20201021 第28節ホーム磐田戦

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播戸さんの解説は…(^^;)のホーム磐田戦。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。磐田保持時3-4-4非保持時4-4-2。

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早速ですが、船木片上げの3バックと山本山田の五角形で遠藤を囲んできます。BOXではないですが、遠藤を中心にという事なんでしょう。

磐田はルキアンに背後を狙わせるのと小川大貴のオーバラップからのクロスがメインのようです。おそらく中盤にスペースを作って遠藤を生かす事と、小川大貴のオーバラップが目立つのは山下を押し下げる為なんじゃないかなと。確かゴンと高原の時も縦に入れるのが多かった気がします。

ヴェルディはIHに当ててアンカーに落とし、CFに当ててWGに落とす等二歩進んで一歩下がるレイオフで前進。大久保が降りた時は左IH(今節は晃樹)や山下がCFの位置に入ってストラクチャーの維持とここはいつも通り。

非保持時のヴェルディは4-3-3のミドルプレスなんですが、磐田の最終ラインへ誰がどこから寄せる又は制限をかけるのか?がはっきりしておらずスムーズに前進されてしまってます。

非保持時の磐田はCFのどちらかが降りて譲瑠を見張り4-2-3-1のような形のミドルプレスでバックパスに反応してSHが寄せにいってハイプレスへ移行といった所。

磐田の守備ブロックは4-4-2なんですが、低い位置で譲瑠が2トップ脇から運んでもDHが出て来ないのでフリーでミドルシュートが打てました。

10分くらいから前から人を掴みにいく守備に変えたので磐田は今までのようにスムーズな前進ができなくなってきました。ここは選手サイドで変えてきたようです。

ヴェルディのビルドアップは近藤が2トップ脇から進み山本康裕を引き出してからリリースしてくれるんですが、ライン間で選手同士の意図が合ってないので詰まる事が多いですね。

レイオフで前進しながらオーバーロードを作り突破するか逆サイドへ展開と縦に速い攻撃は安定してきました。

磐田はシンプルにルキアンに当てるのは継続してますが、ヴェルディは一旦落ち着かせる事が多い分オープンな展開にはなってないんですが、これは磐田のペースに付き合わないというプランなのかもしれません。

右サイドはクレビーニョが高い位置に張って小池が絞り、左サイドは福村が絞って山下張るのと、晃樹も張ってハーフスペースに大久保か佐藤が入って三角形を作る形もあります。

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飲水タイム後のヴェルディは大久保と晃樹が並び、ボールサイドのWGがSBへ寄せて逆サイドWGはSHへのコースを消しながらSBにも寄せられる中間位置を取るようになって高い位置で奪えるようになってきました。

33分頃からDHの山本康裕が右サイドに張って山田が絞り、左SHの大森も右サイドに寄ってくるようになりました。右サイドでオーバーロードを作って突破しルキアンを使いたいようです。

ヴェルディはそこから奪うと空いてる右サイドを使うより縦の意識の方が高いような感じです。もちろん突破できればいいんですけど右サイドガラ空きなんですよね…

36分に譲瑠が降りてきた大久保を使いポケットを狙うクレビーニョに通したパスがありましたが、貰うタイミングが合ってきたんですかね。

ここまで譲瑠のボール奪取とパスを受ける時にバックステップで相手から離れるポジショニングが目立ちますね。

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飲水タイムまでは磐田、その後はヴェルディペースで結果五分五分でした。お互いやりたい形はあるんですけどパスや出すタイミングがズレたりファーストタッチのコントロール所でミスがあって崩せなかった印象です。

磐田が右サイドでオーバーロードを作りヴェルディも受けて立つって感じの平均ポジションとアタッキングサイドですね。

譲瑠の活躍と大久保が少しずつ合ってきたかな?以外は上手くいってなかったように感じた前半。



後半頭から磐田は三木と大森→中野と松本へと交代。ヴェルディは福村→理仁へと交代。過密日程が続いてますからね

48分に左SBの理仁からライン間の大久保への斜めの縦パスが入りましたが、真縦だと相手のプレスのトリガーを引かせてしまい前進が難しくなりますのでこういう形も増やしていきたいですね。

ゴールキック時に最近よくやるんですけど、CBが開いて渡した後にGKがリターンを貰ってそこから逆サイドCBやアンカーに当てる形があるんですが、ビルドアップは中央からやれば縦と左右に選択肢が作れるのでいいと思います。もちろんリスクはありますが繋ぐスタイルをやるには避けて通れませんので

お互いポゼッションしても詰まる事が多く似た者同士というかなんと言うか

59分、大久保→潮音へと交代。

ヴェルディはサイドチェンジをダイレクトに折り返す形が出てきました。ブロックを揺さぶってズレた所を突くのも織り混ぜてといった所でしょうか

遠藤が譲瑠を後ろから押した時にカバーに入ってた今野がもらい事故のような形で膝を痛めてしまいました。長引かなければいいんですが…

69分、今野と遠藤→大井と上原へと交代。

磐田はルキアンを狙うのは変わってませんが、綺麗に崩そうとするスタイルはヴェルディとよく似てます。

中盤が空いてオープンな展開でノーガードの殴り合いのようになってきました。この過密日程でこれだけ走り回るのはシンドイですし、これは磐田のペースだと思うんですよね。

78分、磐田はルキアン→小川航基、ヴェルディは小池→荒井へと交代。新井は左WGに入り山下が右WGへ移動。

入ったばかりの新井が1ついい切り返しがありましたが、左も使えてきたからなんでしょう。

終盤磐田のパワープレーを最終ラインの跳ね返しと柴崎のファインセーブで堪える展開になってきました。

90+1分、山下と晃樹→澤井と石浦へと交代。石浦は初出場ですね。石浦は相手をかわして前進するシーンが2つ程あり短い時間でしたが爪痕残せたと思います。

このまま終了。内容的にも引き分けは妥当かなと。



最後に、崩しの所での共有もそうなんですが、パスやタイミングのズレとファーストタッチのミスだったり「エイヤ!」って感じの雑なパスもお互い多かったように感じました。

譲瑠はルキアンにもしっかり対応してましたしキープする所も取り組んでいってるように感じた所や、大久保がフィットしてきたのは収穫かなと。柴崎に関しては今までもノーチャンス以外は止めてくれてましたし、ビルドアップの起点になるタスクもこなしてくれてました。クラシカルなGKだと思われる事が多いですけど変わってきてるんですよね。

攻撃に関しては型はあるはずなんですけどボヤけてきてるような印象で型破りが形無しになってきてるように感じる部分もあります。それと速い攻撃の方が型がしっかりしてる分守備時に前残り気味になってるのは気になりました。例えば後ろをピン止めする為に敢えて残してるって印象でもなかったので

ただ、磐田は遠藤を起点にシンプルにルキアンを狙い中盤を間延びさせてオープンな展開にもっていこうと誘っていたのに乗らなかったのは良かったですね。フリーにさせてしまっていたシーンもありましたけどあれだけ自由に動き回ってるとマンツーでもつけないと難しい部分もありますからね。

それと、感想ばかりで途中からは観客になってましたから解説をオフにできる機能つけてもらえませんかね?個人的には解説してもらえないのであればなくてもいい派なので