20190622 第19節ホーム大宮戦

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ホーム大宮戦。フォーメーションはこちら。

ピッチコンディションの影響もあるのかもしれないけど大宮の保持時はファンマに当てて小島に落としてからの展開という形が目立つ。繋ぐ時のポジションは流動的だけど3-2-4-1といった感じで縦の意識が強い。ヴェルディも前節同様繋ぐというより縦狙いのよう。噛み合わせ上ヴェルディウイングバックが浮くので高い位置をとって4-1-5~3-2-5のような形で押し込みにいく。

大宮の非保持時はミドルゾーンでは5-3-2リトリートでは5-4-1。ヴェルディはミドルゾーン5-2-3リトリート5-4-1とお互いに2段階。大宮はハイプレスだけどヴェルディは3バックには比較的自由に持たせるミドルプレスといった様子。


プレスに行く佐藤からすると出し手と受け手が同時に視野に入りかつ、パスコースを切りながら寄せられるので受け手や次の受け手が時間とスペースを得られない
この畑尾から菊地への横パスは、プレスに行く佐藤からすると出し手と受け手が同時に視野に入りかつパスコースを切りながら寄せられるので、受け手や次の受け手も時間とスペースを得られないのでキーパーに戻した方がよかったかなと。


潮音から永田へのパスが主審に当たって攻守が入れ替わったシーン。8月からはヴェルディのドロップボールで再開になりますが、現状のルールでは栄直の警告含めて判定は正しいです。
17分に潮音から永田へのパスが主審に当たって攻守が入れ替わって栄直が奥抜をファウルで止めたシーンは8月からならヴェルディのドロップボールで再開になりますが、現状のルールでは判定は正しいですね。相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止するためにファウルをしているので警告は仕方ない。

余談ですけど世界のサッカーは欧州が中心になってますので、Jリーグではどうしてもルール改定の時期がズレが出てしまうので適応していくしかないかなと。

お互いにまだ元気なのでオープンという訳ではないけどボールが行ったり来たりとトランジションゲームの様相になっていてテンポが速い。

ヴェルディは今までやってたワンサイドアタックの影響もあるのか廻しながらレイオフ(落としのパス)から裏を狙う形で攻め、大宮はファンマに収めさせ奪われたらゲーゲンといった所。こういうゲームプランだと馬車馬三門が効いてくる。

40分過ぎから大宮はミラーにしてきた様子。噛み合わせの問題で小池に裏抜けされてたケアなんでしょうね。

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大宮の決定機は奥抜のサイドネットの位だったけどどちらのペースという訳でもなくお互いファウルが多くインテンシティで勝負といった所。

平均ポジションやアタッキングサイドからしてもヴェルディは小池がチャンスメイクする事が多く、大宮は吉永が高い位置にいるけど奥井からファンマに収めさせてる事が多かったので右サイドからの数値が高め。

決定機は多くはなかったけどお互いに自分達の時間帯があり真っ向勝負といった前半。



ハーフタイムのRISING STARSもしっかり観ての後半、最初はボールが落ち着かなかったけどヴェルディアタッキングサードまで入ると大宮は5-4-1で固めてくるし、3バックにはプレスに来ずにミドルプレスになった事で序盤はボールを持てる事が増える。最終ラインからのサイド奥へフィードして左は佐藤や陵平、右は小池が使って起点を作りにいく。

52分、栄直が奥井に突き飛ばされた格好ではあったけどキャプテンなんだし身体は熱く心はクールにいこう。1枚貰ってるんだし、ボールを叩きつけてた事で反スポーツ的行為を取られたらチームにも大きな迷惑をかける事になりかねないのでお願いします。

直前に上手く小島にワンタッチで渡してた奥抜が座りこんでしまってバフンスキーと交代。実況席で言ってるように上福元と接触した時に脳震盪をおこしていたのなら無理をさせるべきではないので。

バフンスキーはセカンドを拾う為なんだろうけど比較的ファンマの近くにいる事が多い。

平も栄直も激しく接触したという感じではなかったけどファンマが足を痛めてシモビッチへと交代。バフンスキーシモビッチとアクシデントでのスクランブル発進で出てくる選手層がエグい…

しっかしここまでハイテンポなインテンシティ勝負が変わってない。2試合連続で雨だしこれも影響あるんだろうけど

大宮はファンマがもっとデカいシモビッチになった事で当ててセカンドを拾うやり方がもっとはっきりしてくる。

70分に陵平→端戸へと交代。陵平がようやく中央で起点を作れるようになってきたんだけどここまで守備面でもハードワークしてくれてたからね。

76分に永田→理仁へと交代。ボランチに入り寛也が左ウイングバックへと移動

さすがに両チームとも疲れて中盤が空きはじめてオープンな展開になってきた。このピッチコンディションでオープンな展開になってくると馬力の勝負になりがちになってしまうし、シモビッチに当ててゴリゴリ来られる事で押し込まれる。大宮は終盤の得点が多いようだけどこうやって相手を押し潰すような形が多かったのかなと。

87分に佐藤→ヴァウメルソンへと交代。チャンスらしいチャンスが作れてなかったので仕掛けられる選手をという事なんでしょう。

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カオスな状況になってきたからなのかサイドで人数をかけ過ぎて肝心の中央に人がいないとか、こねる悪癖が出てきてしまう。中央で待ってる方からするといつクロスが入ってくるのかのタイミングが掴めず合わせにくいのでシンドイ中でも秩序をもってやっていけたらなと。

このままスコアレスで終了。



最後に、神セーブに助けられたのは大きいし、現状では応急措置的な所は感じるんだけど2試合連続で上位相手にクリーンシートと守備が安定してきたのは収穫。特に潮音は潰しやキーパス(相手のラインを超えるパスの事)が目立ってたし頼もしかったね(^^)

久しぶりに無得点だったけどこれだけ固い展開なら失点しない事が優先されるのは当然だと思うし、ロティーナ監督の時もロースコアの試合が多かったようにここはトレードオフになってしまうので。

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後半は押し込まれた分枠内含めてシュート数は上回られたけど、ファウル数からしてもやはり激しい試合だったなと。

高木監督がお金のあるチームを指揮したらどうするんだろうと思ってたけどお金持ってる長崎だったようで相変わらず固い(^^;

これからも厳しい試合が続くし、ホワイト監督と直接言葉が通じるコーチに早く来てほしいんだけどどうなってるんでしょうかね?