20260228 百年構想リーグ第4節アウェイマリノス戦の雑感

今節の保持はいつも通りDHが縦関係になりサイドからへそに入れて前進し、新井がマリノスの右SBの井上の背後に流れる事が多く、マリノスがかなり人を掴みにくる分降りて相手を引き出してフリックやレイオフでチャンスメイクしていく形と、マリノスのラインがかなり高い分染野が背後やサイドに流れて局面をひっくり返す事も多いです。マリノスが中央を締める意識がそこまで高くなかった事もあり中央は使えてましたけど、マリノスのWGがそこまで守備意識が高くなかった中浮いたポジションのWBをそこまで効果的には使えてなかった印象です。後半はWBや4-4-2にして攻撃的にして攻勢に出れるシーンもありましたし、終盤走り勝つ事はできてましたけどそこまでの失点が重かったですね。

 

非保持は染野が2CBを見張りSBにボールが出たらシャドーが寄せていってDHにはDHがついて噛み合わせていく形で、中盤の攻防戦はしっかりやれてましたけど(もちろん全体的にユルいと言われても仕方ない時間帯もありましたが)WGの対応に苦労してたように見えました。プレスのスイッチが入れづらかったからか寄せの強度もイマイチなシーンが目立ちましたので思ってたのと違うってなってたのかもしれませんけどある程度はピッチ内で解決してほしかったなとは感じました。

城福監督のコメント

“相手のウイングに我々のウイングバックがマークについているような状況が多すぎたので、前から奪いに行くというシーンも含めて迫力がなさすぎたと思います。“

染野が1人で2人を見張る形でしたのでこの形のミドルプレスになっていたんだと思いますが、本来はSBにWBが寄せてCBがスライドする縦ズレ横ズレをやりたかったって事なんですかね?そういうシーンは全然なかったので選手と指導陣で齟齬があったのかどうか。まあ選手サイドが敢えて風下をとったのならゼロで抑えてこいよというのはわかります。

 

マリノスは山根が前喜田が後ろで中央から(DHというより角田のドライブでビルドアップの出口を作る事が多かったですが)WG又はロングフィードで直接使う形が多く、左はオナイウが降りて遠野が寄って密集を作って突破又は相手を寄せてサイドチェンジ、右サイドは比較的シンプルに仕掛けてからのクロスやカットインでチャンスメイクがメインのようでしたので、WGの優位性を活かすのと、谷村がひっくり返したりと相手が構えるからサイドから、寄せてくるなら背後と狙いをもってやれていた印象です。

 

非保持は4-2-3-1で構えヴェルディの配置と噛み合わせながら寄せて後ろが人を掴む形でしたけど、五分かどうかくらいのシチュエーションでも変わらないので局面をひっくり返されるリスクを承知の上くらいでやっていた印象で比較的高い位置で奪えてましたし概ね機能していたと思います。

 

今節のヴェルディに関してはとにかく後半立ち上がりのユルさが全てだったって感じではありますが、プレスのスイッチを入れづらかったからなのか寄せの強度もイマイチだった印象が強かったですね。井上は谷口や綱島も辛酸を舐めながら成長していきましたので今この段階なんでしょう。1番の収穫は中原や山田楓喜のような左利きのプレースキッカーがいた事かなと。

 

マリノスはいい時間帯に得点できずに押されてた時間帯に失点と運の要素もあったんだと思いますが、今節は自分達の時間帯できっちり取れたのが大きかったですけど、押し込まれた時に耐える部分はまだまだだったかなと。

20260221 百年構想リーグ第3節ホーム町田戦の雑感

今節はお互い攻守と切り替えの振る舞いがほとんど同じなのでまとめます。

 

保持は相手が構えた所から寄せにきて配置を噛み合わせるのでへそを使うのが難しく、CFに当ててシャドーがフォローしたり、シャドーがサポートに降りてきた所についてきたDHやCBの背後を狙ってひっくり返すのが主な形でした。ヴェルディは染野に当ててシャドーがサポートに入れない事がありましたが町田は比較的そこまでではなかった印象です。中盤の攻防戦が激しくそこから抜け出せた時はお互いそれなりのチャンスになってましたけど、ここぞという決定機はあまりありませんでした。まあお互い守備から作ってるチームなので最後の所や際の部分はしっかりしてるので強固な盾で殴り合ったって方がしっくりきますね。お互いDHが降りてズレを作るんですけど町田はWB(基本的に左の林)やもう一方のDHのやや低めで後ろでの保持を安定させたかったようなのでここがポゼッションがほぼ五分だった要因だったのかなと。

 

非保持はヴェルディは前3枚町田は2枚でセットしてから配置を噛み合わせて寄せにいき後ろが人を掴む形でトランジションやプレスバックの意識が高く中盤の攻防戦になる事が多く、ここから抜け出されたり奪われた時にピンチになる事が多く、お互いシンプルにひっくり返すシーンはありましたし、相手と駆け引きしながら背後を狙って深さをとるプレーはしてましたけど、背後や空けた中盤を効果的に使わせる事はそこまで多くなかったのでお互い非保持はよく作り込まれていたと思います。

 

繰り返しになりますが、お互い攻守切り替えの振る舞いがほとんど同じで展開もあまり変わらなかったので書く事が少ないんですけどつまらなかった訳ではありませんし、走る競る闘うの所はしっかりしていて個の質の差はそこまで感じなかったのでここまでやってきた事がピッチ上によく現れていたかなと。

 

町田のセットプレーは質と作り込みの所は相変わらずしっかりしてましたし、ヴェルディも色々と難しい状況の中奪ってスルーパスからの切り返しの股抜きと人数をかけて囮を使って後ろから飛び込んで合わせるとリバウンドメンタリティを発揮できていたのが1番の収穫だったかなと。このクラブはほんとメンタル面が軟弱でヌルい部分がある状態がほんと長かったので、個人的にはこの部分が改善されてるのが嬉しいですね。

 

判定に関しては先にボールに触れていたのは確かですが、あのプレーがノーファウルなら柏の原田は納得いかないでしょうし、トリッピングは藤尾やデュークもよくやるのでチームとしてそういう方針なんでしょう。それと自分もそこまで多くの試合を観てる訳ではないんですけど、今季はユニフォームを引っ張るプレーは流される傾向が高いように感じます。皆さんよくご存じだと思いますが、池内主審はコンタクト自体は微妙でも勢いよくいってしまうとファウル判定をされる方なのでその上での話なんでしょうね。

20260215 百年構想リーグ第2節アウェイ柏戦の雑感

配置的にプレスが噛み合う分森田や斎藤が降りてくるのでポゼッションは安定してましたけど、柏が徹底的に中盤を背中で消しながら寄せにきていたので、へそを使って前進できたシーンはほとんど無かったですし、深さをとる内田を使う事もあまり無かったので保持が停滞する時間帯が長くなった要因だと思います。後半の3枚代えで起点を作ったり深さをとる動きが出てきたのと、柏の押し上げがやや鈍くなってきてからは背後やライン間へのフィードを使いながらへそも使えるようになってきましたし、いい守備からいい攻撃もできてきました。ファウル判定はまあ…でしたけど、柏は後ろに高さが無い分相手を遠ざける為にラインがやや高いので、後ろから背中に入っていく動きには下がりながらの対応になる分構造を上手く突けたと思います。2点目は高い位置でパスミスを拾ってからでしたけど、振りの速さと威力コース共申し分なかったゴラッソでしたけど、ゴールパフォーマンスがソンフンミンって事は最初から狙ってたみたいですね。福田が言ってたようにボールがブレやすいのでミドルも有効になるでしょうから積極的に狙っていっても良さそうです。欧州チャンピオンズリーグではエリア内からのシュートが大半なのはその通りですけど、当然相手もわかってるのでエリア内を固めてきますし、ミドルに対してやや寄せが甘くなったりもしますので、深さをとってペナルティエリアの少し手前へのマイナスクロスから打っていく事は結構ある印象なのでオプションとして持っておいてもいいかなと。

 

今節の非保持は右サイドへ誘導するワンサイドカットで寄せに行き左CBの三丸に持たせるようにしてボランチを強めに見張るのでビルドアップの入り口を制限していこうって事だったんだと思いますし、配置が噛み合う事と前節同様スプリントの意識が高まった分寄せの迫力が増したので効果的ではありましたけど、戸嶋が降りてきてプレスが噛み合わなくなってきても行ってしまってスペースを使われWBの背後からチャンスメイクされてしまうシーンが散見されましたし、逆に行かな過ぎて下がるのが早い分押し込まれてしまい回収しても柏の配置が整ってる分奪い返されてしまう時間帯が長かったですね。3枚代えでまたプレスに行けるようになり追いついて元気になった事もあり押し返せたのは良かったと思います。

 

柏は最初は人を掴むマンツーに捕まるシーンがありましたが、戸嶋が降りて原田を押し上げてズレを作ってからは概ね主導権を握れてましたし、ヴェルディのウィークである右サイドからチャンスを作りましたので前半の内に複数得点しておきたかったでしょうね。前半の途中からは基本的にボランチが降りてサイドCBを上げプラスワン要員に使い攻撃に厚みを出していたと思います。

 

非保持は中盤を背中で消しながら寄せにいくのが上手く、ヴェルディの要である森田斎藤平川を機能不全にさせてましたし、押し込んだ時は配置が整ってる分カウンタープレスもよく機能していたと思います。もしかしたらヴェルディのプレスを機能させない為に意図的にボールを持たせるゲームプランだったのかなと。

 

ヴェルディは中盤を消されて持たされた時にどうするか?と行く構えるの判断に構えた所から寄せにいく精度と負けに等しいほどの課題が出ましたが、その中で勝てたのは大きかったですね。内田が深さをとってた所をもっと使ってもいいかなと感じましたし、オーバーラップでサポートした時にインサイドがチラ見だけでもすれば相手を動かせる可能性が高くなるのでここはもったいなかったなと。

 

柏は怪我人続出でやりたい事ができなかった部分や、後半ヴェルディの走力が回復した時に切るカードに苦労していた印象が拭えませんでしたけど、下から繋ぐのが難しくなっても降りて相手を引っ張り出してスペースを使ったり、プレスを見て可変しズレを作る所はさすがでした。ただ、リカ将は攻守に渡ってスマートにやりすぎるような印象があり、綺麗に繋いで崩してるのに最後の精度がやや足りなかったり、セットプレーの守備の問題は徳島の頃から続いてる気がします。もちろん相手の振る舞いを見て3の手4の手まできっちり仕込んでるのは変わってませんし、ロティーナイバンの時の対戦はほんと頭使いますけど観てて楽しかったですね。

20260208 J1百年構想リーグ第1節 ホーム水戸戦の雑感

百年構想リーグは相手ありきのゲームプランや対策より、自らのゲームモデルを重視する事や、今やってることのウィークを後回しにしてストロングを伸ばす事もできますし、なんなら勝利を希求したり敗北を恐れる必要もない分何とも言えなかったりわからない部分が多いので少しだけ

 

保持は染野に当てて盤面をひっくり返しシャドーがフォローしたり、保持では森田が低い位置で受けてへそを使って前進したりとここまでやってきた事がおおよそできてましたが、城福監督が言うように急ぐ必要がない時に急いでしまったり、もちろんゴールを奪う為にボールを持つんですけど、配置や息を整える時間をもう少し作っても良さそうなシーンが多かった印象です。ただ、得点を増やす為にポジトラ時の縦への意識をかなり強く持っていたように感じるので後は匙加減の所なのかなと。ただ、後半水戸の寄せのスピードが速くなった所での対応が後手に回ってしまったのは要修正かなと。それと選手交代が増えていくにしたがって旗色も悪くなる部分がありましたけど、今のクラブの立ち位置的にも選手を成長させるというかさせなければ生き残れないので辛抱強く取り組んでいくしかないでしょうね。

 

非保持は引き続き行く構えるの判断と相手を背中で消しながら寄せる事や、ボールの位置やオープンクローズの状況によってラインコントロールするのはできていたと思いますし、今までよりスプリントが増え京都みたいな感じがしましたので走力と言っても距離というよりスプリントを重視してきたのかなと。ただ、前がかりになり過ぎてアラートが効かない形で失点してしまったのはいただけませんね(鳥海が左サイドに降りて鈴木を引っ張りその背後を狙うのはずっとやってましたからそこを見事に突かれてしまったのを含め)

 

保持時に急いだ方がいい時と急がなくていい時の使い分けや、リスクとリターンが合ってない形があったのは課題ですし、正直質で殴れるシーンがかなり多かったのでこの試合だけでは何とも言えない部分が多いんですけど、手放してはいけない部分はしっかりできていたかなと

 

水戸を含め昇格クラブに関しては去年のやり方を継続してJ1相手にどこまでやれるか?の絶好の機会てすし、なんなら当たって砕けても構わないでしょうから正直わからない部分が多いんてすが、やろうとしてる事の意図はわかりました。

 

20251206 第38節アウェイガンバ戦の雑感

プレスを掻い潜る為なんだと思いますが、今節はいつもよりダイレクト指向が強かったですけど、へそを使いながらサイドに展開してポケットを狙うかファークロスといつもの形ができてましたし、アーリークロスも機能してました。リードしてガンバが落ち着いたのも大いにありますが数的劣位の中でもそれを感じさせない位の迫力を出せていたと思います。ここまで全くやってなかった訳ではありませんがほとんど構造を変えない4-3-2が想像以上に機能していたのは収穫ですね。相手に背走を強いるような形で決定機を作るれてましたし、久しぶりに途中交代で再点火する事もできていたので「このチームのアイデンティティとは何か?」をしっかり出せていたのも良かったです。数的劣位なので腹を括ってやれたのもあるでしょうけど来季に繋げてほしい所です。

 

非保持は3CFと空いたSBにWBが出ていくいつもよりアグレッシブな守備ができてましたし、数的優位を作られたら5-3-2〜5-4-1で構えるいつもの形ができてましたが、相手がボールを支配下における時もゼロの距離まで詰めてしまう分ワンタッチでかわされてるシーンが散見しましたけどこれは無謀と言ってもいいプレーなので、こういう時は手を伸ばせば届く位の距離で止まってほしい所です。ハリルホジッチさんが言ってましたがそれ以上距離があると相手にプレッシャーを与えられる程寄せられてませんし、ゼロまで寄せるとワンタッチやターンでかわされてしまうのでここはしっかりしたいですけど、良くも悪くも割り切ってやれてたのは確かなのでやはり「我々のアイデンティティとは何か?」を重視したのかなと。それと数的劣位になってから満田が降りてくるのを誰が見張るか?がいまいちはっきりしてなかったですけど後半は最終ラインから迎撃に出るよう修正されてました。

 

ガンバは左サイドはSHの倉田が絞りSB黒川が張るのが基本線なんですけど、右サイドはビルドアップ時はSHの山下が張りSBの半田が絞るんですけど押し込むとここが逆になるので山下にスペースを狙わせる為なんでしょう。ヴェルディが中央を塞ぎながら人基準で寄せてくるのでジェバリへ蹴ったりサイドから前進しようとしますけどプレスを剥がせた時はワンタッチを駆使して決定機を作れてたと思います。数的優位になってからは押し込める時間帯が長かったですけどそこから崩すより背後にスペースがある間に攻めきる方が機能していたかなと

 

非保持は中央を塞ぎながら構える時は山下がやや前に出てきて数を合わせてから人に厳しく寄せてくると構えてから出ていくのはヴェルディと同じでしたね。とは言っても前半途中から非カウンター以外での守備機会がほとんど無かったのでなんとも言えない部分がありますのであまり書く事がないですね。

 

今節は正直無謀とも言えるようなプレスが結構ありましたが、数的劣位でもそれを感じさせない位へそを使いながら前進していつもより決定機を作れてましたし、「我々のアイデンティティとは何か?」を重視したように感じました。痛い思いもしましたけど今後の糧にしていきましょう。

 

ガンバも非保持からゲームを作るって感じでよく似たチームでしたけど、プレスを剥がしてワンタッチで叩きながら前進する所や盤面をひっくり返して決定機を作るのがメインで押し込むと宇佐美がいないと難しそうな面があるのかなとは感じました。

20251130 第37節ホーム鹿島戦の雑感

まず、鹿島は大体15分くらいまでは前から来るんですけど、その時間帯はデュエル勝率もあまり良くなくロングフィードから押し込まれるシーンが多かったですが、それ以降の局面勝負は五分以上にやれてたのは成長だと思います。その対策もあるんでしょうけど、今節は後ろで回してロングフィードを染野に当てたりサイドに流れたシャドーが背後を狙うシンプルな形がいつも以上に多かった印象です。ただ鹿島のプレスが落ち着いて十分なスペースがあるにも関わらず前進を急ぎ過ぎて間に合わないみたいなシーンが目立ちましたけど前回対戦では序盤の2失点で決してしまったのでそのイメージが強かったのかなと。繋ぐ時はいつも通りDHが縦関係になって間で受けてターンできればそのままへそを使って前進し、左サイドでは保持右サイドでは縦指向と去年の森田斎藤見木でやってた関係性をスムーズに作る事ができてました。見木が抜けてどう再構築するか?の所で色々試しながら(推進力を担う山見や山田剛綺の離脱が痛かったのは間違いないですが)この形に落ち着いたって感じですね。内田の推進力を活かす為に宮原が早めにサイドに張って内田を押し出す所もスムーズだったと思いますし、前進したらジレずにサイドからポケットに侵入してグラウンダークロスを狙いながらファーから折り返す形を使いながらプレスに来た背後から中央を使う事もできてましたけどシュートで急がなくても良さそうな時に急いでしまったりする所は回数を増やしていって慣れていくしかないかなと。もちろん久しぶりのタイトルがかかる鹿島の選手達が固かったのはありますが概ね五分以上にやれていたのは自信を持っていいと思います。

 

非保持はワントップ2シャドーが2CBと左SBの小川に寄せにいき右SBの濃野には左WBの深澤が寄せてハメにいき後ろがスライドする形がかなり機能してましたし、(まあ右SHの鈴木が中に絞るので対面する谷口が見張りやすかったのはあるんですが)構える時も中央を塞いでサイドに押し出してWBが迎撃に出てハメられていたので序盤と失点して前がかりにならざるを得なかった時間帯以外はレオセアラの叩き過ぎたヘディングシュート位しか決定機を作らせてなかったです。失点シーンはバックパスの成功率は100%である必要があるのは確かなんですけど、サポートがやや不十分でしたし、想定外だったとはいえその後のリカバリーも少し足りてなかったですね。

 

鹿島は前線の田川やレオセアラが収められるので起点を作りやすいですし、セカンドを拾う為に鈴木が絞ってたんだと思うんですけど、局面であまり勝ててなかった事や濃野がサイドに張るタイプでもないので幅を作れずあまり機能してなかった印象が強かったですが、中央が塞がれてサイドからの前進を強いられても個の質で押せるのはさすがだなと。元々ビルドアップから綺麗に繋いでってチームではないですけど、久しぶりのタイトルがかかった試合で固さもあり狙った形で奪ってからのカウンターの形もほとんど無かったですけと少ないチャンスを決めきれるからこそこの順位にいる訳ですからね。鈴木が絞るのが収支マイナスになってた印象が強かったのは拭えませんし、おそらくやりたい事はほとんどできてなかったと思うんですけど今は結果の方が大事でしょうし鹿島的に良かったんじゃないかなと。

 

非保持は最初の15分くらいプレスに出て奪ってひっくり返す所までは良かったですけど、その時間帯に得点できないと停滞気味になっていた印象で、奪い所の設定が曖昧で意図した形で奪えず反撃もあまり上手くいかなかったので今節はこちらの問題が大きかったように見えました。上記しましたが久しぶりのタイトルがかかった試合で固さがあった影響があったんでしょうね。なので組織的な事はあまり書く事がないんですけど、バランスを崩させるように身体を当てるタイミングやどこに当てるか?のディテールはかなり作り込まれていた印象が強かったですね。

 

鹿島がプレスに出てきた序盤以外はやりたい事やるべき事が概ねできてましたし、局面勝負を含め首位相手に五分以上の試合ができた事は自信を持っていいと思います。チャンスを決めきれるか?の所に差があるのは確かなんですけどその回数を増やす事はできてきてるので続けていきましょう。

 

鹿島は序盤とリードしてから以外は攻守に渡ってあまり機能してませんでしたけど、内容が悪いながらも勝ちきれるからこそこの順位にいる訳ですからね。それと松村は靴一足分の寄せができていたからこそ押し込めたのでヴェルディでやってきた事を身につけて成長したんだなと感じました。

20251108 第36節ホーム福岡戦の雑感

序盤はシンプルに蹴って染野に当てシャドーが背後を狙う形が多かったですけど、福岡の2DHがそこまでヴェルディの2DHに付いて来ないの事もあり、間で受けて捌くシーンが結構ありへそを使いながら比較的スムーズに前進できてたと思いますし、森田が降りて宮原と内田を高い位置に出してチャンスメイクしようとしてましたが、その後急ぎ過ぎて中に人数をかけられてない状態でチャンスにするのが難しいクロスが多かったですけど意図的にやっていた印象がありましたので、予め高いポジションをあまりとれてなかったのかなと。ただ保持して押し込んだ時に大外を起点にしてパス回しをしながらポケットに侵入したりファーポケットへのクロスとこちらは比較的チャンスメイクができていたと思いますし、仕掛けてエリア内に侵入もできていたのでこちらは成長と修正を感じた分カウンターや手数をかけない形をもう少し整備していきたい所です。後半福岡の出足が早くなって押し込まれる時間帯がありましたけど、プレスを剥がして中盤のスペースを使いチャンスメイクができた後からはシャドーが運んでWBがサポートする形が作れましたのでこういうシーンをもっと増やしていきたいですね。

非保持は福岡の2DHが縦関係になるのでアンカーを背中で消しながら配置を噛み合わせて寄せに行きGKの小畑には2度追いで対応し、DHが降りてきて数的優位を作ったら(シャドーの名古が降りてくるシーンも結構ありました)構えると行く行かないの判断は良かったと思います。前に出ていってインターセプトしたり中を締めて相手に寄せたりプレスバックや身体を張る所は引き続き安定してますけど、縦パスを前向きで奪われたり前に出ていこうとしてる時に奪われて陣形が不安定になっていた時に攻撃を受けてしまう事が多く、こちらで後手に回ってしまった分思ってたより保持できなかった印象なので、こちらは技術的な事もありますけどポジショニングやどこのスペースを使うか?の擦り合わせがもう少し必要になりそうです。これは本来保持時の問題なんですけど今節は明らかに非保持に大きく関わっていたのでこちらに書きました。まあ攻撃と守備は繋がってるのでどちらか一方を修正すればいいってモノではないんですけどね。

福岡は仕掛けられる藤本が左WBいるので繋ぐ時はこちらを高い位置に出して碓井が左サイドに寄ってサポートするしてシャドーと逆サイドが中に入っていく形が多く、後ろがスライドしたりDHやシャドーの名古が降りてくるんですけど後ろに人数をかけたり深さをとる動きがやや少なかった分中央を使うのがやや難しそうだった印象です。右サイドや後半はWBとシャドーがポジションを入れ替えながら押し込んでましたけどそこからどうするか?に苦労してた印象ですけどここはお互い様ですね。後半サニブラウンを入れて深さをとりながらスペースを使って前進し、プレスの矢印がはっきり前に出して主導権を握れてたんですけど非保持がややボヤケてしまった分元に戻ってしまったように見えました。

非保持はヴェルディの2DHにそこまで2DHが付いてこなかったのもありますが、3CBに3CFを当てて蓋をするんですけど間に顔を出すDHを中々抑えらませんでしたけど、その先の受け手に迎撃に出たりプレスバックで対応する事が多かったです。まず中央からの仕掛けを抑えてサイドからの攻撃なら跳ね返せるって判断だったのかもしれません。ヴェルディの失い方が悪かったのもありますが、繋ぐより奪ってからの方がスペースを使って効果的に前進できていたので個人的にはターゲットになるウェリントンかスペースを狙うサニブラウンの方が良さげだったように感じました。セットすると高さもあるのでかなり強固でしたしプレスバックもサボらないので安定してたと思います。

ヴェルディは比較的へそを使って前進できてた分急ぎ過ぎ(ポジションがとれてない)状態になってクロスに間に合わなかったり前にいったタイミングで奪われたりするシーンが多かったのはもったいなかったですね。ただ押し込んだ時にパス回ししながらポケットに侵入したりファーポケットへのクロスは効果的だったと思います。守備は安定してましたし前半は持たせてる位ではあったんですけどこれは本来目指す方向性ではないのでまだまだ足りない部分があるなって印象を受けました。チームも個々の選手も確実に成長が見られるので中断期間に擦り合わせを進めていってほしい所です。

福岡は中々中央を使う事が難しかったですけどWBとシャドーがポジションを入れ替えながら押し込んできた形は強固でしたし、DHを押し上げて厚みのある攻撃ができていたと思います。お互い守備が固い事もありそこから先の難しさはありますけどウェリントンに放り込む形と使い分けられればバリエーションを増やせそうです。非保持はヴェルディのDHに付かずシャドーを背中で見張るような形でセットしていたので、チャンスメイクで中央を使わせないのを重視してサイドは跳ね返せるからその次って感じの対応だったたのかなと。