20201115 第34節アウェイ群馬戦

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内田との再会から始まったアウェイ群馬戦。ヴェルディ保持時3-2-5~2-3-5非保持時4-4-2。群馬保持時3-1-4-2非保持時4-4-2。

今節のヴェルディレイオフ(落としのパス)も使いながらシンプルに背後を狙いにいく事が多くWGはともかく端戸も結構オフサイドになる位なので群馬の背後を狙い所にしてるようです。

2分に大外の山下がハーフスペースにいる端戸へ浮き球を出して山下へ落とし(井出が背後を狙って群馬のラインを押し下げ山下にスペースを作ってました)シュートのこぼれに小池が反応してましたので崩しの連動性は深まっているようです。(ハーフスペースからファー狙いのシュートは逆サイドに弾きやすいので小池はここを考慮してポジショニングをしてました)

群馬は最終ラインに果敢に寄せてくるハイプレスではないんですが、かなり高いラインのミドルプレスでそこから奪ってショートカウンターと手数をかけずにサイドからのクロスと大前が降りて中盤で細かく繋いでヴェルディを引っ張り出して背後を狙う形。群馬は攻め急ぐ訳ではないんですけどできるだけテンポを上げて忙しい展開に持ち込みたいように見えます。

7分からヴェルディがペースダウンしてゆっくりビルドアップするようになりました。群馬のペースを乱すにはこちらの方が良さそうですね。

GKからのビルドアップで相手を引きつけて前線と中盤の間にスペースを作ってから展開する形はよかったですね。オフサイドの関係上CBはセンターラインを越えられないので必然的に中盤にスペースができますからビルドアップがしやすくなります。

今節は繋ぐより背後を突く方が優先順位が高いのであまり目立たないんですが、譲瑠が2トップ間の背後にいて閉めさせる分脇が空いてビルドアップがしやすい状況を作っているのは◎

縦志向ではあるんですが一旦キープしたりして相手を引きつけてからパスを出す事ができてきているので時間と空間を前線に届けられるようになってきましたのでここは改善されてますね。これはパスを繋いで圧倒するスタイルをやるには必須のスキルになりますので。

群馬はそれほど寄せて来ないので縦パスがよく収まりスムーズに運べてます。今節は執拗に背後を狙う分中盤が空きやすいのでビルドアップがしやすい環境が作れてます。ただアウェイ愛媛戦同様相手のモチベーションを考慮する必要はありそうですが。

ここまでシュート数が多くカウンタープレスも効いてますが、ゲームプランがシンプルな分個々の判断が早いように感じます。徳島や北九州もシンプルなロジックを積み重ねて強固なチーム作りをしてますからね。

何度か書いてますが、ヴェルディの選手達はスペースがあるとテクニックを生かして伸び伸びプレーできるんですよね。後はビルドアップから時間と空間を渡していって人工的スペースを作っていけるようになればチームとして大きく前進できると思うんですが。

ほぼほぼヴェルディペースの中での21分、若狭からのポケットに差し込むパスを受けた小池がマイナスクロスを入れ、外から入ってきた山下が合わせて先制!端戸はGK-CB間に入ってCBを引っ張ってた分山下にスペースがありましたし、GK-CB間とマイナスどちらにも対応できる形を作って完全に崩せました。

端戸は数的不利ではプレスにいかずにコースを切り、同数になってから寄せるとここの判断はよかったですね。数的不利で飛び込むと相手に背後のスペースをプレゼントするだけになってしまいますので

群馬は寄せるか寄せないのかの判断が曖昧な所があり中盤にスペースがあるので好き放題にやれてる展開が続きます。

群馬はここまでほとんどチャンスを作れてないんですけど高い位置でセットプレーがとれてるので宮阪がいればなとは思いました。まあ結果論ではあるんですが。

40分、佐藤の背後を狙ったフィードを川上がGKの清水に戻した所に小池がジャンプ(自分のマーカーを飛び越えて寄せにいく事です)して追っていき岩上に出した所を端戸がインターセプトしてファーに流し込み2点目!意図的にパスコースを空けておいて出させた所をインターセプトっていうのはバルセロナがよくやるんですけどいい判断でしたね。

41分、端戸→潮音へと交代。ハムストリングを痛めたようですが大事に至らなければいいんですけど…

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群馬のインテンシティやモチベーションを考慮する必要があるとは思いますが、背後を突くレイオフで前進する押し込んで流動的に動しポケットから崩すとやりたい事はほぼできてました。

ヴェルディはここの所端戸が降りる距離やタイミングが合ってきた事もあって高めで群馬の攻撃が左サイドからが多い分小池はやや低め。今節は背後を突くのがメインのゲームプランなので左サイドは福村が幅を取る事が多いですが、WGかSBどちらかが幅ハーフスペースをIHかSBと役割が整理されてました。アタッキングサイドはいつも通り。

群馬は元々サイドからのクロスがメインなのでサイドが高めなんですが、加藤小島と内田も絡んで左サイドからの攻撃が多く、SBの船津が山下番をする分右サイドからはあまり無かったです。中々ボールが前進しない事もありCFが降りてくるので肝心な時に…というシーンはありました。

中盤にスペースがあったのもありますが、ゲームプランがシンプルな分個々の判断が早いのでスムーズに運べて押し込めやりたい事が体現できていた前半。



後半頭から佐藤→理仁へと交代。

群馬はハイプレスでくるんですが福村片上げの3バックて2トップを剥がし、SHの田中寄せてきたら福村が空き、DHの内田が寄せれば井出が空くと芋づる式にプレスを剥がして前進していきます。前半から書いてますが、群馬のインテンシティの問題があるのは確かなんですがここは整備されてきました。

前半同様レイオフを使って前進するんですが、長い真縦のパスが出てきました。ボールロスト。してないので問題ないんですけどインターセプトされた場合相手が前を向いた状態なのでスムーズなカウンターを受けてしまう事になるのは留意してもらいたい所です。

2点リードしてる事やスペースがある分気持ちに余裕があるのかもしれませんが
、寄せるコースを切るカバーシャドウ(パスコースを切りながらプレスをかける事です)の判断がしっかりできています。

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相手がズルズル下がってる分スペースがあったので譲瑠にはもう少し運んでほしかったですね。岩上-加藤間に入っていきながら若狭に出せば若狭は加藤の脇で受けてもっとスムーズに前進できたと思いますので

52分のカウンターは山下→井出→山下と繋いで中央の潮音がフリーで受けられたんですけどモノにできませんでしたね…

潮音のコメント

正直、息が上がっていたという部分もありましたし、最後力が入り切らないところもありました。ただ、その前に右で止めてすぐに右で振るイメージを持っていて、その方が確率は高かったのかなと思います。右で止めた時に少し時間がかかってしまったので、切り返す形になりました。右で打つイメージでしたし、そっちのイメージであれば、たぶん入ったのかなという感じでした。

そうでしたねとしか(^^;)

55分、飯野と田中と内田→船津と平尾と宮阪へと交代して一気に3枚代えてきました。右サイドが総替えなのでこちらのサイドからも攻撃を活性化させたいようです。

潮音の決定機の後の57分に山下福村井出で三角形を作った所から逆サイドから入ってきた小池に合わせるのもありましたし、左で作って右で仕留める形も使えてます。

やりたい放題にやれているので気持ちよく伸び伸びプレーしてますね。

群馬もサイドからのクロスや戻して逆サイドへとやりたい形は出せてはいるんですけどそこまでもっていける回数自体があまり作れないですね。

61分、青木→金城へと交代。群馬保持時間攻撃のカードを次々と切ってきます。岩上がアンカーで大前1トップの4-1-4-1に変えてきました。

ネガトラ時に若狭が蓋をしてくれてたのはもちろんあるんですが、群馬はここまで動かされてる事もあり奪った時に素早くカウンターに移行するのが難しくなってきたようで攻撃が単発になってきてます。

67分、若狭→奈良輪へと交代。

奈良輪は中に絞るよりも縦志向なので小池が絞って縦のコースを空けてますしここの修正はさすがだなと。

72分、理仁から山下へサイドチェンジして逆サイドポケットへのクロスを理仁が折り返し小池と競ったGKの清水が弾いたこぼれを潮音が押し込み3点目!左右に揺さぶりながら上手く崩せました。

ここからようやく群馬のペースになる時間帯がありましたが背後を狙う山下のケアにてこずってるようです。

横パスをインターセプトされてあわやというシーンがありましたが、真縦のパス同様真横のパスも相手は前を向いてインターセプトできるのもあるんですが、真横だと出し手受け手の2人が置いていかれる事が確定してしまうので慎重にやってもらいたいですね。

78分から群馬は4-4-2に戻してきました。大前が孤立気味だったので戻したんだと思います。

82分、井出と小池→晃樹と松橋へと交代。松橋は左WGに入り山下が右WGに移動するのはいつも通り。

87分、小島→進へと交代。

群馬が押し込む事が増えてきてましたが、サイドで起点が作れるようになった分SBがオーバーラップして攻撃に厚みを出せるようになりました。ここにきてようやくペースを握れましたが、山下が背後を狙ってるのは同じですね。

最初と最後にペースを握られましたがほぼほぼヴェルディペースのまま終了。



最後に、愛媛戦同様1巡目と同じチームとは思えない位のインテンシティだったので目標がない影響が色濃く出ていたのは大いに考慮する必要があるんですがやりたい事はほぼほぼできてました。

今節は背後を突くのを第一の目的にしていたので意思統一しやすかったのかもしれませんが、考える時間が削られて判断が早かったように感じました。それと相手を引きつけてからパス出しするようになってスペースを渡せるようになってきたのは良かったです。千里の道も一歩からですからね。

相手がハイプレスで来る時は背後を狙って突破できればそれでいいですし、相手がラインを下げたらスペースができるのでビルドアップしていくとここの使い分けも大事になってくるかなと。

奪われた所のカウンタープレスも効いてましたが、真縦真横のパスの所だけ気をつけてもらえたらと思いました。