20181028 第39節愛媛戦

アウェイ愛媛戦。ヴェルディ4-3-3愛媛3-4-2-1。

守備はお互いにミドルプレイヤーでヴェルディは4-5-1愛媛は5-4-1で守る。

愛媛の守備は5-4-1でIHの佐藤がライン間で受けようとするとCBが勢いよく飛び出してきてWGの泉澤にはシャドーがついてきてここはセオリー通り。

ビルドアップはCBSBで台形と潮音が降りてきて3バックにする形の併用、中央ライン間にいるレアンドロに収めさせてそこから展開させるか相手を中央に寄せてサイドで質で殴れる泉澤や奈良輪を活かそうとするのが主な狙いかなと。潮音が相手の間を割ってレアンドロに縦パスをつけたりするシーンもあったし平が運んだ時は相手がプレスに来ようとするタイミングで佐藤が受けにきてこの2人が主な運び役を担う。愛媛がミドルプレスで5-4-1で守るのもあるだろうけどビルドアップの形が改善させてきたのはいい傾向。

セカンドディフェンスであるIHがプレスに行った時の裏やネガトラへの切り替えが完了しておらず中盤の空いたスペースをシャドーが使われて危ないシーンを作られる。これが愛媛のカウンターの手筋なのかな。

井林が神谷に寄せきれておらずにかわされ右サイドを崩されてカットインシュートを内田がクリアしきれずに失点。ここまでいい展開だっただけにもったいなかった。

中盤で内田のプレースバックで神谷からボールを奪って香川がサイドの泉澤に渡して縦に仕掛けてからのカットインシュートで同点。泉澤の個人能力に助けられた。

同点に追いついて落ち着いて攻撃ができるようになり左サイドで菱形作って相手を寄せて逆サイドのアランだったり頂点横のレアンドロを使うシーンも出てきて愛媛も集中して守り締まった展開に戻る。

ATに潮音が神谷からボールを奪い佐藤が左サイドの泉澤へ展開、そこから仕掛けてからのカットインシュートをキーパーが弾いたこぼれをアランが押し込んで逆転!泉澤の仕掛けの質はもちろんなんだけど


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潮音が神谷をお尻で押したのは良かったね。あれなら手をかける事がなく不用意・無謀・過剰な力で押す可能性も低いのでファウルを取られにくいしいいチャージだったと思う。

決定機は多くなかったけどしっかり前線にボールを運べてたしペースは握れてた前半。

 

 

後半、愛媛の攻撃が3-2-5にしてくる時は4-5-1から5-4-1の守備に変えて対応。吉田が裏を狙う動きとライン間で起点を作ったり小池が高い位置からのマイナスクロスを入れ吉田かカットインしてくる逆サイドの丹羽を使う形が目立つ。それと相手を寄せるパスと勝負の縦パスのメリハリが効いてる印象。

ヴェルディのビルドアップが2枚の時は5-3-2、3枚の時は5-2-3と前線の人数を合わせて中央のコースを消しながら守備をしてきてサイドに出すとWBが勢いよく寄せてきて中々前を向いて受けられずに攻撃をしあぐねるシーンが増えてきてモビリティも減ってくる。

レアンドロドウグラスへの交代。これは前節に続いてこれは当初のプラン通りなんでしょう。

小池からの戻しを安藤が逆サイドの丹羽へサイドチェンジして神谷が左サイド奥へ流れて受け、マイナスクロスを小池が受けてニアに打ち抜かれて失点。1失点目もそうなんだけどこのシーンはアランがペナ角辺りにいなきゃいけないはずなんだけどねえ…
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その直後に愛媛が4-3-3に変更。小池が最終ラインに下がる。 

その後にあった同じようなシーンはしっかりアランが戻ってきてるので修正があったのかと。
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愛媛が攻撃で神谷を活かそうとするのとアランのスペースを埋める意識が噛み合ってるし意図的に川井監督に狙われてたんだろうね。

佐藤→李栄直、アラン→陵平へと2枚変え。2人ともポジションはそのまま。

陵平からのサイドチェンジを受けた泉澤のカットインからのシュートはキーパーに阻まれる。3度目は難しいか。

お互いに勝負に出てきてオープンな展開になってきたのでカウンターからの決定機を作られて危ないシーンもあったしヴェルディにもチャンスはあるんだけどモノにできない。

前に圧力をかけて攻めこむけど愛媛も粘り強く対応してきてノーガードの殴り合いが続く中で試合終了。内容的に引き分けはやむを得ないかなと。

 

 

全体的に締まったいい試合で愛媛も最後まで勝ちにくる事を諦めなかったし必ず次に繋がっていくだろうね。何でよりによってヴェルディ戦でやるんだろうか………

次は上位を直接叩ける絶好の機会なのでモノにしよう!