20190324 第5節アウェイ徳島戦


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アウェイ徳島戦。予想フォーメーションはこちら



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今節も佐藤が陵平、端戸と並んで4-3-3での守備も継続。逆サイドの右WBの藤田は放置してもし振られた場合は奈良輪に寄せてもらうしか。

徳島は佐藤が受けそうな時には右CBの田向が出てきて潰しにくる。その時逆サイドは左WBの竜士が最終ラインに降りてくるので、佐藤を自由にさせないプランはチームとして共有されてる模様。

そして数的同数プレスにはボランチが降りてきて数的優位を確保しながら右WBの藤田からボランチやシャドーを経由して逆サイドの竜士を使うのが約束事のよう。

ヴェルディは右SBの田村が竜士につきにいく時はDHの潮音がハーフスペースを埋めて5バック化して守る。

ヴェルディのビルドアップは栄直がCB間に入って徳島が2枚でプレスにくる時は両SBが高い位置を取り、3枚の時は田村が降りて4バックになるので3-4-3か4-3-3。ボールを奪えても徳島のプレスやプレスバックが速く中々ボールを前に運べない。

竜士の仕掛けからチャンスメイクをされてるので右SHの小池が最終ラインに降りて5-3-2で守るようになる。これは選手達の判断だそうだけどこれはストラクチャーを崩す事では無いし、いい事なんじゃないかなと。

15分にあった上福元が平のクリアボールに飛び出した所は岸本をブロックしてた近藤に引っかかってバランスを崩してしまったんだけどこれはファウルを取れないしヒヤリとしたシーンだったけど27分の清武のフリーキックを止めてくれたので

岩尾に縦パスを入れられて中央からWBを起点にした攻撃でコーナーキックを取られる事が多いし守れてはいるんだけど中々ボールを持つ事ができない中で29分に田村から小池への縦パスから端戸とのワンツーで竜士をかわしてCBGK間にグラウンダークロス。これは陵平からのリクエストなんだもんね。

40分くらいから徳島のプレスが緩まった事もありようやくボールを持てるようになってくる。4-5-1で守る徳島のサイドを使いながらの形は作れてはいた。



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平均ポジションからしても徳島に攻め込まれる時間帯が多く、岩尾がゲームメイクをして両WBが幅を取り岸本は竜士からのクロスターゲットでハーフスペースにいる事が多かったからね。

そうなると当然ヴェルディは退いた形になり栄直が真ん中で潮音とを前に出してプレーをさせて小池の突破からチャンスメイクという形。佐藤はかなり自由に動くのでこのデータではなんとも言えない所はある。

徳島のアタッキングサイドからしても竜士の仕掛けに対応する為に選手同士で話し合って小池が最終ラインに入って5-3-2で守っていたと。

前半のシュートが2本だった事もありチャンスらしいチャンスはあんまり作れてなかったし、ネガトラの所で危ないシーンはあるんだけど、ゼロで抑えられたのはチームとして前進できた前半。




後半、お互いに前から行きたい前線とロングボールに備えたい後方という感じで中盤にスペースが空いてのっけからオープンな展開になるけど積極的に裏を狙う事が多くなった分押し込まれるシーンが減ったので風上になったのを生かしたプランだったんじゃないかと。

その中で54分、岩尾が最終ラインに降りて、内田からのパスを清武が頭で落とし竜士が逆サイドのハーフスペースで待つ野村に繋がれ岸本へのスルーパスから上福元もかわされ失点。後ろからフォローがきてたしもう少し粘ってもよかったかなとは思うけど内田や清武の所で潰せなかったのが大きかったかな。今節も追いかける展開になる。



徳島戦。攻撃パターン


その直後、小池→栄直→陵平の落としとここまで全てワンタッチで前方のスペースを使い、エリア内で陵平と端戸がニアに動いてバイスと内田を引きつけハーフスペースの佐藤から逆ハーフスペースの小池へとアグレッシブに前のスペースにアタックしていく攻撃ができてたし、こういう形がホワイト監督が目指すスタイルなので決めたかったね…監督がメモ用紙を投げて悔しがるのもよくわかる。

この後の徳島は無理をせずキーパーの梶川も大きく蹴るようになり守備は5-4-1も使いながらセーフティに守るようになる。

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それを見て64分に田村→若狭への交代して若狭が右CBに入り3-1-4-2に変更。これによりレーン事の役割がはっきりしてきたので全体の動きがシンプルになってくる。それと、3-1-4-2は中央に人が多いのでその分徳島は中央を厚くしなければならないのでサイドチェンジからの攻撃を封じる意味もあったのかなと。

ヴェルディがボールを持つ事が多くなってきて徳島ははっきり5-4-1で守るようになる。

右CBの若狭がハーフスペースから上がってくる事が増えてくるけど左シャドーの清武を押し込んでいるし、その分1トップの岸本には近藤と栄直がついているので特に問題がない事も折り込み済みだった様子。

78分に潮音→皓太へと交代。ハーフスペースからエリア内へ突撃させる目的かと。

83分に端戸→森田へと交代してアンカーに入り栄直がトップで佐藤がインサイドハーフに入りパワープレーも視野に入れてくる。

そして90分のコーナーキック。ニアの鈴木がクリアしようとして威力が無くなった分風で流されたボールを栄直の背ディングで同点!事故でもまぐれでも一点は一点なので

点取った後は栄直は森田と並んでボランチに下がり3-5-2になる。

徳島も前への圧力を強めてきたけどこのまま終了。



最後に、可変の形が多いと変形の回数も多く、その間相手に無防備な状態を晒してしまうし(仮面ライダーも変身中は無防備なハズ、誰が白石さんか竹内くんに聞いて下さいm(_ _)m)複雑だとその分強度が落ちてしまうので(ロボットも複雑な動きをするのはジョイントが多くて壊れやすかったりする)基本形ごと変える方がいいかもしれないね。

実際、若狭を入れて3-1-4-2にして後ろははっきり3バックにして、栄直と潮音が縦関係になり、佐藤が絞って大外は奈良輪と小池と個々の選手の役割分担を明確にしてペースを握れたので。

そうする事によって選手達はある程度制約を受けるけどその先にあるインテリジェンスの為には今の所はこの方が機能すると思います。