20210605 第17節アウェイ岡山戦

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ファジ丸のキレが良かったアウェイ岡山戦。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。岡山保持時3-2-4-1非保持時4-4-2。

岡山はCFがサイドに誘導するようにCBに寄せていってSBに出された所をSHが奪いにいくようにハイプレスが連動してますし、アンカーの加藤を空けてしまいそうな時はSBに寄せないので判断もいいですね。

ヴェルディはSBの所で奪われたり蹴らされたりして中々繋げませんね。SBが悪い訳ではないんですが

ヴェルディもハイプレスでCBに寄せていきますが、前節の秋田ほどではないですけど岡山も蹴ってきますので盤面をひっくり返されないようにしながらセカンドボールを拾うような意識づけをしているようです。

岡山は川本に当てた落としを上門に拾わせてから展開するのが大まかなプレー原則のようです。

岡山の2トップがヴェルディの2CBに制限をかけながら加藤も見張るので佐藤優平が降りてくるようになりました。DHの白井が寄せてきますがその分配金深澤が時間とスペースを得られるようになったので保持が安定してきました。

山口が高い位置を取る分右SHの宮崎幾笑が下がり気味になるのでンドカは比較的持てるんですが岡山が意図的に持たせてる印象もあります。

前節は加藤と佐藤優平が被ってしまうシーンがありましたが、今節は佐藤優平が降りてきたらそこに加藤が入っていったり2DHになって梶川が絞ったりして中盤の形を維持するようになったんですけどこの短期間でかなり整備してきたようです。

岡山はかなり人にくるのでサイドから前進した時にダイレクトで横に叩くのはいいんですけどここがミスになると前向きで奪われるてスムーズにカウンターを受けてしまいますので、受け手の位置がわかるレイオフで自分に食いついてきてる背後を狙った方が良さげに見えます。

7分位からCBに寄せにいった時に加藤が流れて前を向いて受けられるようになってきました。こういう所は流石ですね。

佐藤優平は色々な所に顔を出しボールを奪えるシーンも目立ちますけど岡山は絶対やらせない!って感じで寄せてきますし奪い所にしてる印象もあります。卵が先か鶏が先かはわかりませんが。

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加藤が最終ラインに降りた時は佐藤優平がアンカーの位置に入りますし3センターのバランスがいいですね。

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深澤がアンカーで佐藤優平がサイドに張る形もあります。

岡山のプレスは連動してますし行く行かないの判断も良く潰す所は強くくるので中々前進できません。加藤が何回かCFに向かって運ぶドリブルをするんですけどあまり食いついてこないですね。

ヴェルディの攻撃は山口がいる左サイドからが多いんですが、右サイドは深澤が持った時に山下が降りてきてサイド奥を佐藤優平が狙う形はあるんですけどアンカーをあまり使えてないので難しそうな感じです。

お互いやりたい攻撃の形はあるんですけど相手のやりたい事をやらせない意識も強いので比較的静かな展開。

ンドカが運んで山口→小池→梶川と繋いでクロスまでいけました。CBが運んでくれると前線に人数をかけられるので攻撃がスムーズになりましこの運ぶドリブル(コンドゥクシオン)が良かったですね。

お互いチャンスらしいチャンスを作れてないのもあるんですけど上門がかなり遠くからでもシュート撃ってくるようになりました。もちろん入ったりコーナーをとれれば一番いいでしょうけど流れを引き寄せる為ようにも見えます。

ヴェルディレイオフで前進してアタッキングサードまでいけますけどお互いここからが…なんですよね(^^;)

佐藤優平と上門はかなりやり合ってるので藤田主審が2人を呼んで話をして落ち着かせたのは凄くよかったと思います。

32分に山口のクロスを河野がブロックしましたけどこれは痛いよね……痛いよね……うん…わかるよ…

ヴェルディは押し込んだ時に一瞬停まって考えるみたいなシーンがあるんですよね。なのでいつボールがくるかわからず連動を失ってしまってるような事があるのは気になります。それとここまで背後を狙うシーンがほとんど無いので岡山の陣形を広げられてないですね。

終盤は岡山にサイド攻撃で押し込まれますが、中央の所ではやらせずに耐える展開になりました。

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お互いチャンスらしいチャンスはほとんど無く守り合いみたいになってましたね。

岡山の平均ポジションは全体的に高いですが左SBの宮崎智彦が高い位置をとりSHの木村とチャンスメイクする形と川本が右サイドで起点になる事が多かったのでアタッキングサイドも左サイドが多めでした。

ヴェルディの平均ポジションは中々前進できなかった分全体的に低く山口が高い位置をとって前進するのがほとんどでしたのでアタッキングサイドも左サイドが多かったです。

お互いミドルサードまではいいんですけどその先が…だったのでJリーグやクラブ公式のハイライトもかなり短めだった前半。



両WGの位置を入れ替えての後半、相手を食いつかせる為の緩いパスはいいんですけど通す為の縦パスも弱いので相手を背負いながら受けたり奪われたりしてしまっているのでここのメリハリをはっきりさせたいですね。

立ち上がりからハイプレスで押し込まれボールホルダーに寄せきれてないので開始3分で枠内シュート3本撃たれます(^^;)特にエリア内で慎重になるのはわかるんですけど相手の自由を奪えないと意味がありませんのでここは修正していってもらいたいなと。

岡山がハイプレスできた時に佐藤凌我目掛けて蹴るんですけどここも狙われてる様子。

背後を狙ったり1人飛ばしたりするプレーがないので岡山からしたらプレスをハメやすくなってますね。

この試合だけではないんですが、自陣でのスローインを奪われる事が多いので、このセットプレーももう少し整備していってもらいたいですね。

58分、深澤→井出へと交代。左IHに入り加藤が右CB若狭が右SB佐藤優平がアンカーへ移動。

早速若狭が運ぶドリブルで上がっていきましたがここまで右サイドであまり形が作れてなかったのもあるのかもしれません。

井出が運んで山下が背後を狙うシーンが出てきましたので井出かジャイルトン(又は両方)をどこかで入れてくるプランだったように見えます。

展開力推進力パススピードが上がってきたので相手を動かしながら前進できるようになってきました。

61分に山下のクロスを小池がボレーで合わせましたけど、このプレーはストライカーっぽいですしキャリアハイペースで点取れてる自信の現れですかね。

逆サイドポケットへ展開して中に折り返す事が多いので横に揺さぶってギャップを突くのが狙いのようです。

佐藤優平が山口に展開して加藤に戻した時に寄せにいった上門の背後に佐藤優平が入って受けプレスを剥がして前進できました。SBの所でハメられる事が多いのでここで回避できると大きいですね。

後は例えばSBがWGや大外に開いたIHに入れたらSBがアンカー脇に動いて落としを受けるってやり方もありますね。

72分、ヴェルディは梶川と山下→晃樹とジャイルトンへと交代。岡山は宮崎幾笑と宮崎智彦→山本と徳元へと交代。山本は右CFに入り上門が右SHへ移動。

78分に上門のバックパスが至近距離の小池の腕に当たりましたけどこれがハンドリングは厳しい…

ややオープンな展開になってきてボールが行ったり来たりするようになってきました。

81分、山口が運んでポケットの佐藤凌我の落としを井出がシュート撃ったのは狙い通り崩しができました。

82分、木村の決定機は木村との競り合いでンドカと若狭が被ってたので中央を空けてしまっていたのでこういうミスはなくしていきたいですね。

84分、喜山→パウリーニョへと交代。

88分、佐藤凌我と山口→端戸と福村へと交代。

89分、木村→松木へと交代。

オープンな展開で消耗戦になってきました。

90+2分、福村→井出→端戸と縦に繋いでハーフスペースに入ってきた福村とワンツーで抜け出してファークロスを上げ小池がマイナスに折り返した所を井出がニアハイに撃ち込み先制!岡山は端戸が抜け出した所でラインを割るだろう小池はダイレクトじゃなければ戻すだろうみたいな隙があったような印象はありました。

ジャイルトンがスルーしたので体制のいい井出が撃てたのも大きかったです。

まずジャイルトンと若狭が抱き合って喜んでたらそりぁカメラもそこに寄りますよね(^^;)

この後岡山はパワープレーで押し込んできます。雷で中断になった時の再開試合みたいになってきました。

最後まで耐えきって終了。



最後に、ハイプレスを受け相手に誘導させるままに詰まって進めなくなっていたので背後を狙ったりパススピードのメリハリで横の揺さぶって相手を動かす事は前半からやっていきたかったですね。

前節佐藤優平と加藤が被る事がありましたけどここは修正されてましたし3センターのバランスが良かったと思います。

ボールを保持して圧倒するスタイルを目指すなら先制した後マイボールになった時に蹴らずに繋いで時間を使ってもいいかなとは思いました。

最後の最後に失点して悔しいであろう中で岡山のファンサポーターの皆さんの拍手はありがたいですね。ありがとうございました!

確かにマテウスが言うように変な試合でしたね(^^;)