20200923 第21節アウェイ金沢戦

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アウェイ金沢戦。ヴェルディ保持時非保持時4-4-2。金沢保持時3-2-4非保持時4-4-2。

金沢はハイプレスで人を掴みにきて奪ってからのショートカウンター狙いが基本線とここは一貫してますね。

ヴェルディは右サイドは小池が澤井、小池を若狹が追い抜いたりとボールホルダーを追い抜く動き、左サイドは松橋が降りて井出がサイド奥に流れるパラレラでポジションチェンジをしてマーカーを剥がそうとしていますし、最前線の選手がボールを持ったらスピードを上げてシンプルに中に入れてきます。マンツーでは急にリズムを変えるのは効果がありますしマンツー対策をしてきたようですね。

いつもと布陣が違うので金沢が戸惑ってる印象はありますがゴール前まで運ぶ事ができでます。

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譲瑠が右HVに降りて若狹を押し出し理仁がアンカーのような形になるのもあります。こういうのも相手のマークをズラす事ができますからね。

井出にボールが入った時に松橋が高安の背後を狙おうとしたので相手が下がって対応しようとしたら手前に抜けてきたのはよかったですね。マンツーでは相手との駆け引きに勝ったらフリーになれるのでどんどん狙っていっていいと思います。

15分過ぎから金沢が3CBに2CF、2DHに2SH、WBにSBがつくようにマークを整理してきたので今まで程進めなくなってきたんですがここの修正は早いですね。

マークにつかれると、自分のマーカーがボールホルダーと同一視野に入るような動きで受けにいく選手が多いんですよね…マーカーが自分とボールホルダーが同一視野に入らないように動けば受け手になれますし(ちなみにマークを外す動きをデスマルケといいます)同一視野なら相手を引っ張る陽動部隊になり空いた所を他の選手が使うようにできればもっとスムーズにいくと思うんですが。現状では落としのパスのレイオフがメインになるのでリズムが早くなりやすく攻撃が単発になってしまってます。

当然ですがマンツーは1人でもサボると守備に穴を開けてしまうのでそういう選手がいるとヤンツーさんの激が飛びます。

金沢の攻撃は左サイドはアーリー気味のクロスですが、右サイドは高安がサポートしながら窪田が仕掛けてクロスが多く基本的には右で進んで左で仕留める形のようです。

飲水タイム後は空いてる若狹が攻撃参加してギャップを生む事ができましたが(ここまでにも前線に運ぶシーンはありました)崩す所までは至りません。マークを外すポジションチェンジの大枠はあるんですけど金沢に時間を削られる事もあってちとリリースが早いように見えます。

攻撃に人数をかけ過ぎて逆襲を受けたりビルドアップを奪われて危ういシーンを作られる事が多くなってきました。シュートブロックを拾われまたシュートを打たれるので金沢のシュート数が増えていきます。

37分の金沢の決定機は相手が外してくれたとしか言い様なかったですね(^^;)

ここからはパスを繋げず金沢にボールを持たれて最後の所で耐える展開が続いていたので理仁を左SBに降ろして4-1-2-3に変えてきました。

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シュート数の違い程フルボッコ状態ではなかったですけど失点しなくてよかったというのが正直な所です。

ポゼッションとは言っても後ろで廻す事が多かったですし、型はあるようですが組織としての動き方はまだまだ道半ばかなと。

平均ポジションとアタッキングサイドでも金沢は高安が高い位置でサポートしながら窪田のクロスが多かったのがそのまま出てます。

ヴェルディは右はボールホルダーを追い抜き左はサイド奥狙いと形の違いがあるので手数がかかる右サイド側に寄り気味でカットインもありますがクロスの方が多かったですね。

序盤は噛み合わせを変えてきた事で主導権を握れましたが、対応されてからはほぼ金沢のゲームプラン通りに進んでいった前半。



後半頭から澤井→佐藤へと交代。

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並びはこうなりました。理仁片上げの3CBに2CF、理仁と譲瑠にSH、IHにDHがつき晃樹がかなり深い所まで降りてくるんですがCBの作田がついてきます。耐える為ではあるんですが前半の終盤に4-1-2-3にした事で金沢も対応してきてるのでちともったいないなと思う所もあります。

金沢は前半よりもシンプルに背後に入れてくる事が多くなりました。奪ってショートカウンターの意図もあるでしょうけど、ヴェルディの陣形を間延びさせてカウンタープレスを防ぐ目的もあるのかもしれません。

53分に井出が主審への異議なんですかね?でカードを貰ってしまいますが必要ないカードですしもったいないですね。もちろん選手それぞれ思う所はあるでしょうけど判定をするのは審判ですからね。

晃樹が降りた時にCBがついて来ずフリーで受けられる時もあるのでこの時は起点になって捌いて前進できてますし、ボールホルダーを追い抜いてダイレクトパスでマークを剥がして井出のカットインシュートがポストに当たる所までいけたのもありました。ここは松橋とポジションを入れ替える事で相手のマーカーをブラインドにしたのはよかったですね。

59分、窪田と杉浦恭平→金子と杉浦力斗へと交代。マンツーは運動量が多くなりがちなので5人代えられるのは追い風でしょうね。

61分、晃樹と松橋→山下と大久保へと交代。

この後は左サイドもで縦のポジションを入れ替えに譲瑠と大久保も絡んでオーバーロードから逆サイドを使ったりボールホルダーを追い抜く形も出てきました。

マークを剥がす、相手を動かした所を使うの意識があり形は共有できてるようなんですけどまだ体現できてるとは言いにくいといった感じです。改善はしてるんですがもう少し進捗を早められたらなと。

73分、加藤→ルカオへと交代。まだベンチにこんな選手いるんですね(^^;)

75分に祥平から山下に背後を狙わせるフィードを白井がクリアしたボールを井出が拾ってループシュートは少し弱かったですけど時間とスペースは十分あったのでもったいなかったなと。

後半は危ないシーンは82分の島津のヘディングくらいなんですけど、攻撃で崩せてるって訳でもないので平面的な試合になってきてます。

84分、小池→クレビーニョへと交代。

87分、高安→長谷川へと交代。

金沢ここまでサイド深い所からのクロスが多かったですが、浅い所からも積極的に入れてくるようになりました。中央にターゲットがいますしパワープレーの一種なんでしょう。

90分、理仁→新井へと交代。右WGに入りクレビーニョが右SBへ移動。

大久保が降りたり佐藤が逆サイドまで行ったりしてマークを剥がせるシーンはあるんですが、そこに中々ボールが入りませんね。その分バランスを崩しやすいのもあるんですが

展開が変わらないまま終了。

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後半押し返す事ができましたがルカオ投入で押し返され収支は少しプラスになった感じですね。



最後に、ポジションチェンジやCFが降りてくる動き(これは以前からやってますが)でマークを剥がすのは型があるように見えますし、トレーニングで改善してきたんでしょうけどまだ道半ばといった印象です。

前半にも書きましたが、相手選手にボールホルダーとマーカーが同一視野に入らなくなるような動きでボールを受けるのはいいんですが、同一視野のままボールホルダーに近づいても相手はそのままついていけばいいのでダメージを与えられてないシーンが結構見られました。

パスを繋いで前進するには相手の動かしたり視点を振り回す(両方できれば◎)必要がありますが、ハイプレスやブロック守備ではできてきた事がマンツーマンで時間を削られるとまだ難しいようです。そして上手くいかない苛立ちが判定への異議等マイナスの方向に出てしまってる印象です。審判も過密日程の中でターンオーバーもなく走り回っていますので

ボールを支配して圧倒するならここは乗り越えなきゃいけない所なのでやっていくしかないとしか言い様ないんですよね。


1回りしたのでここまでの総括を

開幕戦を観た限りではほんとどうなる事かと思ってましたが、再開後はビルドアップの形の安定とカウンタープレスの精度は劇的に改善させてましたし、相手を引き出す所や崩しのアイディアの形も用意されてました。

何より選手達のメンタル面での改善が見られてきたのが一番の収穫ですね。いい時は必要以上に調子に乗り、そうでない時は必要以上にズーンと落ち込む所はこのクラブが長年抱えてる大きな大きな課題ですしロティーナ監督やホワイト監督も困っていた所ですので。

この向こう側にフィロソフィーに沿うボールを保持してしっかりとした型を持ちながらも相手の出方を見て判断を変えられるスタイルが見えてくると思います。

メンタル面は本当に感謝してるんですが、J2は相手の良さを消す事に重点を置いてるクラブが多いので、対策されて立ち止まりまた対策されたら…では上を目指すのが難しくなってしまいますので組織構成や対策された対策の進捗度が遅いのが今の成績に表れてるんだと思います。