20180901 第31節金沢戦

比嘉さんがキーパーとかなり尖った予想をしてきたアウェイ金沢戦。

ヴェルディ4-3-3金沢4-4-2ではあるんだけど栄直がかなり高めでその分梶川が退くので4-4-2のような形になってる事も多い。おそらく噛み合わせ上DHの位置が空くのでそこを起点とするのと金沢の前からのプレスに対してのツインタワーでの牽制の意味合いもあったのかと。

金沢が人につきぎみなので左で廻して右とか前線で起点を作って相手を寄せて空いた所を使ったりシンプルに裏を突くのが狙い。しばらくすると金沢はCBにはプレスに来ずパスコースにフィルターをかけて行く時は代わりにDHが出てきて内田梶川を見張る守備に変更してきてヤンツーさん抜かりない。

金沢は前半だけでCKが10本あったけど変化をつけてきたのは1本だけだったようにデュエル志向が強い事もあり4-4-2らしくサイドからのクロスが多く意図的に右SBの田村を所を狙ってくる。それと気になるのがバイタルで簡単に前を向かれていたのでここはしっかり寄せてほしい。

後半頭から田村→香川へ交代し香川が左SBに入り奈良輪が右SB。

金沢の圧力が厳しく押し込まれてクリアしてもセカンドを拾われる展開になりはっきりと4-4-2にしてドウグラスと李栄直のツインタワーにする。金沢の狙いは変わらないのでこの形で結果出してきたんでしょう。

左サイドで泉澤が大外にいて香川がインナーラップ(内側を走るオーバーラップの事)したり李栄直が左に流れてたりしたけどサイズのある李栄直や香川が内側に入って金沢のデュエルに苦労してた泉澤をフォローする意図があったのかなと。そして泉澤→レアンドロへと交代して李栄直が左SHレアンドロがトップ下に入り4-2-3-1へ。守備時は4-4-1-1だったのでレアンドロの守備負担を軽くすると共にカウンターの起点にしたかったんだろうかと。

レアンドロはスペースを見つけて間に入り込んで位置的優位を得られるしボール収められる技術があってファウルももらってくれるしJ2では絶対ダメなレベルの圧倒的な質的優位を見せる。

チームにフィットする事やしっかりとしたゲームモデルを持ち合わせチームで共有できてる中での札束の威力は本当に凄まじい!そして時間を得られるようになって押し返す。

レアンドロの落としを内田が受けて梶川へ出しダイレクトで鋭い縦パスが李栄直が受けたボールを運びサイドの香川へ。李栄直がそのまま裏抜けしてディフェンスを引っ張りその手前のスペースにいたドウグラスがダイレクトボレーで先制!クロスが合わなかった時のフォローができる位置取りをしてたレアンドロもさすがと言うべきか。

その直後の同じようなドウグラスのボレーに繋がったシーンは以前、レアンドロが収められるから畠中が躊躇なくレアンドロに縦パス出してた事があったけど梶川も同じみたい。それが得点直後の同じようなドウグラスのボレーに繋がった訳で。

金沢の運動量が落ちてきた事で73分にドウグラスオフサイドになったシーンがあったけどオフサイドにかからないように斜めに動くのはよくやるしこれも脅威になっていたかと。

その後ドウグラス→陵平と交代。陵平も戦術理解力が高いし前線の層は本当に厚くなった。金沢は終止ハードワークするしロングボールやクロスからの攻撃パターンも整備されてるしヤンツーさんいいチーム作ってきてると思います。