20200729 第8節ホーム新潟戦

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アルベルト監督がアストンマーチンレーシングのシャツ着てて、バルセロナの人なのにレッドブル?と思ったホーム新潟戦。ヴェルディ保持時3-2-5非保持時4-4-2。新潟保持時3-2-5非保持時4-4-1-1。

主導権争いもあるんでしょうけど両軍とも立ち上がりから激しいプレーが多いです。渡邊がライン間で受けた所を祥平が迎撃してゴンザレスも井出は厳しく寄せてきます。(おもいっきり踵踏まれてましたが)

相手が1トップなのでCB2枚でビルドアップするんですが、譲瑠にロメロフランクがつき両SBにSH、IHにDHをつけて新潟はヴェルディの陣形に噛み合わせ出せる所を塞いでビルドアップを阻害しようという事のようです。特に譲瑠にはしっかりマークにつくので中央からの組み立てはやらせん!って感じです。ここは前節を参考にしたのかもしれません。

CBはフリーなので祥平が渡邊の左サイド側から持ち上がり祥平奈良輪井出vs善朗ゴンザレスで数的優位を作りにいきました。この辺りは整備されてきました。

ロメロフランクや本間は自分のマーカーがボールを受けても前を向けない所にいるんですが奈良輪にはそうではなく善朗は井出との間にいるようになったのでおそらく平に運ばせたいんだと思います。

序盤の新潟は比較的ロングフィードが多く田上がロングスローを入れてくるので千葉と似たような攻め筋です。

ヴェルディは立ち上がりにCBから深さをとるのとWG目掛けてのロングフィードはお馴染みになってきました。

新潟がしっかり噛み合わせてくるので中々ビルドアップが上手くいきません。端戸や佐藤が降りてきて叩く時は進めるんですけど

前節にも端戸のオフサイドトラップ?がありましたが、今節はプレーに関与しようとするアクションをしてしまったのでオフサイドになりました。こういった相手の虚をつくアイディアはいいと思います。

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新潟のポゼッション時はかなり密集しますね。ここに映ってないFPは左サイドで張ってる本間だけなので

前述したように平の前にはスペースがあるのでもう少し運んで善朗を引っ張り出してもらえると楽になるんですがリリースがちと早いんですよね。

佐藤が本間を引きつけてから寛也に渡し、少し戻って新井を引きつけながら時間を作って端戸がポケットに侵入しました。先程オフサイドになったシーンと同じようにCB-CB間からの抜け出しでしたし、マイナスクロスに入ってきたのがSBの若狭だったのでチームとしての狙いの形で崩せました。

ショートカウンター以外では真ん中をあまり使えてませんが、ロメロフランクの脇のスペースを使いサイドチェンジで揺さぶる事はできてます。ここは本間が若狭と佐藤か寛也を見なきゃいけない形になってるのでかなり楽にやれていますね。

そして左では潮音が降りてくるようになりました。内側にIHがいるのでサイドチェンジを受ける選手へ寄せるのがどうしても遅れやすいので相手を動かして綻びができたらそこから前進という感じです。

これだけでなく新潟は最終ラインの位置が高いのでフリーで持てる時は積極的に裏も狙っていきます。

ただ、中盤から先では中々合わないんですよね…デュエルで劣勢でプレッシャーを感じてるのかもしれませんが、時間を削られてリリースのタイミングが早くきちんとしたポジショニングがとれてないように見えます。

非保持にボールホルダーへの寄せが足りずに簡単に前進させてしまっているのは変わらないんですよね。セットディフェンスは問題なくできる筈なんですが

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崩しの部分で呼吸が合ってないように見えますが、ボールを持ち勝ててロメロフランク脇からのサイドチェンジや縦パスで前進する事はできてました。

ほとんどが中盤での攻防だったので平均ポジションは似たような形でヴェルディのサイドチェンジはほとんど右→左だったので極端に左サイドからが多く、新潟は手数をかけなかったり、田上が高い位置をとるので右サイドが多め。

右サイドで祥平佐藤寛也からのフィードが多かったので奪える位置が右サイドになる分結果的に本間が攻撃に絡むシーンは少なかったですね。

やや優勢ではありましたがお互いの色がある程度出たんじゃないかと感じた前半。



後半両チームともメンバー変更はなし。

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前半散々ロメロフランク脇を使われていたので新潟は4-3-1-2にしてここを消してきます。なので井出が降りてきてここを使います。

新潟が人を掴みにくる傾向が強いのでWGが逆サイドにいたりかなりポジションが流動的になってきました。

55分に新潟は善朗と本間とロメロフランク→シルビーニョと島田とファビオ
ヴェルディは端戸と寛也→山下と小池へと交代。ピッチ上の選手が一気に5人代わります。

ヴェルディは左WG山下右WG小池CFに潮音。新潟はファビオがCFシルビーニョ左SH渡邊がトップ下右SHに中島右DHに島田が入ります。

そういえばハーフタイムにミシャ怒りの5枚代え待ってます(^^)

山下がボールをうばわれた田上へのタックルで10秒で警告…ヴェルディ的には10秒はかかり過ぎではあるんですがほんと怖いんでお願いしますね(^^;)

ヴェルディは積極的に山下を使い新潟の背後のスペースを狙わせます。これで新潟のラインを押し下げる事もできますからね。

63分に中島に奪われ右サイドに流れてきた渡邊のグラウンダークロスからのファビオとシルビーニョのシュートをマテウスがスーパーセーブ!ほんとありがとうありがとう

69分に奈良輪→理仁へと交代。そのまま左SBに入ります。

ヴェルディはまた密集状態でのワンタッチプレーを奪われカウンターを食らう悪癖が出てきてます…

77分に潮音と井出→晃樹と福村へと交代。晃樹がCFで福村が左SB理仁が右IHて入ります。

左サイドで廻して福村からポケットへのスルーパスで山下を使い、そこからのクロスでチャンスを作ったシーンは田上の背中から上手く侵入できたと思います。

このプレーで得たコーナーキック。祥平が田上を振り切りニアに入って頭で叩きつけ先制!こういう入り方で叩きつけるのって難しいんですけど上手く合わせました。

この後はデュエルデュエルの肉弾戦のようになってきました。カオスな展開になってくると地が出てくる部分があるようで、空いたサイドを使って前進やネガトラの反応はいいんですけどポジショニングが前に行き過ぎてカウンターを受けるシーンが出てきます。リードしてるので相手のリズムに付き合わなくてもいいと思いますし。時間帯からしても前からプレスに行かなくてもいいんじゃないかなと。

86分に田上とゴンザレス→大本と堀米へと交代。

90+3分。ロングスローで若狭とマテウスが被ってしまいそのこぼれをファビオがファーに落とし渡邊に決められてしまいます…味方同士のコミュニケーションもそうなんですが、リードした時のゲームプランニングにも課題がらありますね

このまま終了。勝ち点2を落とす形になりました。



最後に、新潟相手に持ち勝てたのは収穫ですが、どうやって逃げ切るかのプランニングがしっかりできていなかったように感じましたし、似たようなカウンターの受け方をしていたのは気になりました。連戦での疲労は十分に理解しますがここの修正はやっていってほしいです。

お互い自分達がやりたい事をやりきれてない印象はありますが今日はアンストラクチャーの時間が長かったですね。

とは言っても中3日で未だ無敗の長崎戦がありますので回復に努めてもらいです。

ところで、回復を最優先する為にトレーニングであまり負荷をかけたくないのでセットプレーの練習が多めなんですかね?ここの所色々バリエーションが増えてきたようなので