20211016 第34節アウェイ北九州戦

相変わらず小林監督のインタビューは質が高いなーと思ったアウェイ北九州戦。ヴェルディは左CBに加藤が入り若狭が右SBの4-1-2-3で北九州は4-4-2でスタート

ヴェルディの保持時は2CF脇のサイドから前進し、IHが大外に流れてくるか(こちらの方が多いです)WGが降りて起点を作る形。若狭を偽SBにして左SHの斧澤にポジションを守るか若狭につくかの選択肢を突きつけながら守備の安定化を図ろうとする意図もありそうです。サイドチェンジやバックパスからWGに背後を狙わせたり縦横の揺さぶりも意識してやっている様子。

北九州の保持時は、SHに仕掛けさせたりスペースに走らせたりして奥からや中をエグってからのマイナスクロスが基本線。SHとは限りませんがここの狙いがはっきりしてる分選手達に迷いがないですし、さすが小林監督って印象。ハイプレスからのショートカウンター狙いもあるでしょうけど、セットした所から奪って背後を狙う意図の方が強い印象があります。ただ縦だけでなくサイドチェンジからチャンスメイクする形もあります。

ヴェルディの非保持時はいつも通り4-4-2なんですが、ハイプレス時は佐藤優平も加勢して4-3-3になってGKや後ろに残ってるSBへプレスをかけていくようにしてきました。最終ラインに時間を与えるとSHやCFを走らせてくるのでその対応なんじゃないかなと。若狭をSBにしたのは斧澤対策なんでしょう。

北九州の非保持時は、ハイプレス時はCBに2CFが寄せていき、SBにはSHがつく定石通りの形なんですけど、アンカーを見張るよりも根性でスライドするって印象。セットしたら綺麗な4-4-2から奪って背後を狙う形。

北九州のハイプレスは根性で走る部分があるので序盤から動かされてますが、どこまでが想定内なのかはわかりません。

堀監督も試合中にメモとるんですね。インプレー中ではないので何かを見逃す事はないと思いますが

アンカーとサイド(左は理仁右は大雅が多いです)を使いながら前進できる分安定したボール保持がしやすくなっていて、ポケットへ打ち込むのが勝負のパスのようですけど仕掛けてたり侵入した時も選手同士の意図がいまいち噛み合ってない様子。

北九州はサイドからマイナスクロスを基本線としながらGK-CB間。狙ったり攻撃に迷いがないので一撃で刺せそうな感じがあります。

ヴェルディがボールを保持し、北九州が縦に速い攻撃で刺しにいく展開が続いてますが、4-1-2-3の構造上アンカーやCFが真ん中にいる分北九州の守備が中央に寄るので、ヴェルディとしてはWGに背後を狙わせてたりしながら起点を作るのは機能してるように見えます。ただ相手SBの所でSB(WG)IHで数的優位を作れてない時が見受けられるのでここは修正していってもらいたいですね。

押し込んでる時はカウンタープレスが効きますので即時奪はできてるんですが、北九州の守備がほとんど崩れてないので攻めあぐねてる印象。

21分の北九州の決定機は永田→斧澤→佐藤颯汰のマイナスクロス→佐藤亮がフリーでシュートと狙い通りの形でしたね。こういう一撃必殺で刺せるのでおっかない…これだけ綺麗に崩せればゴール裏のサポーターが立ち上がってガッツポーズするのも頷けます。

飲水タイムでのボールポゼッションが71%でシュート1本と崩しの所でいまいち意図が合ってないのがスタッツにも表れてますね…

飲水タイム後は理仁が偽SBになる形も取り入れてきました。ここからも展開させていきたいのかなと。

27分に山岡主審にボールが当たったシーンは、佐藤亮の切り返しを大雅が引っ掛けたボールが山岡主審に当たって大雅が拾いました。

主審にボールが当たった時に試合を止めてドロップボールで再開するのは

・チームが大きなチャンスとなる攻撃を始める
・ボールが直接ゴールに入る
・ボールを保持するチームが変わる

のどれかになります。

北九州の守備人数が揃ってましたし、保持するチームも変わってなかったので試合を止めなかった判定は正しいです。

小池がほとんどボールを触ってませんが、小池が張る事でライン間を3センターや竜士が使ってますのでゲームプランなんだと思います。ただこれならセカンドも拾いやすいのでもう少し小池目掛けてクロス入れていってもいいんじゃないかなと。

飲水タイム後はシュート数が増えましたが、ヴェルディがボールを保持して前進できますけど、中々意図が合わずにチャンスを作れずに北九州が縦に速い攻撃で刺しにいく展開がずっと続いてましたし北九州のペースだった印象が強い前半。



後半頭から竜士→佐藤凌我へと交代。CFに入り小池が左WGへ移動。元の形に戻してきました。

後半は保持時に大雅と若狭の位置を入れ替えるようになりましたのでSBを起点にしたいようです。ボール保持が安定してますし、若狭を前に出してポケットへのクロスのターゲットにしたいんですかね?

バックパスから背後を狙ったりサイドチェンジで揺さぶる形が増えたのでもっと相手を動かして隙を突いていこうって感じで、中に入れた時やサイド奥からのバックパスからシュートを打っていくと判断がシンプルになった印象があります。

守備の時に中のスペースを埋めるのはいいんですけど、エリア内にいるボールホルダーへ誰も寄せられてないのは問題ですね。エリア内ではマンツーでついてもいいので、時間と選択肢を奪いにいってもらいたいです。

ここはハーフタイムで堀監督から指示があったんですが…

柴崎を組み込んでプレスを剥がして前進したり、ビルドアップの種類が増えたポジティブな要素もあるんですけどね。

前半よりは良くなりましたけど、保持時に背後を狙ったり後方のサポート等ボールホルダーに選択肢を与える所でノッキング起こしてる感じがありますね。

54分の得点は、小池がポケットをとってマイナスクロスや若狭の落としから佐藤優平ミドルシュートとデザインされた形が出せたと思います。もちろん失格詰めていた佐藤凌我も良かったですよ。

北九州は当然前からプレスにきますけど、ここが上手くハマってないのでヴェルディとしてはこちらの方がありがたい感じ。

ハイプレス時に前線ががむしゃらにボールを追いかけてくれるのはありがたいんですけど、受け手へのパスコースを切りながらボールホルダーにしっかり寄せられると威力が倍増しますんでお願いしたい所。

北九州は保持時にサイドチェンジも含め幅を使った形も取り入れてきました。もう少し縦パスの精度を上げたいなとは思いましたけどポゼッションの形がしっかりしてますし、ちゃんと引き出し持ってるんですよね。

60分に斧澤と佐藤亮→新垣と前川へと交代。フレッシュなアタッカーを入れて前線を活性化させたいのかなと。

61分に前川のパスがまた山岡主審に当たりましたが、今回はそのこぼれを山下が拾いましたので『ボールを保持するチームが変わる』に該当する為北九州のドロップボールで再開になります。

プレスを剥がしたりレイオフで前進したりして攻撃の形がしっかりしてきてたのでペースを握れてます。

64分にコーナーキックからカウンターを受けましたが、山下を後ろに残してるのでしっかり対応できていたのでここは準備してきたようです。

71分に永田と佐藤颯汰→藤谷と富山へと交代。推進力を上げターゲットを入れるようにしてきました。中々中央で起点が作れてなかったのでテコ入れなんだと思います。

ハイプレスを続けてきた結果陣形が間延びして北九州の前進がスムーズになってきたので、ミドルプレスで体力の温存をしてもよさそうな展開になってきました。北九州の勢いを増したハイプレスで奪われるシーンも目立ってきたので判断にも影響が出てきている印象もあります。

こういう時にセットして守れないのが弊害になってくるんですよね…
なので保持で時間を作りたいんですがカウンターのような形が多くサポートがいないのでにんともといった所

77分に大雅と加藤→梶川と新井へと交代。梶川はおそらくここを起点にして時間を作りたいんだと思います。仕掛けられる選手を入れたいのはわかりますがビルドアップで効いていた加藤は…堀監督曰く疲れがあったそうなんですが。2人共IHに入り晃樹が右SBへ移動。

非保持時に4-4-2でセットするんですけど、中央を締めてるだけなのでサイドから楽に前進されてますね…

ハイプレスに行くと中央からでも剥がされてるので収支マイナスになってますしセットもできないので明らかに旗色が悪くなってきました。

82分に藤谷のパスを避けた山岡主審が膝を痛めてしまいました。審判の方々も走り回ってますし大事に至らなければいいんですが…

ここからは4審の上田さんが主審を務めます。

前からいってライン間のスペースが空き富山に起点を作られセットも難しいのでにんともかんとも…

86分の失点は前川に誰も寄せられておらず藤谷に簡単に背後を取られていたので仕方ないですね…

追いついて元気になった北九州と受けに回ってバタついてきたヴェルディとわかりやすい構図になってきました。うーん

その中でも攻撃の形は作れているのでここは前進だと思うんですが

90+1分の失点はコーナーキックから左右に振られて押し込まれてしまいました。こういうのは対応が難しいんですけどゾーンでセットした後相手に寄せられてないんですよね…

こうなると北九州は後ろ重心になりヴェルディが保持する展開になったので体力や判断の面からはありがたいですけど負けてますからねえ(´・ω・`)

北九州も攻め込んで試合を決めにもきてますし時間稼ぎは考えてなさそうです。

90+6分の得点は福森の背後を取った?小池から新井が河野を引きつけて佐藤凌我に出したパスが効いてましたし、この苦しい展開でよく追いついたと思います。

オープンの殴り合いになって終了。



最後に、北九州が逆転した後も前からきてくれたので命拾いしたのが正直な感想です。

ビルドアップの種類が増えてきてプレスを剥がせてるのはいいんですけど、いかんせん押し込んだ時のカウンタープレス以外で意図的に奪えてないですし、何度も書いてますが守備の問題があるので安定した試合運びが難しくなってしまうんですよね…

保持する時間を増やして試合を落ち着かせたいんですけど、それを加藤が担ってたので下がった後は試合運びが難しくなってしまいました。

今季は外野で色々や事があってメンタル面で難しい部分があるのかもしれないので何とも言えないんですけど、チーム一丸となって進んでいってもらいたいですね。

20211009 第33節ホーム岡山戦

ホーム岡山戦。ヴェルディ4-1-2-3で岡山4-4-2でスタート。

ヴェルディの保持時は、岡山の前線2枚か、アンカー番をつけて1枚かどうかで深澤や佐藤優平が立ち位置を変えてるようです。岡山のSHがプレスに行ったスペースをIHが流れて使ってチャンスメイクをしていく形。今節のCFは偽ではなく真9番タイプの戸島なので、降りるよりもCB間にいてライン間を味方に使わせようとしている様子。

岡山の保持時は、ハイ~ミドルプレスで奪ってからのショートカウンターとCF(基本的に山本)が収めた落としを上門やSHが拾ってサイドからクロスが基本線。単純に大外からのクロスだけでなく、えぐってからも狙えるようにしてます。ビルドアップでは両SBをヴェルディの2CFの横に置き喜山がアンカーのようになるか、両SBを押し上げて喜山が降りてくる形。レイオフで前進する事が多く、こちらもあまり時間をかけずに攻めきりたいようです。

ヴェルディの非保持時はいつも通り4-4-2。岡山はロングフィードが多いのでGKやCBへの寄せには強くいかないですね。岡山はサイドから前進しようとしますが寄せの強度がいまいちなのであまり制限をかけられるようになってない所は相変わらず(^^;)

岡山の非保持時は、ハイプレス時はアンカーのマークを喜山に渡し、セットする時は山本が見張ります。ただ前線は数的不利なのであまり強くは出てきません。

ンドカからのバッグパスを受けた柴崎が少しタメて山本を引きつけスペースを作ってから佐藤優平に出した事で若狭をフリーにしたプレーがよかったですね。もちろんリスクがありますけど、味方のビルドアップを助けるいい判断だったと思います。こうなると左SHの徳元が深澤と若狹の両方を見る必要があるので、若狭に寄せられずに前進しやすくなります。

竜士がSH-SB間で受けて起点を作ったりとビルドアップは良くなってきました。

2分に低い位置で深澤が奪われたシーンがありましたが、岡山は4-4-2ですからボールを持ったらSHが縦切りで寄せてくるので、まず優平さんを見てダメそうならンドカが空くはずなのでここの優先順位を整理していけたらなと。

岡山の守備が前から行くのか行かないのかがはっきりしてなかったり2DHの脇のスペースをIHが使える事もあって4-4-2と4-3-3の噛み合わせのズレを活かして優勢に試合を進められてます。

非保持時にボールホルダーに寄せる強度がいまいちなのも相変わらずですね…

岡山は奪えそうな時はしっかり寄せてきますけど、あまり回数がないからなのか、ヴェルディの選手はかなりプレッシャーを感じているようで、ミスからカウンターを受けるシーンが結構ありますね。

解説の佐藤も指摘してましたけど、戸島がパウリーニョへのコースを消しながらGKやCBに寄せにいってましたが、これなら実質1人で2人に制限をかけられるのでいいプレーでしたね。ちなみにパスコースを切りながら寄せにいくプレーをカバーシャドウと言います。

岡山はボールを支配下に置いてない状態の時はきっちり寄せてくるので、ただ蹴るようなシーンもあるんですが、オープン気味の展開だと岡山の土俵で戦うようになってしまうので避けたいですね。

佐藤優平が2CFを引きつけさせてサイドから前進し(寄せてこなければ優平さんが前を向けばので)、理仁が右SHの石毛をピン止めしたスペースを佐藤優平が受け、喜山が寄せにきた背後で梶川が受けて前進し、戸島がCBを引っ張って空けたライン間で理仁からのパスを大雅が落としてシュートと冨安が言う

「まずは全選手が、今、誰がフリーなのかを感じる必要がある。相手のシステムをしっかりと判断材料に持って、システムがこうだから誰がフリーになると共有しないといけない。それが分かった上で、どうボールを動かすか、ボールを持っていくかというのを全選手が共有しないといけない。」

ができていたいい崩しでした。

ただあんまり数が多くないんですけどね(^^;)

飲水タイム後はヴェルディロングフィードが増えましたが、サイドの竜士に入れる事が多く、収められればそれでいいしSBが跳ね返せばDH脇で梶川が回収する形。ここまであまりWGを活かせてなかったのでその修正してきたようです。中盤での数的優位を活かせてたのでもっとWGに背後を狙わせてラインを下げさせたいですね。

岡山に前向きで奪われ押し込まれる事が増えてきました。岡山は前向きの選手を使ったり前向きで奪う所はよく整備されてますね。

ヴェルディが最終ラインやGKの寄せにいくようになったんですけどロングフィードでひっくり返されてライン間を使われているので、寄せに行く行かないが全体で共有されてないように見えます。

35分の失点は石毛を誉めるべきなんですが、ここも寄せきれてないんですよね…

岡山の選手の前で受ける事が多いので、相手からすれば迷いなく寄せられる分潰されるように事が増えてきました。岡山のプレス強度が上がったんですけど、ヴェルディの中盤が前に行き過ぎていて繋げなくなってきてるんですよね。縦に速い攻撃の形でポゼッションをしようとするので回りに味方がおらず繋げないみたいになってます。

大雅のクロスに小池が合わせた決定機もカウンターからでしたので、バーティカルな攻撃の方がやりやすそうではあるんですが、「今速攻か遅攻か?」をチーム全体で共有して揃えていきたいですね。

ただ、戸島が降りてきてWGが背後を狙うシーンが増えたのはいいと思います。戸島に収めてもらったりクロスを入れる形がほとんど無かったので、CFのタイプによってもう少し柔軟に対応ができるといいかなと。

序盤は空けたスペースを使って前進できてましたけど、岡山に前向きで奪われるようになってからは押し込まれる展開になりました。岡山はどう守ってどう奪いどう攻撃したいかがはっきりしていて組織力の差を感じた前半。



後半頭から深澤→晃樹へと交代。右からも起点を作っていきたいって事なんでしょうか。

岡山は変わらずボールを保持して前を向いてる時は縦を切り、そうでない時はしっかり寄せて自由と選択肢を奪う所がはっきりしてますね。岡山は中盤で奪ってカウンターとロングフィードで起点を作ってくるので前半と展開は変わりません。

晃樹が中盤に絞り3-2のビルドアップになりましたが、SBが絞った時は岡山のDHが出てくるのでここの対応がいいですね。ただビルドアップは安定してきました。

相手を動かした背後を使おうとしてるんですけど、そこでパスや判断のミスで奪われたり、判断してる間に囲まれたりしてて中々前進できません。まあ岡山の判断が速いのでその影響が大きそうではありますが

ボールは保持してますが持たされてるって感じで町田戦と似たような展開になってますね…

60分の得点はクイックリスタートで岡山の陣形な整ってない所から若狭の縦パスを大雅がライン間でフリックして晃樹に出し上手く抜け出せました。得点自体は事故ではあるんですが、大雅と晃樹の閃きとそこに戸島が詰めていたからこそ押し込めた訳ですからね。

得点すると元気になってしっかり寄せに行けるのでメンタル面の影響が大きそうな印象です。

岡山がまた前から出てくるようになりましたが、そうしたら出てきた背後を使っていきます。スムーズに移行できてるので今節のゲームプランなんでしょう。

64分の失点は上門を誉めるべきなんですが、梶川と徳元の接触の所でセルフジャッジしてプレーを止めてしまってましたからね…ファウルがどうかは審判が判断しますんで笛が鳴るまでプレーを辞めないのは徹底してほしい所です。

65分に山本→川本へと交代。得点したから代えたって訳ではなさそうですが

IHからのレイオフを晃樹が受けたり、戸島が降りてくるタイミングが良くなってきたので、後もう1つって感じになってきました。

73分に戸島と梶川と竜士→佐藤凌我と山下と新井へと交代。小池が左IHへ移動して山下が右WG新井が左WGに入りました。おもいっきり推進力を足してきました。

小池はIHというよりCFのような位置なので、高い位置をとらせたいようです。仕掛ける選手が増えた事でかなり活性化してきました。

75分に徳元とパウリーニョ→濱田と木村へと交代。最終ラインを増やして5-4-1にしてきました。推進力が上がってきたのでセットするように変えてきたようですが、ベタ引きする訳ではなくある程度制限をかけてきます。守備には自信持ってるようですからね。

途中交代で入った選手達はやってやる!って感じなんですけど、できれば最初からお願いしたい所です(^^;)

岡山が後ろ重心になったので運びやすくなりましたが、ここからが大変なんですよね。新井がチャンスメイクして崩せそうなシーンはあるんですが

83分の山下のクロスに宮崎は一度後ろで手を組んでたんですけど、その後に腕を広げているので「手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした」プレーに該当しますのでハンドリングでPKが妥当だったかなと。

85分にンドカ→福村へと交代。もう時間が無いのでンドカは前線に残りパワープレー要員をしていたんですけど代えるんですか…

佐藤優平から展開してからクロスを入れるのも新潟戦と同じなんですが…まあアーリークロスで背後を狙うのもありますけどね。

福村と理仁が交錯してましたけど、守備の約束事がはっきりしてない事が原因になってるんですよね。

90+2分に上門→斉藤へと交代。

ブロックを崩せず、岡山に上手く時間を使われて終了。



最後に、岡山は相手に寄せに行く行かない所やカウンターとサイドからのクロスで攻めきる所がよく整備されてますし、組織力の差を感じました。堀監督はそうやり方を変えてないので実質3年目の監督同士の対戦なんですが…

相手を動かして背後のスペースを突く形は準備してきたんでしょうし、ここは機能してたんですけどチーム内で速攻か遅攻かの判断がちぐはぐだったので中々チャンスを作れてなかったですね。

来季の為にあまりいじらないのかもしれないんですが、ここまで面白そうなアイデアも出てたので、もう少し堀監督の色を出してもいいと思うんですがどうなんでしょうか。

20211003 第32節アウェイ山口戦

アウェイ山口戦。ヴェルディは4-1-2-3で山口は3-4-2-1でスタート。

ヴェルディの保持時は福村片上げの3バック+アンカーで山口の3トップのプレスを剥がしてサイドの数的優位を活かして前進していきますが、サイドCBがスライドして対応してくるのでそこからのサイドチェンジが基本線。序盤は狙いを持ってWGへフィードをしてますが、ビルドアップで進めなくなると蹴るだけみたいになってますね…

山口の保持時は奪ったら背後を狙う大槻をターゲットにしながらサイドに開いたシャドーやWBへのフィードからマイナス含めたクロスが基本線。右は池上左は桑原のようですね。シンプルに前線を使うだけでなくWBを使ったレイオフで繋ぐ形もあります。

ヴェルディの非保持時はいつも通り4-4-2。山口はDHを降ろして4バック+アンカーのようなビルドアップなので2トップ制限をかけきれないのは仕方ないです。サイドへ誘導する意図なんですが、ちと間延び気味なので受け手がフリーで前を向けてるシーンが目立ちます。

山口の非保持時は、ハイプレス時はヴェルディの最後ラインに前の3人が寄せていき、サイドを使われたらDHが降りてサイドCBをSBのようにして対応します。ミドルプレスはボールサイドと逆のWBが最終ラインに降りる4-3-3でセットすると5-4-1。間で受けようとする選手にボールが入った時は前を向かせないようしっかり寄せてくるのは徹底してますね。

序盤は山口が時間と選択肢を削るようなハイプレスなのでボールが速く進み速く戻ってくる忙しい展開。

山口はヴェルディの3バックに対して3トップをぶつけてきますが、柴崎をビルドアップに組み込こんだ時はGK-CBに3トップSBにはWBが飛び出してくるのが約束事のよう。ここはよく整備されてますね。

13分に若狹の縦パスを端戸がフリックした所から端戸のシュートのシーンはオフサイドになりましたけど、叩いて上がってシュートと組み立てからフィニッシュまで絡んでましたし、若狹が時間を作った事で深澤が攻撃に関与できました。

ヴェルディの保持が落ち着いてくると、最終ラインで回しながらWGへの縦パスや高い位置を取るSBとWGで突破を図る事が多いです。ただ、非保持時の寄せの強度やスペースを埋める所は相変わらずのよう。

19分の失点は、大外から仕掛ける高井を桑原がオーバーラップでサポートしてヴェルディの選手を引っ張って使ったスペースを大槻に使われてしまいました。ここも高井に寄せられてないんですよね…

先制して元気になった山口は強度の上がってきてレイオフで前進して押し込むようになり、ヴェルディはWGへ蹴ったりギャンブル気味の縦パスが増えてきましました。ヴェルディはボールホルダーにしっかり寄せて時間やスペースと選択肢を奪えてない引き続きの課題の影響もありますが

インテンシティに差がある分、山口はカウンタープレスやセカンドを拾う所でも優位なので堪える時間が続きます。

失点するまでは少なくとも山口のペースではありませんでしたけど、お互い最近結果が出てないのもあるのかもしれませんが得点のモチベーションは大きいですね。

ヴェルディはリズムが作れず中盤がほとんど機能してないので攻撃が単発になってますし、守備ではボールホルダーに寄せられずに動かされてるのでにんともかんとも…

山口はレイオフや壁パス、サイドチェンジで押し込み守備では受け手に前を向かせない共通認識があるので意思決定がスムーズですし、奪いたい時に奪えてるので今節も「いい攻撃はいい守備から」を実感する内容になってます。

端戸が潰れながら繋いでゴール前にも顔を出してるんで、この頑張りに周りが応えてあげてほしいんですが…

失点するまでは悪くはなかったんですが、失点後はリズムが作れず単発気味になり守備や強度に問題があるので2点目を取られなくてよかったが正直な感想の前半。



後半頭から福村→理仁へと交代。

ンドカが池上のプレスをかわした時にDHの佐藤謙介佐藤優平につき、WBの大輔が理仁、右CBの菊地が竜士についてたので、梶川が前にスペースがある状態で受ける事ができ、運んで大雅のシュートまでいけました。ここまで中盤で推進力が出せませんでしたし、ンドカがプレスを剥がした事でマークのズレを突けました。ビルドアップ時の判断や精度が良くなってきてると思います。

後半の山口はサイドからのクロスだけでなく中央に縦パス打ち込んでくるようになりました。横に揺さぶれてるのならここも狙っていこうとの事なのかと。

48分の得点は理仁のサイドチェンジから深澤と小池で相手を押し込んでマイナスクロスを梶川が決める綺麗な形でした。小池が仕掛けて佐藤謙介をかわし、山口のディフェンスの押し下げてスペースを作ったプレーが効いてました。

追いついて元気になったのか球際の所や強度が上がってきました。前半にも書きましたが、お互い最近結果が出てないのもあるのかもしれませんが、得点のモチベーションは大きいですね。

後半最初のシュートシーンもそうでしたが、ンドカの縦パスを梶川が3トップの背後で受ける事が増えたのでここをビルドアップの出口にしてきました。理仁が高い位置を取って右WBの大輔を引きつけてスペースを作ってますので後半修正してきたようです。

梶川から高い位置をとる理仁やライン間にいる佐藤優平に出したりしてチャンスメイクできるようになってきました。

若狹も運ぶドリブルをするようになったので、数的優位を作って前進できる分ビルドアップが安定してきました。ハイプレス時は背後やライン間のスペースを狙い、出てこないなら運ぶ所の判断が上がってくるとボール保持がしやすくなりますね。

54分にパススピードが遅かったので、理仁がインターセプトを狙いにいった所で大輔を削るような形になってしまいました。かなり勢いがあったので警告はやむを得ないかなと。ただ、しっかり球際を競りにいったのはいいと思います。

ちなみに、警告以上の反則を受けた選手を素早く治療が完了できる場合はピッチ内治療が認められています。

ヴェルディのインテンシティが上がったのもありますけど山口の出足が少し遅くなってきたので、暑さによる疲労が出てきたのかもしれません。

もう一回同じ動画を貼るんですが、若狹が運んで山口の2DHを引きつけてスペースを作り、そこを佐藤優平が使って梶川に出す形になり(優平さんのコメントにもありましたが、本来は左サイドの理仁を狙ってました)、佐藤謙介を引きつけて作ったスペースを佐藤優平に渡してミドルを打ち込む形。佐藤優平のシュート精度はもちろんですが、若狹が運んで相手を引きつけてスペース作った所から始まってます。「最初の前進がスムーズに成功すれば、全てが簡単になる」の典型例ですね。

64分に大輔→澤井へと交代。大輔の状態があまり良くないんでしょうか…

直後に挨拶代わりに澤井が理仁を削ると

失点して山口が強度がまた上がってきました。ヴェルディはまた寄せる所や強度が今1つになってきたんですが、リードして受けに回ってしまうと中盤で引っ掛けられてカウンターを受けたり、押し込まれたりしてきますので寄せや球際の強度はしっかり対抗していきたいですね。

山口の強度が上がってきたので端戸に当ててレイオフで前進するように変えてきました判断はいいと思うんですが、中央ばかりでは狙われますのでサイドも織り交ぜてらいけたらなと。こういうケースではゴールを奪う所から逆算されてないパス回しでも全然いいのでペース落とせれば最高ですね。

76分に大槻と高井→小松と梅木へと交代して4-4-2へと変更。もう1度プレスを強めながらゴール前の人数を増やしたいのかなと。

81分に竜士と小池→新井と持井へと交代。両WG共ちとお疲れ気味でしたので仕掛けとサイドの守備のテコ入れって感じでしょうか。

またヴェルディの強度が落ちて受けに回り堪える展開になってきました。守備に問題があると保険が効かない分パス回しで時間を使うのは難しそうな印象ですが、その中でも奪った後繋いで前進する形を作れていたのはよかったと思います。

86分に菊地と田中→島屋と神垣へと交代。

87分に大雅→佐藤凌我へと交代。かなりボールを追っていくのでプレスを強めていきたいんでしょう。

ヴェルディの中盤に空いたスペースを起点にして山口が前線に人数をかけたパワープレーに切り替えてきました。ここまでシンプルな形の方が良さげだったのもあるかもしれませんが

90+1分に深澤→戸島へと交代。左IHに入り佐藤凌我が右WG持井が右SBへ移動。

90+5分から鹿島るようになりました。佐藤凌我が身体を張ってマイボールにしたプレーが特に効いてましたが、こういう所で理仁を技術を活かせたのも大きかったかなと。

このまま逃げ切って終了。



最後に、お互い得点したら一気に元気になったので、メンタル面の影響も大きいでしょうけど、今節も守備の曖昧さが攻撃にも影響してしまっていた印象です。前線の選手がプレスにいっても、ボールが前に出される状態なら後ろは怖くてラインを上げられないので空いたスペースを使われてしまいますし、どう誘いどう奪うか?の連動性の問題が強度が上がりにくい理由の1つかもしれません。

ただ、ンドカと若狹が運べる時は中盤に運び、相手を引きつけてスペースを作るビルドアップは良くなってきましたし、柴崎を組み込む事で安定感も増してきました。

今節の2得点は共にミドルシュートでしたが、ヴェルディは綺麗に崩しきろうという意識が強くミドルシュートがそう多くないので、相手が引いてスペースが無い時は積極的に狙っていってもらいたいなと。

明確な意図を持ち、ディテールにまで拘った練習は嘘をつかないのはその通りだと思いますよ。

20210926 第31節ホーム町田戦

ホーム町田戦。ヴェルディは4-1-2-3で町田は4-4-2でスタート。

ヴェルディの保持時はCBが大きく開いて両SBがアンカーの位置まで上がってGKをビルドアップに組み込むようになりました。そこからアンカー経由で前進したいんですけどプレスを受けて中々前進できないので、逆サイドWGへのフィードが多めです。押し込んだ時はバックパスで引き出して背後やサイドチェンジで揺さぶっていきたいんですけど相手のアクションを見て反応できてないのであまりストレスを与えられてない印象。

町田の保持時は、高江が最終ラインに降りてSBを押し出しますがビルドアップというよりCFに当てたりスペースに出す意識が高くカウンタープレスで奪い返して速攻がメインのよう。奪った時はCFに入れてからサイドに展開してクロスが基本線。縦志向ではありますがロングフィードではなく繋いでCFまで入れてきますし、繋いで崩す形も持ってますね。

ヴェルディの非保持時はいつも通り4-4-2。町田と比較すると寄せる強度やどこに追い込むかの精度の違いは感じます。

町田の非保持時はハイプレスはあまりありませんが、2CFがCBに制限をかける時はアンカーを見張るのはSH、SHが寄せた時はCFがアンカーを見張るとよく整備されてます。ミドルプレスは4-4-2のゾーンなんですが、ボールホルダーにしっかり寄せて自由を奪う所が徹底してますね。

ヴェルディのビルドアップはCBが大きく開いて両SBがアンカーと同じ位まで上がりGKをビルドアップに組み込む形。今まで頑なにGKをビルドアップに組み込みませんでしたが変えてきたようです。久しぶりの試合ですが柴崎は空いてる選手に配球できてるのでかなり効いてるんですが、そこから前進する形がはっきりしてないのか時間を使ってしまうシーンが結構あるのが気になります。町田がアンカーを使わせずかつしっかり寄せてくるので、ボール保持の安定性を考えるとフリックよりレイオフで前進した方が良さげに見えます。

12分に小池のバックパスを受けた梶川からポケットにいる端戸→小池と綺麗に崩せたシーンはありましたけど、町田の守備がしっかりしてる分こうやって縦に揺さぶるのも大事になってきますし狙い所にしているようです。

町田はアーリアが最終ラインまで降りてきたりするんですが、中央経由でサイド攻撃の基本線は同じなのでマークをズラす手段の1つになってる様子。

町田が人に強くくる分間で受ける事が難しいんですが、端戸に入れるのを見せながらサイドを使っていくアイディアはいいと思います。

22分の山下への警告は報復行為なのでやむを得ないですね。余計なカードを貰って次節出場停止になってしまったのはもったいないです…

飲水タイム後の町田はハイプレスでかつ強度とテンポを上げてきました。最終ラインからいいボールが入ってきていたので時間と選択肢を奪いにいってショートカウンター狙いの方がいいという判断なんでしょうか?

ただ、そうなると中盤にスペースができるようになってくる分中央から前進しやすくなってきました。

町田は縦志向とクロスが基本線ではあるんですが、サイドからのコンビネーションで崩す形もありますし、得意な形以外もある分奥行きがあるのでこの順位にいるんでしょう。

ヴェルディの押し込む展開になった時に、バックパスで引き出して背後やライン間、サイドチェンジで揺さぶって折り返したりしてズレを作っていきたいんですが町田の強度に押し返されてる印象。

町田守備がいいのもあるんですけど、小池が左山下が右はお互いちとやりにくそうに感じるんですがどうなんでしょうか。

終盤町田の寄せの強度がちと落ちてきたので前進しやすくなりSBを押し上げてWGがハーフスペースに絞ってチャンスメイクできたシーンもありましたが、どちらかと言えば町田のペースで前半終了。



後半頭から吉尾→太田へと交代。左サイドからの攻撃が多かったのからなのか、右に仕掛けられる選手を入れてきました。

立ち上がりは町田が強めに寄せてきました。前半の最後に少し強度が落ちたので引き締めてきたようです。

町田が前を塞ぐのが速いのもあるんですけど、奪った後の形が共有されてない様子で、パススピードが遅い事もあってスムーズにカウンター移行できません。

47分の失点は高江のフィードから太田にえぐられたのが大きかったんですけど、後半の入りにギアを上げた町田に対応しきれなかったかなと。

蹴らされたのを回収されたり、中盤で奪われ押し込まれる時間帯が続きますが、ヴェルディの守備がはっきりしてない分ポジトラが曖昧なのもあるでしょう。

町田は攻撃もスムーズですし、前節も書きましたけど「いい攻撃はいい守備から」の差が出ている印象。

町田がミドルプレスの時はボールは持てるんですけど、パススピードが遅かったり相手を引きつけてからパス出しをするシーンが少ないのでスライドで簡単に対応されてます。相手を動かしたり目線を振り回せてない分相手にダメージを与えられてないですね。

WGが仕掛けたり剥がしたりするのもカバーがいるので難しそうですし、推進力のあるSBがいれば崩すせそうなんですが、そういうタイプの選手がいないので相手を引っ張り出して背後を狙った方が良さげに見えます。なのでゴール前でUの字パスが多くなるよく見る展開が続きます。

やはり手数をかけずに縦志向の方がチャンスメイクできてるので押し込むだけでなく相手を引き出す
のも効果的に使っていきたいです。

ちなみに監督が執拗に審判に抗議するのを共に戦ってると美化するのは違うと思いますよ。

74分に町田はアーリアと中島→岡田とドゥドゥへと交代。両CFを代えてきましたが守備負担を考慮しての事なんでしょうか。ドゥドゥはCF岡田は左SHに入り平戸がトップ下になる4-2-3-1に変えてきました。優平さんのマークをはっきりさせる為なんじゃないかなと。

ヴェルディは福村と梶川→理仁と持井へと交代。

持井がライン間から仕掛ける事が多く推進力が出てきました。縦に速い攻撃がほしかった展開ですしチャンスメイクできそうな感じです。

79分に深澤→新井へと交代。左WGに入り小池が右WG山下が右SBへ移動。山下をSBで使うのはもったいない気はするんですが、サイドにも推進力がほしいですからね。

82分に持井が2人を引きつけ大雅をフリーにしてシュートを打たせたシーンは、相手を動かしスペースを作ってチャンスメイクしながら負荷を与えられるいいプレーだったと思います。

84分に小池と端戸→竜士と佐藤凌我へと交代。竜士は左WGに入り新井が右WGへ移動。

以前山下をSBにした時に阿野とレーン被りしてたんですけど新井ともそうでしたね。SBはWGの位置が視野に入るのでSBがWGのいないレーンを使えばスムーズになるんですけどここは難しかったのかなと。

オープンな展開になってきて町田は前に出てもくるんですけど、サイドの仕掛けにはしっかり対応してますね。

87分に町田は5-4-1でバスを置いてきました。

サイドの仕掛けやポケットへの鋭いパスはあるんですけど中々崩せません。

90+3分に高江→水本へと交代。

最後まで町田のブロックを崩せずに終了。



最後に、町田は守備がしっかりしてる分奪った後の形もデザインされていて攻撃がスムーズでしたし、守備組織の差が大きく影響していた印象です。

相手を押し込んでも推進力のあるSBがいなかったり相手を引きつけて逆をとるプレーが少ない分町田にダメージを与えられなかったですし、前後に揺さぶるのももう少しほしかったかなと。

柴崎は積極的にビルドアップに関わりかなり効いていたのでここは良かったです。

相手を押し込んでサイドで詰まりUの字パスで崩せないヴェルディらしい負け方ではあるんですね。

守備は相手のやりたい事をやらせない、使いたいスペースを使わせないアクションなんですが、攻撃は相手のアクションを見てその意図を外すようなプレーをするリアクションなので、主導権を握ってるように見えても受け身でいなきゃいけないんですよね。できれば属人的ではなくロジックで打開できるようにしていきたいです。

20210919 第30節ホーム新潟戦

ホーム新潟戦。ヴェルディは4-1-2-3で新潟は4-2-3-1でスタート。

ヴェルディの保持時は、新潟の4-2-3-1が噛み合う分マークがはっきりするのでIHが降りたり大外に流れたりして受けて前進を試みますが、ビルドアップでもカウンターでもいまいち選手同士の意図が合ってない印象があります。それと守備が安定しておらず意図した形で奪えてない分奪った後のファーストプレーがミスになりやすいのは相変わらず。

新潟の保持時は善朗かすっかり有名人になった堀米が上がって絞ったロメロフランクに当ててサイドに展開するか、最終ラインで回して相手を引き出して背後を狙う疑似カウンターがメイン。ビルドアップ時に堀米が高い位置を取り、2DHの島田と高が縦関係になって善朗とハーフスペースに並び、谷口とロメロフランクの2トップのような形になります。ポジショニングがしっかりしてるのでボールはよく回るんですけど崩しにいく所での火力が足りないように見えるので、最近得点が少ない理由の1つなんじゃないかなと。

ヴェルディの非保持時はいつも通り4-4-2。セットディフェンス時は強度を含めまだまだな印象ですけど改善されてきてますが、ハイプレスで寄せにいく時の強度が少し落ちてる印象があります。それと2トップ間をスコンスコン通されてしまうと簡単に前進させてしまうのでここは修正ですね。

新潟の非保持時は4-4-2。ハイプレス時はヴェルディの左SB片上げに対してトップとSHがつき、三戸は福村へのコースを切る優先順位が高そうです。そしてアンカーには善朗がついて噛み合わせてきます。ミドルプレスはヴェルディのSBに出た時にSHが寄せにいける準備をして蓋をする形。

序盤は新潟にボールを持ちヴェルディがカウンターを狙う展開なんですけど3センターと端戸の所で意図が噛み合ってない分ポジションが被ったりしてノッキングをおこしてるような印象。今節の左サイドは梶川が降りた時に福村が絞って竜士が大外に張り、梶川がいる時は福村と竜士で三角形を作る形が整備されてるように見えます。

前述したヴェルディのハイプレスの綻びを突かれて中央から前進させてしまったりネガトラ時の組織や強度の問題もあって押し込まれるようになりましたが、ヴェルディが中央を締めてるのもありますけど新潟が崩す所まで中々持っていけません。ここの火力を補う為にロメロフランクを上げてるのかもしれませんね。それと堀米を上げて厚みを作り小池を押し下げる意味合いもあるんじゃないかなと。

14分の失点はリフレクションの不運もあるんですけど、序盤の三戸のミドルシュートもそうでしたけど引き過ぎてスペースがある分セカンドを拾えなかったのも大きかったかなと。

確かに解説の永井さんにも点取られてた印象はありますです。はい(^_^;)

失点後のヴェルディのミドルプレスは相手に制限をかけて奪えそうな時はしっかり寄せると改善されてはきたんですが、安定しないですね。

19分に梶川-竜士-福村と三角形を作り、ハーフスペースからのクロスを中央で端戸、逆サイドのハーフスペースで小池がいた形は落とし込んできたようですね。オフサイドになりましたがいい崩しだったと思います。


福村が谷口と三戸を引きつけて間を通してフリーの梶川へ出し、小池のポスト直撃のシュートまでいい形を作れました。後ろが相手を引きつけて、受け手にたっぷりの時間やスペースと選択肢を与えられれば前線の選手はかなり楽になりその分チャンスメイクをしやすくなりますのでやっていきたいですね。

飲水タイム後の新潟は左サイドの大雅の方から組み立てるようになったので、大雅の強度を見たベンチからの指示なんだと思います。

新潟は最終ラインからプレッシャーラインの背後でフリーで受けられる位置で受けてサイドに出し、突破が難しそうなら戻してサイドチェンジと整備されてますね。まあここからどうするかが課題ではあるんですが

30分に佐藤優平のフィードを福村がバイタルで受けて落とし、大雅がポケットに差し込むようなスルーパスを小池に出したのはいい崩しでしたし、ようやく連携が噛み合ってきた感じ。

ところで31分に実況の河村さんがフィハール数を言ってましたが、そういうデータどこで見れるんでしょうか?

新潟があまり無理をせずセットするようになったのでボールは持てるようになりましたが、ポゼッション時は前進というより背後を狙うのを優先してる印象。中盤で蓋されて前進できないなーと思ってたら大雅から矢のようなスルーパスが飛んできました。こういった相手を引きつける緩いパスと通す為の速いパスを使い分けられるともっと効果的に崩しにいけると思うんですが

攻撃時の意図は感じますが選手同士の連携が噛み合わずにチャンスメイクが難しかったですし、新潟は蹴らせたり縦パスを奪うようなデザインができていてポジトラからの攻撃がスムーズでした。

守備組織には差を感じますし、「いい攻撃はいい守備から」を痛感する展開だった前半。



後半頭から谷口→鈴木へと交代。何かあったような感じはしませんけどプレスの強度を維持する為なんでしょうか。

序盤は三角形作ってポゼッションで前進しようとしてもノッキング気味なのでリズムも単調になりやすく中々進めないのは変わりません。まあ新潟の守備がいいのもあるんですが

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ロメロフランクが佐藤優平を越えて若狹に寄せていきました。このように自分のマーカーを飛び越えるようにしてボールホルダーに寄せていくプレーが優平さんが言ってるジャンプです。ただ、このプレーは自分へのコースを切りながらボールホルダーに寄せていくのがわかりやすいので、少し動いて外せるんですよね。

ホワイト監督時に優平さんが空回りしてるように見えたのが、実はホワイト監督のタスクをこなしていたっていうのがありましたが、だからこそジャンプの問題点もわかるんでしょう。

後半は深澤が高い位置をとれる分小池を押し上げられるようになってきたのと、新潟の4-4-2の外側のWGに速い縦パスを通してチャンスメイクできるシーンが出てきましたのでここは修正してきたんだと思います。

52分の失点はインターセプトを狙いにいって入れ替わられてしまったのが痛かったですね…流れを引き寄せられそうだったのでもったいなかったかなと。

追加点を取って新潟に落ち着きが出てきた事もあってまた中々進めなくなってきました。

55分に善朗→福田へと交代。2点リードしたのでお役ごめんって感じでしょうか

56分のPKになったシーンは、早川の膝で竜士の足を払う形になってしまってますからね。(善朗がピッチ内にいたら執拗な抗議でカードもらってたんじゃないかなと)

このPKを小池が決めて1点返します。

実質失点が帳消しになった事で勢いが出てきたのか、ヴェルディのハイプレスが人を掴みにいく形になって機能してきたんですけど何故最初から?にはなります(^^;)

運んで戻してからフィードする長いレイオフが効果的になってるんですけどこれも前半にはありませんでした。

押し込めればカウンタープレスが効くのでペースを掴めるようになってきました。こんなに流れが変わるもんなんですね。

66分に竜士→新井へと交代。タスクは特に変わってないようです。

70分にロメロフランクと堀米→本間と藤原へと交代。藤原は右SBに入り早川が左SBへ移動。ヴェルディは左サイドからの仕掛けが多いのでフレッシュな選手を入れてきたようです。ところで本間はフル出場が難しい状態なんですかね?

新潟の守備強度が上がってきて一進一退の攻防になってきました。というか前半のヴェルディの強度が低かったって方が正しいと思いますが

78分に堀監督がピッチ内のボールを止めてしまいました(^^;)これは八木副審が説明して下さってるので最後に貼らせていただいてます。

そりゃあ交代の準備してる浜崎と持井も固まりますよね…

79分に深澤と福村→浜崎と持井へと交代。浜崎が左SBで持井が右SBに入ります。持井を槍のように使いたい様子。

新潟の直接フリーキックから再開

81分に三戸→星へと交代。

佐藤優平がもらったファウルのフリーキックからCBを高い位置に残しパワープレーの要素も入れてきました。

83分に大雅とンドカ→佐藤凌我と阿野へと交代。佐藤凌我が左IH阿野が右IH梶川がアンカーで佐藤優平が左CBへ移動。堀監督永井さんより狂人かも…

ンドカを前線に出す選択肢もあると思うんですがドリブラーを増やしてきました。

佐藤優平のフィードや仕掛けが増えるのは当然なんですが、最後がクロスになるのでンドカを残してもよかったんじゃないかなと。

90分の失点は若狹がフリーで前を向けるにも関わらず見ずにバックパスをしてしまったのと佐藤優平が鈴木に隠れるようになってしまった事とキックミスが重なってしまいましたね…去年のホーム北九州戦でもフリーの声が無かったのでフリーの若狹が頭で跳ね返して相手に拾われたシーンがありましたし、声を出す所は改善していってもらいたいなと。

試合を勝負づける失点ではあるんですが、いつもならここでヘッドダウンして実質試合終了になってましたが、最後までファイティングポーズをとり続けたのはとても良かったですし、こういうメンタリティは必ず次に繋がるでしょう。



最後に、新潟はどこで奪うのかがデザインされてる分攻撃がスムーズですし、間を使って前進できてましたので組織力の違いは感じました。

後半はヴェルディの強度が上がって盛り返したんですけど、これを前半から出せなかったのが痛かったかなと。

ミスは仕方ない部分もあるんですけど、ヴェルディはこのシーンに限らず、フリーで前を向ける時に周りを見ずにワンタッチでバックパスをするシーンが散見されますからチームとしての問題点でもあるので、ここは修正していってもらいたいですね。パスを繋ぐ事はあくまでも敵陣に侵入し、ゴールを奪う為の手段であって目的ではありませんので

ただ、3失点後もヘッドダウンせず最後までファイティングポーズをとり続けたのは必ず繋がるでしょう。

堀監督がピッチ内のボールを取ってしまったのを八木副審が解説して下さってるので貼らせていただきます

20210911 第29節ホーム松本戦

2ヶ月半ぶりのホームゲームとなった松本戦。ヴェルディは4-1-2-3で松本は3-4-2-1でスタート。

ヴェルディの保持時は最終ラインからWGに対角線へのフィードでWG-HV(3バックの両端のCB)間を狙って起点を作り、そこからコンビネーションで崩しにいくか戻してクロスが基本線で、ライン間をCFやIHが起点を作るのが2番手のよう。

松本の保持時は奪ってWBが運び、シャドーがSBの背後に流れてクロスやWBのアーリー含めたクロスが多い印象。繋ぐ時は河合が起点を作る形が目立ちます。それと奪った時にボールホルダーが孤立してしまう事が多いのでスムーズにカウンターへ移行するのが難しそうです。

ヴェルディの非保持時はいつも通り4-4-2。ハイプレス時にサイドに出させてWGが寄せていくんですが連動した押し上げが足りない印象。中央からグラウンダーのパスをWBに出されたシーンもありまだまだ不安定です。

松本の非保持時はハイプレス時は伊藤とシャドーのどちらかが最終ラインに寄せてDHの平川がアンカーの佐藤優平をマークする5-3-2。もう1人のシャドーは最終ラインとIHの間にいるんですけど、IHへのコースを切る目的なんだと思いますが、最終ラインに寄せきれずSBに出されて剥がされたりしてますし、WBが前線に連動して寄せにいくのかWGのケアをするのかがはっきりしておらず、ここの所の整備がいまいちな印象。セットディフェンスは5-4-1なんですけどこちらも整備されてないようで人に食いつき気味でスペース(特にライン間)が空く傾向があります。途中からDHがヴェルディのIHへのコースを切るシーンもあったんですけど決まり事って感じではなさそうですね。

松本のプレス強度は正直それ程でもないんですけど、開始早々ビルドアップの横パスを奪われてシュートを打たれます。ビルドアップ時のボールの動かし方がいまいち定まってない様子。

松本はボールホルダーへの寄せがそうでもないので前を向けるシーンが多く、WGが背後を狙うのをメインにしながらCFやIHがライン間を使い押し込んでいきます。あまり時間をや選択肢を削られてない分アイディアを活かして伸び伸びプレーできてるようです。押し込んでる時のカウンタープレスは引き続き効いてますのでボールを保持して主導権を握れてます。

ヴェルディも人数が足りてた中でセルジーショにフリーで打たせてしまってましたし、松本も守備組織や強度に不安があるのでボールを保持して守備の時間を減らす方が良さげな感じ。お互い中央に縦パスを通されてるシーンも結構ありますけど失点数ワースト1位と3位ですからね(^^;)

お互い中々奪えないのでトランジションが少なくターン制みたいになってる感じはあります。

飲水タイム直前に小池がンドカからのフィードを上手くトラップして橋内をかわしてシュートまでいきましたけど、ここの技術はさすがです。

開始早々にもありましたけど、低い位置のパスミスを奪われる怖いシーンがいくつかあるのは気になります。

飲水タイム後はボールを奪えない事もありボール支配率が減ってきて一進一退になってきました。

寄せの強度やボールウォッチャーになってたのもあるんですけど、エリア内で8人が関わり綺麗に崩して貴重な先制点をゲットできました。プレッシャーをあまり感じなければ技術とアイディアを活かして伸び伸びプレーできるんですよね。

梶川はロティーナ監督時を思い起こさせるような味方を助けるポジショニングができてますし、パウサ(相手と相対して時間を作るプレー)も効果的に使えて凄く効いてますね。

35分のセルジーショのフリーキックからの守備はボールホルダーにしっかり寄せて時間と選択肢を削れてましたし、この強度をスタンダードにしていってもらいたいです。その直後に常田に誰も寄せておらず、フリーでセルジーショに出されてましたので、継続して自分達がされて嫌な事をやっていきましょう。

低い位置で奪われて危ないシーンを作られて流れを渡してしまったり、守備強度は…ですが、保持してる時は伸び伸びプレーできてるのでメンタル面での影響はここまで感じませんね。

解説の渡邉さんは結構マイルドな言い方をしてますけど、お互いボールホルダーに制限をかけ時間やスペースと選択肢を奪う守備の基本中の基本が…なのでいまいち締まらない展開のまま前半終了。



後半の立ち上がりは松本がボールを保持しますが、前半同様河合が降りてパスを引き出して背後を狙ってと大忙しです。本来もっと前めでセルジーショをプレーにさせたいんでしょうから、孤立気味だった伊藤とセルジーショのサポートがタスクなんだと思います。

ヴェルディが保持する時は幅を使いながらパスを回して相手を動かし、ポケットを使って崩しにいく形。松本がボールウォッチャーになる事が目立つので縦パスやスルーパスがよく通ります。

奪った後のヴェルディは繋ぐかシンプルに背後を狙い、松本はWBが運んでクロスがメインの様子ですが、お互いトランジションが起きるのが相手のミスが多く奪うシーンが少ないのは前半と変わってませんね。

松本は足が重そうな印象があるんですけど、火曜日に試合やってましたしその影響が残ってそうな印象です。

58分に宮部と河合と伊藤→外山と鈴木と山口へと交代。外山は左WBに入り下川が左WBへ移動。

64分に奪ってから佐藤優平のロングシュートはGKのポジショニングをよく見てましたね。

その直後に小池と大雅→竜士と持井へと交代して持井がトップ下の4-2-3-1に変えてきました。中央に起点を作りやすくするのと松本のシャドーへのパスコースのケアや守備の安定させる為なんでしょうか。

お互い前線を代えてから高い位置からプレスにいくようになりインテンシティが出てきました。できればこれを最初から(^^;)

75分に平川→米原へと交代。

松本がハイプレスになったので蹴る事が増えてきましたが、苦し紛れではないんですけどCFとサイドのスペースの使い分けがもう少しはっきりたいなと思う所。

80分に佐藤優平→新井へと交代。トップ下に入り持井がDHに移動。モビリティを上げたいように見えます。

ここまで徹底してCBがニアに走ってたので、松本の選手がここを見てた分マークが外れた所にンドカがドンピシャで合わせられました。貴重な追加点をゲット!

松本は前半はかなり遠めからミドルを打ってくる事が多かったですが、後半はWBを押し出して幅を使って攻撃してくるようになりましたし、縦パスを差し込んできたり丁寧に攻撃するようになりました。これが本来やりたい形なんでしょうね。

84分に下川→田中パウロへと交代。

85分に堀監督が停まるな!離れろ!と言ってましたが、足元足元になってモビリティが無くなっていくのはヴェルディの悪癖の1つですし、ボールホルダーがフリーの時は離れるのが真のサポートになりますからね。

86分に端戸と深澤→佐藤凌我と加藤へと交代。加藤は右CBに入り若狭が右SBへ移動。前線の強度を上げながら守備固めをするって感じでしょうか。

ヴェルディは保持した時に上手く時間をつかいながら隙あらばって印象。

お互い一進一退のまま終了。



最後に、低い位置でのミスで怖いシーンがいくつかありましたが、ボールを保持して繋いで前進していくスタイルをやる以上隣り合わせのリスクではあります。ただ余裕を持って保持できた事での緩みのようにも感じましたので、ここのミスは減らしていきたいですね。

相手の強度がそうでもなければ技術とアイディアを活かして伸び伸びプレーできたのも大きな要因の1つだと思いますが、外的要因や監督交代でのメンタル面への影響は感じなかったのでここは良かったです。

ただ、こちらの守備強度も同じ位そうでもなかったので、前線を交代した後の強度を最低限にしていかないと残りのホーム2連戦はかなり不安です…


深澤のコメント

ビルドアップ時に僕のところには相手の左ウイングバックの下川選手が来ていましたが、そこで食いついてきた時に、前半からもう少し上手くやれれば良かったと思います。僕の立ち位置が少し高い位置になり過ぎていたので、相手が出てきやすいという自分のポジショニングミスがありました。 後半に関しては下川選手を引き出すなり、食いついてこなければ、自分のところから(端戸)仁君へのクサビのパスや(石浦)大雅に出すことを意識していました。相手があまり前からガツガツ来ないというのは想定内でしたが、僕らはビルドアップが目的にはなっていないので、(小池)純輝さんが一発で背後を取るなど、そういった形からの崩しで1点目も良い形で取れたと思います。ビルドアップからその先のゴールへの道筋という部分を、堀さんになってから背後へのランニングやクロス、シュートで終わるという意識が高まっています。


噛み合わせ上相手の大外にはWBしかいないのて、SBは相手から離れて受け、運んでから背後や端戸に楔やIHを使って攻撃を組み立て、WBが食いついてくるならアンカーやIHとのコンビネーションで剥がせれば山下がフリーで受けられますからね。ビルドアップとはゴールを奪う為の手段の1つであって目的ではない所も含めしっかり言語化されてるのはとてもいいと思います。

配信が遅れたのはDAZNの不具合なんでしょうけど、誰かが放送禁止用語言ったのかと思いました(^^;)

20210905 第28節アウェイ大宮戦

久しぶりにTHE GLORYをフルで聞いたアウェイ大宮戦。ヴェルディは4-1-2-3で大宮は4-2-1-3でスタート。

ヴェルディの保持時は、大宮がかなりの勢いで寄せてくるので迫力に押されてるのもありますが、4-1-2-3に対して大宮が4-2-1-3なので、中盤の逆三角形に正三角形がきっちり噛み合うので真ん中を使っての前進が難しい分攻撃の手札が少なく相手に読まれてる印象です。ただアンカーが比較的受けられますし、プレスを外した時の横のスライドと、縦も若干間延び気味なので付け入る隙はありそうです。

大宮の保持時はポゼッションというより縦に速く攻め、ワンサイドアタックと相手を寄せてサイドチェンジからの速いクロスが基本線。後ろでポゼッションしてる時もビルドアップで繋ぐより相手を引き出してWGが背後を狙ったりオーバーラップしたSBを使う意識の方が強そうな印象。

ヴェルディの非保持時は4-4-2なのはいつも通りなんですが、前線に出すIHが佐藤優平ではなく梶川になりました。ファーストディフェンスで制限をかける所を変えてきたようです。ただ、相手をどう誘導したいのか?とボールホルダーの自由を奪い選択肢を削れるだけの強度が足りないのは相変わらず

大宮の非保持時はハイプレス時は上記した噛み合わせを活かして中央を封鎖しながら寄せてきてサイドへ誘導、ミドルプレスではこちらもヴェルディの陣形に合わせた4-3-3でセットしてサイドへ誘導しWGに出させてSBとDHで奪いにいく形。アンカーにボールが入った時は河田のプレスバックとボールサイドのWGで挟みにいきます。セットした時は黒川が下がって4-4-2になります。

序盤の大宮はかなりの勢いでハイプレスをかけてきます。山口の監督時もそうでしたが、この思い切りの良さが霜田監督らしいですね。もちろん前節完勝した勢いもあるんでしょうけど

お互いSBが高い位置をとりたい様子なので、どれだけ相手のSBを押し込められるか?が鍵になりそうな展開です。

11分の失点は奥抜のクロスを菊地がスルーしてマークを外したのも大きいんですけど、ボールホルダーの自由を奪い選択肢を削る為の寄せができてませんでしたね。このアリバイ守備みたいなのは長年の課題ではあるんですけど、ここはサッカーとは何か?守備とは何か?の部分なので取り組んでいってもらいたい所。

先制点を取ったからなのか最初の10分15分は全力でみたいな時間制限があったのかはわかりませんが、大宮がミドルプレスに切り替えてきました。ただ、他所の事は言えませんけど守備が怪しい分端戸への縦パスが結構入りますね。ただここからチャンスメイクするまでには至らないんですけど、選手同士の意図が合ってないように見えます。コーナーキックの連続で押し込むシーンもありますけど中々シュートまでいけないですね。

奪われた時に河田に預けここで収まってから展開されるのが厄介なんですが、リードしてますし大宮としてはこれでいいんだと思います。

29分にここまで機動力を活かして効いていた山口がハムストリンクを痛めてしまったようです。軽症だといいんですが…

32分に山口→大雅へと交代して右IHに入り、佐藤優平がアンカー理仁が左SBへ移動。

佐藤優平が相手の背中に隠れてしまう事が増え、中央を使える事が減ってきました。比較的自由に動くタイプではありますがあまり調子がよくなさそうにも見えるんですよね。

ただこの辺りから球際で競れるようになってきました。ボールホルダーにしっかり寄せて自由と選択肢を奪い球際で戦うのは基本なので、常にこれくらいの強度は欲しいですね。ただセットディフェンスはどう誘導したいのか?がはっきりしておらずいるだけになってる所は変わってません。

38分の失点は菊地の背後を狙う動きが素晴らしかったんですけど、小島がフリーでしたからね…

2失点とも守備がズルズル下がる所からきてますし、セットディフェンスの精度の問題もあるのでここは早期に修正してもらいたいなと。

約束事はあるんでしょうけど、攻撃の形が中々作れず奪われてカウンターを受け、守備もどうやって時間や選択肢を奪いどのように誘導するのか?がはっきりしておらずいい所がないまま前半終了。



後半、大宮は一瞬ハイプレスでしたけどミドルプレスで待ち構えるのは前半と同じです。

山下のフリックと端戸がタメて櫛引を相手を引きつけてから梶川へスルーパス→梶川も馬渡を引きつけてからパスを出し竜士がフリーで打てました。相手が食いついてくるならワンタッチ、そうでないならタメて相手を引きつける判断が良かったです。

49分にンドカが佐藤優平から横パスを受けた時に理仁に上がれとやっていたのは良かったですね。前を向いてフリーでボールを持てる時は離れてスペースを作って全体を押し上げるのはボールを保持するスタイルでは必須になりますし、中盤に運ぶドリブル含めビルドアップ時の判断が相変わらずしっかりしてます。

50分に河面も膝?を痛めてしまったようです。大事に至らなければいいんですが…

52分に河面→山田へと交代右SBに入り馬渡が左SBへ移動。

ハーフタイムの修正なんでしょうけど、早い内に1点返した影響もあるのか攻撃時にモビリティが出てきてパスコースが作れるようになりましたし、守備も連動してしっかり寄せられるようになってきました。

ビルドアップでも相手を引きつけてスペースを作ってプレスを剥がして前進するシーンも出てきましたし、奪われた時に前線の受け手になる河田を潰す所も徹底してきたようです。

大宮のプレスの連動性が怪しい部分はあるんですけど後半はうって変わってボールを保持し押し込む時間が長くなり、奪われてもカウンタープレスが速いので蹴らせて回収のターンが続きペースを握れてます。

62分に奥抜と菊地→芝山とイバへと交代。イバはCFに入り河田がトップ下へ移動。河田の他に前線のターゲットを増やしてきました。

保持時はかなり流動的なんですが、カウンターの局面で山下が中央にいると相手を押し下げられますし、これもアリなんじゃないかなと。

パス回しもスペースで受けたり楔を入れてサイドに展開と楔以外は斜めのパスが多いのはいいですね。斜めのパスは相手にスライドとラインコントロールを同時に強要できる分負荷をかけやすく、ダメージを負わせやすくなりますの
で。

65分に竜士と梶川→小池と新井へと交代。運んで仕掛けられる選手を入れて勝負って感じでしょうか。

ここまで端戸が楔を受けられる事が多いですが、フリーの時にダイレクトに戻して寄せられてる時に前を向こうとするシーンがあるのは気になってます。

大宮は奪ってもイバ河田と黒川か柴山を前線に出す位であまり人数をかけてこない分押し込めるのもありますね。霜田監督はリードを守りきるような事をあまりやらない印象があるんですけど、尻に火がついてる分現実路線なんでしょうか?

ただ、ヴェルディもどうやって崩しにいくか?が山下と理仁のクロス位で全体像があまり見えてこないので現状では共通理解がはっきりしてない様子。まあたった2~3日でどうにかできるものではないんですが。

77分に大宮は馬渡と河田→河本と中野へと交代。CBを入れ守りを固めながら隙あらば刺しにいくって感じでしょうか。

ヴェルディは端戸と浜崎→佐藤凌我と阿野へと交代して阿野は右WGに入り山下が右SBへ移動。ヴェルディは逆にパワープレーに出てきました。こうなると戸島の不在が痛かったかもしれません。

左サイドの理仁と竜士(小池)とは大外内と大外外やハーフスペースとレーンの住み分けができてるんですが、右サイドは阿野と山下で大外レーンで被る事が結構ありますね。スクランブルなのでやむを得ないんですが、ボールを持ってない方がハーフスペースに絞る所はやっていってもらいたいです。

ヴェルディが押し込み大宮が跳ね返す展開が続いてる中で攻撃の形はよくわからないんですが選手達の熱量は感じます。

マテウスが最終ラインに入ってンドカを押し出すパワープレーから新井の惜しいシュートがありましたけど、大宮の守備を崩せずに終了。



最後に、ポゼッションはあまりはっきりしてませんでしたが、相手を引きつけて前進する縦に速い形はしっかりしてましたし、後半はボールホルダーに寄せて時間と選択肢を奪う所は改善されていたので前半がもったいなかったですね…

後半はほとんどありませんでしたが、セットディフェンスの問題はまだありますね。

ただ選手交代のタイミングや意図はわかりやすかったですし、選手達の熱量を感じましたので次節どうなっていくか楽しみにしてます。