李栄直のお兄さんが激似だったホーム讃岐戦。
ヴェルディ4-3-3(4-2-1-3)讃岐4-1-4-1。
ビルドアップは左SBの香川を上げて3-2-4-1。右WGの昇吾が高い位置で受けた時はアレックスの裏を、IHの皓太が使い降りてきた時もこの2人のコンビネーションで前進させる仕組みのよう。前回対戦の時に森がアレックスに中をきられて対応された修正の意味合いもあるかもしれないね。
左SBの香川がアーリークロスを入れ李栄直とドウグラスを狙う。讃岐の最終ラインがそんなに高くないので高さで殴るのに李栄直チョイスだったのかなと。こちらのサイドも李栄直がサイド奥に流れてきてからのクロスもあるので右サイドが主ではあるけど左サイドも讃岐のSBの裏狙いがゲームプランのよう。
讃岐の攻撃はヴェルディのプレスを剥がすのが難しくビルドアップが上手くいかない事もあるのかもしれないけど裏狙いと前からのプレスで奪ったからのショートカウンターがメインでそれとロングボールを落としてからのパターン。
ヴェルディの攻撃 pic.twitter.com/82q7SRQc03
— コストロス (@costoros_verdy) 2018年11月14日
讃岐の守備がボールサイドに人数をかける事が多いのでサイドでパス廻しをして戻してからのサイドチェンジで前進したりダイレクトで中に折り返したりして左右に揺さぶるパターンもあるんだけどこれは似たような対策になるであろう町田戦でも使えるのでそう考えるととてもありがたい。
そこからはビルドアップが引っ掛かる事が増えてきて奪ってもすぐ寄せられて蹴らされ讃岐がボールを持つ時間帯が増えてくる。
地上戦で運ぶ時は4-5-1で守る讃岐の1トップ脇から運びIHを引っ張り出してその裏を使ってボールを前進させる。しっかり中盤を引っ張り出せてたのは良かったし大分や岐阜に狙われてた形を讃岐に使う。
ドウグラスがファウルを貰ってからのフリーキックでキーパーが弾いたボールを内田がクロスを入れ、平の折り返しを井林がボレーで決めて先制!流れが悪い中でセットプレーで得点するっていうのはよくある事なんだけど両チームとも決定機をモノにできてなかったしここで取れたのは大きかった。皓太がコケてくれてよかったね(笑)
ボールポゼッションでは上回ったけどペースは讃岐といった前半。
後半、最終ラインから最前線へ直接ロングボールや縦パスを入れる事が多く中々マイボールにできる時間が少ない。
讃岐は前半からこのようにボールサイドに人数をかけるのでもう少しサイドチェンジも織り交ぜながらやっていきたいね。田村が井林に戻してから平に繋いで前線に運びドウグラスへ縦パスを入れたのはあったんだけど…
守備はいつも通り4-5-1でトランジションの意識が高く安定してるんだけどラインが低くて攻撃にいくのが難しくなる。まあ讃岐が裏に蹴ってくるのでそれも狙いだったんだろうけど
敵陣に入ってしまえばトライアングル作ってパス廻しをして相手を寄せ逆サイドに展開してからのクロスとか攻め手はしっかりあるんだけど讃岐も切り替えが速く中々そこまでいけない。
昇吾→奈良輪へと交代。奈良輪が左SBに入り香川が右WG。昇吾も与えられたタスクはこなしてくれてた。今日は逆足WGなんだけどカットインシュートや後ろを向いて中の視野を確保してからのインスイングクロスって無かったね。
皓太→アランへと交代。アランが左WGに入り李栄直が右IHに入る。
そういえばイニエスタが「日本のサッカーは勝っていようが負けていようが一つのリズムでプレーする。ポーズを置くチームはわずかだ」と言ってたけど田中英雄がポーズを置いてるんだよね。ボールを運んでる時も相手をしっかり見てかわしてるしこんな選手だったっけ?
潮音→梶川へと交代。ここのポジションはアランの分も守備頑張らなきゃいけないからね。スタメンから一発ベンチ外になった事からしても前残りはチームとしての約束事って訳じゃないだろうしアランは何故こうなったんだ?
その後も守備の時間帯が多くなったけど守りきって試合終了。
前節で事実上自動昇格の可能性が無くなった中での試合を勝ちきったのはよかった。上位チームが全て勝利したので尚更
潮音と皓太が復調してきたのは朗報だし次節、難しい試合になるのは間違いないんだけど勝てばホームでのプレーオフ開催が確定するので興行面でのメリットも大きいし勝って次に繋いでいきましょう。