20181202 J1参入プレーオフ2回戦アウェイ横浜FC戦

アウェイ横浜FC戦。ヴェルディ3-4-2-1横浜FC3-5-2。

DHは潮音と皓太で栄直が右WGに入る。おそらくカルフィンヨンアピンに李栄直をあてる目的なんだろうね。

横浜FCは前から積極的にプレスをかけてくる。当然大宮戦を観ただろうし消極的な試合運びはしないよね。

ロングボールが多くあまりリスクをかけずに固い展開。まあ慎重になるのもわかるしお互いに守備がいいチームなので切り替えや球際での競り合いもしっかりしてるんだけど横浜FCはファウルが多い…
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まあこういう事なのでこれは想定内なんでしょう(^^;

こういう展開では守備もそうだけど不用意な奪われ方をしない事やセットプレーの重要性が増してくるけどカルフィンヨンアピンが無駄にカードを貰ってくれるのは正直ありがたかった。

攻撃はこの形ではいつも通り3-2-4-1なんだけど横浜FCが前からくる事もありWGの佐藤が降りてきてサポートして横浜FCの守備の5-3-2の2の横から運べれば上がるといった形。横浜FCの2と3の間に潮音が降りてきたりはするんだけど前線の2枚が中央へのパスコースにフィルターをかけているのでパス廻しが外外になりやすく中々DHにボールが入らないので攻撃のリズムを掴めない。ここはしっかり対策されているなと。中央で収まりそうになるとファウルで潰してくるのも徹底されてる様子。

ロングボールだったり栄直が降りて受けにきた時はカルフィンヨンアピンの裏を奈良輪が使ってきて左は佐藤が降りて陵平が流れてくる。ここを狙い所にしてる様子。

守備は横浜FCの3バックに1トップ2シャドーがフィルターをかけて奪えなければ5-4-1にシフトとこの形ではいつも通り。

横浜FCの攻撃はサイド深い所から戻してからのパスやクロスを使ってくるのはここまでのまでの対戦でもやってたしチームとしての約束事のようだね。イバのヘディングシュートがポストを叩いたのもこの形だったし単純にターゲットに合わせるのみでは難しいのでマイナスクロスからのニア狙いをチラつかせながらの方が得点機会も増えるだろうし。

大宮戦を観たりここ大一番だからという事もあるんだろうけどイバってこんなに献身的な守備してたっけな?
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前半の平均ポジションを見ても中央を厚くして守ってまずは失点をしないようにと試合に入るカップ戦決勝でよくありがちな展開だった前半。



後半もロングボールを蹴らされてたけど早くも潮音→梶川、李栄直→レアンドロと2枚変え。梶川は潮音の2枚目対策で(正直1枚目も大きな決定機の阻止を取るのはどうかとは思うんだけど)レアンドロがCFに入り陵平が右WGへ入る。
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この交代直後にレアンドロが深さを作って陵平がWBCB間で起点を作り田村に戻してからこの裏を皓太が入って突破からのレアンドロへスルーパスという崩しが出てくる。ここにきてようやくDHが前を向いてボールを持てるようになったしその他にレアンドロが降りてくるパターンもあって前線にポイントを作りそこからサイドに展開したりして揺さぶりをかけられるようになったので大分攻撃の組み立てが楽になる。

レアンドロが左サイドに流れて陵平がカルフィンヨンアピンを釣り出すのは変わらないので選手を替えただけで仕組みそのものには変更はない様子。

2枚替えにより高い位置でボールが持てるようになったんだけどそのぶんカウンターを受けるリスクも上がるけど点を取らなければならないのでここはトレードオフになるからね

奈良輪→レアンドロへと交代。これでレアンドロドウグラスが並び佐藤と陵平がSHで香川と田村がSBと4-4-2になる。噛み合わせからし横浜FCのDH佐藤の脇を梶川皓太が使っていくという意図なのかと。

攻撃は香川片上げの3-2-5、守備は4-4-2になるけど横浜FCの守備組織がいい事もあり中々決定機が作れず横浜FCもシュートで終わりカウンターを防いでいるので時間だけが過ぎていく。

AT2分の段階でのコーナーキックで上福元が上がろうとしたのは静止される。横浜FCがドン退きではなくカウンターにも出てくるのでまだ5分ある分早いという判断なんでしょう。大宮戦で塩田が静止されたのは大宮が消極的な試合運びに終止してた分余計ネガティブに映ったというのはあるんだけど現実的かと。

点を取りにいくしかないので4-2-4のようになってパワープレーもやるようになる。もうこうなったら仕方ない

そしてAT6分のコーナーキックで今度は上福元も上がってくる。上福元がマークを剥がしてファーからニアに入ってきてヘディング、これをキーパーに弾かれるがこのこぼれ球をドウグラスが押し込み土壇場で先制!菅原さんが監督を静止してたのもよかった!ここで退席処分にさせる訳にはいかないもんね。

残り時間横浜FCのパワープレーを耐えきって終了。



ゲーム自体は横浜FCが支配していたと思うけど自分達が普段やらないような時間の使い方をした事で相手に反撃する時間を与えたというのもどこかで引き分けOKの心理が働いたんだろうね。

磐田は一発を持ってるし間違いなく強い相手だけど実質キーパーの得点というのは確実に嫌なイメージはあるだろうし勢いを繋げられるのもプラスになるでしょう。あと1つ!皆で頑張りましょう!

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余談ですがこんな劇的な勝ち方をした表情には見えないよね