20181104 第40節松本戦

アウェイ松本戦。ヴェルディ3-4-3松本3-4-2-1だけど両チームとも4バックも併用する。

序盤からお互いにインテンシティが高く上位同士で失点が少ないチームの対戦らしく締まった展開

3分にもあったけど橋内から石原を使い高崎が左サイド奥(ヴェルディの右サイド、奈良輪の裏)を使ってクロスをセルジーニョに合わせようとした事からもやはり反町監督はここを狙い目にしていたという事なんだろうけどここはヴェルディもしっかり修正しているので


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ヴェルディのビルドアップは松本が1トップ2シャドーでプレスに来る時は後ろを4枚にして梶川が内田と並び4-2-3-1のようになる。松本はリトリート時は5-4-1だけどミドルプレス時は5-2-3なので中盤の2DHに対して2DH+OHで数的優位が作れる。ボールサイドのシャドーが出てくる時は3バックと使い分けは相変わらずできてるんだけど第一プレッシャーラインを越えて前線にボールを供給できる機会があまり作れない。松本がかなり人に強くくる守備をしてくるので難しいというのもあるんだけど最近これは狙われる事が多いからね… (ポジショナルプレーは文字通り選手が各々のポジションを守るので例えば3バックに3トップ、DHにDH、WBにWBというように誰が誰を見張る役割分担がしやすくマークにつきやすい。その為に最終ラインで数的優位を作って空いた所から前進して中盤を引っ張り出す事が重要になってくる。そうでないと後ろを向いて受ける事が多くなりボールが前に出てこない事が相手にわかってしまい勢いよく寄せられて潰されてしまう。後はロングボールを最前線で収めてもらうか裏を狙う形になる)

攻撃は基本的には左サイドで泉澤の突破からのクロスでエリア内にドウグラスと陵平がいてその後ろに2DH+奈良輪のネガトラ対応なんだけどWBの田中は当然としてCBに今井がいて前田までマークにつける念の入れようだけど前田の所がボランチなら突破はできてたしいつもやってるドウグラスのカットアウトとWGのカットインも陵平とやっていた。

守備は松本が3-2-5の時は5-4-1に変えてるし安心して観られる位安定してるんだけど奈良輪が石原に対する寄せが緩くクロスを上げられ前田に決定機を作られたのは対応が良くなかったね。前節はやむを得ないんだけど今節では陵平がしっかりサポートに入ってくれてるのでもっとボールホルダーに寄せてほしいかったかな。

松本の寄せが速くネガトラ時や勝負のパスを入れた時にはファウルも辞さないという位の守備は徹底してるしこれが堅守の要因の1つなのかと。

そして陵平とセルジーニョ接触でのセットプレーで失点。松本のペースで試合が進んでいて前半耐えられれば流れを掴めるかなと思ってた中での失点は正直痛かった…

失点後は松本が前に出てこなくなった事もありボールは持てるんだけど松本の前線3枚がフィルターをかけて中央のコースを消し5-2-3の5と2の間にボールが入る所を勢いよく出てきて奪われカウンターを受ける時にも後ろに人数残してて先制した時の逃げ切りのプランも徹底されてるしヴェルディの良さを上手く消されてペースを握られてた前半。

 

 

後半頭から松本が安川→飯田への交代。何かアクシデントがあったのかもしれないけど普通に考えれば守備固めなんじゃないかなと。

松本は多少無理矢理にでもシュートで終わせる事が増える。奪われてカウンターを受ける位ならシュートで終わろうというのが共通認識になってるようでこういう所も反町さんは徹底してるね。

ヴェルディは松本が前から来なくなり時間や気持ちに余裕ができた事もあるだろうけどロングボールや縦パスをドウグラスが収めてからの展開する形が増えてきて香川が前田の脇からボールを運び大外の泉澤とハーフスペースの佐藤との三角形での連携でサイド奥を使えるようになって攻撃が活性化されてくる。

佐藤と陵平→レアンドロと李栄直へと交代。陵平は中々出演機会が無かった中で与えられたタスクをこなして黒子役もしっかりやってくれてアピールになったと思う。ロティーナ監督はこういう所はしっかり評価してくれるはずなので

4-2-3-1になってレアンドロが真ん中にいる事でドウグラスがサイド奥に流れてきて受け(パラレラ)からのクロスに李栄直に合わせたり梶川の決定機もこれ。この形なら李栄直にWBの石原やLCBに入った橋内とマッチアップさせて高さで殴るのが一番よかったかな。

後半は相手の間や裏でフリーになってパスコース作りをしながらスムーズにボールを前進できてる。ずっとそうなんだけど前後半での落差が大きい事が多いよね…

李栄直の裏抜けで決定機は作れたけど松本の守備が固いし落ち着いていて守りきる事に自信を持ってるんだろうね。

梶川→皓太へと交代。実質2点を取りに行かなきゃいけない訳で縦の推進力をプラスする為かな

Wあんざいの時のように奈良輪と香川の位置が変わる。

お互いにこの試合は重要な意味をもつので球際の攻防が激しくなるのはやむを得ないけど泉澤、奈良輪と左サイド2人が傷んでて走れないのが痛い…

このまま守りきられて終了。痛い敗戦…

 

 

レアンドロと泉澤と奈良輪の状態が心配だけど日曜日にはすぐ次の試合があるのでしっかり準備して次に向かいましょう。まだ終わった訳ではないので