20211205 第42節ホーム相模原戦

ホーム相模原戦。ヴェルディは4-1-2-3で相模原は3-4-2-1でスタート。

ヴェルディの保持時は、噛み合わせ上サイドで数的優位が作りやすいので、SBとWGにサイドに流れたIHで前進する形がメイン。最後ラインにDHの川上が寄せてきた時はそのスペースを佐藤凌我が使って叩きサイドから前進する形もあります。ここからポケットを狙ってからクロスで崩しにいきます。CBが平松の脇から運んで前進できてますし、福村が降りてきた時は理仁が空きやすくなるのでここを使うとビルドアップの形が板についてきたようですね。

相模原の保持時は、CFの平松に当ててWGに落とすダイレクトな形と、ビルドアップは3バック+左DHの川上が左SBの位置に入り右DHの成岡がアンカーのような形でヴェルディの1列目を越えたら高い位置をとるWBに渡して前進するかシャドーへの縦パスからサイドに叩いたりDHに落としてサイドに展開してからのクロスがメイン。

ヴェルディの非保持時は、いつも通り4-4-2でハイプレス時は2CFが制限をかけて後ろが人を掴みにいきます。今節も球際でしっかり競れているので相模原の前進を許さないシーンが目立ちますね。カウンタープレスも引き続き効いてます。

相模原の非保持時は、5-4-1で平松が2CBに制限をかけ、後ろからDHの川上が寄せに出てきた時は平松が理仁を背中で消すのが約束事のようです。シャドーを引き出されたくないんだと思いますが、運ばれた時にサイドの数的不利になりやすいジレンマはありますね。

相模原はハイ~ミドルプレスくらいで非保持時は5-4-1。CFの平松が2CBに制限をかけるのはオーソドックスですが、最後ラインに寄せにくるのが左DHの川上なのでシャドーを外に残してヴェルディのサイド攻撃を警戒しながらも平松が背中でパスコースを消したり川上がついたりしてアンカーの理仁を見張ろうとの事なのかと。

ただそうなると空いた所を降りてきた佐藤凌我が使ってポストプレーからサイドに叩いてり、1つ飛ばすパスで川上が出られないようにしてからヴェルディのSBと外に開いたIHとWGで相模原のWGとWBに数的優位を作って前進していきます。

晴也がCFの脇から前進した時に佐藤凌我が降りてきた時に下がってと合図してましたし、(佐藤凌我は左WGの新井へのフィードの囮になりにきたようにも見えますが)余裕を持ってビルドアップできるようになってきましたね。

相模原は勝つしかないので実質1-0リードみたいな状況ではあるんですが、実際リードしてるような余裕ある感じでビルドアップからパス回しができてますし、相手の間に動いてパスコースを作ってサポートするのもスムーズにですし、空いたポジションを埋めてストラクチャーを維持する形もできてます。

相模原の強度がそれほどでもないのはありますが、空いてる所から前進して相手の間でパスを受けて崩しにいき、奪われた時もカウンタープレスやマンツーの強度もあってボールを奪い返せてます。相模原に攻撃らしい攻撃をさせておらず理想的な序盤戦。

サイド奥からハーフスペースに戻して逆サイドポケットから折り返す横の揺さぶりもありますし、後はいつ取れるか?って展開が続きます。

17分の先制点はクロスの跳ね返しを深澤が拾って新井に渡し藤本をかわしてファーに打ち込む綺麗な形でした。あのスピードであのコースではGKはノーチャンスですね。

失点後の相模原はプレスラインを上げてCBに寄せにくるようになりましたがまだプレスが噛み合ってない分強度がそこまでは上がってこないですね。攻撃もWBの所で詰まるので背後に蹴る形が目立ちます。

飲水タイム後に相模原が落ち着いて持てた時のビルドアップは3バック+左DHの川上が左SBの位置に入り右DHの成岡がアンカーのような形。ヴェルディの1列目を越えたら高い位置をとるWBに渡して前進するかWGへの縦パスからサイドに叩いたりDHに落としてサイドに展開してクロスが主な形。

25分に晃樹がトラップした所を奪って少し運んでから小池へのスルーパスはピンズドでした。

相模原は1CFなので2CBが脇から運ぶのと、SBが降りてきてシャドーを引き出して理仁やIHに渡す形もあるのでほんとビルドアップのバリエーションが増えましたよね。

30分くらいから相模原が持つ時間帯が増えますが、ボールホルダーに寄せて時間と選択肢を奪えてるので問題なさそうです。ヴェルディがマンツー気味についてくるので空いたスペースに誰かが入ってくる形があれば状況が変わりそうではあるんですが

誰かが動いて空けた所を後ろが埋めてたり、佐藤凌我が降りた時に梶川がCFに入ったりとストラクチャーを維持できてますし、パスが入りそうなシャドーやWBの所もケアできてるので申し分ないですね。相模原の寄せがいまいちだったり個で剥がせたりできているのも大きいんですが

相模原は前からハメにいく形にしてきたのでヴェルディのビルドアップがここまで程スムーズには
いかなくなりましたけど、そうなったらレイオフや理仁が降りて数的優位を作って前進と相手のプレスに合わせて対応できてます。

45分に川崎が頭で繋ぎ鎌田がアウトで合わせたのは綺麗な形でしたけど出てましたね。

終盤に相模原にゴリゴリこられましたけどこういう状況では難しくなる部分はありますね。これで受けに回るようになるとヴェルディの場合は脆さが出るので積極的にいきたい所。

ビルドアップのバリエーションが増えて前進しやすくなったのもありますが、空いた所を使いながら中間ポジションをとって崩しにいったり、前に合わせて後ろがレーンやポジションを使い分けてストラクチャーを維持しながら攻撃できてました。カウンタープレスの反応もよく守備の強度を保ちながらボールホルダーの時間や選択肢を奪う事ができてましたので全体的にインテンシティが高く申し分なかったです。

正直これが3月4月だったらなーと感じる前半。



後半頭から藤本と中山→安藤と児玉駿斗へと交代して両シャドーを代えてきました。もう少しライン間を活かしたいんだと思います。

後半の相模原はシャドーの安藤がタメを作って深澤を引き出してその背後をWBの夛田が狙う形にしてきました。ここまでライン間をあまり使えてませんでしたからその修正なんだと思います。

平松も絡んで左サイドから崩したんですけどオフサイドでしたね。

守備もスペースより人を掴みにいくようになってヴェルディのビルドアップを引っ掛けられるようになってきたので守備の強度や運動量を上げる意味合いもあったんでしょう。ほんと高木監督は相手の良さを消したり弱みを突いたりするのが上手い!

ヴェルディは相模原がマンツー気味に修正してきたので後ろで回して引き出してからその背後で佐藤凌我が受け盤面をひっくり返して前進していきます。前からくるなら背後が空くよね?って感じで修正できてる所はほんとチームとしての成長を感じます。

https://www.instagram.com/costoros_verdy/reel/CXL2lzrjTHM/?utm_medium=copy_link

ゴールキックからの繋ぎで平松が寄せてきた所の脇からンドカが運び、成岡が反応してマークが外れた時に理仁を渡してプレスを剥がして前進できました。持ち上がって相手を食いつかせれば1人で2人を引きつけられるのでフリーな選手を作れますし、ビルドアップは本当に良くなりました。

相模原もデュエルでは負けてないのでロングフィードから前への圧力を強めてきました。かかってるモノがある相手に及び腰になっていないのはいいですね。

58分に相模原は平松→児玉澪王斗へと交代。左シャドーに入り安藤がCFへ移動。もう少し運動量を上げて圧力をかけたいのかなと。

同じくヴェルディは新井→山下へと交代。相模原が前から圧力をかけてくるのでその背後を突こうとの事なんでしょう。

61分の得点は、福村のロングフィードを佐藤凌我→山下が頭で繋いでCBの背後に落として佐藤凌我がニアに打ち込む形で盤面をひっくり返す交代の意図がズバリはまりました。

ただ山下の所がオフサイドだと思うんですよね…

追加点が取れてプレッシャーから解放されたのかまた前半のような自信と躍動感が戻ってきました。ホームで勝ててなかったのも影響してるのかもしれませんね。

逆に相模原は一発で盤面をひっくり返されて失点した分出足が鈍くなってきました。

相手に捕まらない中間ポジションをとってシンプルに叩いて持ち過ぎず独力で相手を剥がせていて晃樹が躍動してますね。組織の中で個を活かす事ができてます。

72分に相模原鎌田→梅井へと交代して4-4-2へ変更。放り込みとロングスローのパワープレーって事なんでしょう。

同じくヴェルディは小池と晴也→竜士と富澤へと交代。前線からの強度を維持しながらも富澤入れてクローズドにも備えると。

最後ラインから運んだり、相手が出てきた背後のスペースへのフィードでプレスを剥がして前進して崩しにいく前半のような形が戻ってきました。

77分の得点は、梶川のシュートのこぼれを深澤福村深澤で押し込みました。ポケットに差し込むスルーパスからのシュートはここまでやってきた形ですからね。

78分に梶川と深澤→加藤と若狭へと交代。加藤はアンカーに入り理仁が右IHへ移動。梶川は今節もかなりの距離を走ってましたし深澤もプロ初ゴールおめでとう!3点差になってクローズドって印象。相模原からするとエグい!

さすがに相模原は捨て身の特攻で襲いかかってきますが、サイドに蓋をしてクロスを入れさせないようにしてますし、球際で競って戦い対抗できてます。

83分に成岡→窪田へと交代。

ロングスローを跳ね返して球際で競ってと気持ちのぶつかりになってますが、集中して対抗しながらボールを保持した時は繋ぎながら崩しにいく形は継続してます。

これだけ登り調子になってきてるんですけどこれ最終節なんですよね(´・ω・`)

攻守や切り替えも含めほとんど隙がない状態を保ったまま終了。



最後に、スペースがあったら運び相手の中間ポジションに顔を出してパスを受けてサイドからポケットとって崩しにいき、守備もカウンタープレスや寄せの強度を維持しながらパスコースを切ったり使いたいスペースを使わせなかったりして隙がなかったです。

組織としての連動性がしっかりしてて組織の中での個を活かしながら皆が躍動してたんですけど特に晃樹が良さを発揮してました。

晃樹がそうエゴを出さず組織の中で自分の良さを存分に発揮できてたのが今節一番の収穫かなと。

今が3月4月だったらなーっていうのが正直な感想です。

今期はお家騒動やパワハラ報道等ピッチ外で色々あったので選手や指導陣フロントスタッフやファンサポーターまで大変なシーズンでした。

サッカーに限らずスポーツってメンタル面に大きく左右されるので戦術的な部分の総括が難しいんですけど、守備の約束事や寄せの強度が散々で、攻撃は蓋をされたら詰まり背後を狙うモビリティが減って停滞してた所からよくここまで立て直してきたなっていうのが正直な感想です。

ビルドアップや崩しの形はありましたけど、終盤にかけてバリエーションが増えて連動性も増してきました。

守備はほんと散々でこれはもう無理かも…と思ってた時期がありましたけど、寄せの強度が上がり後ろも連動してついてくるようになって改善していきました。

攻守と切り替えが繋がって高いインテンシティを保てるようになってきたのが今期一番の収穫だったかなと。

来期の事はまだ何もわかりませんが、寄せの強度と押し込まれた時に受けに回らずに対抗する所や、攻撃で無駄に人数をかけたりボールタッチを増やしたりしない所は継続してやっていってもらいたいなと。

今期終了。皆さんお疲れ様でした!

20211128 第41節アウェイ秋田戦

アウェイ秋田戦。ヴェルディは4-1-2-3で秋田は4-4-2でスタート。

ヴェルディの保持時は、ビルドアップ時にCFの武が理仁を見張る4-2-3-1で対応してくるんですけどその後ろがゾーンの意識が高く寄せがいまいちなのでIHが間で受けてサイドに叩いて前進する形が多いです。サイドから前進してダメなら戻して中央や逆サイドを使ってスライドのズレを狙っていこうって印象。秋田のハイプレスを1本のロングフィードでひっくり返す形もあります。

秋田の保持時は、奪ったら前線に蹴って落下地点に密集を作ってセカンドを拾うキック&ラッシュ。SHが絞る分SBがサイドを埋めるのはしっかりしてます。そしてサイドからのクロスと中盤で引っ掛けてショートカウンターが基本線。それと江口のロングスローを始めセットプレーに力をいれてるのも相変わらすのよう。ただ、繋いだりGKに戻してヴェルディを引き出してから背後やスペースを使う形もあります。

ヴェルディの非保持時は、ハイプレス時はマンツーで秋田が密集を作る分ヴェルディも片方のサイドにかなり寄りラインを高めにしてコンパクトな陣形を作ってます。こうすれば1本のフィードで危険な場面を作られる事は早々ないですからね。セット時はいつも通り4-4-2。ヴェルディは人につく意識が高いです。

秋田の非保持時は、基本的に中盤で引っ掛けてショートカウンターですが、ハイプレスもやりますけどCBまではそんなに寄せてこないので、パスコースを制限する意識の方が高そうです。そしてセットした時は4-4-2。ゾーンディフェンスはしっかりしてるんですが寄せがいまいちなのでブロックの内側を使われているシーンが結構ありますね。

序盤から秋田に万全の状態では蹴らせないように前線から寄せていくので跳ね返しやセカンドの対応をする分ボールサイドにかなり人数をかける展開。

空中戦の連続でセパタクローですか?って位ボールが落ちないですね。

序盤は秋田に押し込まれますが、芝が長い事やピッチコンディションにまだ慣れてないような印象。

ヴェルディのビルドアップにはCFの武が理仁を見張る4-2-3-1なんですが、ゾーンの意識が高く寄せの強度がそうでもないのでIHからサイドに叩いて仕掛け前進していきます。

なのでヴェルディの選手達はそこまでプレッシャーを感じてないようなので繋ぎがスムーズです。長崎もそうなんですけどソリッドなゾーンディフェンスができるが故にマンツーというか寄せの強度が落ちてしまう事があるんですよね。

ヴェルディは左サイドから前進して小池を逆サイドに張らせてますが、アイソレーション前提というより中央でスライドのズレを狙う意図の方が高そうです。

9:03からのシーン。深澤が2トップ脇から前進した時に左SHの茂が外切りだったので中に入っていった時に理仁と被ってしまったのはもったいなかったですね。中央のライン間にIHがいなかったので理仁にブロック内に入ってほしかったなと。

ヴェルディがピッチに慣れてきたようで繋げる事が増えてきました。

秋田は繋いだりGKに戻したりしてヴェルディを引き出してから背後を狙う形もありますね。

https://www.instagram.com/reel/CW3H8fcDTkv/?utm_medium=copy_link

理仁が最終ラインで晴也にパス出しした後中盤に上がった時に2CFの真ん中に入って門を閉じさせて脇のスペースを使わせた判断がよかったですね。ここからサイドで高い位置をとっていた深澤のレイオフから決定機を作れました。最後のフライスルーパスもよかったです。

14分の先制点はコーナーキックをかなり浅い所に蹴って晃樹のダイレクトボレーからこぼれを押し込めました。佐藤凌我のシュートコースはまず止められないでしょうしサインプレーがハマった形です。セットプレーの得点があまり多くないのでバリエーションを増やしてきたみたいですね。

16分に千田のシュートをマテウスが顔面ブロックする形になったんですが目に当たってしまったようです。

21分にマテウス→長沢へと交代してヴェルディ公式戦デビュー。出る前に加藤や奈良輪が声をかけにいってましたね(^^)

大変でしょうけどGKが途中出場する時はPKからだったり数的不利だったりする事も多いので爪痕残してほしいですね。

晴也は試合感みたいなのがあるのか繋いだり戻したりの判断の所が不安定なのは気になりました。

秋田は縦志向ではありますけど細かく繋いで前進する形もあるんですが、これは以前にはなかった形なのでこういう所も整備してきたんでしょう。

飲水タイム後の秋田はロングフィードからのセカンドで肉弾戦を挑んでくる形が増えましたが、こちらの方が形を作れてるからなんだと思います。そしてボールホルダーへの寄せの強度も上がってきました。ヴェルディもこのフィジカルコンタクトにしっかり対応してます。

ヴェルディのビルドアップはコンパクトな陣形のまま前進できているので押し込んでからではなくても奪われた時にカウンタープレスが効いてます。今までよりも同じ車両で前進できるようになってきた印象。

36分の得点は新井の仕掛けで奪われた所から江口が蹴ったボールをブロックして奪い返しエリア内に侵入して横パスと綺麗なカウンターでした。最後の小池がちと危なかったですが(^^;)0.9点は新井の得点なんで新井にもおもちゃを✋

40分の失点は江口の直接FKなんですが、ちと長沢のポジショニングが中央寄りだったかなとは思いましたが、経験を積んでいってもらえたらなと。

秋田は1点返した事で寄せの強度がもう一段上がってきたので、ヴェルディはIHが十分な状況でパスを受けられる事がかなり減ってきました。。ここまであまりいい形を作れてなかった中で得点できたのが効いてるのかもしれません。

マテウスの負傷交代があったので前半のATが7分あります。

秋田の強度が上がってきたのでヴェルディはシンプルに蹴る事が増えてきましたし、繋ぐ時も仕掛けが少し減ってきました。セーフティに攻めて1点のリードを守りきってハーフタイムへっていうのもあったかもしれませんが。

秋田の強度が上がってきてからはブロックの内側を使えるシーンは減りましたけど、秋田のプレスに合わせてビルドアップとフィードの使い分けができてましたし、トランジションや球際でも戦えてました。秋田は攻撃の狙いは出せてましたけど強度がいまいちな時間帯があったのがこの差になったかなと感じた前半。



後半、ヴェルディは右サイドの晃樹と小池が大外とハーフスペースを分け会う形での前進と、佐藤凌我を含め最終ラインからフィードやビルドアップで前進し、秋田はフィードとレイオフで縦に速く攻める展開は変わりませんが、落ちないお互いにコンパクトな陣形を保ってますのでカウンタープレスの応酬で球際の攻防が激しくラグビーみたいになってきました。

51分に晃樹の縦パスを受けた小池が横に叩いて理仁に渡して背後を狙う形がありましたが、ここの所崩しのバリエーションが増えてるんですよね。

ビルドアップもプレスに合わせて空いた所を使ったりスペースを運んだりと相手を見ながらプレーできるようになってきましたし、コンパクトな陣形を保ててるのでカウンタープレスも効きやすくなってます。

展開としては変わらないんですけど、お互い自分達の形をやりながらデュエルも激しいので見応えがありますね。

左サイドでも梶川と福村がレーンを分け合ってハーフスペースで縦パスを引き出そうとしてますので、中央が使いにくくなった事の修正なんだと思います。

57分に斎藤→半田へと交代。プレス強度を強める為なんじゃないかなと。

新井がカットインする時に奪われると中央で失う事になるので2CBが秋田の2CFをマークしタクティクスファウルででも潰すのはしっかりしてます。ただチームとしての約束事なのかピッチ内の判断なのかはわかりません。

63分に三上と茂と武→沖野と久富と中村へと交代。ここまでで前線4枚を変えてきました。いい流れを作れてるのでプレスとスペースへのアタックを維持する為なんじゃないかなと。

お互いの良さが出てますけど中々シュートまでいけずデュエルが多く疲弊する展開なので選手達はシンドイでしょうね。

列を降りながら中央3レーンで縦パスを受ける事が多くなってきたのでライン間で前を向けるシーンが増えてきて我慢してボールを動かせるようになったのはいいですね。

72分に新井→山下へと交代。右WGに入り小池が左WGへ移動。この展開だとWGはシンドイのもあるんでしょうし、秋田のディフェンスを押し下げたり背後を突く意図もあるんだと思います。

お互いにデュエルが激しいのはそのままでシンプルに背後を狙う事が増えてきました。

80分に江口→高瀬へと交代。左SBに入り藤山が右DH飯尾が右SBへ移動。

ヴェルディは秋田のプレスをまともに受ける形になってきて中盤で引っ掛かる事が増え押し込まれるようになってきました。ここは体力面の問題がありそうな感じです。ただ、保持が安定すると秋田はCBまでは寄せてこないのでここでちと休めてるって状況。

88分の得点はカウンターからなんですが、秋田としてはゴールに迫れるいい流れだっただけにもったいなかったですね…

90分に晃樹と小池とンドカ→加藤と竜士と平へと交代。理仁が右IHへ移動。

90+3分の得点は高い位置で加藤が奪ってからのショートカウンターで山下が稲葉のタックルの逆をとったプレーが良かったです。

この点差になっても秋田のインテンシティが落ちないのは流石の一言。

最後までインテンシティの高い展開のまま終了。



最後に、こんなに点差のつく内容ではないんですけど秋田としてはオウンゴールが痛かったかなと。

ヴェルディは寄せの強度や球際でしっかり戦う所とトランジションの反応は維持できてますし、ビルドアップや崩しのバリエーションが増えてチームとして今何を選ぶか?の共通理解が深まってきた印象です。

秋田はただ背後に蹴るだけでなく繋いだりタメたりして引き出しを増やしてますし、何もかかってない中でもインテンシティを維持できてるのは流石でしたし来年の対戦を楽しみにしてます!

今が3月だったらなーというのが正直な所なんですけどね(^^;)

20211121 第40節ホーム琉球戦

解説の佐藤悠介さんと琉球喜名哲裕監督は共にヴェルディ在籍経験があるんですけど1年違いで被ってないんだよなーと思ったホーム琉球戦。ヴェルディは4-1-2-3で琉球は4-2-3-1でスタート。

ヴェルディの保持時は、琉球の4- 2-3-1と陣形が噛み合ってしまうので外しながら前進する必要があるんですが、赤嶺の脇から前進してIHがサイドに流れて佐藤凌我が降りてくる形と、加藤が相手を引きつけて深澤を使う形。どちらかと言うと後者がメインです。加藤は寄せてくるのがトップ下の池田の時はシンプルに最終ラインに落とし、左SHの清武の時は引きつけて空いた深澤に渡してビルドアップを楽にしてくれてますね。

琉球の保持時は、DHの富所がCB間に入るかCBと三角形を作ってビルドアップ。ヴェルディの寄せが速いのもありますが、ボールを持った時に様子を見るようなシーンがちらほらあるのでより捕まりやすくなってしまってる様子。本来はビルドアップとシンプルに赤嶺に収めてもらう形を使い分けてるような印象です。前進したらサイドに叩いてクロスと斜めに打ち込んでくる縦パスが基本線。

ヴェルディの非保持時は、奪われたらすぐボールホルダーに制限をかける事でコースを限定するカウンタープレスが効果的です。今まではしっかり押し込んだ時だけでしたけど、コンパクトな陣形が作れてるのでそれ以外でも効いてますね。

琉球の非保持時は、ハイプレス時は人を掴みにきて後ろも連動してるのでここは相変わらずいいですね。セットすると4-4-2で守りますがこちらも人につく意識が高いようです。

いきなり深澤が左SHの清武の寄せをズラして加藤につけましたが、寄せてくる角度がよく見えてましたね。

ヴェルディはビルドアップ時に赤嶺の脇から運ぶのと加藤が相手を引きつけてスペースを作って前進する形。相手の1列目を越える為のビルドアップの手段が増えて越えられるので中盤が前を向いてWGが仕掛けてプレーできるので崩しに繋げやすくなってます。それと琉球のハイプレスでWG目掛けてのフィードも織り交ぜますが、跳ね返しに対しての反応がいいですね。

それと、琉球のハイプレスに対してSBが降りてきて相手を引き出しマテウス含め前向きの選手がその背後を狙うのも整備されてますし、全体的に相手を見てどこにスペースができるか?の所がはっきりしているようです。まあ加藤の貢献度が高いのもありますが。ある程度押し込んだ時にサイドチェンジをするのはフリーで受けられればそれでいいですし、ダメなら中央が空いてくるので餌撒きにもなりますからね。そういう意味では山下がもう少し縦に仕掛けてくれるとより効果的になりそうです。

ヴェルディは両WGが幅をとるんですが、右は深澤がインナーラップでサポートし、左は新井が仕掛けてるので福村が後方や大外でサポートとWGの特長に合わせてSBがサポート方を変えながら崩しにいきます。SBはWGの位置を確認できるのでWGがやりたいプレーに合わせてサポートする文字通り[縦関係]の方が機能しやすくなりますからね。

琉球がボールを保持する時間帯が長くなる時間帯、ビルドアップはサイドチェンジを織り交ぜて前進しようとしてきますけどヴェルディの2列目を中々越えられないですね。赤嶺が収めてサイドに叩く形の方が前進できてます。

中盤の攻防が激しいのもありますが、背後を狙う事が少ない事もあってお互いに中々最後の所までいけない展開が続きます。

マテウスのフィードを晃樹が受けた所からショートカウンターを受けましたが、浮き球は到達まで時間がかかる分相手も寄せられるのでここは気をつけてもらいたい所。

31分にクリアボールを拾った佐藤凌我が梶川に落とした所から梶川が運んで新井へスルーパスから決定機を作れましたが、ここまで背後を狙ったり縦に速い攻めがあまり無かったのでこういうのも織り交ぜていけると崩せそうな感じです。

この後からWGを入れ替えましたが、選手達の判断でやってるようですが、山下も左の方がやりやすそうなんですよね。

琉球も最終ラインやGKからシンプルに背後に蹴ってくる事が増えてきて一気に盤面をひっくり返す形も入れてきました。

39分に風間宏矢のパスを奪った山下が運んで狭い所を通して晃樹に渡した所のトリッピングでPKになりましたが、この展開だとお互いショートカウンターがより効果的になりますからね。

ヴェルディにも縦に速い形が出てきて押し込む事が増えてきました。お互いそうなんですがトランジションの反応が良く球際で競れてるので中々シュートまでいけません。

44分の失点は事故ではあるんですが、CBの岡崎のフィードの所で沼田と清武に対して深澤だけになっていて数的不利になった所から後手後手になってしまいましたね…

琉球はミドルゾーンでセットして無理をしないようになったんですが、そんなに持たせてる感ではないので判断としては難しい所かなと。

加藤の貢献度が高いのはありますが、ビルドアップの整備が進んで1列目を越えられるので主導権を握りシュートチャンスまでいけるシーンを作れました。トランジションの反応が良く球際の攻防もしっかりしていて見応えがあった前半。



後半、琉球の寄せの強度が上がってきたので中盤でパスが引っかかってショートカウンターを受けるシーンが出てきました。もう一度締め直してきたって感じです。

山下が縦に運んで佐藤凌我に渡してマイナスクロスまでいけましたが、山下が縦に運ぶのもあると崩せそうな印象があるのは前半と同じですね。

押し込むと琉球はかなり自陣深くで構えるので中に速いクロスとマイナスクロスにミドルシュートが効きそうなんですが、そこはチームとして共有されてるようです。

52分に若狭→理仁へと交代。アンカーに入り加藤が右CBへ移動。若狭は足を痛めていたようです。

お互い縦に速い形を使うようになりましたが、晃樹に栄直がつく時に佐藤凌我への縦パスをつけるのは意識してやっている様子。このシチュエーションで入れ替わられてしまったらGKと1vs1になってしまうので潰しにくいですからね。

ライン間を効果的に使えてますし、ビルドアップでスペースと時間を作って空いた所から前進する事ができているので後は自分で打つか人を使うかの判断の所かなと。

59:23~山下が仕掛けた所から奪われたんですが、そこからカウンターに行けそうな前向きの選手へのパスコースを梶川が塞いでいたので攻撃を遅らせて奪い返せました。目立たないんですけどこういうポジショニングはチームを助けるプレーになります。

64分に赤嶺→上原へと交代。役割としては同じだと思います。

ヴェルディがボールを保持して押し込む時間帯が長いので、琉球は奪って逆襲に転じようとしても距離が長い上に守備で走らされてる分出力が足りなくなってきました。まあリードしてるので攻め急ぐ必要はないんですけどボールを持たずに主導権を握るってタイプのチームでもないですからね。

前節の4点目もそうなんですけど佐藤凌我がディフェンスの背中から入ってくるプレーが良くなってるんですけど小池から学んだんでしょうか?

飲水タイム後に晃樹が前に行き過ぎてて背後のスペースを使われてましたが、ボールより前に人数をかけ過ぎる癖があるんですよね。

クロスや崩しのバリエーションが増えて色々な形があるんですけど琉球人海戦術で耐える展開が続きます。ヴェルディとしてはどう動かしどこを突いていくのか?をもう少し突き詰めたいかなと。

75分に2回目のPKを獲得しましたが、視野外から入ってきて山下の足が沼田の足と当たったって感じなので沼田としては納得できないのは理解できます。

ところでPK戦でも2本止めればスーパーヒーローですけど…ねえ…(^_^;)

77分に新井→小池、琉球は池田→茂木へと交代。茂木は左SHに入り
上原がトップ下清武がCFへ移動。推進力のある選手を入れてきました。

琉球は残り10分切った中でも保持した時に前に出てきます。シュートで終わったりスペースに出して合わなかった形ならカウンターを受ける事がない分セーフティに攻撃を終えられますけど、時間を稼ぐって感じはないですね。

86分に加藤と福村と佐藤凌我→奈良輪と大雅と竜士へと交代して3-1-4-2へ変更。4-4-2ブロックをより配置で殴りやすくしようって事なんでしょうか。

琉球は金井と風間宏矢→鳥養とハモンへと交代。

89分の得点は大雅のバックパスで琉球がラインを上げようとしたタイミングで梶川からのクロスを沼田の背中から入ってきた小池が上手く合わせました。もちろんクロスの質やヘディングの合わせ方や当て方が良かったのはありますけどようやくやりたい形で取れたって感じもあります。

押し込む展開が続きますが、もう少しシンプル背後を狙ってもいいかなとは思いました。

押し込む展開のまま終了。



最後に、ビルドアップや崩しのバリエーションが増えてプレッシャーラインを越えたり空いた所を使って前進し、ボールを保持して主導権を握れてましたが、仕掛けと崩しのディテールの部分をもっと詰めていけたらいいですね。

守備の所で相手にしっかり寄せて時間と選択肢を奪う所やトランジションの反応は維持できてますし、このまま継続し続ける事が大切なので続けていってもらいたいです。

梶川のコメント

ただ、相手を引きつけて良い形まで行っている中、もっと周りを使ったらより良いシュートが打てたというシーンも前半は多く見受けられました。シュートに行くのは悪くないですが、個人個人とならずにチームとして勝つために、というところではもっとしっかりと質を上げたり、考え方ももう少し変える必要があると思います。

加藤もそうなんですけど、こういう所がしっかり見えているのは流石だなと。

「個を出すな」、「チームのためだけにプレーしろ」というわけではなく、ただ前提を理解した上でチームの勝ちに繋がるようにやってほしいと感じています。

晃樹のコメント

ここ最近は自分たちのサッカーを突き詰める部分、試合において相手を見ながらやるべきことをこなすという部分のバランスが取れているように見えますが?

どっちが良くてどっちが悪いとは言えない部分ですが、本当に今はそういう部分のバランスはうまく取れていると思います。決めごとが少なくなったぶん、結構自由に動けたりしているので、それが良いプレーに繋がることもあるので、良いバランスだと思います。

ここの部分で梶川と晃樹に齟齬のようなものが出てるんですが、決めこどが少なくなって自由に動き(主に前に行き過ぎて)空いたスペースを使われていたシーンもありましたし、梶川の言う前提を理解した上でが組織戦術では大事なので、規律の中で選べる選択肢が少し増えた、網の目が少し荒くなったので幅を出せる位のニュアンスの方がいいかなと。

20211114 第39節アウェイ金沢戦

アウェイ金沢戦。ヴェルディは4-1-2-3で金沢は4-4-2でスタート。

ヴェルディの保持時は、最終ラインでCBと深澤(加藤が降りてくる時もあります)で2CFに対して数的優位を作り、加藤や降りてきた佐藤凌我からサイドを使うのが基本線。左は福村が運んで新井が仕掛けたりして右は山下がシンプルに背後を狙うか人数かけて繋ぎます。

金沢の保持時は、CBからのロングフィードや縦パスをCFの丹羽が収めて大谷が背後を狙うのと、サイドに叩いてクロスを入れてくる金沢らしい形。SHが絞ってSBに道を空けるのも定番ですね。

ヴェルディの非保持時は、CBまで寄せていくハイプレス時はマンツーで捕まえにいきます。佐藤凌我が背中でDHを消しながら寄せにいってるのがいいですね。セットするといつも通り4-4-2なんですが金沢があまり手数をかけないのでセットディフェンスをする機会はあまりないんですけどボールホルダーに寄せて制限をかける事はできてます。

金沢の非保持時は、ヴェルディのCBに制限をかけてサイドに出させてからマンツーでハメていくいつも通りの形。ただマンツーなのにボールホルダーや受け手に寄せきれてないのは気になります。セットするとマンツー強めの4-4-2。

序盤の金沢はロングフィードや縦パスから大谷が背後を狙い、サイドに叩いてクロスとらしい形で攻めて守備ではマンツーでハメてカウンターを狙うと勢いよく入ってきます。

4分の梶川の決定機は、新井の切り返し切り返しで松田と庄司を引きつけたスペースを上手く使えました。仕掛けはいいんですが、切り返しの繰り返しは相手を引きつける事にもなりますけど、持ち過ぎてコネるシーンも目立ったので後は判断の所ですかね。

加藤を見張る為に大谷が降りて4-2-3-1のようになる時は1CFになる丹羽の脇を持ち上がってるのでビルドアップ時の状況判断が良くなった分バリエーションも増えてきたのでだいぶ板についてきた印象。

ただプレスでハメられて背後に蹴らされるみたいなシーンも立て続けにあったので、GKを使って作り直したりしてもう少し引き出してスペースを作っても良さそうな感じはあります。

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晃樹が細かく首を振って状況を確認した上で自分が受けた時に寄せてくるのがDHの大橋であると判断して寄せてくる方向と逆にボールを置きプレスを剥がしました。以前理仁のプレーでも貼りましたが、この後どうプレーするか?からの逆算ができていたと思います。このシーンでボールを止めていたらボールは逃がせても身体は逃がせませんけど、ファウルをとってもらえなかったら一気にカウンターを受けてしまいますので大事なプレーになります。ただポストプレー等制止してボールを受ける事も多くあるので止めて蹴るも大事なんですけどね。

7分と10分にボールの空気圧が足りてないようなシーンがありましたけど珍しいですね。

10分に右サイドで山下深澤晃樹梶川が絡んでパス回ししてて肝心の中央にいるのが佐藤凌我だけになってますし、奪われた時の陣形が崩れてるのでカウンタープレスが効かずにカウンターから決定機を作られるのはこのクラブ伝統の悪癖ではあるんですけど減らしていきたいです。

12分くらいから加藤が自由に動く事で金沢の1列目を動かしてスペースを作るようになってきました。そのスペースに佐藤凌我が降りてきますし、相手のマークを曖昧にして受け手がボールを収めて前を向ける時間を作れれば相手も寄せきれなくなってくるので判断がいいですね。

金沢の寄せが少し緩くなってきたのでレイオフポストプレーで前進できるようになってきました。

17分に嶋田のシュートブロックをした時に若狭がハンドにならないように後ろ手を組んでた事でモロに顔面で受ける形になってしまいましたが、いい判断でしたしガッツあるプレーでした。感謝!

金沢の寄せが緩くなってきたんですが、加藤を誰が見張るのか?からのズレと佐藤凌我が降りていくのをCBが捕まえにいくのか?が定まってないのが大きい印象です。佐藤凌我がフリーならここで収めればいいし、CBがついてくれば中を閉めて3バック化するのでWGがフリーになるし、金沢のDH脇でIHがフリーになりやすくなるよね?で意思統一されているように見えるので今節のゲームプランなんでしょう。

21分の得点は、ンドカからのフィードを山下がフリーで受けた所から仕掛けと、新井と福村も関わってクロスも通常とマイナス、グラウンダーを組み合わせで綺麗に崩せました。新井の切り返しで2人を引きつけられたのが大きかったかなと。

ヴェルディが得点してから明らかに金沢の寄せが緩くなってきました。前から行こうとしてた所からひっくり返されての失点だったので慎重になるのはわかるんですが行く行かないの判断が中途半端になってる印象です。

ヴェルディのハイプレスは、受け手を背中で消せる時はGKまで寄せていきますが、新井の寄せ方が中切りなのに中に入れられてしまっていてどこに制限をかけるのかがちと曖昧になってるのでここは修正かなと。

ビルドアップはマテウスも含めて低い位置からゆっくりやるようになりましたが、リードしてますしこれでいいと思います。実際ンドカに丹羽が寄せてきてそのプレッシャーラインの背後にいる加藤に通し、そこに金沢のDHが寄せてくればヴェルディのIHがフリーになるのでそこから崩しにいけますからね。

新井や梶川が最終ラインまで降りてくると相手もどこまでついていくか?と迷わせる事ができますし、失点した事や中央の加藤と佐藤凌我をどう見張るのか?等の複数の要因で金沢の出足を止められてる様子。それが攻め急がない精神的な余裕にも繋がってる印象があります。

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33分の得点は、佐藤凌我のプレスバックで攻撃を遅らせた所から新井が奪って運び、切り返し切り返しのクロスをフリーで佐藤凌我が合わせました。実質2人だけで完結させましたね。

36分に晃樹のサイドチェンジを新井が受けた時に福村がオーバーラップしたんですが、仕掛ける時はオーバーラップを待った方がスペースが生まれやすくなるので少し待ってほしかったなと。

ヴェルディは更に余裕が出てきてより急がなくなりました。もちろんスペースがあれば前進しますけど無理はしません。

金沢の寄せが緩く加藤への縦パスがスコンスコン入るので楽に前進できてますし、無理ならポゼッションを優先するので主導権を握れてます。

マンツーでハメられて押し込まれた序盤以外は終始主導権を握ってゲームを進めながら2得点とほぼパーフェクトな内容だった前半。



後半、金沢は前半の序盤にあった最終ラインからのフィードを丹羽が大谷に落とす形が出てきて、原点に立ち返ってやるべき事を再確認したって感じに見えます。

ただ、中央の加藤や佐藤凌我をどうケアするのか?はまだはっきりしてないのでどちらかが収める事は引き続きできてます。なので金沢のDHの脇でヴェルディのIHが受けやすい環境なのも同じです。

佐藤凌我が降りてポストプレーをする時にCBの庄司がついてくる分金沢の最終ラインが絞るのでWGがフリーになりやすく新井の仕掛けが目立ちます。制止状態から仕掛けられる選手は貴重なのでありがたいんですが、福村が斜め後ろやオーバーラップでサポートしてるのも効いてます。

50分に晃樹がDHの藤村に倒された時にボールを手で触れてしまったんですが大坪主審はファウルをとってなかったので晃樹のハンドになりました。これも笛が鳴るまでプレーを止めないのと同じでセルフジャッジになるので気をつけてもらいたい所。競技の性質上厳しいコンタクトもあるので熱くなるのはわかるんですけどクールにいきましょう。

今節はやりたい事が概ねできていて得点も取れてるのもあるかもしれませんが、前重心で奪いにいってバランスを崩すシーンがありませんね。数的不利の状況等行ってはいけない所で我慢できてるのは◎

53分の得点は、大谷が加藤へのコースを切りきれてなかったのを見逃さなかった若狭と氷の上を滑ってるようなパスを出した加藤と新井が仕掛けたこぼれを拾った福村が効いてました。もちろん仕掛けた新井や跳ね返しを拾った梶川もそうなんですけどね。

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加藤から新井へのパスはボールを蹴るというより叩く感じでフォロースルーを加えない事で氷の上を滑ってるようなパスを出したんですけどこれはファーストタッチに気を使わなくていい分受け手に優しいパスですね。これは遠藤保仁が得意にしてるんですが、フォロースルーを加えない分ボールの中心を叩く必要があるので難易度がかなり高めです。

相手を引きつけてフリーの選手を使えてますしやりたい事がほぼできてるので選手達が伸び伸びプレーしてますし、その精神的余裕が守備にも効いている様子。

56分に若狭→晴也へと交代。ようやく若狭が休みを貰えたって感じでしょうか。

守備でハードワークしながら奪ったら攻め急ずに息を整える時間に使う感じで理想的な展開です。

60分に渡邊と平松と丹羽→長峰と大石と杉浦へと交代。杉浦は左SH大石が右SHに入り嶋田が右CFへ移動。推進力を加えてきました。

フレッシュな選手が入った事によってモビリティが復活してきてハイプレスからのショートカウンターや蹴らせて回収とらしさが出てきました。

ただ回収できなかった時は誰がボールホルダーに寄せにいくかがはっきりしてない分主導権を奪い返す所までは至らないので引き続きヴェルディペースで試合が進んでいきます。

64分の得点は26本のパスを繋いで相手を動かしたスペースを使いながら前進して抜け出しでグラウンダークロスと綺麗に崩せたのでほんと理想的な形だったと思います。深澤がインナーラップから大外で受けて起点を作れてたのも効いてましたね。

66分に加藤が藤村と交錯した時にスパイクが顔に入ったんですが目じゃなくてよかったなと…

70分に加藤と山下と佐藤凌我→大雅と竜士と持井へと交代。竜士が左WG持井が左IH大雅が右IHに入り。新井が右WG梶川がアンカー晃樹がCFへ移動。

大石に渡ってしまった大雅のパスは3点目の加藤のパスをやろうとしたように見えるんですが、正確に蹴るのが難しいんですよね。

72分に大谷→瀬沼へと交代。パワーで殴る方向へシフトしたと考えて良さそうです。

76分に新井→小池へと交代。新井はここまでスタートからの起用がなかったので難しい所はあったと思います。

できれば奈良輪も出したかったんですけど仕方ないですね。

金沢が保持する時間もありますけど受けに回ってる感じではないのでセットプレー以外はそう問題はなさそうです。

81分に松田→力安へと交代。

引き続き空いたアンカーや降りてきたCFを使えてますが、ビルドアップのバリエーションが増えたのが影響してる印象です。今まではアンカー番をつけた4-2-3-1では全然進めませんでしたけど、1トップ脇から運んで背後やサイドに流れたIHを使ったりする事ができてきますからね。

セットディフェンス時に2CFになってる晃樹と大雅の間を抜かれてしまってたのでここは通させないようにしてもらいたいなと。

金沢の寄せが混乱気味になってるのもありますが、概ねやりたい事ができてるのは変わりませんね。

かなり走ってるのもありますが福村がかなり疲弊してます。奈良輪と交代する予定だったのがアクシデントで代えられなかったような感じもあるので頑張って!まあ頑張って走っても新井が全然使ってくれなかったのもありそうですが(^^;)

セットプレー以外はそう危ないシーンもなく概ねやりたい事ができていて今季一番の内容で終了。



最後に、金沢の強度やインテンシティが?だったのは間違いないんですが、浮いたポジションの加藤と降りてきた佐藤凌我をどう捕まえるのかがはっきりしてなかったのが一番大きかった印象です。

それによりDH脇で受けるIHや佐藤凌我に庄司がついていく事でSBが絞ってカバーする分WGがフリーになるので芋づる式に崩せたシーンが目立ちました。

ゲームプランがどハマリしたのが大きかったんでしょうけど守備でボールホルダーにしっかり寄せて制限をかけハードワークして奪って行く所で行く、行ってはいけない所で我慢するのができていたと思います。

今季一番の快勝なんですけど毎試合こうはいかないので引き続き強度やインテンシティを大事にして残り試合に挑んでもらいたい所です。

20211107 第38節ホーム長崎戦

ホーム長崎戦。ヴェルディは4-1-2-3で長崎は4-4-2でスタート。

ヴェルディの保持時は、最終ラインで回してSBやアンカーを経由して長崎の2DH脇のIHを起点にして前線が背後を狙う形がメインでシンプルに最終ラインから背後もあります。

長崎の保持時は、CBからSB→SH→戻してDHに差し込んでからもう一度サイドに叩く形とCFに当ててSHを走らせる形が多いです。縦パスを入れると一気にスピードアップしてきますね。

ヴェルディの非保持時は、2CFに制限をかけてSBに出させてWGが寄せていき、縦を切る意識が高いのは前節と同じですが、セットディフェンスでスペースを埋めながら前進を阻む所は長崎とは差を感じます。まあ和製ロティーナ松田監督のチームとの比較は酷ではあるんですが

長崎の非保持時は、2CFがCBに制限をかけてサイドに出させてSHが寄せにいき、アンカーの理仁に入るとDHの鍬先が寄せにきます。その背後は圧縮して斜め後ろのポジションをとるディアゴナーレもしっかりしてますし松田監督らしい綺麗なゾーンディフェンスですなんですが、ゾーンに慣れ親しんでる問題点として相手に寄せる意識がそんなに高くないですね。

ゾーンに慣れ過ぎてマンツーというか寄せる意識が低下傾向になるのは欧州の育成でも起きてる事なんですが

序盤の長崎はかなりの強度でハイプレスにいきますが3分程で落ち着いてきました。松田監督のチームらしく綺麗な4-4-2のミドルプレス。

序盤のヴェルディは最終ラインで回して背後と3センターやCF経由で背後を狙いますが、長崎に蓋をされて中々前進できないシーンが目立ちます。

お互い最終ラインでゆっくりしたポゼッションから縦に入れてテンポアップするので落ち着いたゲーム展開です。長崎はプレスで時間と選択肢を奪うというよりセットするのでヴェルディが保持してる時間帯の方が多いですし、IHが長崎の2DHの脇でポイントを作れてますがここからの崩しがもう1つといった印象。分析がハマってるようにも感じますが、時間的余裕があるので空いた所を見れてるのかな?って感じもあります。

13分に福村のアーリークロスを小池がボレーで合わせたシーンがありましたが、スライドするのが難しい速いサイドチェンジやクロスとダイレクトプレーはゾーンディフェンスの天敵ですし、狙いはよかったですね。

ウェリントンが前に出てくる背後のスペースに梶川が流れて起点を作れてますし、やりたい事が概ね体現できてますけど長崎は持たれる事をそう苦にしてないような感じはあります。

ボールの失い方なんですが、長崎はサイドから中央に打ち込んでくる時なので相手は横を向いてますけどヴェルディは縦パスで相手は前向きなのでカウンターのリスクはヴェルディの方があります。

飲水タイム中に映ってましたが、ベンチにタブレットがあるようですね。

飲水タイム後の長崎はボールホルダーに寄せて制限をかけてくるようになりました。ボールの奪い所がいまいち定まってなかったのでその修正なんでしょう。

敵陣でマンツーでハメにいったりネガトラでのカウンタープレスで蹴らせて回収ができていて主導権は握れてますが、崩しの所で意図が合わなかったりしてチャンスはあまり作れてないですね。この流れの内に得点できると楽な展開にできそうなんですが

カイオに抜け出された決定機を深澤が絞ってよく対応しましたが、長崎はこういう一発がありますからね。

終盤にハイプレスでハメられて奪われるシーンがありましたけど、ヴェルディも意図的に奪えてるのでほんと後は崩しが…なんですよね。

やりたい事が概ねできていましたし主導権を握れてましたけど、決定機はそんなに作れてなかったので、崩しの所で中々合わなかったのがもったいなかったなと感じた前半。



後半、長崎がCBまで寄せてこないのは変わりませんが、2CFがアンカーへの門を閉じながら制限をかけ後ろが連動して寄せてくるようになりました。ここまでライン間を比較的自由に使われていたのでその修正なんでしょう。

中央突破の所で奪われてカウンターを若狭が止めて警告になりましたが、全体的に前に行き過ぎて中盤にスペースができてましたね。得点が欲しいのはわかりますけどバランスを考慮してもらいたい所。

50分くらいからはライン間までは進めますけどその先が…と前半と同じ展開になってきました。

ここまでは順調だったんですけど、理仁の縦パスが植中に当たって鍬先に渡った所を後ろから倒してしまい退場。数的同数だったんですけどもったいなかったですね…まあ全体的に前がかりになってて中盤にスペースがあったのでチームとしての責任なんですが

ヴェルディは4-2-3で守備は4-4-1になりました。

数的不利になったので守備ラインはロープレスになったんですけど、ヴェルディはセットディフェンスに難があるので前線がCBまで寄せにいって制限をかけにいきます。佐藤凌我はシンドイでしょうけどセットするよりこちらの方がいいでしょうね。

56分に澤田→名倉へと交代。数的有利になり押し込めるようになったので守備的なSHから攻撃的なSHに代えてきました。

押し込まれる中耐えて前3枚で逆襲を狙う形になります。

62分に竜士と小池→新井と山下へと交代。この展開ではWGが走って死んでになりやすいのでフレッシュな選手を入れてきました。今節の新井は逆足サイド。まあ1人で何とかしてになりやすいですからね。

66分に加藤→都倉へと交代。押し込めるので高さをプラスしてきました。

押し込んだ時に何とかエリア内に入ろうとするんですけど、長崎は勝つしか道がない分スコアレスの時間が長くなるのは嫌なはずなので、セットプレーをとりながらも急がずに息を整える時間を作って焦れてスペースができればアタックするみたいな感じでもいいかなとは思いました。

長崎は都倉が入った事でシンプルにクロスを入れてくる回数が増えてきましたがまあ当然ですね。

76分の失点はサイドチェンジで毎熊がフリーだったのもありますけどついに決壊してしまいました。

長崎は自陣深い所の最終ラインで回しヴェルディを引き出して陣形を間延びさせてきました。ここは試合巧者ですね。

80分に福村と佐藤凌我→大雅と戸島へと交代。前線にポイントを作りながら運ぶ選手を入れてきました。晃樹が右SB深澤が左SBへ移動。

長崎は非保持時は自陣でブロック作ってくるだろうと思ってましたけど最終ラインまで寄せてくるのでバーティカルな攻撃で刺せそうな感じはあります。

数的不利なのでサポートがないのもありますけど、中々戸島の所でポイントが作れないので押し上げが難しそうな様子。

86分にウェリントンと植中→加藤聖と山崎へと交代。

88分に梶川→加藤へと交代。梶川も疲弊してますからね。

ヴェルディは最終ラインで回してからWGを狙っていきますが、この時間帯では長崎が前に出てこないので難しそうな印象。

90分の失点は江川に奪われた所からのロングフィードでひっくり返されて都倉に運ばれカウンターで刺された形。運ばれて切り返しからのマイナスクロスだと対応が難しいのでやむ無しかなと。

ヴェルディはかなり前がかりになってきて特攻体制。吉と出るか凶と出るか。

90+5分に凶と出ました(^^;)

ここまでカイオのケアがなかったのはあるんですが

この直後に終了。



最後に、敵陣でマンツー気味にハメて縦を切る守備がしっかりしてましたし、長崎の寄せがそうでもないのもありましたけど、やりたい事が概ねできていたのでもったいないなとは思いました。

ただ、崩しの所での意思統一がいまいちだったのと、後半に長崎がブロック作ってヴェルディを誘き出させるような形にのってしまってバランスを崩した所から流れがガラリと変わってしまったので攻撃しながらの守備はまだまだでしたね。

まあ勝ち点をとれるかどうかが命取りみたいな昇格残留争いにいる訳ではないので、数的不利でも点を取りにいく判断自体は悪くなかったんですけどバランスの取り方がこの差になってしまったのでここは修正してもらいたいですね。

20211103 第37節アウェイ山形戦

アウェイ山形戦。ヴェルディは4-1-2-3で山形は4-4-2でスタート。

ヴェルディの保持時は、今節はロングフィードを佐藤凌我に当ててセカンドを拾ったり、後ろで回して相手を引き出してからWGが背後を狙うのがメイン。ロングフィードを佐藤凌我に当てて競り勝てなくてもセカンド拾えればいいので、ここは晃樹がよく対応してます。その分ビルドアップは少なめですが、CFに当ててからサイドに展開しながら寄せがそうでもない時は前を向いて仕掛けるのはいいですね。

山形の保持時は、ビルドアップ時に左SBの吉田片上げや、両方上げて秀仁がアンカーや降りてくる形。ヴェルディの非保持時とミラーになるのでマンツーで捕まり中々前進できないシーンが多いです。半田が絞るとDHの藤田が代わりに幅をとって右SHの中原の三角形を動かして前進し、左サイドは左SHの加藤が背後を狙ったり、キープして左SBの吉田が状況に応じてインナーとオーバーを使い分けてたりするのは約束事のようでここからのクロスが基本線。

ヴェルディの非保持時は、ハイプレス時はGKまでは寄せにいかず2CFがCBに寄せてサイドに出させ、WGが寄せマンツーで対応します。GKまで寄せにいく時は秀仁を背中で消すか、1列目の片割れがマークにつく形。山形に中央を使わせなくないようです。

山形の非保持時は、4-4-2でハイプレス時は2CFがCBに制限をかけてサイドに出させてSHが掴む形なんですけど、いまいち寄せきれてないのでヴェルディとしてはそう苦にしてない様子。1列目が寄せにいっても後ろが連動しておらずスペースがあるのは気になります。

ファーストチャンスは理仁からボールを受けた梶川が斜め後ろに下がって相手を引き出してからライン間の佐藤凌我へ渡しましたが、この動きは寛也が得意としてますね。(千葉戦で開始早々増嶋が退場になったのもこのプレーからでした)

GKまで佐藤凌我が寄せていくと最終ラインに制限をかけにくくなるんですが、序盤に半田と中原の所から簡単に前進させてしまってたので気をつけてもらいたい所。

ネガティブトランジションの所はお互いプロフェッショナルファウルをしてでも止めるのははっきりしてますね。

非保持時に山形と噛み合うのもあるんですけど、寄せの強度があるのでバックパスでやり直させるシーンが目立ちます。バックパスはプレスのスイッチになりますけど、背後にスペースを空けそうな時は行かない判断がいいですね。

佐藤凌我がプレスにいく時、バックパスを切るように寄せにいってボールホルダーに剥がされファウルで止めるシーンがちらほらあるので、このシチュエーションなら中を切るように寄せにいった方が良さげに見えます。

ヴェルディは自陣で相手に寄せにいく時は制限をかけきれておらず最終ラインを高く設定できないシーンがあるのと、スペースを埋めたりカバーしたりする所がちと曖昧になってるのは修正かなと。山形も押し込むとカウンタープレスが効果的なので波状攻撃を受けるシーンが出てきました。

19分に佐藤凌我がライン間で受け反転してのシュートが左CBの山崎の腕に当たりましたが、ボールの方向に腕が動いているので判定は正しいんですけどここまで二転三転します。こういう時に審判を守る為にVARがあるんですけどJ2にはありませんからね…

人間である以上一定の割合で誤審は起きてしまうのはやむを得ない事なんですけど、審判団での協議に時間がかかったとしでも自信を持って判定しないとゲームをコントロールするのが難しくなってしまうので、誤審だったとしても毅然とした態度でやってもらいたいですね

すったもんだがあった末のPKを小池が決めて先制。

飲水タイム明けのヴェルディは、安定して保持できる時でも蹴って回収される事が多く攻撃が単発になってきました。プレスを受けてミスになるのはある程度やむを得ないんですけど、奪った後のデザインはもう少し詰めていきたいですね。

ただ、守備は縦を切ってしっかりボールホルダーに寄せて前進させない対応はできてますので、山田やヴィニシウスが受けに下がってくるシーンもありますし、秀仁が降りてきたりSBが入れ替わったりしてもストラクチャーを維持できる仕組みを作れてるのはさすがだなと。

解説の越智さんも指摘してますけが、小池の竜士へのスルーパスのタイミングもそうなんですけど全体的に攻め急ぎ過ぎてる印象はあります。

ボールを持たれる時間が長くクロスを跳ね返す事が多いですし、リードしてるのでゆっくり保持してリズムを落とし息を整える時間を作りながら隙を窺うようにしたいんですけどね。

41分の得点は、梶川が持った時に佐藤凌我がサポートにきてから背後に抜けた小池のクロスに対して再度上がってボレーを決めるフリーマンストライカーの理想的な形。CFが下がって組み立てに参加する分前線には遅れて入るので相手が下がったスペースを上手く使えました。

敵陣でのプレスは申し分ないですし、中央を使われる事がほとんど無いので守備はしっかりしてますが、自陣でのボールホルダーへの寄せの強度と、奪った時にどうするか?の整備はもう少しといった感じです。まあ短期間でここまで作ってきたのは凄い事なんですが

もちろん山形の攻め手がほとんどクロスなので前向きでボールを奪えないのはありますけどね。

ATに入ってから後ろで保持してから背後の形がまた出てきましたが、2点リードしてますしリズムを落とせるので引き出して背後を狙うの方がよさそうに見えます。

意図的に縦に速い攻撃をしてる時はいいんですけど、ポジトラから無理目に急いで奪われたりしてたシーンは結構ありましたが、ボールホルダーにしっかり寄せて制限をかけ時間と選択肢を奪って中央を使わせずに身体を張る所もできてますし、ヴェルディとしてはチャンスを決めて理想的な展開を作れた前半。



後半もハイプレスは相手の時間と選択肢を奪う所や、バックパスで相手を引き出して背後を狙うのは継続できてますし、押し込まれて奪ってもカウンタープレスを受けて再度失ったり、蹴らされて回収されてと耐える時間帯が続きますが、前進を阻んだり攻撃を遅らせる事はできてます。

守備はかなり良くなってはきてるんですけど、寄せにいったスペースのカバーが曖昧で空けたスペースを使われ前進させているので、ボールを保持した時にもう少しリズムを落として時間を使いながら攻めたいなとは思いました。

まあ山形がセットディフェンスが曖昧な所を突いてライン間を使うように修正してきたのが効いてると言った方がよさそうですが

ヴェルディが中々ボールを奪えず奪ってもすぐ奪い返される展開が続く中でボールホルダーに寄せきれなくなってきたので身体を張って耐える割合が多くなってきました。奪い所やタイミングを共有できるようになってくればポジトラが安定してくると思うんですが、ここは守備の整備の先にあるものですからね。

保持できた時に急ぐ傾向があるんですが、オープンな展開にしてしまうと追いかける方からするとありがたいので避けたい所ではあります。

59分に山田のシュートをンドカが側頭部に当たった時に西山主審がインプレー中に止めましたが、こういうケースは脳震盪の疑いもあるのでゲームを止めたのはいい判断だったと思います。

ヴェルディにちと焦りみたいなのが出てきて落ち着かない感じなんですが、現段階ではやむを得ない部分もありますのでなんともといった所。

66分に山田康太と中原と吉田→國分とマルティノス山田拓巳へと交代。前線2枚とSBを代えて圧力を強めていこうとの事なんでしょう。

67分に小池と竜士→山下と新井へと交代。両WGの運動量を考慮したんでしょう。新井は今節も順足の右サイドですね。

両チーム共次の試合に向けての意味合いもあるでしょうけど

70分のPKになったシーンは、ンドカが不用意に広げた腕に國分のシュートが当たってますので仕方ないですね。

このPKをヴィニシウスアラウージョが決めて1点返されます。

後半頭からほとんど展開が変わりません。前述しましたが現状では手札が足りないのでやむを得ない部分ではありますが、身体を張って耐えてます。

繰り返しになるんですが、なのでボール保持でリズムを落としてゲームを落ち着かせたいんですよね。

(展開が変わらないので書く事がないのは正直あります)

85分に晃樹と佐藤凌我→大雅と戸島へと交代。2人共ほんとよく走りましたしお疲れ様でした。

新井が2つ程見せ場を作ったシーンがありましたが、右サイドでも特にストレスなくやれてるのは収穫ですね。

87分に加藤→林へと交代。CFに入り國分が左SHへ移動。

ブロックが低過ぎるとマルティノスのミドルが飛んでくるのでボールホルダーに寄せにいきたいんですが難しそうです…

90+6分に加藤→平へと交代。

最後まで山形の攻撃を耐えきって終了。



最後に、ボールホルダーに寄せて身体を張るハードワークが引き続き継続できていたのはよかったです。

ボールホルダーにしっかり寄せて時間と選択肢を奪いながら制限をかける所や、縦を切って前進を阻む守備はしっかりしてましたが、セットした時にボールホルダーに制限をかけきれなかったり寄せにいったスペースのカバーが曖昧でそこを突かれて劣勢になると守備の収穫と課題がはっきりしてました。

攻撃はセカンドを拾ったりやライン間や背後を狙う事でチャンスメイクする形はしっかりしてましたし、この結果が自信に繋がってくれればいいですね。

20211030 第36節ホーム甲府戦

ホーム甲府戦。ヴェルディは4-1-2-3で甲府は3-4-2-1でスタート。

ヴェルディの保持時は、甲府が1トップなのでCB2枚がビルドアップ隊で福村が高い位置をとり深澤が中央に絞って理仁と並ぶ形。そこからバックパスで引き出してその背後を使って前進していきますを。セットすると甲府は5-4-1なので中々スペースが無く前線が背後を狙う事が多いです。

甲府の保持時は、ビルドアップ時は中央CBの新井が中盤に上がってDHの山田と並び野津田を押し出す珍しい形。丁寧に繋ぐというよりはシンプルに背後を狙いながらサイドチェンジも織り交ぜてきます。ダイレクトの場合はリラに当ててサイドに叩きますけど、そのまま突破を計りダメならサイドと順番がはっきりしている印象。

ヴェルディの非保持時は、敵陣ではマンツーで、人数が合わない時はCBまで寄せにいかきませんが、相手を背中で消せる時は寄せにいくので約束事を整備してきたようです。セットする時はいつも通り4-4-2。

甲府の非保持時は5-4-1でミドルゾーンで待ち構え、中盤で奪ってショートカウンターを狙うのが基本線のようです。ハイプレス時はリラがCB間に入ってコースを限定してシャドーが寄せていき、サイドに出るとWBが勢いよく出ていくとよく整備されてます。

キックオフと同時に敵陣に7人も入っていくのでまずはロングフィードでチャンスメイクをしようとの事のよう。ヴェルディは立ち上がりに不安があるのでそこを狙ってきたのかもしれません。

ヴェルディの非保持時は敵陣ではマンツーでカバーがいない時は寄せません。まだギクシャク感は拭えませんが形は整備してきたようです。敵陣ではオフサイドがとれない分ゾーンは不向きなのでこれでいいと思います。

甲府レイオフは2タッチが多く、相手を引き出してから背後を使うのがチームとして共有できてる様子ですが、ヴェルディのプレスが機能してるので蹴る事が多くなってます。

若狹が野津田の正面に運んで引き出したり、ンドカもバックパス前にリラを引き出したりとスペースを作って前線に時間と空間を届ける意識付けの所は良くなってきてますね。

コーナーキックの守備がゾーンなのでピンズドで合わせられると難しいんですが、ニアで簡単に合わせられていたのは気になりました。

10分にリラがCB間に入ってコースを限定してシャドーが連動して寄せると組織化されてるんですが、ヴェルディがそれによって空いたスペースを認知できてないのはありますね。相手の強度が高いのもありますが噛み合わせ上逆サイドが空くはずなのでボールを受ける前に見て判断してほしいなと。まあその余裕を得る為にはもう少し戦術的な整備が必要なのはありますが

右サイドで山下が張る時は深澤はインナーを、絞る時はアウトを回るのでここの連携はいいですね。SBはWGの位置が視野に入るので主従関係のようにやれれば機能させやすいですし、深澤がそこの所で気を使ってるように見えます。左サイドでも竜士と福村の縦関係で崩せてるシーンがありますので、3バック対策として仕込んできてるんだと思います。それと理仁からの展開でWGを使えるシーンもあってライン間で梶川からのチャンスメイクも効いてますね。

今節は小池が降りてくると代わりに晃樹がらCFに入るようにして、中央から背後を狙いながら降りる小池のサポートにもなるよう修正してきました。

これはチーム全体としてなんですが、崩しの場面でボールを受ける前に誰がどこにいてどこにスペースがあるかを把握してどうプレーすべきかの判断を上げていければもっと良くなるんじゃないかなと。

バックパスで引き出して相手の中間で受けながらプレスを剥がせてるのでビルドアップは良くなってきてるんですけど、フリーで前が向けるのに前を見ずにバックパスするシーンがまだまだ見受けられるのでここは要改善ですね。

スペースを空けながら間で受けられる分甲府のプレスのスイッチを入れさせないようにできてるので主導権を握れてます。

20分にマテウスへのバックパスで相手を引き出してからライン間の晃樹へフィードして理仁に戻してライン間の梶川のスルーパスに小池が反応して決定機とスペースを作って使い上手く前進できました。甲府は勝つしかないので引き出した背後を使うのを徹底してるのが効いてる様子。

背後を狙う時もWGやIHが跳ね返しを拾えるポジションをとってるのでここまではプラン通りの展開になっている様子。

押し込んだ時のカウンタープレスは元々できてますが、今節はそれ以外でもボールホルダーの時間と選択肢を奪う寄せができてる分、後ろが的を絞りやすくなってるので、パスコースを切ったりできてるのも守備の安定性に繋がってます。

甲府が保持するとロングフィードをリラに当てたりスペースを狙ったりする事が多いので、息を整える時間を作るのに後ろで回して展開を落ち着かせてる感じで、繋いで前進するシーンはここまでそう無いですね。

相手に寄せられてるんですけど、2人の間を抜かれてしまって決定機に繋がってしまったシーンが2つ程あったので、寄せるとサポートの役割分担をもう少し詰めていきたいかなと。

終盤甲府に押し込まれますが、こちらもバックパスで引き出してスペースを作り、敵陣ではマンツーでハメてペースを握られました。ヴェルディ甲府の強度ある寄せをプレッシャーに感じて無理目の縦パスや蹴ったボールを前向きで奪われてるのもあるんですけどね。

結果的にボールポゼッションで下回りましたし、シュートの倍以上打たれましたけど、ボールホルダーにしっかり寄せたり球際で厳しくいったりとポジティブな要素も多かった前半。



後半、ヴェルディはゆっくりボールを回し、甲府のWBを引き出してからだったり、小池が降りてきて起点を作った落としをIHが受けてWGが背後を狙っていきます。結構落ち着いたリズムなので、前半かなり運動量が多かった分セーブする意味合いもありそうな感じです。

甲府ヴェルディが中を締めてる事もありサイドから前進し、WBにシャドーが絡んで前進していきますが、ヴェルディの両WGがしっかり戻って蓋ができてます。噛み合わせ上理仁の脇を甲府ボランチに使わせないようにする意図はここまでで感じますね。

なので甲府がボールを保持してますけどそこからどうする?になってるのでよく対応できていると思います。まあヴェルディがこういうボール保持が大得意なのもあるでしょうけど(^^;)

今節は深澤や梶川が理仁の護衛のような役割をしていて中央を使わせないのも効いてますね。優平さんの時もこうしていきたいですね。

ボールホルダーにしっかり寄せて制限をかけコースを限定させたり、球際の競り合いプラスどこにこぼれるか?にも意識がいってる様子なのでボールは持たれてますけど問題はなさそうです。目指すスタイルや戦術云々以前にやるべき事をやるだけでもかなり変わってくるのでこれを最低限のベースにしていきたいですね。

甲府はこの順位にいるだけあって崩しのバリエーションが豊富ですけど、防戦一方で失点は時間の問題みたいなのは感じないので今節はやるべき事がやれてます。

一方甲府もWBが献身的に走って戻り守備をしてますし、CBが予防的なマークで小池を見張って起点を作らせない形ができていて守備もしっかりしてます。甲府は伝統的に固い守備ができるチームなので、「よい攻撃はよい守備から」ができているんですよね。これだけでもロティーナサッカーつまらないと言ってた事がどれだけ愚かなのかがよくわかると思います。

それと、甲府に寄せられて蹴るシーンが結構ありますが、苦し紛れに適当に蹴るではなく味方の位置を見てセカンドを回収できそうなら全然蹴ってもいいと思いますよ。もちろんヴェルディはボールを大事にするスタイルを信条としてますけど、目的はあくまでもゴールを奪う事なので

甲府はWBからのクロスが多くなってきました。リラに合わせて落としをシャドーが拾う形もあって多彩な攻撃ができるのが大きな強みになってます。

55:09のシーンで甲府ベンチのタブレットが映ってましたけど、どうやらDAZNの映像見ている様子。

55分過ぎから甲府が強度を上げてきてヴェルディが受けに回るような形になってきて、梶川の言うボールを受けるのも怖がってる感じ。敵や味方の位置とスペースの認識が上がってくるともう少し余裕が持てそうなんですけど現段階ではまだ難しそうな様子。短時間にそんなたくさんの情報量を得る事はできないので、ボールを奪われないように敵の位置だけでもいいと思います。

58:06からのシーン。マテウス→福村→梶川へと繋がった時にンドカはサポートのつもりだったんでしょうけど、結果的に梶川が使いたいスペースを消す形になってしまいました。ボールホルダーが前を向けるかどうか?でスペースを渡すかサポートするかの判断を上げていきたいですね。

ただ、その後の梶川が降りたスペースに理仁が入り込んでスルーパスまでの形はよかったと思います。マンツーでハメにきてるなら列を降りて相手がどこまでついていくか?を迷わせながら味方が空けたスペースを埋めて秩序を保つのはいい判断でした。

ちなみにベレーザは列を降りまくってマンツーを剥がしながら空いたポジションを埋める所がよく組織化されてます。

60分に晃樹→大雅へと交代。今節はIHの運動量が多いので早めに代えてきました。

63分に宮崎と山田→鳥海と野澤へと交代。伊藤監督は縦に速い攻撃を選択してきたようです。

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若狹からの縦パスを受けた理仁が中央へ流してプレスを剥がしました。ボールから遠い足で受ければスムーズにターンができますし、この後どうプレーするか?からの逆算ができていればボールを止める必要はないんですよね。このように次のプレーを想定してボールを置く事をコントロールオリエンタードと言います。

65分くらいから甲府は押し込んだ時にシンプルにクロスを入れてくる回数が更に増えてきました。ヴェルディはここまての疲労とその圧を受け奪った後のプレーに影響が出ている様子。

ヴェルディは保持した時はンドカの運ぶドリブルで陣地を回復しながらパスを回してWGが背後を狙って前進していきます。縦に速い展開は甲府の土俵で勝負をする形になってしまいますし、ヴェルディのCBはこういったボールを前進させながらゲームを落ち着かせるプレーでの貢献度が高いですね。

72分に福村と小池と竜士→安在と佐藤凌我と新井へと交代。前半からかなり体力を使ってましたけど、5人交代ができればそこまで影響は受けないのでこれくらいの強度をベースにしていってもらいたいなと。小池は降りてポストプレーや背後を狙うタイミングが良くなってきましたね。

前線がフレッシュになった事でプレス強度や背後を狙うエネルギーが回復した事で押し返せるようになってきました。

74分に野津田→中村へと交代。甲府のDHも運動量多いですからね。

ここまでのヴェルディの決定機は前半の小池とGKのパスを拾った大雅のくらいですが、甲府も決定機はそんなに多くないのでボールホルダーに寄せて制限をかける守備の構築が上手くいってます。まあ全部を一気に修正する事は難しいのですし、両方中途半端になるくらいならこちらの方が全然いいと思います。

理仁の脇を鳥海に使われてるのは噛み合わせ上もありますが、推進力があるのでどう対応するか?が定まってない様子。まあ伊藤監督もそれを狙っての投入なんでしょうけど

81分に長谷川とリラ→須貝と有田へと交代。鳥海でチャンスメイクできてるので前線をフレッシュな選手に代えてきました。リラを下げるって事はパワープレーは考えてないようです。

新井と山下の位置を入れ替えてきました。押し込めてる状況ではないので新井を順足サイドに置いて縦に仕掛けさせる為でしょうか?

甲府は追いすがる為には勝つしかないので、1-0で勝ってるくらいの振る舞いの方が効きそうではありますが中々そうもいきませんよね

88分に理仁→戸島へと交代。CFに入り佐藤凌我が左IH梶川がアンカーへと移動。

安在が警告を受けたファウルから甲府はメンデスを前線に上げてきました。

中盤が空いてオープンな展開になってきましたけどお互い疲れてますね。

新井は多分シュートだったと思うんですが、ギリギリで山下に合いませんでしたけど新井の縦の仕掛けはキレキレですね。順足サイドでも違いを作れればプレーの幅が広がりますからね。

甲府はひたすらメンデス目掛けて蹴るパワープレーで押し込んできます。攻撃が単調になる分ヴェルディのしてはこちらの方が対応しやすそうです。

お互いに走り球際を戦って終了。



最後に、お互いに走って球際で戦い死力を尽くした試合でした。ボールホルダーにしっかり寄せて制限をかけ時間と選択肢を奪う所や球際の強度やこぼれ球を想定したポジショニングが良かったです。

今節、小池の落としをIHが拾う(主に晃樹)シーンが目立ちましたが、こぼれ球を拾う意識がそのまま活きてる印象がありました。

攻撃と守備やトランジションを一気に修正しようとして中途半端になるくらいならこちらの方が全然いいですし、ボール保持が基本スタイルだったとしても90分持ち続ける事は難しいのでボールを持たずに主導権を握る事もリーグ戦を戦う上ではとても大事になりますからね。

戦う気持ちというか、ボールホルダーにしっかり寄せて制限をかけ時間と選択肢を奪い球際で競ってセカンドを拾うポジショニング等やるべき事をしっかり遂行するだけでもこれだけ変わりますので、これを最低限のベースにしていってもらいたいですね。

これはポゼッションだろうが深く守ってカウンターだろうがサッカーのルールから導かれた原理原則の部分になりますので

気づきや発見に遅すぎるなんて事はありませんが、このコメントを3月に聞けたらなとは正直思いますね…