20190525 第15節ホーム千葉戦

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ホーム千葉戦。予想フォーメーションはこちら。

攻撃は基本的には町田戦のようにハイプレスの裏を積極的に狙っていくゲームプランのよう。繋ぐ時は時間を削らてれる事もありバタつく場面もある。プレスを剥がせない訳ではないんだけど全体的に前に急ぎ過ぎる印象。一方ロングボールの時は後ろでタメてからなので相手もセットした状態になっているので中々上手くいってない。本来逆の方がいいんだけどね。

守備は千葉のサイドのセンターバックにプレスに行くのがウイングの時はウイングバックへのパスコースを切りながら寄せる必要があるし、インサイドハーフが行く時は千葉の最終ラインまでの距離がある分外されやすくなってしまってボランチに通され、そこから降りてきたシャドウに潮音の脇のスペースや浮いた位置にいるウイングバックへ繋がれて前進を許してしまう。

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後ろがついてこないというよりはプレス開始位置が高いかなと思ったけど1列目と2列目の距離があるのでその間を使われてしまっている。

11分、矢田が左サイドの為田へ展開してからのクロスをクレーペが頭で合わせたシュートがポストを叩き、跳ね返りを船山に押し込まれてしまう。若狭は目の前にいた堀米が気になったんだろうけどあのケースでは河野は間に合わない可能性が高いので若狭が為田につき、河野が堀米を見張るようにマークの交換(ペルムータ)ができれば一番よかったかな。

プレスにいくのかスペースを埋めるのかのかが曖昧になってるけど千葉は前節でも3バック(なのでDAZNの予想フォーメーションも3-4-2-1なんでしょう)だったけど噛み合わせの悪い所を使われてしまっている。

前にもあったけど進めない時に千葉の前線3枚に対してファーストラインに5人いたら前の人数が足りなくなって余計進めなくなってしまうのでほんと勘弁してほしい。

28分に小池が新井に寄せていき奈良輪が茶島に寄せ矢田に佐藤が寄せる連動性のあるプレスで最終的に優也に蹴らせたシーンがあったけどこのようにハメにいければいいかと。

この後から上福元を使いながらダイレクトパスを使いプレスを剥がして前進シーンが出てくる。


ユニット優位を生かして河野と皓太のスムーズなレーン交換でスペースを作って前進する

コイッチに合わせた惜しいシーンがあったけど皓太と河野のレーン交換やスムーズなパスワークで突破できたし、ユニット優位を生かした攻撃の形がようやく出てきた。

33分にあった皓太と為田の競り合いの場面は為田はタイミング的にも無謀で過剰な力(警告相当)または乱暴なプレーと見なされるかもしれない(退場相当)位の危険な接触プレーなのでノーファウルはちょっと…

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また持っても中々進めず、守備でも間延びしてしまっていた。

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ボールポゼッションで上回り、パス本数成功率には大差ないけどコースやスペースを探しながら後ろで廻してる事が多かったし、決定機の数は歴然としてる。

平均ポジションからしてもクレーペが深さ、ウイングバックが高い位置で幅を作りシャドウがライン間と理想的な形で質で殴れる為田を使って運ぶ事が多かった。ヴェルディは全体的に低い。

いいシーンはあったけど噛み合わせの問題や攻撃は繋ぐなら繋ぐ蹴るなら蹴るという所、守備は誰がプレスにいき誰がスペースを埋めるのかが曖昧になっててゲームを支配されていた前半。



後半、ミドルゾーンで待ち構える事もあるけどリードしてる千葉が引き続き前からプレスをかけてくる。繋いで運ぶ事ができないという訳ではないけど全体的に押し上げるというのは引き続き難しい。

56分コイッチ→レアンドロへと交代。そのままトップに入る。

レアンドロが入ったコーナーキック平がスラした所から若狭というのがあったけどその直後のカウンターで堀米から為田という決定機を作られる。またしても上福元様々といったシーン

レアンドロが降りてライン間で起点を作れるようになってきたし、叩く時に増嶋と熊谷がついたように組み立てが上手く質で殴れる選手が入る事で相手を引きつける事もできる。

前線がレアンドロになったので繋ぐ意識が高くなってきて、ロングボールは一発で裏を狙う時に使うというように整理されるようになった。

守備はスペースより人につくようになって誰が誰を見張るのかがはっきりするように修正。

62分、佐藤が新井にプレスにいったパスミスを奈良輪が奪いアーリークロスレアンドロがスラした落としを河野のコースをついたシュートで同点!奈良輪がクロスを上げるタイミングが早かった事で千葉も準備ができておらず、レアンドロが質で殴れたというのが大きかったかな。コンディションはまだ万全とは言えないけどこれが復調のきっかけになってくれればいいなと。

66分河野→梶川へと交代。ゴールも決めたしお疲れ様。前節と同じく皓太が右ウイングで小池が左、梶川が右インサイドハーフに入る。

千葉が前に人数をかけているというのもあるんだけど奪ってライン間のレアンドロに預けて前を向ける状態をスイッチにして裏に抜け出す形やその直後に潮音のフィードで皓太にという形があったけどホワイト監督のハーフタイムコメントにあった早く前につけていこうというのはこういう形の事なんだろうね。前半は後ろで廻していて前線がボールが出てくるタイミングがわかりづらい分合わなかったけどリリースがシンプルになった分機能しているといった印象。

守備も誰が誰を見張るのかを整理してボールホルダーにプレスをかけられるようになったし、前でボールを奪ってショートカウンターにいけるようになってきたので押し返せるようになる。

77分に堀米に代わってアランが出てくる。

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脳裏をよぎる(^_^;)

フリーキックから近藤に合わせたクロスを増嶋が上手く身体を入れたけど、前半小池が突破した所にも足を出したしいい選手だね。去年9分しか出られなかったのがもったいない。

87分に船山を下げて寿人を投入してきたけど前からプレスをかける事と裏を狙わせる事でヴェルディの前への圧力を牽制したかったんだろうね。

レアンドロを投入してからの流れで取っておきたかったなとは思うけど引き分けは妥当だったかな。



最後に、攻撃に関しては早く前線にボールを送るという部分で監督と選手のイメージのズレがあるように見えたけど、後半修正して機能していたので擦り合わせがうまくいくようになってきたんだろうね。

問題は守備なんだけど千葉は前節も3-4-2-1だったのでサイドCBにプレスにいくのがインサイドハーフかウイングか。その際に相手のウイングバックボランチをどうするのかやアンカー脇をシャドウに使われてしまう噛み合わせの問題が色濃く出てしまったのがねえ…人につくように修正はしたけどここはまだまだといった感じ。

今節は勝てなかったとも負けなくてよかったとも言えるけど途中で修正して主導権を握る事ができて無敗のキープできたので少しずつ確実に進めていければいいなと思っております。