アウェイ山口戦。予想フォーメーションはこちら
山口はいつものように前からプレスをかけてきてのショートカウンターや後ろから岸田に当てたり対角線のフィードでサイドのスペースを使って一気に前線に人数をかける形なのでヴェルディはサイドに流れたコイッチを起点にしたり山口の裏やサイドのスペースを狙う。ロングフィードを蹴る時に運んだりしてもう少し相手を引きつけて受け手に時間を渡せるようにすればもっと良くなると思う。山口が前から来なくなった時はできていたので
こうなるとハイテンションな殴り合いのような形になってしまいがちなんだけどヴェルディはこういう形のサッカーでは安定してボールを持つ事ができないので良さを発揮しにくいし、こういう戦い方は山口の方が慣れているので分が悪い。
ペースを掴めない中で、佐藤が川井とのワンツーで抜け出してクロスを入れドストンの落としを大輔に決められる。大輔のボレーが平に当たってコースが変わっているのでツキもなかったね。これで香川、惇に続いて3試合連続で恩返し弾をくらう…
長男 高木俊幸(c.大阪)喝!
— M▲EN◉ (@2316maeno) 2019年5月19日
次男 高木善朗(新潟)アッパレ
三男 高木大輔(レノファ山口FC) 喝!
朝から笑った 笑#サンデーモーニング#高木豊#jリーグ pic.twitter.com/jF5WiIMiqG
サンデーモーニングでの親父さんの喝で奮起したんだろうか?次節からでいいのに…
得点後、山口の守備組織の連動性がいまいちなのでボールを持っての試合運びができるようになってきた。
リポーターの方からあった河野と小池の位置を入れ替えたのを佐藤が監督に報告してそのままでよいというのがあったけど、選手の自主性を尊重しながらも最終的な決断するのは監督なのでこういうのは凄くいいと思いました。
河野の位置を入れ替えてからは河野、皓太、潮音でのユニット優位(数的同数であっても阿吽の呼吸のような連携で作れる優位性)が作れてたし、今季まで一緒にプレーした事は無くてもやっぱりランド産なんだなーと
山口があまり前から来なくなったというのはあるけどボールホルダーへの寄せも甘い分自分達のペースでボールを廻せてるし奪い返す事もできているのて押し込める時間帯が長くなる。
オーバーロード(密集)からのアイソレーション(孤立)してる河野へフィードしたボールを皓太に渡し、ポケット(エリア内のハーフスペース)に飛び込んできた若狭へのマイナスクロスをスルーして潮音もシュートとポケットの使い方が良かった。
こちらも似たような形
山口が奪った後繋げるようになって押し返され高い位置で奪われたりするシーンが出てくる。リードしたから様子をうかがってたという感じにでもなかったんだけど。
ボール支配率やパス本数では上回るけどチャンスは同じ位だったし山口のオフサイド数からしてもいつも通りという感じなんだろうね。
山口は早めに前線に入れてくるので後ろは比較的フラットで岸田が起点を作りに降りてくる。ヴェルディはサイドバックが幅をとりウイングが絞ってトップがサイドに流れる形
山口は左サイドで張ってる高井を使い、そこに川井や池上が絡んでいく形が多く、ヴェルディはその空いたスペースや高井を押し込める目的で右サイドで使ってくると。
ボールを保持していた時間は長めだったけど山口のペースだなと感じた前半。
コイッチと大輔は一緒にプレーした事ないよね?から始まった後半、山口は再び前からプレスをかけてハメにくるけど上福元が持ち上がってのフィード1本で小池に繋げてコーナーキックを獲得したしこれは想定内だった様子。前半と違って持ち上がって相手を引きつけてからリリースするように修正されている。
潮音が池上に当たってボールを奪ってからシュートまでいったけど相手をかわして持ち上がったりここの所成長著しいのは嬉しい限り。これで得たスローインから得点に繋がったし、点が取れればもっと良くなるってくるんじゃないかな?
奈良輪からのパスを受けた小池がドストンをかわしてポケットに進入してからのパスをコイッチがファーに流し込んで同点!コイッチが前に入ると見せかけて止まった事で相手を押し下げてスペースを作った駆け引きは見事でした。
失点後山口は前からの圧力を強めてきたけどそのテンポに付き合わずに自分達のテンポでパスを廻して相手にペースを握らせなかったし、ここはチームとして確実に成長してるなと実感した所。
53分に河野→梶川へと交代。梶川は右インサイドハーフに入り皓太が右ウイングへ上がる。現時点での河野のコンディションからすればこの時間帯での交代は規定路線だったんだろうけどこれからが楽しみだね(^^)
その直後に大輔が起点になって三幸が時間を作ってからのカウンターやオフサイドだったけど高い位置で奪われてから岸田のシュートと迫力や厚みのある攻撃は健在だしここまでチーム得点数2位の実力は伊達じゃない。
大輔のパスを佐藤が引っかけてからのロングカウンターの際にコイッチが内転筋?を痛めてしまい負傷交代となってしまいレアンドロが入る。陵平、端戸に続いてコイッチまで離脱となってしまうとセンターフォワードがまだ万全とは言えないレアンドロしかいなくなってしまうので軽症であればいいんだけど…
ややオープンな展開になってきたけどマイボールにした時は自分達のテンポを作れてるし梶川の浮かさずにグラウンダーでのシュートで得た高めのコーナーキックを平が合わせて逆転!
ファーから川井を剥がして中央に進入してからの打点が高いヘディングシュートはバウルみたいだったなと
その直後に吉濱のクロスを岸田に合わせてあっという間に追いつかれてしまう
これ、スロー部分で近藤直也がアピールしているように、クロスに対してニアでヘディングに行った高木大輔は確実にオフサイド。ボールには触れてないけど、高木がそこにいなければGK上福元直人がファーをケアできたかもしれない。案件…… https://t.co/8nrBTAVFeG
— 芥川和久 (@40000headman) 2019年5月19日
茶川さんが書いてる通り大輔はプレーに関与しているのでオフサイドではあるんだけど(確か名古屋戦でも似たようなシーンがあったよね)逆転した事で今まで通りの形を続けるのか試合を締めにいくのかが曖昧になっていたように見えるのでここは修正していってほしい。
山口が俄然元気になって前から圧力をかけてくるけど小池がドリブルで陣地を回復してくれるのがありがたい。実際こういうプレーからPKを獲得した訳だし
PK獲得しても誰も喜んでなかったように今シーズンはここまでPKが難しかった中でレアンドロが左隅に落ちついて決める。こういうプレッシャーがかかった場面でしっかり決めきれるのはさすがストライカーといった所。
田中パウロ淳一からのクロスを平がクリアしたボールを三幸に拾われてからのシュートを上福元が掻き出したシーンがあったけどクリアは遠く高くサイド方向だお願いします。
この後は残り時間もわずかだし4-5-1と佐藤が前に出る4-4-2の他に皓太が最終ラインに入った5-4-1も使うよりになった。この後すぐに皓太→安在へと交代しているのでリードした時のゲームプランの1つだったんでしょう。安在は攻撃時は高い位置まで上がり守備時は最終ラインまで降りてくるウイングバックのような役割
しっかり守りきって終了。3連勝!
最後に、ふかばさんも書いてましたが、センターフォワードの故障が多いのは気になります。ポストプレーで組み立てに参加して守備で走り、相手ディフェンダーと駆け引きして深さを作り裏を狙うとタスクが多いという事もあるのかな?
山口のテンポに合わせずに自分達のテンポで試合ができたのは収穫だしチームとして成長してきてると思います。
ここの所香川、惇、大輔と3戦連続で恩返し弾をくらっているので次節はアランに要注意!優也だったらもうしょうがない