20190505 第12節ホーム長崎戦


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ホーム長崎戦。予想フォーメーションはこちら。

長崎があまり前から来ない事もあるけどパスを繋ぎながら前を向ける時は向いてボールを運び、詰まったら無理せず戻してサイドチェンジして前進するというのは前節と同様。

小池の所で奪われて澤田に繋がれた所で寛也が外へのコースを切り潮音寄せた事でコースを限定して若狭が取り返したネガトラ対応は出足も良かったしいいプレーだったと思います。


この流れから4分。佐藤の落としを潮音が受け若狭がスルーして大外に開いていた皓太へ渡してからのクロスを寛也が落としたボールを小池がボレーで沈めて早々と先制!端戸がサイドに寄った時に小池が中に入るのは前節でもあったチームとしての約束事なので寛也もあの位置に落としたというのはあるだろうね。

ビルドアップは潮音がセンターバック間に降りて長崎の2トップの外にインサイドハーフがいてサイドバックが上がる3-4-3かな。大竹亀川の所で佐藤奈良輪小池のトライアングルで数的優位を作ってハーフスペースにいる小池が叩いたり奈良輪に渡して仕掛けるか、寛也がサイドで起点を作ってハーフスペースを上がってくる皓太を使ったり端戸に当てる形が多い。

シュートまでいけてはいないんだけど今日は中盤で奪える事が多く簡単には失わなかったのでここは良くなってきたかな。

守備はアンカー脇を潰した4-5-1。長崎はここまで流れの中では1点しか取れてないという事もあるのかもしれないけどボールを持たれるというよりはペース配分を考えてハイプレスをしない時はこうするといった印象。

2トップ脇から佐藤が運んでる時もそうなんだけど、長崎のハイプレスもここにきた時誰がいって、そのスペースを誰が埋めるというのがはっきりしていないので剥がす事ができる。ヴェルディの選手達が相手の出方を見てポジショニングやどこに出すかの判断ができているというのもあるんだけどね。

行くのか行かないのかがはっきり整理されておらず中盤でプレスを剥がされ押し込まれた中でのクリアボールのほとんどが長崎に拾われていたのでクリアをする方向の意識づけができていれたらいいなと。1番のピンチだったラストの畑のシュートを止めてくれたのは本当にありがたい!

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先制点もそうだけどヴェルディは右サイドは寛也が起点を作って若狭がサポート、皓太がハーフスペースに入って端戸が寄り、左サイドは佐藤奈良輪小池のトライアングルという形で、攻撃が右サイドに片寄ってたのは香川を押し込める意図もあったんじゃないかなと。

長崎はエリア外からでも果敢に打ち攻撃を終わらせるというのも含めてシュートまでいくのに手数をかけないので基本的にはあまりボールを持ちたくないように見えるのでそういう意味ではプラン通りなんでしょう。

中々シュートまで行けなかったけど攻撃も守備もやりたい形は出せていた前半。




右に降りて菱形形成に参加してトップに戻り、左にも降りて菱形形成に参加と端戸の知性を垣間見れるプレー

後半、底に潮音右寛也頂点皓太に左に端戸が降りてきて菱形形成をして(端戸がハーフスペースに寄ったので小池が中に入る)サイドチェンジをしている間にトップに戻り、佐藤がハーフスペースの小池に当ててリターンを返した後サイド奥に流れて(パラレラ)空いたスペースにこちらでも菱形形成に参加をしてる所からしても端戸の知性を垣間見る事ができる。ここから相手を片寄せして逆サイドを使ってもいいし(この場面でも逆サイドで寛也が呼んでる)長崎があらかじめセットした形以外での守備がいまいち定まってなかったので動かす事で穴を開けようという事なのかと。実際仕掛けるプレーも出てきたので

守備はまた中盤でしっかり奪えるようになったし端戸がファウルをもらったのも1点目と同じショートカウンターからだったからね。守備を4-1-4-1にしていたので2列目を高い位置に上げて奪おうという意図なんだろうし

あの球威で右利きの弾道ではキーパーはノーチャンスだね。

直接フリーキックが決まったのは2年7ヶ月ぶりだそうです(^^;

その直後に長崎が島田→吉岡へと交代して大竹がボランチに入る。機動力のある選手を入れた事で両サイドバックの攻撃参加が増えて前線に人数をかけてくる。大竹がカード覚悟で塩音のユニフォームを引っ張って倒した事からしてもリスクは許容している様子。

長崎が圧力を強めてきた事でヴェルディも縦に入れるタイミングが速くなってきてしまう。そうなると戻ってくるのも速くなってしまうのでラインが低くなってしまっている様子。64分に寛也を起点にして反撃した辺りから自分達のリズムで廻してペースを握れたのは前節から改善させているし後もう少しといった所。


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大外が奈良輪、ハーフスペースに小池がいる所から小池がサイド奥に流れる形はここまで幾度とあったのでこれはチームとしての約束事なんでしょう。ハーフスペースから仕掛けたり逆サイドからのクロスにも入れるし、大外配置は問題無いので。

71分に寛也→レアンドロへと交代して3-1-4-2へ変更。長崎が前に人数をかけてきたので5-3-2にして受け、カウンターの起点に2枚を置くという事なのかと。端戸とレアンドロは縦関係になってる事が多い。

79分のコーナーキックでイジョンホのヘディングを平が防いだボールを香川に押し込まれる。長崎は総得点12点の内11点がセットプレーとの事で自信があるんでしょう。

失点後はレアンドロがトップの4-5-1で守るようになる。5-3-2の時はレアンドロを起点に反撃できていたけど、ボールホルダーにプレスをかけられなくなっていたのでその修正なんだろうけど5枚にしても縦パスを通されてライン間で受けられていたし、前線にレアンドロしかいないので起点を作ろうとしても潰されてしまう。

85分に皓太→理仁へと交代してJリーグデビュー。

やはりオープンな展開になるとフィジカルでの勝負が前面に出てしまうので分が悪いし、奪っても預ける先が無いのでマイボールにできない。終盤にもできていたように自分達のリズムでボールを持ちオープンな展開を避けていければいいなと。

89分に端戸→永田へと交代して5-4-1に変更して割りきって守り耐えきって終了。



最後に、前節程ではないけど繋ぐ事ができていたし追加点も取れた事や小池をハーフスペースに置いてパラレラという新しい形もあったのでここは良かったと思いますけど、ゲームの締め方にはまだまだ課題があるかなと。

シュート21本枠内シュート8本パス数611本と内容としてはよかったから愚痴の1つも言いたいのはわかるんですけど、ヴェルディはただそこにいるだけの守備だと言うのならアンカー降ろしたビルドアップで誰が寄せににいき誰がスペースを埋めるのかが整備されておらずいいように殴られていたのは完全に監督のミスなんですけどここは関しても言及してほしかったです(^^)

心配事はあるんですけど自信をもてるようになる為にも勝ててよかった