20190731 第25節アウェイ栃木戦

f:id:costoros_verdy:20190801212111j:plain

f:id:costoros_verdy:20190801212114j:plain

f:id:costoros_verdy:20190801212123j:plain

アウェイ栃木戦。栃木もヴェルディも3-4-2-1

栃木保持時3-1-4-2で非保持時5-4-1ヴェルディは保持時3-2-5で非保持時5-4-1

栃木はハイプレスで最終ラインにも圧力もかけてくるけどヴェルディボールで落ち着くと自陣側のセンターサークル端くらいをプレッシングラインにしての5-4-1かなり深く守ってくる。保持時はヘニキ目掛けて蹴ってセカンドを拾ってクロスという形が多く、ロングボールがくる時は前目にポジションをとってきてやり方としては去年のアウェイ戦とよく似ている。

右サイドで落としのパスを合図に裏抜けするキャンプからやっていた形で澤井のシュートまでいけたけど相手が前からきてる時は素早く裏を狙うのは効果的なので使っていきたい所。

栃木の守備が固いのでWBに入れて戻しまた逆サイドに入れて戻しと揺さぶりはかけるけど栃木のWBがしっかり寄せてきて進めない。裏を狙うシーンはあるんだけど中々合わないからというのもあるのかもしれないけど数が少ないので相手を間延びさせられない。WBでも勿論いいんだけどネガトラの事を考えるとWGにやってもらう方がいいかな

しっかし栃木のダブルボランチは運んで引き付けても中々前に出てこないのでライン間を広げられずレアンドロが生かせない。多分、ヘニキや荒井を引っ張り出してその裏のスペースでレアンドロを起点にしようというのが当初のゲームプランだったんじゃないかなと。それなら低い位置で持ってる時に裏抜けが目立たなかった事と辻褄が合うので。

相手の背後をとれずに前で受ける事が多いので中々進めないんだけど、田村も平も運んで相手を引き付けてからリリースするのは意識してやってくれている。最終ラインがミスをしたらあっという間にシュートチャンスまでもっていかれるので当然恐怖感はあるだろうけど、これをやらないとボールを保持するサッカーはできないし、仮にミスから失点したとしてもチャレンジした結果の失敗なら仕方ない。そもそもそうなったらそうなったで2点取ればいいので

HV(ハーフバック。3バックの左右のCBの事)から逆サイドWBへサイドチェンジで揺さぶったりそこからWGがサイド奥に流れるパラレラはあるんだけどブロックの内側に入っていけずシュートまでもっていけない。

相手の最終ラインがペナルティエリアより後ろなら尚更だけど、押し込んでアタッキングサードに入っていった時はラインを押し下げる意味でもコースが空いた時にミドルシュートを打っていってもいいんじゃないかなと。シュートが無ければ相手もラインを上げる事に怖さを感じない分安定して守れてしまうので。

CFとWGが正三角形からCFが降りた時にWGが裏を狙ってとCFが深さをとらない時はWGがとるという所はもう少し整理が必要かなと。

f:id:costoros_verdy:20190801235511j:plain

f:id:costoros_verdy:20190801235516j:plain

f:id:costoros_verdy:20190801235520j:plain

スタッツからしてもボールは保持してるけど中々チャンスを作れなかったし、平均ポジションもWBが幅はとれてるけど前3人が横並びで深さがとれてないので相手を間延びされられずスペースが作れなかった。栃木は保持したら手早く敵陣に入れてくるので全体的に高めでヘニキをターゲットにしてその回りでセカンドを拾うという形

栃木の方がチャンスはあったけど全体的にシュート数が少なく、相手を引っ張り出す出されないの我慢比べのようだった前半。



f:id:costoros_verdy:20190802203807j:plain

後半頭から内田→小池に交代して4-3-3に変更。噛み合わせでアンカーが浮いたポジションになるので配球役にして栃木のダブルボランチの裏にインサイドハーフを配置して起点を作ったり、シャドーを内側にピン止めしてWGとSBで数的優位を作るという事なんじゃないかと

f:id:costoros_verdy:20190802205027j:plain

このシーン。監督が指示してますが、ボールを前進させる為にボールホルダーに複数のパスコースを提供する事を目的として三角形を作るんですが、横並びで後ろに底辺を作る形では相手も出し手受け手が視野に入るので寄せられて進めないので前線が底辺になるような形の方がいいですね。

f:id:costoros_verdy:20190802205949j:plain

こういう感じ

中に楔を入れて戻しを受けてから外を使ったり、WGに入れてSBがインナーラップやWGが絞ってSBが幅をとる形で前進したり裏をとるプレーもあって前半よりも押し込めるようになってきたけど60分過ぎからハイプレスで奪われて逆襲を受けるシーンが2つあった事でメンタル面で楽になったのか栃木の選手がまた頑張れるようになってきた。

67分に田村→潮音へと交代。左IHに入り理仁がCBでアンカーが皓太になる。

前半でも書きましたがレアンドロが降りてきた時にIHが裏を狙うつるべのような形が作れれば相手を間延びさせられるので効果的なんだけどまだそこまでは難しいという印象。

相変わらず運んでいってダブルボランチを引っ張り出そうとするんだけど徹底して出てこない。その分理仁が自由に持てるんだけど今まで大分ボランチの裏を狙われてきたんだろうね。ほんと固いのでシンプルに裏を狙う形もあるんだけどスペースが狭い事もあって上手く繋がらない。

80分、レアンドロ→端戸へと交代。そのままトップに入る。

栃木は蒸し暑い中で散々守備で動かされてる事もあるんだろうけどしっかり守って攻撃は平岡のスピードに託すといった所。西谷を生かすにもヴェルディの攻撃が右サイドが多いので押し込まれて位置が低い分カウンターを仕掛けるのが難しかったので平岡をトップにしたのは正解だったかなと。

焦りもあるんだろうけど真ん中に選手が密集して奪われる事が多くなってきたので逆襲を受けるシーンが目立つようになる。選手を斜め後ろに層を作るような配置にできればネガトラが安定すると思うんだけどここもこれからかな。


ゴールを奪う為にリスクをかけて上福元もフィールドプレイヤーのような振る舞いだったけど負けてるのならともかくスコアレスではちょっとやり過ぎかな(^^;

このままスコアレスで終了。

f:id:costoros_verdy:20190802230009j:plain

f:id:costoros_verdy:20190802230013j:plain

1000本に届きそうなパス数で上位10人が全員ヴェルディの選手と圧倒的にボールは保持してるんだけど中々シュートまではいけなかった。



最後に、ボールを保持して圧倒するというのを体現できてた部分はありましたが深さを作る所とネガトラが課題だったかなと。もちろん栃木の守備を誉めるべきではあるんですが。

まだ3戦目なので何とも言えない所も多いのでもう少し見守っていきましょうという感じですかね。

次節からは新ルールが適用されますが、京都も繋いでいくチームなのでお互いにゴールキックのやり方は変えていくんぞゃないかと思ってますがどうなるのか