20190330 第6節ホーム柏戦


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ホーム柏戦。予想フォーメーションはこちら。

ボールを持っても柏の寄せが上手く中々敵陣に運べないし、ボランチのプレースバックも速くセンターバックも迎撃に出てきてライン間を使うのも難しい。

柏の前4枚が積極的にプレスにくるので速くリスタートしたり(6:40~のシーンでも上福元が速くリスタートしたがっていた)後ろで廻して前線を引っ張り出してボランチの裏や脇のスペースを使っていき、右サイドからの崩しを狙うのが今日のゲームプランなのかと


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守備時のヴェルディはコンパクトな4-4-2。柏には強力なアタッカーが多いのでまずはスペースを与えない事を優先している様子。


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なので柏は逆サイドからのクロスという形もある。ヴェルディとしてはサイドからクロスを入れられる事に関しては許容しているように見える。

7分くらいから柏が4-1-4-1も併用してくる。奈良輪が高い位置を取り3CB+2DHのビルドアップに数を合わせてきたんでしょう。

攻撃面ではどこかで起点を作って時間をかけられるとかなり楽になるんだけどなーとは思うんだけどここはレアンドロ待ちかな。そういう意味ではレアンドロの使い方がはっきりしてきたのは収穫かなと。

ミドルゾーンで待ち構えてスペースを消す守備はお手のものだし、25分にクリスティアーノ→オルンガと決定機を作られたシーンはあったけど我慢してると言うよりは柏にボールを持たせてるくらい守備に安定感があって余裕も感じるし、ここは今までのチームとしての積み重ねの賜物もあるだろうね。


柏戦。攻撃パターン


そんな中でも若狭→端戸→栄直→小池→端戸とワンタッチで繋ぐ攻撃の形は作れてたし、これが小池の追加点にも繋がった。

小池の突破にはクリスティアーノもカバーにくるし、ここを狙われる事は柏としても想定している様子。

ここまでチャンスらしいチャンスを作れなかった中での39分、スローインをハーフスペースで陵平が収めて佐藤に落として端戸とのワンツーから大外の小池を使って端戸からのクロスを陵平がニアで合わせて先制!陵平はニアに飛び込むプレーが多く結果も出てるし自信になってるようでいいね(^^)今季初めての先制点!

その直後の40分、柏が速攻でバランスを崩してたんだろうけど、柏の2列目の裏で栄直が受けて→小池→端戸と繋いで栄直からのスルーパスで小池が完全に抜け出してからのシュートを中村も触ってるんだけどゴールに入って追加点!


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中村は滑る事によってラインを超えたかどうかを副審が判断しにくくしてるんだろうけど


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主審がここにいるので(^^;

その後も展開は変わらないんだけど、2点取れた事もあり余裕をもってプレーできるようになってきた。


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平均ポジションからしても、小池と若狭が高めの位置をとってそこに端戸が絡み、陵平が降りてポストプレーをするという形。言うまでもなく終始押し込まれてたけどシュート3本で潮音のミドル以外が全て得点と働き方改革としては効率よく理想的だった前半。



後半も柏に押し込まれてソリッドな4-4-2で守るという構図は変わらず。そして柏はアーリークロスが多くなってくる。


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このシーンも大外はくれてやると言った感じで中を固める事が徹底されている様子。

ボールを持てた時にもう少し時間を使いたいんだけど、焦りもあるのかもしれないし、現時点での組織力では難しいとの判断なのかもしれないけど大きく蹴る事が多い。変に中途半端になるよりは遥かにいいのでこれはこれでいいと思う。もちろんカウンターが狙える時は別ですが

大谷に危ないシーンを作られたりはしたけど概ねしっかり守れてるし、前半の所でも書いたけど後半も歯をくいしばって堪えてるというよりはボールを持たせてるくらい余裕をもててるんだよね。今までは退くと押し返す事が難しかったけど、逆襲に転じる事もできていたので。

69分に端戸→田村へと交代。5-4-1へと変更してくる。試合後のホワイト監督コメントでも「2点差があったので、もう1点はいらないというのがあの時間帯の考え方でした。失点しないことを一番に優先しました。」と言ってるけど、ここまで強豪とは言えない国を指揮していたというのもあるんだろうけどこの時間帯で割りきってバスを置く事にシフト。4-4-2のままでも守れそうな感じだったけど1点取られてもまだ勝ってるよね?と余裕を持たせる意味合いもあったのかもしれない。

この後はマイボールにした時は大きく蹴っていく。チームとしての意思統一もはっきりできるし、こういう割りきりはいいと思う。

71分に潮音→森田へと交代。後ろを厚くしたので前からアグレッシブに守備をしてあわよくばカウンターを狙える機動力のある選手を入れるという意図なのかなと。

ひたすら守りを固めるだけじゃなく攻撃に転じられる時は狙っていってるし、余力はまだ十分にあるといった様子。

85分に佐藤→皓太へと交代。意図は森田と同じかな。

柏は焦りや疲れもあるんだろうけどミスが多くなってきた。

大谷のボレーやオルンガに危ないシーンは作られたけど当初のゲームプランを確実に遂行しての完勝!

マンオブザマッチが上福元なのはみんな納得なのではないかと


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後半のシュートは佐藤の1本で柏は18本で合計24本と山手線のようなペースでシュートをうたれたけど守備が安定してたのでそんなヒヤヒヤするという感じでもなかったし、こんな展開でも柏のファウルが16あるので、それだけヴェルディのカウンターを潰していたという事は反撃に転じる事もできていた。



最後に、2点差あるから余裕もってボール持ってれば相手が勝手に出てくるからその裏を使えばいいじゃんと外国人監督や選手は思うだろうけど、日本ではカウンターの打ち合いでオープンな展開になる事が多い分失点しやすく、チームが動揺しやすくなるので2-0は危険なスコアと言ったりするので、こういう割りきりはいいと思うんですよね。途中から松田さんが監督してた時の栃木の勝ちパターンを思い出しながら観てました。

強豪相手にクリーンシートで勝てた事は自信になるだろうし、次も好調の水戸が相手ですがみんなで頑張っていきましょう