすそうな感じなんですが、ボールホルダーへ寄せきれなくなってきてるのでここまでの修正が効いる部分もありそうです。

64分、福村→奈良輪へと交代。徹底して左サイドから仕掛けようとの事なんでしょうね。

攻撃はまだ急ぎ過ぎる感じはありながらも大分改善されましたし、競り勝ててはいませんが球際でもある程度やれるようになってきたのはいいですね。やらない事には何も始まりませんので

70分、富樫とルアン→畑と玉田へと交代。

長崎は後ろで回してヴェルディの選手を寄せてから背後のスペースへフィードして前進とより無理をしなくなってきました。まあ2点の貯金がありますので

73分、角田と大竹→庄司と加藤へと交代。

残り時間が少なくなってきて長崎がボールホルダーに寄せながらもスペースを埋める傾向が高くなってきたのもあるんですけど、ヴェルディの攻撃は出し手受け手のタイミングがまだ合ってない所がありますね。

82分、晃樹→理仁へと交代。

後半内容は良くなってるんですが、やはり失点でズーンと沈むメンタル面の影響でもったいない事になってしまってる印象。

https://www.instagram.com/p/CIx96uzjqdk/?igshid=137ysxxcupeah

カイオに理仁が寄せて止めきれませんでしたけど攻撃を遅らせて奈良輪と奪う事ができました。勝てなくてもしっかり寄せる球際で戦う事はとても大事なので続けていってほしいですね。

長崎がしっかり退いてきても楔を入れて展開しポケットを使う事はできてます。ファークロスは読まれてる分内側を塞がれて対応される事が結構ありましたけが。

88分カイオ→磯村へと交代。

決定機は作れてましたが崩しきれずに終了。



最後に、ここ3試合ともフィジカルが強く4-4-2でブロック作ってくる相手が続いてた中では菱形ビルドアップで2トップに中央のコースを切らせてその脇を使いやすくしてから前進し、長崎のSHがDHIHのどちら側のコースを切るかでWG CFの空いた方を使う意図がありある程度体現されてましたから内容は悪くはなかったですが、前半の内に2失点して長崎を楽にさせてしまったのが大きかったですね。

中央を使いたいけどプレス耐性の問題があってゲームをコントロールするのが難しい問題が続いてますが、来季に繋げる為にも慌てずに済む程度までやっていくしかないのですね。

永井監督のコメント

自分たちの掲げているスタイル、これだけ攻撃サッカーを明確に打ち出しているにもかかわらず、1失点しただけで下を向いてしまう。そこは我々が来季も見据えた中で、より強くなっていかなければいけない、一番大きなところだと感じています。2失点目に関しては自分たちの自滅というか、気の緩みと言ってしまえばそこまでですが、やはりホイッスルが鳴るまでプレーをやめない、切らないのは当然の話で、そこに対する非常に大きな反省点があります。 

それとこれはクラブとしての長年の課題なんですが、得点に必要以上調子に乗り失点に必要以上にズーンと沈むと得失点のリアクションがやたら重く、ボールホルダーへの寄せや球際のプレーを怖がるようになってしまうのもメンタル面が不安定な部分があるんでしょうね。実際この試合はここで決まってしまった感じでしたので。

それと反則があったかどうかを判断できるのは審判だけなので笛を吹かれるまでプレーをやめない所は徹底してもらいたい所。

背後を狙い使えそうならシンプルに使い、そうでなくても深さを作ってスペースを空けてからビルドアップした方がやりやすいですし、ボールを奪い返さないと攻撃にできないのでしっかりボールホルダーに寄せて自由を奪ってプレーを制限させる所はボールを保持して繋ぎ倒して相手を圧倒するには必須なのでここもしっかりやっていってもらいたいですね。実際後半はやれてたんですから

20201206 第39節アウェイ町田戦

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アウェイ町田戦。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。町田保持時2-3-5非保持時4-4-2。ヴェルディは井出と晃樹が逆配置。

町田がボールを下げた時にマンツーで追って水本にタッチに出させてたのでプレスのハメ方はできてますね。

ヴェルディは左SB片上げの3バックでのビルドアップ。町田は最終ラインまでは寄せずに安藤がコースを切り平戸が譲瑠につきますが、安藤をサイドに寄せた時は平戸が出てくるので譲瑠を使って外していきます。

町田は奪ったら手数をかけず安藤に当てて平戸に落としてくるので前節の千葉と攻め手が似てますね。逆に平戸が繋いで安藤へという形もあります。

町田はバックパスには追ってきますが端戸が降りてきてフリックで佐野を外して前進といつもの形を出せてます。

ヴェルディコーナーキックの守備はゾーンに戻しましたね。高さがある選手が多い訳ではないからなんでしょうか

ビルドアップの縦パスを奪われてショートカウンターを受けて跳ね返しも奪われて押し込まれましたが、ここはやむを得ない所もあるんですがちと慎重さはほしいなと。

https://www.instagram.com/p/CIgsYWej8Va/?igshid=v1x6a9w0nllw

若狭が平戸、ジョンチュングン、佐野を引きつけてから小池を背後に走らせましたが、1人で3人を引きつけられれば必然的にスペースができるので上手く突く事ができました。こういうプレーは前進を大きく助けてくれるので続けていってほしいですね。

安藤が流れるシーンもありますが吉尾が高い位置をとり理仁と競り合う形が多くなってきましたがまあ狙ってきますよね(^^;)

町田がバックパスを追ってきた時に後ろはマンツーでついてきますが井出のプレス耐性が高いのでここで剥がせるのは大きいんですけど徐々に進めなくなりシンプルに背後を狙う事が多くなってきました。

ヴェルディはビルドアップから始める事が多いのでロングフィードを拾える位置に味方がいなかったり町田とは慣れの違いもあるんでしょうけどセカンドが拾えませんし、ヴェルディはSHが寄せてくる時はIHが大外に出て外す事が多いですけど、コースを切りながら寄せてくるので無理目の縦パスを奪われて二次攻撃を受けてしまうので町田のターンが続きます。

最初の10分以外は町田のペースですが、コースを切りながら寄せる(カバーシャドウ)スキルがしっかりしてるのが前進できない大きな要因かなと。

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理仁を譲瑠と並ぶ形に変えてきました。中々中央に入ってないのでサポートをさせて、2トップの背後で受けて2DHを引き出して端戸とIHがライン間を使って崩しにいきたいのかなと。ただ左サイドで幅をとる所がいまいち定まってないので町田は守りやすそうな印象はあります。

下がりながらボールを受けても相手はボールとマーカーを同時に視られるので簡単にはハメられ蹴らされてしまうのは町田の思うつぼになってしまってますね…

蹴らされて回収されたり無理目の縦パスを奪われまた守備か…みたいな感じになってるように見える所があります。

降りてきた端戸が叩いたり譲瑠理仁が受けて井出や潮音を使って前進したシーンがようやく出てきました。ただ左サイドで数的優位作ってもそこで待つような形になり進めませんね。逆サイドで浮いてる小池を使うとかもっとシンプルに判断してもいいかもしれません。

町田は戻した時にはすぐにサイドを変えるのでここは整備されてます。

やってる事の骨格は変わってないんですけど、いつもの形が違うからなのかいつになくぎこちないのがビルドアップが上手くいかない要因になってるようにも感じます。確かに町田の寄せ方コースの切り方が上手いのもあるんですけど中央を使う意図があるならここは粘り強くやっていくしかないですね。ここで町田を走らせて消耗させるのもタスクの1つなんでしょうし。

38分に譲瑠→晃樹→井出と繋いでからのシュートがファーストシュートでしたけど中央から崩す形がようやく出てきました

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譲瑠と並ぶのを井出になったりするのでここは流動的にやってるようです。

https://www.instagram.com/p/CIgsjKzDGPp/?igshid=8g4yhf9uogkf

井出が周りを見てフリーなのを確認してからパスコースを作ってボールを引き出しましたが、こういうプレーを増やしていってほしいなと。相手の背後に隠れてしまってはパスコースが作れませんからね。

町田はサポートが遅くなった分安藤に時間を作るのを頼る形が多くなったので的を絞らせない中央を使うビルドアップの効果が出ている様子だったんですか安藤に感化されたのかまた人数をかけてくるようになり押し込まれました。

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井出はシュート1本とビルドアップで奪われカウンターを受けゴール前まで中々運ぶ事ができませんでした。町田のプレスやコースを切るポジショニングがよかったのはありますが、プレッシャーラインの背後でフリーになってパスコースを作る動きがほとんど無く、あっても使えてなかったのが大きかったかなと。

ヴェルディの平均ポジションはビルドアップの途中って感じで左サイドから進むもうにも中々進めないのでIHが2枚とも左に寄ってて小池が孤立していたのが目立ってました。なのでアタッキングサイドはいつもよりかなり左寄り。

町田は奪ったら安藤に当てる、平戸が繋ぐ、SHを走らせるとシンプルな攻撃でコースを限定販売する守備も機能してましたし、奪った所から縦や逆サイドに展開して早く攻撃するのでアタッキングサイドはまんべんなくといった所。

ビルドアップの骨格は変えてないんですけど並びを変えたらプレス耐性の問題もあって上手く機能せず、低い位置で奪われカウンターを受けてるのでまだまだ前途多難だなと感じた前半。



後半頭から理仁→福村へと交代。殻を破るにはもう少し時間がかかりそうな感じですね…

福村は大外にいるので形は元通りにしてきました。福村から小田の背後に入れて潮音を走らせ深津がカバーにいって広がったCB-CB間に端戸が入っていく形がありチームとしての狙いは出せてますが、町田は奪ってから安藤やチョンチュングンの所で収めてからから前進していき奪われても寄せが早いのでヴェルディは蹴らされる展開になってます。

50分にサイドを変えながらパスを繋いで前進して若狭の逆サイドポケットへのクロスまでいけたのは綺麗に運べたと思いますが、もう少し相手を動かしスペースを作ってそこを突く所は詰めていってもらえたらなと。

町田は相手を背負って叩いてますが、ヴェルディは難しいので中盤でワンタッチで叩く事が多くテンポを変えられないので相手に読まれやすいように見えますしプレス耐性の差が出てますね。背負ってキープして時間を作るまででなくてもいいんですけど相手に寄せられても動じない位のプレス耐性があると相手を引きつけるポイントを作ってスペースを作り前進しやすくなるんですが

もちろんプレッシャーラインの背後でフリーになってパスコースを作れる位置を取る事はとても大切な事ですが、中央で起点を作って相手を寄せるにはそれ相応のプレス耐性がないと相手を見たりスペースを見つける余裕がない感じです。

これは守備にも影響があって2人で囲んでも突進されるとファウルで止めるような形になってしまってますね。

ただ前半よりボールの動かし方がスムーズになった分ビルドアップのミスを奪われてショートカウンターを受ける事は減ってます。

66分に平戸が抜け出した所をアフターでマテウスが倒してしまいPK。これは仕方ないですね…このPKを決められ失点。

69分、井出と小池→佐藤と山下へと交代。

サイドを変えながら前進できるようになってきていつもの形は出せてますが、町田の守備が固いので中々エリア内に入っていけません。早い攻撃ではチャンスが作れそうではあるんですが

80分、若狭→クレビーニョへと交代。そしてWGを逆配置にしました。出し手受け手の関係性での入れ替えでしょうね。

町田は早い攻撃だけではなく左右に振って空いた所に縦パスを入れて崩しにいくプレーもあるのでリードしてる時には有効ですね。

86分、ジョンチュングン→森村へと交代。町田はこの時間で初めての選手交代ですか(^^;)

87分、安藤→中島へと交代。運動量が落ちてきた選手を代えてるようですけど一回で代えないんですね。

89分、潮音→松橋へと交代。左WGに入り山下が右WGへ移動。

町田がしっかりボールホルダーに寄せてラインコントロールもしっかりしてるのでスムーズな前進ができませんし、押し込んで左右に揺さぶりをかけますがエリア内に入っていけません。

このまま終了。中々攻め手が作れませんでした。



最後に、町田がボールホルダーの自由を奪いしっかりスライドとラインコントロールをしていたので守備が固かったのはありますがチャンスらしいチャンスをほとんど作れませんでした。

サイドに誘導する守備をしていたので中央を厚くして起点を作り相手を寄せてサイドを使っていこうという意図はわかりますが、パスコースを作る所やプレス耐性の問題もあって上手く機能しなかったのが大きかったかなと。

勝利を目指す拘るのを大前提としながらも試すのは大事なのでそれはいいんですけど、球際の所や仕掛けの部分が足りなかったのはあるんですけど士気が落ちていく感じもあるのでメンタル面の課題も見えたかなと。

こういった試合は不定期にあるのでしっかり向き合って対応してほしいですね。

20201202 第38節ホーム千葉戦

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8人欠場でこのメンバーが組めるのに何でこの順位なのかが不思議なホーム千葉戦。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。千葉保持時3-1-4-2非保持時4-4-2。ヴェルディは佐藤と理仁が逆配置

千葉の守備はミドルゾーンでセットするので前回対戦時よりはラインは高め、ポゼッション時は右SHの堀米に入れて戻してクレーベに入れてDHに落とす、そのままサイド攻撃、逆サイドのアランに展開する形が多く右サイドを起点にしてるようです。ただ自陣に引き込んでからクレーベを狙う意識がかなり高く基本的には攻撃であまりリスクをとりません。

ヴェルディの守備は千葉がクレーベへのフィードを狙ってる事もあってハイプレスという感じではなくミドルプレスで、攻撃は千葉の2トップに対して奈良輪片上げの3バックでビルドアップをしていきますが千葉はそこまで食いついてきません。アランが若狭に寄せてくる時は佐藤が大外に開いてパスコースを作って前進する形はありますが全体的にシンプルに背後を狙う方が多いです。

千葉はセットする守備はいいんですがプレスにくる形はそんなに連動できてる感じではないので引き出した方がチャンスが作れそうです。

理仁が2トップ間に立って締めさせてビルドアップを助けようとしてるんすが、千葉の選手の影に入ってしまってパスコースを作れてない事が多いので締めさせるパスコースを作るといったポジショニングは今1つといった所。なので2トップ脇から前進しようとしてもCFとSHに寄せられて中々前進できません。

横に揺さぶった時は2トップ脇から前進してビルドアップできるんですが全体的に後ろ重心なので厚みを持たせるのが難しいです。

お互いリスクをあまり取らずに守り合いのようになってる分静かな展開なので20分の奈良輪のシュートが両チーム合わせてのファーストシュートでした。

最終ラインから中々運べないのでサイドに入れても前進できず、戻して逆サイドに振る形も少ないのでビルドアップが詰まり気味。ここは千葉も同じなんですが

ヴェルディは千葉のSHが寄せにきた時は大外やCF-SH間にパスを入れて前進できてるのでいかにして相手を引き出すのかが鍵になってますね。

30分経過時にお互い流れの中での決定機は船山と小池が背後を取れた所の2つだけですね。コーナーキックから千葉にチャンスがありましたけど高さがある分セットプレーは気をつけたい所。

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理仁が2トップ間に立って締めさせながら背後でパスコースを作る動きができてました。こういうプレーを増やしていってもらいたいですね。

この辺りから2トップ脇から運べるようになってきてスペースを突いたり空けたりと保持時の重心が改善されてきていつもの攻撃の形が出てきました。奪われた時に最前線にクレーベやアランがいる分一発で盤面をひっくり返される恐れがあるのでリスク管理と天秤にかけなきゃいけないのは当然なんですけどそこは予防的なマーキングで対応していければなと。

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基本的に千葉戦はオープンな展開でノーガードの殴り合いになる事が多いのでこれだけ静かな展開は初めてなんじゃないかなと。

ヴェルディの平均ポジションは思ってたより綺麗な形ができてましまし、佐藤→小池のシンプルな形が目立った分珍しく右サイドからが多め。

千葉はDHを落として両SBを上げながらクレーベを狙って背後の船山やDHに落としてアランへと手数をかけない攻めが目立ちアタッキングサイドはその割合ですね。

尹晶煥監督なら十分にあり得るんですけど、千葉戦でこれだけ静かな展開は違和感しかなかった前半。



後半頭から奈良輪→譲瑠へと交代。アンカーに入り理仁が左SBへ移動。

理仁は内側に絞り福村のようなポジショニングをとるので山下が大外で幅を取る形になりました。

千葉はボールホルダーへの寄せがいまいちな傾向があるので積極的にミドルを打っていくのはいいと思います。

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佐藤のフィードを潮音が胸トラップして相手との間に身体を入れながらキープしましたが、中盤より前でプレーするにはそれなりのプレス耐性がないとテクニックを生かせないのでやっていってほしいですね。身体を張ってキープしてって所まででなくても構いませんので

前半と比べるとデュエルが増えてきてアグレッシブになってきました。中2日てで体力を温存してたって感じではなさそうでしたが両すくみになりやすい展開だったのも大きかったんだと思います。

バックパスにはGKにまで千葉が寄せてくるようになりましたので空いた所に入れてからのレイオフで前を向いて前進していきます。自分達がバタつかなければ前から来てくれた方がやりやすそうですね。

中盤で前を向いてボールが持てる時に前線が背後や斜めに走る動きがあるのはいいですね。走った選手やその動きによって空いた所を使ってもいいですからね。

前半の最後の方からポジショニングが前目になった分押し込みやすくなりました。もちろんリスク管理をしながらになりますが、最初の方は後ろ重心で中々前進できませんでしたからね。

60分、堀米→為田へと交代。左SHに入りアランが右SHへ移動。

後半は井出と潮音がハーフスペースで起点になる事が多いです。ここからサイドに叩いたりレイオフから展開と中央に入れてからの方が楽に相手を動かせます。

62分、井出→晃樹へと交代。

理仁のプレーがぎこちないのが気になります。判断に迷いがあってミスを怖がってるというかそんな感じにも見えます。しばらくSBをやってなかったのもあるのかもしれませんが

千葉は高さ優位なのでセットプレーでは人数かけてきますし、ヴェルディコーナーキックは千葉がゾーンを守ってる事もありここまで全てがショートコーナーからで変化をつけてきます。

69分、新井一耀の横パスをインターセプトした佐藤がキックフェイントで鳥海を引き出してから潮音に鋭い斜めのパスを送って譲瑠に落としフリーの状態で冷静にニアに蹴り込み先制!ここまで佐藤はスペースがあると積極的にミドルを打ってきてたので鳥海は詰めにいきますし、潮音は新井一耀に詰められていたのでダイレクトじゃないと難しかったと思いますがよく譲瑠に出せたなと。その前に晃樹がアランに寄せて真縦のパスを前向きでインターセプトできてスムーズに攻撃に移行できたのも大きかったです。

ヴェルディでも結構あるんですけど、相手が前向きでインターセプトできるような真縦や無理目の縦パスは避けてほしいなと。

千葉は当然前から圧力を強めてきで間延び気味になってきたのでその間を使って前進していきます。うまく意図が合わなかったりはしますけどプレスを剥がす所は落ち着いてやれてます。

74分に平からの楔を潮音が受けて佐藤にレイオフして逆サイドの山下へフィードした時に山下が足を滑らせたんですが下平と互角でした。下平は足が速い訳ではないのでここのギャップをもっと突いていきたいなと。

74分、熊谷と増嶋→高橋と米倉へと交代。攻撃的な交代をしてきました。

千葉にボールを持たれた時にSHに入れてクロス、進めなそうな時は戻して逆サイドへとヴェルディが左右に揺さぶられる展開になり、為田の突破力を生かしてクロスまで行けるようになった分攻撃に厚みが出てきました。

ヴェルディが持った時にプレスを剥がすのはいいんですけどちと急ぎ過ぎな印象です。リードしてる訳ですから千葉のペースに付き合わなくてもいいのでここをコントロールできるようになるともう一歩上に行けるんじゃないかなと。もちろん前がかりになる分背後が空くのでここをシンプルに突くのは必要ですが

82分、理仁→近藤へと交代。右CBに入り祥平が左SBへ移動。パワープレー対策なんでしょう。

83分、田口から為田へのフィードで背後に走らせてグラウンダークロスを入れて平のクリアがクレーベに当たってゴールに入ってしまい失点。為田に若狭譲瑠の
2枚が剥がされてしまいましたからね…

千葉がサイドからの突破とクレーベへフィードを入れてくる形もある分押し込まれ気味ではあるんですけど腰が引けてる感じではないのでここは改善されてますね。

最終盤は相手を押し込み奪われてもカウンタープレスで奪い返してヴェルディのターンが続きます。

89分、アランと船山→川又と山下へと交代。高さのある選手を入れる以外でコーナーキックの守備前に選手交代をするのは珍しいですね。

惜しいシーンが2つ程ありましたけど奪われた時も奪い返す、カウンターを遅らせる対応ができてますね。

90+3分、潮音→石浦へと交代。右IHに入り佐藤が左WG山下がCFへ移動。

石浦は出場時間はほとんどありませんでしたが、高橋を剥がして逆サイドへフィードと浮き球で背後を取れたシーンがあり爪痕は残せたんじゃないかなと。

ほどなくして終了。



最初に、前半はリスク回避の為にハイプレスを自重したのはよかったんですが、重心が後ろになった分攻め手が佐藤→小池へのシンプルな形くらいだったので停滞気味でした。

後半は重心が改善されて繋いで前進できてましたし、千葉のハイプレスを剥がせるシーンも目立ちました。前方にスペースがある時は積極的にミドルを狙う事が得点に繋がった訳ですしここの意識がもっと高くなれば相手を引き出しやすくなると思いますのでやっていってほしいですね。

理仁はプレス耐性からがポジショニングが後ろになり消極的になってミスが出て更に…の連鎖が見える感じがあるので中盤をやるのに必要なプレス耐性と潰されてもいいので思い切りよくやる事を意識した方がいいのかなと思う所はあります。

千葉戦といえばどオープンの殴り合いが常だった中で静かな展開は違和感以外の何物でもないんですがデュエルの所やボールホルダーが前を向いた時の動き出しはよくなってきましたし少しずつ前進していけたらなと。

今季はJ3で秋田vs秋田がありましたけど、来季はJ2で秋田vs秋田犬があるんだなーと。だからなんだと言われてもなんでもないんですけど

20201129 第37節アウェイ琉球戦

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アウェイ琉球戦。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。琉球保持時3-2-5非保持時4-4-2。ヴェルディは潮音と山下が逆配置

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今節は譲瑠を上げて晃樹とアンカーに入る事もあるのでここはある程度流動的にやらせてる様子。

ビルドアップで2トップ脇から上がって小泉に奪われてしまったシーンがありましたが、繋ぐサッカーをやる以上こういうミスは受け入れる必要があるのは間違いないんですけど晃樹が小泉の背後に隠れてしまっていたのでパスコースを作る意識をしてほしいなと。端戸は降りてきて理仁が背後に走るつるべは動きは良かったです。それと今節は右サイドの奈良輪を上げる形

琉球は中央から右サイドで起点を作って逆サイドでオーバーラップしてきた沼田に振ってからのクロスが多くGK-CB間のロークロスやアーリーニアポケットと状況によって使い分けがされてるので形が整理されてますね。

琉球がハイプレスで来た時に相手を引き寄せてからパス出しできていたのでスムーズに前進し晃樹のシュートまで繋げられました。相手のプレスを剥がし方はよくなってきてると思います。

琉球がブロック作った時には端戸がライン間に降りて起点を作ってサイドに叩いて前進する形もありますね。

風が強い分1つ飛ばしたりフィードの調節に苦労しているような印象がありますが、ここは自分達がアジャストしていくしかないですからね。一本のパスで盤面をひっくり返す意識もあるのでこの時はどうやって前進するかの型は定まってきているようですし、球際でも戦えてます。

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奈良輪片上げの3バックに琉球が2トップ+SHも寄せて数的同数を作りにくるとその背後をIHが狙うとここも整備されてますし、ビルドアップの所は確実に前進してます。

ほぼヴェルディのペースなんですけどトランジションの反応は琉球の方がいいですね。

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ゴールキックからのビルドアップで4バック+譲瑠に対して2列目まで+市丸をつけてきたので、市丸が空けた背後に蹴ってきました。この時どこにスペースがあるか?は共有されてきているようです。

琉球レイオフやサイドに叩いてからのサイドチェンジや、CBが運んだらDHが背後のケアをしますし攻撃の形はしっかりしてますがトランジション以外ではあまり優位性が作れてません。ただポジトラ時にヴェルディの選手を剥がして前進するシーンはいくつもありますね。

17分、中央の小泉から右サイドポケットの風間宏矢にフィードして上里に落とし、今度はオーバーラップしてきた田中がダイレクトで折り返した所を小泉に押し込まれ失点。いい流れでしたしきっちり合わせられてしまったので仕方ない所はあるんですがもう少しボールホルダーに寄せてほしかったですね。お互いブロック作った時にボールホルダーへの寄せがイマイチな中でチャンスをモノにしたって印象です。

この後琉球は3バックに2トップ+SHを当てながらもプレスよりコースを切るようにしてきて、後ろはマンツー気味でついてきたのでサイドが降りたらハーフスペースから背後を狙うつるべの動きで剥がして前進していきます。

そうしたら琉球はミドルゾーンでブロック作るようになったので前進が難しくなってきたので縦に早い攻撃を織り混ぜていきます。ただ無理目のスルーパスを通そうとして奪われるシーンもあります。相手に前を向かれた状態で奪われるとスムーズにカウンターを受けてしまいますし、リードしてる琉球としてはありがたい展開になってしまうのでここは修正ですね。

飲水タイム後は譲瑠と理仁のポジションを入れ替えました、中々アンカーが受けられてないので手を入れてきたようです。

琉球はカウンターにいければいきますが、難しそうなら無理せず戻してポゼッションに切り替えるのでリードしてる時のゲーム運びができてます。

ヴェルディは押し込んだ状態からサイドを使い中を使えそうなら中ダメなら戻して逆サイドと揺さぶりながら前進していくのは共有されてる分ブロックの内側に侵入できるシーンはありますが、中々シュートまではいけません。まあ琉球の寄せがイマイチなのは考慮しなければいけませんが

最終ライン経由でサイドを変えるんですが、もう少し最終ラインが運んで2列目を引き出すようなプレーがあるともっと楽に前進できそうなんですがあまりそういったプレーが無いですね。その代わり真縦のパスが増えてきたので嫌な予感がします(^^;)

中盤も相手を引き出した背後を狙う動きは引き続きあるのでブロックを割るアイデアはあるんですが、相手を引き出すような意図を持ったプレーが少ないですね。プレス耐性の問題もあるんですけどスペースを求めて持ち場を離れてしまえば前進が難しくなってしまいます。スペースは自ら作るものなので

琉球が持つとパス回しをしながらスキを伺いダメなら戻しますがどちらかというと時間の浪費の方が近い感じはするんですがカウンタープレスが早いので琉球のターンが続きます。

39分、マテウスのフィードを沼田が跳ね返して池田の落としを背後で受けた小泉に決められ失点。近藤のポジショニングが中途半端になってましたのでもったいなかったですね…

ヴェルディは低い位置からSBの背後へのフィードと端戸への斜めのパスで前進を図っていきます。狙いは悪くないんですが無理目の縦パスを奪われカウンターダメならボールを持たれて時間を使われてしまいます。

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序盤は優勢でしたけど失点してヴェルディが最終ラインから運ぶ事が減り無理目の縦パスを入れるようになって攻め急いだ分琉球のペースになっていった印象です。

ヴェルディの平均ポジションは大体いつも通りなんですけど山下が下がり気味なのがちともったいないないとは思います。アタッキングサイドはいつもより左サイドが少なく中央が多めてましたが、守備ブロックの前で回す事が多かったのはありますね。

琉球は沼田がオーバーラップして河合が絞るのが基本だったので圧倒的に左サイドが多く、途中からブロック作ってカウンタースタイルになった分間延び気味でした。

そんなネガティブな内容ではなかったんですが、寄せる所やポジショニングのミスで主導権を渡してしまったのが大きかった前半。



マイボールになった時に慌てないこと

慌てて攻めてバランスを崩してカウンターを受けるのを警戒してるんですよね。ほんとそれが心配な展開ではあります(^^;)


後半頭から晃樹と理仁→佐藤と井出へと交代。若手の3センターを起用したけど思ってたより機能しなかったから元に戻したって感じでしょうか。それと潮音と山下の位置を入れ替えてます。

ボールを持っても急ぎ過ぎて雑になってる縦パスがいくつかあって奪われ二次攻撃を受けてしまってるシーンがいくつかありますね…

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近藤が2トップ脇から中盤に運んでから奈良輪に渡した時に端戸佐藤潮音がライン間にいて、ここでは河合のリアクション次第で空いてる所から前進できますので(ここでは河合は潮音へのコースを消しにきたのでSH-DH間が空き、市丸は背後に抜ける端戸も気にしないといけない分ボールホルダーに寄せきれないので佐藤がここで受けられてたらスムーズに崩しにいけたかなと)運べる時は中盤に運び相手を引き出すのは繋ぐサッカーをやるには必須になります。

井出がサイドに流れて上里を引っ張って空いた所に端戸が降りてポストプレーをするようになりましたが、ここで守備ブロックを割れればそれでいいですし、相手を中央に寄せられればサイドが空くのでそこから前進すればいいと。これがフリーマンの役割でもありますので

山下を使ってシンプルに背後を狙う形もあり相手の陣形を間延びさせようとの意図もあるようです。

後半の立ち上がりこそ無理目の縦パスでリズムを崩してましたがしばらく経ってきたら落ち着いてきました。

最終ラインから中盤に渡した時に池田と小泉のケアがルーズになってしまうと決定機まで持っていかれてしまうのでここは気をつけたいです。

60分くらいから琉球はよりコンパクトなブロックにしてきたので中々内側に侵入できなくなってきたのでまた無理目な縦パスをカットされてカウンターを受ける展開になりましたね…

62分、コーナーキックからニアで栄直と譲瑠がモツれたこぼれを沼田に拾われてニアハイに決められ失点。沼田が戻りながら腰を捻ってニアハイに打ち込むのは体幹が強い証拠ですしこれは沼田を誉めるべきかなと。

琉球は引き続きコンパクトなブロックを作ってきてヴェルディの縦パスを狙う展開は変わりません。

65分、福村と譲瑠→クレビーニョと小池へと交代。クレビーニョは右SBに入り奈良輪が左SBへ移動し、小池は右WGに入り潮音が右IH佐藤がアンカーへ移動。状況打開の為に仕掛けられる選手をという事なんでしょう。

72分、風間宏矢→人見へと交代。CFに入り池田が右SHに移動。

ブロックの外側での縦パスを奪われてる事が多いんですが、それならWGのレイオフで相手SBを引きだしてから再度入れて端戸やIHが流れる方が良さげな感じ。

端戸が最終ラインと駆け引きをずっとやってるんですけど、いつもよりテンポが速い分前線と合わないシーンが多いですね。焦りもあるのかもしれませんが全体的に急ぎ過ぎてる印象。

相手を動かしスペースを作ろうという意図はあるんですけど、いつもよりテンポが速い分タイミングが合わない事もあり相手を動かし目線を振り回すようなボールの動かし方がほとんどできてないですね。最終ライン、中盤、前線とそれぞれでズレてきてる感じです。

琉球は理想的な展開なので80分過ぎでも元気ですし、バックパスにも精力的に追ってきてからまたブロック作り奪ったらカウンターとやる事がはっきりしてます。

83分、小泉と上里→小野と風間宏希へと交代。

小野は三角形作りながら捌いて周りを使いながらヴェルディの選手を寄せさせてその背後を味方に使わせるとこういうセンスは相変わらずですね。

84分、奈良輪→松橋へと交代。

何度か小池からの落としを受けたクレビーニョがハーフスペースを上がっていったり大外で山下が受けて仕掛けたりしてチャンスになりそうなシーンはあるんですけどこれだけ攻めあぐねてれば個の打開にかけるようになるのはやむを得ない所はありますね。

86分、高い位置で市丸に縦パスを奪って小野がかまスルーして人見が仕掛けたこぼれを河合に豪快に打ち込まれ失点。小野に入る所で止まってしまった分反応が遅れてしまいました。

88分、河合と栄直→山口と岡崎へと交代。

このまま琉球のブロックを崩せず終了。



最後に、上手くいってた中で失点→無理目の縦パスで奪われる→立て直す→失点→無理目の縦パスを奪われる→立て直す→失点→ややトーンダウン→失点といった感じで2度程立て直せていたので今までの大敗の中ではポジティブではありました。今までならもっと早くにトーンダウンしてなす術なくズルズルと負けてたと思いますので

型はある程度定まってきてますし、いい流れになってきた所で立て続けの失点は運の要素もあるんですが、そもそもボールホルダーに厳しく寄せる事ができてなかった所から始まってたのでまずはここから修正ですね。

それと、焦って攻め急ぐ事で出し手受け手のタイミングが合わずに前進できず、無理目の縦パスを奪われカウンターを受けるとここの悪癖はまだまだですね。まあこの部分はクラブとしての長年の課題の部分なので少しずつ確実に改善していくしかないので。

クラブの長年の課題に真っ向から立ち向かうとどうしても勝ち点をこぼしがちになる分逆風が吹きやすい中でギャリーや永井監督はよくやってくれてると思います。ロティーナ&イヴァンはサッカーの原理原則の方に手がかかってたので中々ここまで踏み込めませんでしたからね。

永井監督に不満が無い訳ではないんですが、ここの部分は誰かが悪者になってでもやっていかないとクラブとして前進できませんので期待してます。