20180916 第33節熊本戦

ホーム熊本戦。両チーム3-4-2-1。この噛み合わせは誰が誰を見張るのかがとてもわかりやすいのでいかにしてフリーでボールを持って前を向くかがカギになってくる。

熊本は前線から果敢にプレスを仕掛けてくるそうだけど序盤は5-3-2のミドルプレス。この3の横を佐藤が使って栄直に対角線クロスを送ってたし上福元を含めて左で廻してから栄直とポジションチェンジしたドウグラスが右に降りてきて受けたシーンもあり想定済のよう。

低い位置で栄直が奪って梶川へ戻し内田へのダイレクトパスが強かった事もあるけどトラップミスになり安のシュートが上福元が取りきれずに失点。ミス自体は仕方ないけど連続になるとキツい…

その後キーパーから小谷へのパスを栄直が奪って中央の梶川に渡しハーフスペースの佐藤と斜めに交差する動き(ダイアゴナルラン)からのスルーパスを佐藤が冷静に決めて同点。

その後はボールを持っても3バックと5-4-1で守る熊本の1トップに横に内田梶川がいて後ろに人数がかかってる事もあるんだろうけど中々前に進めずライン間でドウグラスや佐藤が降りてきて収められるシーンはあるんだけどそこから先崩すには至らない。

逆に皆川や安の落としやヴェルディの5-3-2の3の横やWBの裏に起点を作られ押し込まれるシーンもありやりたい事がハマらなかった前半

後半李栄直→泉澤へ交代して4-3-3へ変更。噛み合わせ上SBがフリーになりやすいんだけどそんなに上がらずに熊本のWBをピン止めしてその裏を寛也が使い、前線が数的同数になってるので逆サイドのWBが降りてきて4バックを作るので泉澤にスペースを創出しやすくなったしサイドがWB1枚なので若狭佐藤寛也の三角形で突破しやすくなった。

梶川のパスを中央で佐藤が受けてハーフスペースにに流れながら左サイドの泉澤に渡し2枚を引き連れハーフスペースにいる佐藤とのワンツーでハーフスペースに侵入し中央へのマイナスクロスでドウグラスが決めるというこれぞポジショナルプレーという得点で逆転!

熊本は当然前に出てくるのでハイプレスでビルドアップの妨害をしていったり前に誘き寄せて泉澤に裏を狙わせたりする。65分にあった奈良輪のスローインを大外の泉澤が受けてそこから奈良輪→ドウグラス→佐藤と内側に向けてジグザグなポジションをとってシュートまでいったシーンもよかったです。

カウンターからの局面で泉澤が運んでからのクロスの跳ね返りを奈良輪が再度クロスを入れドウグラスの落としからの寛也のシュートを園田が腕で止めてPK。腕がボールの方向に動いているので判定は正しいし肘も腕の一部なのです。

74分佐藤→皓太へと交代。前に圧力をかけてくる熊本に対してしっかり対応はできてたんだけど安の強引な仕掛けからのこぼれを田中達也に決められて同点に追いつかれる。

これを受けて寛也→レアンドロへと交代して4-2-3-1に変更。この辺りからオープンな展開になってきたけど熊本の方が優勢だったしドウグラスが後ろから引っ張られたように見える場面はあったけど引き分けは妥当かな。

この試合は技術的なミスが多くてもったいないシーンが目立ったのでここは修正していきましょう。やっぱり渋谷監督はいいチーム作ってきてるしこの試合に関してはこの順位にいるチームにはとても見えなかったので次節の松本戦頑張って下さいm(_ _)m