ロゴデザインを変えてリブランディングをしていくクラブ戦略について考えてみました

東京ヴェルディブランドをTOKYOから世界へ


東京ヴェルディのブランド化~ロゴデザイン変更

 
企業の起源、関わる人々、ビジョン、オフィス… すべての環境が情報となり、ブランドとして形成される時代。徹底した統一感がなければ共感は生まれません。

そこで、50周年を迎え総合クラブとして変貌を遂げようとする東京ヴェルディも、ロゴデザインを一新します。

ユベントスリバプールFCなど世界のビッグクラブも世界的なマーケティングを意識してロゴを変更し、ブランディングの再構築を行っています。エンブレム枠を外してシンプルに再構成したロゴを開発し、歴史を継承しながらファッションなどのカルチャーに導入しています。

東京ヴェルディも日本で初めてこの運用を導入し、他競技を同じグッズで応援・協力し合う一体感を醸成してブランドを強化しながら、ヴェルディブランドを表面化できる他領域でニュース性と新しい売上の拡大を図ります。

ロゴデザインの変更にあたり、

①デジタル・マーケティングへの対応

ヴェルディだけが持つ価値の再表現

③総合クラブで展開できる新システム

④ファッションとして成立するクオリティー

をポイントに、世界の名門クラブと同等レベルのクオリティを投下するために、ロゴ・タイポグラフィの巨匠『 Neville Brody 』を起用しました。世界から見た『TOKYO』を表現します。

ロゴデザインを変えてリブランディングをしていく中で4つの柱がありますが、それぞれのクラブ戦略について考えてみました。


①デジタル・マーケティングへの対応


今は情報収集源が新聞や雑誌って方は少数派でしょうし多くの方がweb媒体だと思うんですが、web上ではシンプルなロゴ方がわかりやすく使いやすいと思うんですよね。

それに、これからこの国は人口が減っていくので外に向けたアプローチも必要になってくるでしょうけどそういう方々はweb媒体しかないのもありますし。


ヴェルディだけが持つ価値の再表現

ここは正直よく理解できてないんですが、全ての競技にアカデミーを持ちたいとの事なので、フロンティアスピリットの精神や今まで培った育成のノウハウを他競技にも生かしていきたいんでしょう。


③総合クラブで展開できる新システム


総合型クラブへの転換は色々な競技をやる事でタッチポイントを増やすのもありますが、今の学校では教員の負担軽減と部活動の維持を課題にしてる所が多いので、外部委託を検討している東京には色々な競技をやっているのは大きなアピールポイントになるでしょう。

もちろんいくばくかのお金は頂戴する事になりますが、こういうケースでは自治体からの補助もあり得ますし、関係を強化できる可能性もありますね。


④ファッションとして成立するクオリティー


ここが一番書きたかった所なんですが

プロスポーツクラブ経営において勝つ事やタイトルを獲る事が最も効果があるのは事実ですが、お金をかければ必ず結果が出る訳ではないですし、当然資金力には限界があります。

勝敗に関しては経営努力で何とかなる訳ではないですし、収益が大きく左右され来年の予算も不透明な中ではどうしても正社員より契約社員が多くなってしまい待遇面で恵まれてるとは言えない環境なので長期的な展望を共有しにくい面はあると思います。

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エンブレムやロゴを含めデザインに時間やお金をかける事は強化には直接関係ないんですが、デザイン性を高めた「カッコよさ」で多くの方に訴求し、色々な競技をやる事でより知ってもらう(タッチポイントを増やす)その為に情報や流行の発信地である渋谷で勝負するのを選んだのかなと。もちろんその他の理由もあるかもしれませんけどね。

それと、ワールドカップとかで若者達が何故わざわざ交通費をかけて渋谷まで来るのかを考えると「嬉しい・楽しい・悔しい」等の感情の共有をしたいからだと思うんですが、これって交通費やチケット代を使ってスタジアムまで来るサポーターと同じなんじゃないのかなと。それならあの若者達は比較的サポーターになりやすいと言えますので「カッコよさ」を起点にして巻き込める可能性も十分あり得ますね。

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このイベントもおそらくその一環なんでしょう。


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その為にはファミリーでデザインを統一する必要がありますが、競技のメーカーさんがバラバラなのでクラブがデザインを持ち各メーカーさんと調整してユニフォームデザインを統一させたのはスタッフさんは大変だったでしょうけど、この効果はファミリー全競技に波及させられますのでその分相乗効果も期待できます。

デザインを起点として多くの方に手にとってもらう事で露出宣伝効果を生む考え方をコーポレートパートナーの皆さんにスタッフさんが丁寧に説明をしてご理解していただけたので色を統一できたんだんでしょうし、ここまで触れてきた内容を含め収益の多角化を計れれば経営を安定させられますのでデザインに投資をしてる理由の1つなんでしょう。

残念ながらJクラブはやりがいの搾取のようになってしまってる部分もあるのが現状ですが、経営を安定させて優秀なスタッフさんが1000万くらい貰えるような環境していければご家族を安心させられますし、安心して夢や希望を持って仕事できるようようになれるんじゃないかなと思ってます。